定休日に、お中元の【西京漬】の発送
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3708回目の今日も認(したた)めます。
月曜日の今日は、定休日でしたが、
昨日箱詰めしておいた御中元用の【西京漬】を発送するため、冷凍庫から出すと、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに梱包してもらったら、
送り状を貼り、冷凍庫にしまおうとすると、ミニふぐ達がやって来て、
「親方、真由美さん、おはようございます。休日出勤、ご苦労様です。」
「おはよう。休日出勤とは言っても、仕込みがないから、気楽だよ。」
「そうなんだぁ。定休日だけど、この【西京漬】を集荷に来てもらうの?」
「いやいや。夕方にでも、営業所に持って行くよ。」
「へぇ~。それなら、僕達も連れてってくれる?」
「いいけど、ただ置いてくるようなもんだよ。」
「それでも、いいよ。見に行ってみたいもん。」
「それなら、いいけど、雨が降っていたら、だめだよ。」
「はぁ~い。」
その後、明日以降の仕込みのため、
有機JAS認証済の西京味噌をベースにし、西京味噌を練っておきました。
夕方になり、外に出ると、
案の定の雨に、ミニふぐ達は、「ありゃりゃ・・・」
自分だけ、宅配便の営業所に行き、
無事に発送したのでした。
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当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、
【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
昨日も今日も、銀鱈の【西京漬】
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3707回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
昨日、
今日の二日間で仕込んだ【西京漬】用の銀鱈は、
合計8本にして、約100枚でした。
どちらも二日後に仕上るので、冷蔵庫にしまっておき、入れ違いで、今日までに仕上ったものを冷蔵庫から出して、お中元用の【西京漬】の箱詰をすることにし、
最初に箱詰したのが、銀鱈(4枚)、サーモン(3枚)、鯖(3枚)の豪華版です。
すると、ふぐネット29匹衆がやって来て、
「豪華だね~。」
「そうだね。色々と入っているから、喜ばれると思うよ。箱詰するのが、色々あるから、下がっていてね。」
「はぁ~い。」
その後、
銀鱈(2枚)、サーモン(4枚)、鯖(2枚)のセットにはじまり
一番人気にして、3種2入と呼んでいる、それぞれが2枚入ったセットや、お手軽なものとして、
銀鱈と鯖が各2枚入ったセットなども、箱詰しました。
これらのセットは、【西京漬】のみのセットですが、今日箱詰したものの中には、
【鰯の丸煮】と【西京漬】をセットにしたものも用意し、
【鰯の丸煮】が2パックと、
サーモンと鯖が、各2枚入っており、このようなセットは、ネットではなく、直接のご注文となっています。
どれもこれも、この状態で発送用の梱包をすると、中身が動いてしまう可能性があるので、
養生して、冷凍庫にしまうと、オンラインショップを通じて、
内祝として、銀鱈4枚、サーモン2枚、鯖2枚のセットのご注文を頂き、先程のお中元用のセットと共に、冷凍しておき、明日発送する予定です。
基本的に、ご注文を頂いた当日に箱詰し、翌日に発送する段取りですが、ご注文を頂いた時間が、夕方の3時以降の場合、明くる日のご注文の扱いになります。
発送に際しては、ご注文の際に明記して頂ければ、 対応可能ですので、宜しくお願いします。
また、ご不明な点、御要望がございましたら、0545-72-4911まで、お気軽にお問い合わせ下さい。
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厨房内の側溝の掃除
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3706回目の今日も認(したた)めます。
基本的に、ホームグランドの沼津魚市場は、土曜日が休みなので、魚の仕入れはありません。
とは言え、魚の仕込みをする時、その魚は、
【西京漬】用の銀鱈で、鱗取りをしてくれるのは、
専ら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、その後に、
包丁を使って、自分が手直しをします。
また、今日のような土曜日は、仕込みの状況によっては、
フライヤーの油を漉したり、処分することもあり、今日は、
漉してから、掃除をすることにしました。
先程の鱗取り同様、
自分が手直しをします。
フライヤーの掃除が終わると、ふぐネット29匹衆がやって来て、
「親方、おはようございます。真由美さん、お疲れ様。」
「おはよう、自分には、その言葉がないけど・・・。」
「あっ、忘れてた。お疲れ様です。」
フライヤーの掃除の後に欠かせないのが、
側溝の掃除で、やってくれるのは、いつものように、真由美さんです。
その頃、自分は、
卸した銀鱈を切身にしたりと、諸々の仕込みの真っ最中。
脱水シートに挟み、冷蔵庫にしまったら、自分がまな板周りを掃除したのち、真由美さんが、裏の厨房同様、
カウンター内の掃除をしてくれました。
この時季は、魚の仕込みをしない時でも、2日に一回は、掃除をしないと、宜しくありません。
先程のフライヤーの一連の掃除や、側溝の掃除に限ったことではありませんが、「美味しい料理は、きれいな厨房からしか生まれない。」と、師事した親方から、強く言われているので、そこを譲ることは出来ません。
とは言うものの、自分の私生活のだらしなさといい加減さは、杜撰(ずさん)そのもので、それにより、バランスが取れているということで、良しとしておきます(!?)
沼津魚市場第二市場こと、外港
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3705回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今日は、
サーモンの【西京漬】を仕込み、
昨日から仕込んでいた【鰯の丸煮】が仕上りました。
サーモンは、今朝、
沼津魚市場で仕入れたノルウェー産で、真鰯(まいわし)は、
昨日から仕込んでいたとあるように、昨日、
同じく沼津魚市場で仕入れた鳥取県境港産です。
サーモンの【西京漬】と【鰯の丸煮】を眺めていた29匹ふぐネット達に、
「今日は、普段とは違う魚市場の様子をお話ししてあげようか?」と、声を掛けると、
「親方、違うって、何?」
「何はともあれ、ご覧(ろう)じろ。」
「はぁ~い。」
沼津魚市場は、
このような位置関係にあり、サーモンを仕入れた売場が、上の写真のオレンジ色の第一市場(だいいちしじょう)で、真鰯を仕入れたのが、濃い緑色のINO(イーノ)という売場です。
「ふ~ん。さっき、オレンジ色って言っていたけど、第二市場って・・・?」
「いいところに気付いたね。そこが、普段とは違うところで、だいにしじょうって、言うんだよ。」
「そうなんだ。」
第二市場は、外港(がいこう)と呼ばれ、
“びゅうお”と呼ばれる大型水門から、
灯台までが、その範囲で、大小様々な漁船が水揚げをしており、今日は、
地元の小型船が、
旋網(まきあみ)で獲った真鰯を水揚げしており、
ケース単位、場合によっては、尾数、個数単位でしか、魚を買っていない自分にとっては、これだけあると、天文学的数字レベルとしか言い様がありません。
ダンベと呼ばれる容器単位でセリにかけられた後、仲買人がさらに選別し、箱詰してから、全国各地に送られ、全てとは限らないので、沼津に留まり、明くる日の売場に並ぶこともあります。
今日の真鰯は、
かなり小さく、このような鮮魚の状態で流通することは少なく、専門の業者のところに行き着き、丸干しなどに加工されるのです。
その他には、水族館で飼育されている生き物の餌として、利用されていることもあり、水揚げされる魚は、色んな用途があり、こういうことも、メディアは報道すべきだと、強く思っています。
真鰯以外には、
魳(かます)、
太刀魚(たちうお)なども水揚げされており、仕分けられた魚は、
フォークリフトで運ばれて行き、
7時半過ぎからのセリを待つことになりました。
「親方、沼津の市場に、こんな場所があったんだね。」
「そうだよ。また、知る人ぞ知る的な話をしてあげるよ。」
「うん。ところで、明日、【西京漬】に仕込む銀鱈は、どこで仕入れるの?」と、訊かれたので、
「塩干(えんかん)売場で、あずき色の所だよ。」 と教えてあげると、「へぇ~。」の一言。
魚市場というと、ただ魚の売り買いをする場所と思われがちですが、沼津の場合、漁港も併設していることもあり、食の原点というか、現場の姿を見ることが出来ます。
食の安全、安心ということが言われて、久しく経つのですが、食に関して目にすることは、あまりにも理想論的なことだけでなく、まがい物としか思えないことも多く、嫌気が差すばかりでなりません。
いわゆる“先生”達、その候補者、及び予備軍は、 現実を直視し、国民の多くに、それを伝え、食料政策が国家根幹の政策であることを認識して欲しいものです。
4種類の西京焼は、稚鰤(わらさ)、銀鱈、鯖、サーモン
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3703回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今日は、夕方上がりのお弁当のご注文を頂いていたこともあり、
ランチタイムの閉店時間を、1時(ラストオーダー12時半)にさせて頂きました。
そんなこともあり、ランチの営業時間前に昼ごはんを食べることにし、
メインのおかずは、稚鰤(わらさ)の切り落としの西京焼でした。
ランチタイムには、 バージョンアップをしたランチメニューの御席があったので、
銀鱈の西京焼をお出しし、通常のお客様には、
鯖の西京焼をお出しし、当店のランチメニューについては、こちらをお読みください。
また、今日のお客様の中には、手土産として、
サーモンの『西京漬』を2枚入れたものを御用意したのですが、
『西京漬』のページにないものでも、直接のご注文でしたら、1枚からでも、ご用意することが可能です。
個室のお客様がお帰りになると、 女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
お弁当用の折を並べたら、
洗い物を始めてくれ、一方の自分は、お弁当用の料理に取り掛かり、今日の焼物は、
サーモンの西京焼でした。
洗い物を終えた真由美さんは、
お弁当の盛付けをしてくれている間に、自分は、
鯖の西京漬を真空パックしておきました。
ところで、『西京漬』と西京漬の違いは、『 』があるかどうかではなく、ギフト用の場合と、通常つまり、店内飲食の場合の区別によるもので、あくまでも、自分流の使い分けです。
お弁当が仕上がると、
ふぐネット29匹衆がやって来て、
「ようやく、ひと段落出来るね。」
「お疲れさん。今日は、ハードだったよ。」
「そうだね。どの西京焼も、美味しそうだったね。」
「個人的には、稚鰤かな。」
「今度、食べたいな~。」
「そうだね。良い子にしていればね・・・。」
「やった~!」
「最後の洗い物をするから、離れていて。」
「はぁ~い。」
そんなこんなで、稚鰤、銀鱈、鯖、サーモンを4種類の西京焼と、鯖の1種類の西京漬に追われた半日が終わったのでした。
今日から、三日間の西京焼
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3702回目の今日も認(したた)めます。
コース料理の焼物は、昼夜問わず、西京焼をお出ししているのですが、西京焼に限らず、焼物と言えば、串を打つことが欠かせません。
今日の場合、
銀鱈、
目鯛(めだい)、
サーモン等を冷蔵庫から出しました。
その中に、
不揃いのものがあり、それを見た29匹ふぐネットは、「親方、これは?」
「まあまあ、ご覧(ろう)じろ。」
ところで、西京焼にする場合、
必ず、西京味噌を洗い流さなくてはなりません。
洗い流さず、そのまま焼くと、味噌が焦げてしまい、見栄えも悪くなってしまいます。
また、拭き取った場合でも、味噌が残っていることもあるので、洗い流す方が望ましく、理由は同様です。
洗い流すと、味が抜けると思われがちですが、西京漬や粕漬に限らず、既製品であっても、大体のものは味が浸みているので、そのような心配はありません。
以前、“『佳肴 季凛』 謹製 『西京漬』に限らず、市販の西京漬けや粕漬けの美味しい焼き方”というお話ししたことがあるので、それについては、こちらをお読み下さい。
洗い流し、水気を拭き取ったら、
銀鱈をはじめ、
目鯛、
鯖、
サーモンに串を打ち、サーモンだけは、明日のお弁当用です。
そして、
29匹ふぐネットに訊かれたのが、稚鰤(わらさ)の切り落としの西京漬で、稚鰤とは、読んで字の如く、鰤(ぶり)の若魚のことです。
切り落としですので、賄いやおまけアイテム用で、明日の昼ごはんのおかずにするため、串を打っておきました。
そして、ランチタイムには、
鯖、
目鯛をお出しし、これらは御予約のお客様用でしたので、先程の写真にもあるように、予め串を打っておいたものです。
また、フリーのお客様もいらしたのですが、バージョンアップがなかったので、お出ししたのは、全て鯖の西京焼でした。
当店のランチメニューには3つのコースがあり、御予約なしでもお召し上がり頂けるのですが、コース仕立てですので、御予約をお勧めしており、ランチメニューについての詳細は、こちらをお読み下さい。
先程、お弁当用の西京焼とお話ししたように、明日は、夕方上がりのお弁当のご注文を頂いているので、ラストオーダーの時間を早めにさせて頂きますので、くれぐれも、宜しくお願いします。
『西京漬』などの真空パック用の袋のサンプル
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3699回目の今日も認(したた)めます。
今日は、
4本の銀鱈(アラスカ産)を、
『西京漬』に、
仕込みました。
切り落としやバージョンアップしたランチ用に仕込んだものの中に、
付箋が貼ったものがあり、これを見た29匹ふぐちゃん達が、「お疲れ様、親方♬ 付箋が貼ってあるのは、何?」 」
「はい、お疲れさん。これまで使っていた真空パック用の袋を変えることにし、そのサンプルを使ってみたんだよ。」
「色々と値上がりしているみたいだからね~。」
「そうなんだよ。だからと言って、切身を小さくするのは宜しくないし、大きめの切身なのが、うちの『西京漬』の“売り”だから、悩ましいところだね。」
「4つの袋があるけど、どう違うの?」
「まあまあ、慌てなさんさ。」
「うん。」
2つのメーカーが、
それぞれ二種類の袋を用意してくれ、
一番の違いが厚さです。
さらに、袋の縁(ふち)の有無もあるのですが、冷凍するので、丈夫でなくてはなりません。
明後日仕上がったら、冷凍してみるのですが、どれもマイナス30度までは耐えられるようになっているので、問題はないと思います。
あとは、箱詰する際の簡便さも大事な点で、ご注文を頂いたら、出来るだけ早く発送したいので、無視することが出来ません。
また、当店オリジナルの袋にしないのは、コストの問題もさることながら、普段の様々な仕込みで使うので、印字されてると、不都合だからです。
飽きっぽい性分ですので、どんなものでも、色々と試したくなるのですが、本分でもある料理に対しては、これまで同様、頑な姿勢を貫き続けます。
サーモンは『西京漬』用、目鯛(めだい)はコース料理用
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3698回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今日のお弁当の焼物は、
鰤稚(わらさ)の西京焼で、 鰤稚を西京焼にしたのは初めてのことでした。
鰤稚を仕入れる機会が少ないだけでなく、成魚の鰤(ぶり)と異なり、脂の乗りが薄いので、焼物に仕立てることはしません。
とは言え、焼物に使った鰤稚は、
季節外れでありながらも、それなりに脂が乗っていたからで、その鰤稚については、こちらをお読み下さい。
仕上げた料理を盛付けるのは、いつものように、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、
お弁当は、このように仕上りました。
一方の自分は、
今朝、仕入れて来た目鯛(めだい)とサーモンの仕込みを始めると、
「遅くなっちゃったけど、おはようございます、親方♬」
「おはよう。」
「今日は、バタバタしているね。」
「本当は、昨日、魚市場に行くつもりだったんだけど、ちょっとしたアクシデントというか、ハプニングがあったんだよ。」
「何、何?」
「水曜日(22日)から木曜日(23日)に替わった時に、
セキュリティの誤作動があって、2度も起こされて、その確認作業に付き合ったから、寝不足で、目は覚めたけど、市場に行くのをやめたんだよ。」
「そうだったんだ~。警報や物音がしたり、電器も点いたから、気になったんだけど、そのままZZZ・・・。」
「あれでも、起きなかったとは、恐れ入りました。(笑)」
「えへへ・・・。」
「元々、昨日、今日と続けて行く予定だったんだけど、往復50キロの運転を考えると、寝不足は良くないから、やめたんだよ。」
「そうなんだ~。」
「せわしないけど、結果的に、思うような仕入れも出来たから、良しにするさ。急がないと、時間が足りなくなるから、下がっていてね。」
「はぁ~い。親方、FIGHT!」
今朝の目鯛は、
下田産で、サーモンは、
ノルウェー産です。
サーモンなのに、カンパチと書かれているのは、魚市場の問屋が、5~6本入っているものを小分けするからで、ノルウェー産と言えば、鯖(さば)もノルウェー産で、
サーモンも鯖も、
『西京漬』に仕込みますが、鯖は、とりあえず、冷凍しておきました。
目鯛も、
サーモンも、
鱗が細かいので、包丁を使うすき引きという方法で、鱗を取り除きます。
頭を落とし、水洗いしたら、
どちらも、
三枚に卸してから、
切身にし、
有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、
真空パックしたのですが、
目鯛の方は、ギフト用ではなく、コース料理の西京焼としてお出しするので、複数枚ずつ真空パックしておきました。
せわしないながらも、今日すべき仕事を終えることが出来、明日は休市日ですので、仕入れに行かないものの、別の仕込みや仕事もあるので、この辺りで・・・。
ゴルフコンペの賞品の『西京漬』
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3696回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今日は、ゴルフコンペの賞品の『西京漬』を包装することにし、
コンペの賞品ですので、順位や個別の賞に応じて、色んなセットを御用意しました。
優勝賞品の『西京漬』は、
銀鱈、サーモン、鯖が各5枚入った超々豪華バージョンで、
『西京漬』のページのラインナップにもありません。
これを見た29匹ふぐちゃん達は、
「すご過ぎる!」
「優勝だから、
こんな風にしたよ。」
「向こうに、
準優勝があるけど、中身は?」
「銀鱈4枚、サーモン4枚、鯖2枚のもので、
優勝に比べると、見劣りするけど、かなりの豪華バージョンだよ。」
「確かに・・・。3位は?」
「3位は、
銀鱈とサーモンが各3枚入ったもので、
『西京漬』のラインナップの中で、2番人気のものだよ。」
「一番人気は、どんなの?」
「この中にはないけど、銀鱈、サーモン、鯖が各2枚入ったものだよ。」
「よく包装しているのだね。」
「そうそう。」
「あとは、どんなのを用意したの?」
「順位や個別の賞によって、
銀鱈とサーモンが各2枚入ったもので、ラインナップの中でも、人気のものだよ。」
「二人で食べるのに、いいね。」
「そうだね。」
「あと、個別の賞だと、
サーモン、鯖の各2枚入や、
銀鱈と鯖が各1枚入も用意して、これらには、
それぞれの熨斗も貼ったよ。」
「色々あるね。」
「あと、
参加賞が、
銀鱈と鯖の2枚入のもので、なかなかの参加賞だよね。」
「本当だ。僕たちも、ゴルフを始めようかな。」
「いいんじゃない。その時には、是非、当店の『西京漬』をご利用下さいませ。(笑)」
「もちろん!その時には、勉強してくれるよね?」
「多分!?(笑)」
今日のように、『西京漬』のラインナップにないようなものでも、ご予算、ご希望に応じて、可能な限り対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
定休日前の仕入れは、『西京漬』用の銀鱈(ぎんだら)&『鰯の丸煮』用の真鰯(まいわし)
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3693回目の今日も認(したた)めます。
今朝、沼津魚市場に行くと、
北海道・根室産の真鰯(まいわし)が、
入荷しており、
2つの山のうち、 ひとつが20入(2キロ)で、
もうひとつは、
15入(2キロ)でした。
20入と、
15入ですので、
その差は、一目瞭然。
真鰯は、
『鰯の丸煮』用で、100グラムが目安ですので、
20入のものを、
3ケース仕入れることにしました。
その後、
冷凍物を扱う売場に行き、
予め注分しておいた銀鱈(アラスカ産)を車に積み、
魚市場から帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻り、荷物を下ろすと、 ジャンボちゃんとふぐ子ちゃんがやって来て、
「親方、おはようございます♬」
「おはよう。」
「銀鱈の箱は、大きいね。」
「そうだよ。50ポンドだから、換算すると
22,68キロになるね。」
「この中に、何本入っているの?」
「その時のサイズにもよるけど、11か12本だね。今日は、
11本で、その時にもよるけど、1本が2,5キロって感じ。」
「中国も書いてあるのは、中国向けなの?中国にも、輸出しているよ。」
「へぇ~。中国語だと、黑鱈魚なんだね。」
「Black Cod(黒い鱈)の直訳だろうけど、銀鱈は、鱈の仲間ではなく、ほっけの仲間なんだ。
「えっ、そうなの?」
「あと、Sable Fish (漆黒の魚)とも呼ばれているけど、Black Cod とほぼ同じ意味だね。」
「どれくらいの大きさか、比べてもいい?」
「はいよ。」
長さは、
ほぼ同じで、「冷凍庫にしまうから、離れてくれる?」
「はぁ~い。」
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに手伝ってもらい、
しまったら、入れ違いで、
鯖(さば)を出し、包丁が入るようになったら、
腹骨の一部を欠き、上(かみ)と下(しも)に包丁したら、
脱水シートに挟んだら、冷蔵庫へしまいました。
先程の写真のように、腹骨の一部を欠いたのは、苦玉とも呼ばれる胆のうの痕が残っていると、食味が損なわれてしまうからです。
鯖の次に、
真鰯の下処理に取り掛かり、
焼いてから出汁を取るため、頭も水洗いし、
最終確認をしたら、
クッキングシートを敷いた鍋に並べ、水と酢を注ぎ、超々弱火の火加減で、火に掛けました。
また、『鰯の丸煮』に仕込まなかった分は、
なめろうにし、
ふぐ料理の先付の一品として、
お出ししました。
なめろうとは、たたきのことで、みじん切りにした長葱を合わせたのち、味噌を入れたもので、そもそもが漁師料理です。
ただ、最近では、広く認知されていることも、一般の方でも、使われる方もいらっしゃいます。
『鰯の丸煮』が明くる日に仕上るのですが、明日は定休日ですので、仕上るの明後日です。
定休日とは言ったものの、明日は、他の仕込みをするので、軽めの休日出勤になります。