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もっとおいしいお話し

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ポーセラーツの器で、新子丼

毎年、夏の終わる時季に作って食すのが、

新子丼で、今日の昼ごはんが新子丼でした。

新子とは、光物(ひかりもの)の一つである小肌(こはだ)の幼魚で、例年、6月半ばぐらいから出始め、走りの走りとも言うべき頃は、キロ単価で10諭吉のになることも珍しくありません。

そんな新子も、秋の気配を感じる頃になると、値段も落ち着き、沼津魚市場にも入荷するようになり、

昨日、活魚売場に行くと、

佐賀産の新子の500グラム入が並んでおり、

1袋仕入れることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ったら、

新子の仕込みをすることにし、

今日の新子は、これぐらいのサイズでしたが、走りの頃は、3センチにも満たないものあり、握り寿司にすると、一貫(一個)で5枚(5匹)付けにするのも、珍しくありません。

小さいので、仕込みに手間が掛かるのは言うまでもなく、お話しすると、長くなるので、新子の仕込み方については、こちらをお読み下さい。

そして、明くる日の今日、

挟んでおいた昆布を外し、

半身に、

包丁しました。

今季初の新子にして、

新子丼ですので、

賄い用に作って頂いたふぐが描かれたポーセラーツの器を使うことにし、

酢飯をよそり、海苔をちらしたら、

新子を盛付け、こちらの器は自分の分で、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの分は、

新子、

目鉢鮪(めばちまぐろ)、

白魚の3種類を盛付けてあり、三色丼ということになるのですが、 目鉢鮪の赤、新子の青、白魚の白の 三色は、

トリコロールとも呼ばれるフランス国旗の三色ですので、自分は、トリコロール丼と呼んでいます。

その後、

紅蓼(べにたで)、立塩(たてじお)と呼ばれる海水程度の塩水につけて、しんなりさせた胡瓜と茗荷、

胡麻をちらし、

生の本山葵をあしらい、

新子丼とトリコロール丼が出来上がりました。

さらに、

醤油の小皿、

マグカップも、

ポーセラーツのものにし、

今季の初物に、

舌鼓・・・♬

かくして、初物の新子を堪能したのでした。

お持ち帰り(テイクアウト)料理やお弁当用の鯵(あじ)

今朝は、

沼津魚市場で、

島根県産の鯵を仕入れたのですが、

お盆休みの頃の長雨の影響もあり、しばらくの間、魚全体の入荷が少なかったこともあり、気を揉んでいた中、無事に仕入れることが出来、ひと安心しました。

というのも、明日のお持ち帰り(テイクアウト)料理と明後日のお弁当の揚物に使うからです。

明後日のお弁当は、仕入れた時に仕込み、マイナス25度で真空パックしたものがあるので、問題はないものの、明日のお持ち帰り料理は、〆鯵(しめあじ)をはじめとする3種類の鯵料理の御注文を頂いたからでした。

ただ、自然相手ゆえ、入荷が無ければ、お断りし、来週に延期するつもりでしたが、そういうことは極力避けたいのは、言わずもがなです。

仕入れを終え、【佳肴 季凛】に戻り、仕込みを始め、出汁を引くなどの普段の段取りを済ましたら、

鯵の下処理に取り掛かり、鱗を取り、頭を落とし、はらわたを抜いた後に水洗いをしてくれるのは、

いつものことながら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、

焼いてから出汁を取るための頭の下処理も、

真由美さんです。

水洗いを終えたら、

三枚に卸し、

右側の方が鯵フライと〆鯵用で、

左側が明日の南蛮漬と、明後日のお弁当の揚物用で、右側の方が、幾分大きいもにしてあります。

先ずは、

〆鯵にするため、塩をあてたのですが、〆鯵の作り方については、こちらをお読み下さい。

その後、南蛮漬用の鯵に、

軽く塩を振ったら、

片栗粉をつけ、

170度の油で揚げたら、

油抜きのため、熱湯をかけたら、

ご近所の常連さんということで、

立塩(たてじお)と呼ばれ、海水程度の塩水でしんなりさせた玉葱と人参と共に、器に入れ、土佐酢を注いだら、冷蔵庫へ。

バットやタッパでないのは、ご近所の常連さんからの御注文だったからで、

他の料理の器も、ご持参して頂きました。

その頃までに、

揚物の鯵の下拵えを済まし、

頭と中骨を焼き終える頃までに、

〆鯵の仕込みも終わり、

まな板周り、カウンター内の側溝の掃除を終え、ランチの営業に備えたのでした。

8月の魚市場の休市日

今日から8月ですが、

世界的な運動会の開催に伴い、

7月同様、

暦が変わり、

今度の日曜日と月曜日は、

連休になりました。

運動会での日本選手の活躍、そこに至るまでの過程を知ると、賞賛すべきことばかりで、誰が呼んだか、“熱血料理人”の自分にとっては、ジャンルは違えど、更なる熱い想いをたぎらせてくれ、選手と異種格闘技戦したい気分の昨今です。

その一方で、運営者側の為すことの多くは、陳腐、お粗末にして、その親玉たちのそれは、絶句以外にありません。

そのお粗末の産物として、先日『4連休ゆえの変則的な開市日』というタイトルでお話ししたように、今月も、そんな暦です。

ところで、暦と言えば、

ホームグランドの沼津魚市場の8月の暦は、

今週末の7日、8日が連休で、お盆休みということで、14日と15日が連休になり、東京・豊洲などの中央市場も、

同様にして、

三連休。

この暦は、例年ゆえ想定内でしたが、呆れることに、

三連休の後の飛び石連休で、事実上の五連休。

となると、漁師の多くは休漁するだけでなく、台風シーズンが始まりつつある時季ゆえ、それらが重なると、一週間近く、魚の入荷がない可能性もあります。

結果として、

中央市場の8月の休日は、11日もあり、再び絶句。

中央市場の休みは、野菜など他の食材の荷動き関わる以上、命をつむぐものたる食というものに、真面目に取り組む姿勢を持って欲しい限りでなりません。

☆★☆  ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

次回は、8月5日(木)の予定です。

s-ラジオエフ
s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

土用の丑の日の沼津魚市場

今朝、沼津魚市場に行くと、

地物の入荷は、まずまずだったのですが、

台風8号の影響もあり、

入荷はかなり少なめでした。

これに拍車をかけたのが、

土用の丑の日という暦で、

スーパーの折込ちらしは勿論のこと、その鮮魚売場は、鰻(うなぎ)一色で、陳列ケースは、どこそこ鰻で、惣菜売場も然りなのは、例年のことです。

ただ、冷凍ものを扱う売場には、

スーパーや魚屋さんの追加注文に備え、

既製品の鰻の蒲焼が用意されており、今朝の状況は、経験値ゆえの想定内にして、月末ということで、自分の仕入れはごく僅かで、早起きを兼ねたドライブ with 散歩に等しく、土用の丑の日ですので、

鰻専門の問屋に行くと、

活きた鰻を入れておく桶も、当日ともなれば、兵どもの夢の跡ですが、そんな様子を尻目に、或る物を手にし、魚市場から帰ることにしました。

土用の丑の日とは無縁に近い当店ですので、おとなしく仕込み、営業を始め、ランチの営業が終わったら、鰻専門の問屋で調達した或る物である鰻の白焼を蒸し上げたら、

蒲焼にして、

国産牛(交雑牛)のバラ肉を照焼にしたもののと共に、

オン・ザ・ライス。

となれば、

うな牛の出来上がりで、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの分には、

温玉をトッピングし、

土用の丑の日の昼ごはんと相成り、その美味しさを堪能し、夕方になると、常連さんから、

ウナギイヌ・エクレアなるレアなエクレアを、

頂き、今年の土用の丑の日が過ぎていったのでした。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

4連休ゆえの変則的な開市日

物議を醸しながら、ごり押しで世界的な運動会が始まりましたが、

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その影響を受け、

四連休。

となると、気を揉むのが、魚市場の休みで、

ホームグランドの沼津魚市場は、

通常どおり、土曜日ということで、今日(24日)は休市日でした。

とは言え、豊洲をはじめとする中央市場と地方の公設市場の休市日は、沼津魚市場の入荷にも関わることなので、素通りは出来ず、その暦のチェックは不可欠です。

その休市日は、

22日(木曜日)は良しというか、宜しとしても、

30日(金曜日)は休市日、31日(土曜日)は開市日ですが、この休みはかなり厄介なのです。

明くる日が休市日の日曜日で、一日開いて、休みとなると、荷動きが悪くなり、月末ということもあり、〆の関係で、同様とならざるを得ず、漁師も操業しなくなる可能性もあります。

この暦に気付いたので、沼津魚市場の休みを確認すると、

同様の飛び石連休。

ここまでくると、世界的な運動会は困りものとしか思えませんし、8月の暦を見たら、沼津魚市場はまだしも、中央市場や公設市場は、絶句状態でした。

ただでさえ、8月はお盆休みの関係もあり、悩ましいのですが、8月のことをお話しするには、頭を冷やす必要があるので、改めて別の機会に・・・。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

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5,9キロの超特大の愛知県産の真蛸(まだこ)

仕入れる魚があろうと無かろうと、

沼津魚市場で必ず向かう売場が、

活魚売場で、今朝も然りでした。

生簀には愛知県産の真蛸(まだこ)が入っており、

通常、真蛸の大きさは1キロ~2,5キロぐらいですが、今朝は、

5,9キロのものが入荷しており、その目方に、目を疑わざるを得ず、5,9キロというと、単純比較は出来ないものの、

zoutousaikyou.jpg

【西京漬】に使っているサーモンと同じ目方で、

詳しいことについては、こちらをお読み下さい。

生簀の真蛸を確認すると、

いかに太いかがお分かり頂けると思いますが、真蛸に限らず、大きい魚介類はワイルド感があります。

大きいからと言って、大味ということはなく、一部の例外を除き、魚介類は大きいものの方が味が良く、真蛸も然りです。

また、真蛸は真空調理という方法で仕込み、そのまま冷凍しておくので、常に在庫があるため、仕入れることはしませんでしたが、在庫がなければ、仕入れるつもりでした。

ちなみに、真蛸の仕込み方ですが、真空調理で仕込む蛸(たこ)・前編、

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真空調理で仕込む蛸(たこ)・後編と、

s-P1240566

2回に分けてお話ししてあるので、お読み下さい。

自分が仕入れた真蛸の中で、最も大きいものは、

今年の4月に仕入れた4,2キロのものでしたが、いつか機会があれば、超特大というか、4,3キロを超えるものを仕入れてみたいものです。

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大きい葉血引(はちびき)ばかり

今朝、沼津魚市場に行くと、

沼津近郊で水揚げされた、いわゆる地物を扱う売場には、

伊豆・土肥(とい)産の葉血引が、

並んでいました。

シートがはがされ、

既に目方は確認してあったものの、 どれもこれも大きく、

一番大きいものは、

6,6キロで、その次が、

5,5キロ、その下が、

2本で8キロで、ほぼ同じ感じでしたので、4キロということになります。

その下が、

3,9キロ、もっとも小さいものでも、3,2キロでした。

自然相手のものゆえ、大きさ以前に、水揚げそのものも分からないのですが、普段だと、1,5キロから3キロ台のものが一番多いような気がします。

ただ、今朝は、

長崎産の葉血引が別の売場に並んでおり、

1ケースが5本入で、

8キロ台であっただけでなく、腹の辺りも柔らかかったので、選り抜くことはせず、3,2キロのものをセリ落としてもらうことが出来、

他の仕入れも済ませ、魚市場から帰ることにしました。

葉血引の下処理は、

一般的な魚同様、鱗を取るのが最初で、鱗を取り終えたら、

頭を落とし、はらわたを抜くのですが、内臓にも脂が乗っており、まさにメタボ状態。

水洗いをしたら、

卸すことにし、

半身は骨付きのまま、腹の部分にキッチンペーパーを詰め、

全体をキッチンペーパーで包んだら、弱めの真空包装をして、

氷詰めにして、冷蔵庫へ。

地物の葉血引は、金目鯛(きんめだい)、目鯛(めだい)、黒鯥(くろむつ)の外道ゆえ、おまけみたいな存在ですが、水揚げ後の手当てが、これらと同じということもあり、その身質は、先程の長崎産のようなものとは別物と言っても、過言ではありません。

卸し終えた身は、皮目に包丁をし、

バーナーで炙り、すぐに返し、粗熱が取れたら、

キッチンペーパーで水分を拭き取ると、脂が残っていることがお分かり頂けると思います。

そして、今夜の『特別会席』の刺身で、

小肌(佐賀産)、湯葉と共にお出し、殆どの場合『特別会席』は、通常の刺身とは別に、

ふぐ刺をお出ししており、今夜のふぐは、三重県安乗(あのり)産の天然のとらふぐでした。

葉血引の入荷、水揚げは、その時次第で、お約束は出来ませんが、機会があれば、その美味しさを堪能して欲しいものです。

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さば、鯖、サバにして、Ça va?(サ ヴァ)

今朝も沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、

構内の売場には、

桜海老で有名な静岡県由比産のさばふぐが並んでおり、

荷主でもある由比の問屋さんが、「季凛さん、勉強するけど、どう?」と声を掛けてくれたので、

7,0キロのものを仕入れることにしましたが、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとってのふぐは、天然のとらふぐですので、座右の銘とも言うべき萌え燃え・・・❤がないのは、あしからず。

その次に向かった売場には、

『佳肴 季凛』を出る前に、入荷を確認しておいた伊豆・土肥産の葉血引(はちびき)が並んでおり、

葉血引はセリで、

この2,3キロのものを買うことが出来たのですが、葉血引は、 スズキ目ハチビキに分類されているのにも関わらず、 沼津魚市場というか、伊豆半島周辺では、赤鯖(あかさば)と呼ばれています。

葉血引という名前しか知らなかった自分は、初めて買う時に、売場の担当者や仲買人に「葉血引って、いくらくらいして、どんな感じで水揚げがあったり、入荷してくるもの?」と訊いたら、「???」の表情。

葉血引を指差し、「あの赤い魚なんだけど・・・。」と言うと、「あぁ、赤鯖のことね。」と言われたことがあるので、魚市場では、自分も赤鯖と呼ぶことにしています。

さばふぐと、

葉血引を、

発泡スチロールに移し替え、

車に戻ると、『西京漬』用の冷凍の鯖(ノルウェー産)が積んであり、魚市場から帰ることにし、お気付きかもしれませんが、今日仕入れた魚は、さばふぐ、赤鯖こと葉血引、鯖と、さばがつく3種類の魚だけでした。

全く以ての余談ですが、さばと耳にすると、フランス語の Ça va?(サ ヴァ)を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分にとってのフランス語と言えば、大学1年、2年次の第二外国語で選択し、1年生の前期の試験で、100点満点中5点を取り、結果として、3年次の再履修が即決定した苦い経験があり、それ以来、フランス語だけは、金輪際、近寄りたくない存在でもあります。

さらに言うと、3年次の再履修の最初の授業で、担当の教官から、「皆さんは再履修ですので、無欠席、試験で100点満点を取っても、可の成績しか出してあげることしか出来ませんが、最低限の点数を取り、普通に出席してくれれば、可可ということで、卒業には差し支えがないので、一年間宜しくお願いします。」と言われ、どうにかこうにかクリアしました。

さて、本題に戻っただけでなく、『佳肴 季凛』に戻ったら、

冷凍庫から、『西京漬』に仕込むため、

解凍することにし、

在庫の残りと今日仕入れてきたものは、冷凍庫へしまっておきました。

ところで、ノルウェー産の鯖は、

国産の真鯖(まさば)や、

胡麻鯖(ごまさば)とは異なる種類で、

大西洋鯖(たいせいようさば)というのが標準和名で、にしま鯖とも呼ばれていたことがあり、これら3枚の写真は、魚はもとより、海産物のバイブルとも言うべき『ぼうずコンニャク』のサイトから拝借したものです。

鯖の仕込みの準備を終えたら、

葉血引の下処理に取り掛かり、片身だけ卸したら、

残りの片身は骨付のまま、

弱めの真空包装をし、

氷詰めしておきました。

卸した身は、柵取りしてから、皮に包丁目を入れ、

バーナーで炙り、粗熱が取れたら、キッチンペーパーで水分を拭き取り、冷蔵庫へしまい、頭などのあらは、出汁を取るため、焼いておきました。

葉血引の次は、鯖の下拵えに取り掛かることにし、

腹骨をすき取ったのですが、この部分は苦玉とも呼ばれる胆のうの跡が残っていることもあり、食味を損ねないように取るようにしています。

そして、上(かみ)と下(しも)に分けたら、

脱水シートに挟み、冷蔵庫へしまった、最後のさばということで、

さばふぐの下処理をすることにし、さばふぐのような小型のふぐは、

背びれと尻びれを切り落とし、頭の付根に包丁を入れたら、

ぐる剥きという方法で、頭、内臓、皮を取り除き、この役目は十中八九、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの役目で、むき身にしたら、

水洗いしてもらったら、自分が手直しをし、

洗い上げ、

拭き上げたら、

唐揚用に包丁し、

ランチの営業時間も近づいていたので、

♬ お片付け~

さぁさ二人で お片付け・・・♬

ランチの営業の合間を見ながら、

有機JAS認証の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に鯖だけでなく、さばふぐも、

真空パックし、ランチの営業が終わり、お昼ごはんを食べることにしたのですが、これだけ鯖のお話しをした以上、鯖をおかずにしないわけにはいかずというより、鯖モードでしたので、

粗目に卸した本山葵を添えた鯖の塩焼をメインにし、

さば、鯖、サバにして、 Ça va?(サ ヴァ) の締めは、鯖だったのでした。

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葉血引(はちびき)の西京焼

GW中ということもあり、沼津魚市場も変則的な休みですが、土曜日の今日は、普段通り休市日だったので、昨日、仕入れに行って来たのですが、一昨日から昨日にかけての悪天候の影響にはじまり、

各地の休市などの暦の関係もあり、少なめでしたが、自分の仕入れには、

さほど影響がなく、

神津島産の葉血引(はちびき)にはじまり、

鹿児島産の鯵などを仕入れ、この時点でも、悪天候の影響も残っており、

風も強く吹いていました。

刺身用に仕入れている葉血引ですが、先週の金曜日は2本仕入れ、その時に西京漬に仕込み、

仕上ったので、西京焼に仕立てることにしました。

西京漬は、西京味噌を拭き取るだけで焼いてしまう方が多いようですが、西京味噌を洗ってから焼かないと、焦げてしまい、見た目も悪いので、必ず洗い流す必要があります。

袋から、

葉血引の西京漬を取り出したら、

水をはったボウルに、

切身を入れ、

西京味噌を洗い流したら、

串を打ち、

両面が焼き上がったら、

照りをつけるため、

味醂を塗ること3回、

仕上ったら、器に盛り付け、隠元の含め煮と玉子焼をあしらい、お客様の元へ。

ちなみに、

かまや血合い骨などのあらの部分は、

切身同様の流れで、

焼き上げ、

自分と女将兼愛妻(!?)のお昼ごはんのおかずとなり、

その美味しさを堪能したのでした。

葉血引の西京焼は、葉血引そのものが水揚げの少ない魚ということもあり、常に御用意することは出来ませんが、機会があったら、是非召し上がって欲しいものです。

特大の天然とらふぐ&超特大の蛸(たこ)

沼津魚市場に着くと、仕入れるものがあろうと無かろうと、十中八九、一番最初に向かうのが、

活魚売場で、今朝も然りでした。

生簀を覗くと、

福島県産のとらふぐ(天然)が2本入荷しており、

それぞれの目方は3,4キロと、

2,7キロで、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、天然のとらふぐへの想いを込めて、BIGちゃんと呼んでいる特大サイズのもので、BIGちゃんは、2,5キロ以上4キロ未満のものです。

ちなみに、4キロ以上のものがジャンボちゃんで、0,6キロ以上2,5キロ未満のものが並とらで、0,5キロ以下のものがチビとらで、これら全ても、自分が名付けたもので、一般的な呼び名かどうかは知る由もありません。

他の売場に行く前に、仲買人と作戦を立て、セリに臨むと、

2,7キロの方を、その前には、

愛知県産の蛸(たこ)もセリ落としてもらうことが出来、

目方は、

4,2キロで、一般的な蛸のサイズは、1~2キロですので、規格外の超特大で、ここまで大きいサイズの蛸を仕入れたのは初めてのことです。

そして、

蛸の発泡スチロールにとらふぐを入れ、持ち帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ったら、

とらふぐを取り出し、

その姿に萌え燃え・・・❤となるや否や、

締め、

放血のため、海水へ。

次なる蛸も締め、

折角ですので、

異種格闘技戦の仕切りを模したのですが、どちらも虫の息とは言え、息を吹き返すと、一大事ですので、蛸は、

ボウルに入れておき、

とらふぐの下拵えから始めることにし、 蛸が入ったボウルには、

大根卸しと、

炭酸を入れておき、このようにするのは、ぬめりを取るためで、それについては、『真空調理で仕込む蛸(たこ)・前編』としてお話ししたことがあるので、そちらをお読み下さい。

蛸の仕込みの下準備を終えたら、

とらふぐを卸すと、

オスでした。

魚体の割に小さいのは、春先の産卵のため、活躍した白子(精巣)だからで、包丁すると、

白子特有の柔らかみを帯びた感はないものの、次世代を育む、旬の保存の労に感謝し、その美食は、次世代に託せば、良いだけのことです。

卸し終えた後の水洗いは、

いつものように、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、

自分が手直しをし、

とらふぐの仕込みが終わり、隣では、

真由美さんが、まな板周りの掃除を始めてくれ、自分は、蛸のぬめり取りをすることにしたのですが、如何せん大きすぎるので、

頭と足を切り分け、

二人でぬめり取りを始めたのですが、このようにするのは初めてのことで、これも4キロオーバーゆえのことです。

ぬめりを取ったら、

きれいに水洗いしたら、

足を並べ、

根元と先端を切り落とし、包丁の長さが9寸(約27センチ)ですので、

大体の長さがお分かり頂けると思います。

この後、軽く下茹でしてから、真空調理で仕込んだのですが、その仕込み方は、『真空調理で仕込む蛸(たこ)・後編』でお話ししているので、そちらをお読み下さい。

仕上った蛸は、

一気に冷まし、

そのまま冷凍しておきました。

急な御予約や天候不順に備えての冷凍保存で、 冷凍しても、歯応えと旨味は変わることはありません。

大きいからと言って大味ということは全くありませんし、むしろ大きい方が、旨味が強く、魚、肉、野菜を含め、一部の食材を除き、基本的に食材は大きい方が、味が良いもので、先程のBIGちゃんこと、特大ふぐも然りです。

また、大きい食材、中でも天然の魚の場合、更にワイルド感が増し、料理人魂が燃え盛りますし、中でも、超特大とらふぐのジャンボちゃんは、

燃え盛る前に、萌え燃え・・・❤

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