ハードな週末(中編)
今朝は、法事の会食をされるお客様からお寺にお持ちになるお弁当のご注文を頂いていたので、
5時半前には、厨房へ。
以前お話ししたように、こういう時のお弁当は、
1個から御注文も可能で、お弁当を仕上げる前に、
ランチ、夕席の料理を盛り付け、冷蔵庫にしまい、こちらの目安がついたら、お弁当の仕上げに取り掛かり、
このように仕上がりました。
その後は、追いに追われ、合間を見て、火曜日のお弁当用の煮物を包丁し、
これらは、明日仕込む予定です。
1時間足らずの休憩の後、
ふぐ料理をはじめ、他の料理の盛り付けをし、営業時間となり、片付を終え、
明日の器出しを終えたのは、
10時を過ぎた頃でした。
明日は、4時起きで魚市場へ行かなくてはならず、お昼はバスツアーのお客様がお見えになるだけでなく、夜の御予約も今日のような感じで、タイトルにもあるように、ハードな週末は、第2ステージから、第3ステージへ・・・。
仕入れの後に、お弁当
三重県から、天然のとらふぐが届くことになっていたので、
沼津魚市場に、仕入れに行って来ました。
この時点で、自分宛の発泡スチロールと思しき荷姿のものを見つけ、近寄ると、
案の定とは言え、中を確認するまでは気が気でならず、蓋を取ると、
4本全てスイスイとなれば、胸をなで下ろすと共に、萌え燃え・・・❤
ひととおりの仕入れを終え、最後に残っていたのは、小肌(こはだ)を積んだトラックの到着で、
荷物が下ろされるやいなや、
好みのサイズのものを選り抜き、今朝の小肌は、偶然にも、とらふぐと同じ三重県でしたが、同じ三重県でも、とらふぐは熊野灘産で、小肌は伊勢湾産でした。
『佳肴 季凛』に戻り、
全ての荷物を下ろしたら、
すぐに締め、血抜きのため、とりあえず発泡スチロールに戻しておき、出汁を引くなどのルーチンの仕込みを終えたら、
お弁当の料理の仕上げをし、
ここからは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、
お弁当は、
このように、仕上がりました。
その頃、自分は、
小肌の仕込みを終え、
とらふぐを卸し、程なくすると、
真由美さんが水洗いをしてくれたら、
自分が手直しをし、
真由美さんが拭き上げ、
とらふぐの仕込みが終了したのですが、ここ最近の仕入れに比べ、4本ということもあり、「何だか、今日は少ないような感じだけど・・・。」と、異口同音と言うより、両者同音。
ランチの営業時間も近づきつつあったので、
お片付け~♬
お片付け~♬
さぁさ、二人でお片付け・・・♬
普段から、魚を扱う自分達にとって、いわゆる生臭いは、それほど気になるものではないものの、御来店された方にしてみれば、不都合であることも多いので、量に関係なく、魚の下拵えをした時は、今日のように、必ず念入りに掃除しています。
また、明後日は、法事の御席があり、そのお客様がお寺にお弁当をお持ちになるので、
ランチの営業が終わったら、海老の酒煮などの仕込みをし、仕込みを終えたら、いつものようにお昼タイム。
お弁当の御注文があった時のお昼は、
お弁当の余り物御膳に近いものになることも多く、今日も然りでした。
明日も魚市場に行くのですが、週末の仕込みや準備からすると、かなりハードになるだけでなく、明日からの3日間は、時間との闘いが待っているので、いつもよりも、心して、仕事に臨みます。
個室で、お弁当の盛り付け
今日は、
お弁当の仕上げから、
一日が始まりました。
盛り付けるのは、いつものように、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、今日は、個室での盛り付けでした。
普段は、オープンになっているテーブル席で盛り付けるのですが、昨日は、後や予約なしのフリーで、御来店されたお客様がいらしたので、個室で盛り付けることにし、個室での盛り付けは初めてのことで、お弁当@個室のデビューということになります。
夏まで、個室は、御座敷だったのですが、こういう点でも、椅子、テーブル席にリフォームしたことは、正解の一つかもしれません。
その後、
お弁当は、
このように仕上がり、
蓋をし、
紐をかけ、おしぼり、箸を添え、箱詰めし、
取りに見えるのを、待つばかりとなりました。
また、明日もお弁当のご注文を頂いているので、
そのまま個室に、折をセットしておいたのですが、個室での盛り付けは、余程のことが無い限り、ランチの御席のセットを妨げることもありませんし、予め、御席の準備も出来ることからして、先程同様、個室を椅子、テーブルの席に改装したことに、気付いた次第です。
そして、営業時間も終わったら、
玉子焼の鍋、ボウルなどを準備しておき、二日連続のお弁当の初日が終わりました。
ただ、明日は、魚市場に行くだけでなく、
三重県熊野産の天然のとらふぐが4本届くので、
まな板とカウンター周りを養生しておいただけでなく、
ふぐの仕込みに使う道具も用意しておきました。
ということで、今夜は、この辺りで、失礼させて頂きます。
仕込みてんこ盛りの定休日明け
定休日明けの今日は、沼津魚市場に行って来たのですが、三重県安乗(あのり)から、天然のとらふぐが届くことになっていたので、
荷造り場に最初に向かい、荷造り場とは、魚市場で買ったもの等が届けられる場所です。
発泡スチロールには、
8本入(6,4キロ)と書かれており、中を確認すると、
お腹のえさなどを吐き出し、海水が汚れていたこともあり、その場で締めて、車に積み込みました。
その後、御歳暮用の『西京漬』を仕込むため、
サーモン(ノルウェー産)や、
揚物に使う鯵(三重産)だけでなく、三連休明けの月初めということもあり、冷凍物など、色々と仕入れ、魚市場から帰ることにしました。
『佳肴 季凛』に戻り、荷物を下ろしたら、とらふぐを取り出し
仕込みに取り掛かり、出汁を引くなどの普段の段取りを終えたら、
鯵の下処理を済ませ、とらふぐを卸すことにしました。
自分が卸している隣では、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
鯵の水洗いをしてくれ、終えたら、
とらふぐのそれを始めてくれたのですが、
定休日明けということもあり、否が応でもバタバタし、魚の仕入れがあると、それに拍車が掛からざるを得ません。
また、ランチの営業時間も近づいていたこともあり、自分が手直しをすることも出来ず仕舞いで、
諸々の仕込みを中断し、
まな板周りだけでなく、
色々と掃除をし、
ランチの営業の準備をすることにしました。
営業時間となったので、
合間を見ながらの仕込みは、
魚から、お弁当にシフトし、
その頃、お弁当の折も届けられました。
お弁当の仕込みが終わると、
中断していたとらふぐの水洗いをすることにし、
洗い上げたら、
真由美さんが拭き上げ、
とらふぐの仕込みが、
終了。
水洗いの合間に、
お弁当の煮物の仕込みを終わらせ、冷めたら、
明日用と、
明後日用に分けておき、当日、煮詰めて、仕上げます。
これ以上、仕込みを続けると、休憩時間もなくなり、オーバーヒートしてしまうので、仕込みを中断し、休憩を取ることにしました。
休憩時間後は、夜の営業の準備をしなくてはならず、
営業時間になったら、合間を見ながら、
焼物の銀鱈とサーモンの『西京漬』に串を打ったり、
煮物の彩りに使うモロッコ隠元(いんげん)を包丁しておきました。
営業時間も終わり、片付をしながら、
今朝仕入れたサーモンを、お弁当用のものと、
ギフトや一品用に、西京味噌と共に、真空パックしておき、今日の仕込みが終わったのですが、
折を並べたり、
お弁当用の料理に使う道具類を準備し、仕込みてんこ盛りの定休日明けの一日が終わったのでした。
最後になりましたが、今週もお付き合いのほど、宜しくお願いします。
『とらふぐの日』に、ふぐRUSH&お弁当
“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとって、
10月29日の今日は、素通り出来ない日です。
というのも、その語呂、つまり10(とら)、2(ふ)、9(ぐ)にちなみ、天然のとらふぐへの想いを込め、独断と偏見で、『とらふぐの日』と呼んでいるからです。
そんな今日は、沼津魚市場に行って来たのですが、『とらふぐの日』に相応しく、
2つの売場に、
自分宛の三重県産のとらふぐ(天然)が届くことになっていました。
どちらのとらふぐも三重県産であるにもかかわらず、売場が異なるのは、荷主と運送会社、それによって、荷受の問屋が異なるからで、最初の売場のとらふぐが、熊野産で、もうひとつのとらふぐは、安乗(あのり)産です。
最初の売場で、とらふぐの発泡スチロールを開けると、
海水は濁っていたものの、
7本全て、スイスイとなれば、お約束の萌え燃え・・・❤
安乗産のとらふぐ届いた売場は、先程の売場の隣で、
こちらも、7本(5,9キロ)で、中を確認すると、
先程とは異なり、海水は濁っておらず、こちらもスイスイとなれば、再び萌え燃え・・・❤
さらに、7本×2=14本ということで、一度に10本以上仕入れ、卸すことになる“ふぐRUSH”となり、『とらふぐの日』には、うってつけの仕入れとなりました。
海水が濁っているのは、お腹に入っていた餌を吐き出したからで、海水が濁っていると、死んでいたりすることもあるので、先程の写真のように、
空気穴から漏れた海水で、蓋が汚れている時は、蓋を開けるまで、気が気でなりません。
仕入れ終え、『佳肴 季凛』に戻り、荷物を下ろしたのですが、今日は、お弁当の御注文を頂いていたので、
先ずはその仕上げから取り掛かり、 その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
荷物を卸した軽トラの荷台などを、
掃除してくれていました。
お弁当の料理を仕上げたら、置きっ放しにしておいたとらふぐを中に入れ、
締めたら、
血抜きのため、海水へ。
主役の前に、
脇役である鯵(山口産)の下処理をしたら、
主役の登場と、
相成りました。
その頃までに、
お弁当が仕上がり、
箱詰めをした真由美さんは、
洗い物をしたら、
とらふぐの水洗いをしてくれたのですが、
全ては終わらずじまいで、その後の手直しをすることも出来ず、ランチの営業時間も近付いていたので、
シンク周りを、
掃除し、一時中断。
朝からのバタバタはランチの営業時間も続き、ラストオーダーの1時半が近くなる頃になって、
ようやく、水洗いをし、洗い上げたら、
真由美さんが、
拭き上げてくれ、
『とらふぐの日』の“ふぐRUSH”が、
終わりました。
ちなみに、来月(11月)の29日は、『いいふぐの日』、再来月(12月初)の29日は、「いつでも、ふぐの日』。
となれば、29日は、何でもかんでも、『ふぐの日』ということになり、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、
いいんです!
★★★ 『佳肴季凛』謹製 西京漬 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。
銀鱈、サーモン各3切入 3,480円 ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
お弁当の仕込みONLYの休日出勤
明日のお昼に、お弁当のご注文を頂いているので、 月曜日の今日は、定休日でしたが、 仕込みとその準備をしました。
こういう時の休日出勤は、自分一人ということはなく、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも一緒ゆえ、洗い物などの雑用もしてくれるので、それこそお気楽極楽です。
さらに、昨日の時点で、『Wバス&七五三』の御席の合間を見ながら、
口取りの海老の酒煮や、
煮物を仕込んでおいたので、
今日の仕込みは、少なく済みました。
こういう時に思い出すのは、「今日の苦労は、明日の幸せ」という言葉で、この言葉は、仕事を早めに済ますことで、余分な仕事が不必要になることを意味し、若かりし頃、師事した親方から教わったもので、親方無しの子分無しの一人仕事をしている自分が、常々、心に留めている言葉です。
そんな今日ですが、テーブル席に、
真由美さんが折を並べてくれ、その頃、自分は、
焼物のサーモンの西京漬に串を打ち、折のセットを終えた真由美さんは、
揚物の鯵(あじ)に、打粉をしてくれていました。
その間に、自分は、煮物のあしらいのモロッコ隠元(いんげん)を、
包丁したり、海老の酒煮同様、口取り用の生の本鮪の南蛮漬、お新香などを、
カップに盛り付けたり、
昆布御飯用の米を研ぎ、
玉子焼用の鍋などの道具類を用意したら、最後の仕事は、
包丁を砥ぐことで、今日使った包丁は、牛刀(ぎゅうとう)の1本だけでした。
“内勤”していた自分とは異なり、その頃、真由美さんは、
ひれ酒用の天然のとらふぐのひれを干した後、
諸々の道具などの洗い物をしてくれたのですが、
冒頭でお話ししたように、こういう雑用をしてくれるのが、休日出勤の時は、何よりも尊く、有難い限りでなりません。
結局、2時間もかからずに、終えることが出来ただけでなく、一事が万事、彼女あってこその自分ゆえ、この場を借りて、改めて、そして重ね重ね感謝の念を伝えさせて頂きます。
★☆★ リターンズ『とびっきり!しずおか』 ☆★☆
去る10月8日、静岡朝日テレビの情報番組【とびっきり!しずおか】の人気コーナー『とびっきり食堂』で、
当店が紹介されました。
見逃した方、放送エリア外の方、もう一度見たい方は、
昨日も、今日も法事の御席
昨日は、法事の御予約を頂いていただけでなく、そのお客様がお寺にお持ちになるお弁当を仕上げなくてはならなかったので、
6時半ぐらいから、仕事を始めました。
お弁当を仕上げる時は、出汁などを引いたら、お弁当の料理に取り掛かるのが常のことで、
法事用のお弁当ということもあり、
白と紫の紐です。
そして、お弁当の御注文はなかったものの、今日も法事の御予約を頂いていたので、
昨日の一時間遅れにして、普段の一時間早めで、
仕事を始め、
その準備に追われていました。
週末は、法事や御祝いの御席などの御予約を頂くことが多く、特にこれからの時季は、七五三の御席もあるので、通常のランチメニューをお召し上がりになる場合でも、御予約をしてからの御来店をお勧め致します。
お手数ですが、くれぐれも宜しくお願いします。
☆★☆ 【とびっきり食堂】に出演 ★☆★
10月8日(火)、静岡あさひテレビの情報番組『とびっきり!しずおか』(夕方4:45~)のコーナー『とびっきり食堂』で、
当店が紹介されます。
放送時刻は、5:40頃と6:40頃の予定です。放送エリアは限られますが、お時間が許す方は、是非ご覧下さい。
お弁当&バスツアーの合わせ技
今日は、お弁当のご注文を頂いていただけでなく、バスツアーの団体のお客様がお見えになるので、
6時前から、仕事を始め、程なくすると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも、
仕事を始めてくれ、お弁当とバスツアーの合わせ技ですので、仕事の段取りは通常とは異なり、お弁当やりながら、バスのお客様の料理の盛り付けをするスクランブル体制での仕事です。
出汁を引くなどのルーチンの段取りや、お弁当の料理が仕上がるまでの間、
真由美さんは、料理の盛り付けをしてくれ、
お弁当用の揚物や焼物が仕上ったら、お弁当の盛付けをし、当座のお弁当の盛り付けが終わったら、
再び、
バスのお客様の料理に取り掛かり、先付の鱧の子の煮凝り、
刺身(生の南鮪、湯葉、小肌)、最後に、
小鍋(もずくと野菜の小鍋仕立て)を盛り付けたら、
バスツアーの料理の盛り付けは終了しました。
そして、三度(みたび)、
お弁当に取り掛かり、
仕上がったら、
箱詰めをし、
カウンターに置いておき、お客様が取りに見えるのを待つばかりとなったのですが、隣の御席は、
バスのドライバーの御席です。
個室に、
小鍋をセットし、全ての準備が整ったので、
早お昼を食べることにし、こういう時は、殆どの場合、
カレーです。
食べ終わると、フリーのお客様の御予約を頂き、
盛り付けたら、冷蔵庫にしまっておいたのですが、今日のような場合、御来店時間をずらして頂くこともあり、有難いことに、こちらのお客様も快諾して下さり、この場を借りて、改めて感謝を伝えさせて頂きます。
そうこうすると、ドライバーから連絡が入り、
御飯(昆布御飯)、お新香を配膳し、予定通り、
バスが到着し、店内は一気に、バタバタモードに達し、お食事を終え、
お帰りの際には、いつものように、皆でお見送り。
その後、
片付をしたのですが、
明日は、
テレビの撮影(10月8日 放送予定)もあるので、フライヤーも掃除しておいたのですが、そんなこともあり、夜の営業と明日のランチはお休みさせて頂くことにし、個室の片付、掃除を終えたら、
明日の夜の御席のセットをしました。
その頃、自分は、
明日の撮影に使う料理の仕込みをしたのですが、
最初の写真は、マスカットのアイスで、次の写真は、ふぐしんじょう錦糸蒸しで、
このように仕立てることも確認し、
器出しをし、お弁当&バスの合わせ技の一日が終わったのでした。
明日は、魚市場へ行くだけでなく、テレビの撮影もあるので、今日同様、ハードな一日になりそうですが、無事に終えたいものです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。次回は、10月3日(木)の予定です。
パソコン、スマホでも、
簡素な運動会のお弁当
先日お話ししたように、今日は、雨も降らなかったので、予定通り、次女が通う中学校の運動会が行われました。
運動会につきものと言えば、お弁当ですが、中2ともなると、運動会のお弁当には関心がなくなり、今回のお弁当は、
簡素そのもので、左側の箱に入っているのは、
鯵フライ、鶏の唐揚げ、フライドポテト、
ウインナーで、
右側の箱には、
ゆかりと、
昆布のおにぎりと、おしぼりが入っています。
ちなみに、去年の運動会のお弁当は、このようなもので、
今回のものよりは、見映えもしていました。
また、過去に作った運動会のお弁当については、ここに色々と載っておりますが、来年は中3ということもあり、こういうお弁当を作るのは最後となるので、集大成の意味を込めるのか、それとも、さらに簡素なものとなるのか・・・。
☆★☆ 日本料理『季凛』と列車から見る工場夜『富士岳南電車』 ★☆★
遠鉄バンビツアー【ユトリノ】の企画で、 富士市内を走る『岳南電車』に乗りながら、工場夜景を見学するツアーの際、
当店が、夕食をご提供させて頂きます。詳細については、こちらを御覧下さい。
玉子焼の鍋の柄(え)
今日は、夕方上がりのお弁当の御注文を頂き、
このようなお弁当を御用意したのですが、
お弁当のマストアイテムの一つとも言うべき料理が、
玉子焼です。
玉子焼を焼くには、
専用の銅製の鍋を使います。
鍋とは言っても、一般的な鍋とは異なり、深さも5センチくらいで、鍋というよりは、フライパンと呼んだ方が、用途からしてみれば、妥当かもしれません。
ちなみに、この鍋は、20年以上前に買ったもので、鍋自体は穴が開くまで使えるのですが、柄の部分は、何度も換えています。
木製の柄を差し込んで、
ネジで固定しているので、何度も使っていると、焦げてくると、段々と緩み、その度にずらしながら、
ネジ穴をずらしていくのですが、
ずらしていくのにも限度があり、ネジ穴の連れでもあるネジも、
ネジの原型を留めておらず、ここまでになると、不都合ゆえ、取り替えなくてはなりません。
玉子焼の鍋に限らず、料理人の使う道具の多くは、一部だけ取り替えることが出来るものが多く、バットなどは、蓋と身(本体)が別々に売られており、元々が耐久性に優れていることもあり、いたずらにモデルチェンジする必要はなく、むしろ、丈夫で長持ちすることが大事なので、意外と原始的な道具が多いものです。
便利というよりは、その道のプロが経験値に基づいたものが、次の世代に受け継がれていくので、自然とそうなるのかもしれません。
柄はネジと共に売られており、
交換する時は、
柄を取っ手に差し込み、
目打ちなどで柄に穴を開けたら、
ネジを差し、
ドライバーで固定すれば、交換終了です。
お役御免となった柄は、
このままごみ箱と行きとはならず、
労をねぎらい、お清めの塩をして、使った割箸と共に、薪ストーブ用の燃し木となるべく第二の使い道を待つこととなりました。
以前お話ししたことがあるように、 食材に限らず、どんなものでも、二次利用したいですし、出来ることなら、三次利用までしたいと思っており、そこまでしてこそ、プロのプロたる所以で、そういう姿勢こそ本物で、それを追い求めることを忘れるわけにはいきません。
★★★ 佳肴季凛謹製 鰯の丸煮 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。