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もっとおいしいお話し

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まさに、お魚祭り

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ましたが、

週末に備えて、あれこれどころか、魚屋さん状態の仕入れでした。

 

大分産の鱧にはじまり、

同じく大分産の鯵、

三陸産の帆立などの鮮魚だけでなく、

冷凍ものも色々で、まさにお魚祭りでした。

 

また、魚市場での仕入れだけでなく、

北海道・北見から、

コース料理でお出しする西京焼用のオホーツク海産の銀鰈(ぎんがれい)が、

 

届きました。

 

下処理をし、水洗いし、

卸してから、

切身にしたら、

同じ形の切身ごとに、枚数を記し、お手製の西京味噌と共に、真空パックしておきました。

 

ともかく、今日は、魚の仕込みが多かったのですが、

その中でも、

1,6キロの特大サイズの鱧(はも)を仕入れました。

 

実は、1キロ以上の鱧を仕入れることは初めてのことで、その顛末については、後日お話しする予定ですが、下拵えもまだである以上、試食も然りです。

 

ある程度の予想は勿論のこと、期待もしており、明日が待ち遠しい限りで、どうなることでしょう?

5本の鱧(はも)は、全てメス

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来たのですが、

活魚売場に行くと、落ち鱧と呼ばれ、生簀の中で死んでしまった鱧があり、

この2本と、

この3本の合計5本の落ち鱧を、

仕入れることにしたのですが、【47-9】というのは、魚市場での自分の買い番です。

 

落ち鱧は、お腹の中にエサが残ったまま死んでしまっているので、いつものように、

その場ではらわたを取り除いたのですが、今朝の5本は、全てメスでした。

 

その後、ひととおりの仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻ると、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、ヌメリを取ってもらったら、

自分が手直しし、卸してから、

骨切りをしたら、適宜包丁し、今夜の会席料理の揚物に、

ズッキーニと共に、天ぷらに仕立てたり、

小鍋仕立ての鱧しゃぶで、お出ししました。

 

また、鱧の子(卵)は、

下拵えしてから、

ある程度、分量がたまったら、鱧の子の煮凍りに仕込むため、真空パックして、冷凍しておき、頭や骨などのアラの部分も、鱧しゃぶなどの料理に使うため、

焼いておきました。

 

鱧にメスが多いのかどうかは定かではありませんが、5本全てが、メスである確率は、2の5乗分の1=32分の1、つまり3,125%ということになります。

 

かなり低い確率になり、それに当たったとなると、もしかすると、宝くじが当たったりとか・・・!?

3%程度では、まだまだのような気がしますが、0,1%を切るようなこといがあったら、考えてみます。(笑)

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

鱧(はも)を使った賄い色々

以前、真鰯を使った賄いについてお話ししましたが、この時季は、鱧を賄いにすることがあり、そんな賄いが、今日のお話しです。

 

鱧は淡白でありながらも、味わいが深く、特にクセもないので、色んな料理に仕立てることが可能ですが、賄いですので、手軽に用意出来ることも大事ですので、賄いで食べる時は、天ぷらにすることが殆どです。

 

鱧の旬は、夏場ですので、天ぷらにする時は、

冷たい麺類と共に、食べるのですが、この時は、鯵(写真 左)と茄子(同 右)も、用意しました。

 

ざる蕎麦のように、つけ汁を用意することもあれば、

ぶっかけにしてから、

鱧の天ぷらを乗せることもありますが、

個人的には、つけ汁をつけて、食べるのが、好みでもあります。

 

天ぷらは、御飯のおかずにも合うのは、言うまでもなく、

鱧の天ぷら定食のようになることもありますが、マクロビオティック(玄米菜食)を基本に据えていることもあり、御飯は、雑穀御飯が殆どです。

 

雑穀御飯には、玄米、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きびの7種類が入っており、その炊き方については、以前お話ししたことがありますが、前編がこちらで、後編がこちらです。

 

天ぷらといえば、天丼も捨て難いものがあり、以前作った時は、

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贅沢にも、車海老も一緒に天丼にしたこともあり、それについては、こちらをお読み下さい。

 

天丼をアレンジしたのが、

長いままの天ぷらを乗せて、カレー天丼にしたこともあります。

 

時には、鱧料理のマストアイテムである落としを肴に、

“お疲れちゃん♪”

 

また、休みの日には、

鱧と萬幻豚のバラ肉のしゃぶしゃぶにしたこともありますが、色んな鱧料理の中でも、鱧しゃぶが一番のお気に入りですので、賄いとしては、これが一番かもしれません。

 

ここまで書いてしまった以上、今週魚市場に行くと、多目に仕入れて、賄いに登場することは、必至です。(笑)

 

何か目新しい賄いが出て来るのか、それとも変わらずなのか・・・。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

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今日の鱧(はも)は、和歌山&大分産

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来たのですが、構内の売場に行く前に、注文しておいた鱧を受け取るため、

時々立ち寄る問屋に立ち寄りました。

 

そこには、

【47-9】という自分の買い番が書かれた発泡スチロールがあり、

保冷剤が乗せられたビニール袋の中に、鱧が入っていましたが、産地は、

和歌山県でした。

 

ちなみに、このような形で、ビニール袋の中に、海水、酸素、活魚が入っているものを、魚市場などでは、その形状から、風船と呼んでいます。

 

その後、構内の活魚売場に行くと、

注文しておいた鱧(大分産)がありましたが、

先程とは異なり、落ち鱧と呼ばれ、輸送中などで、死んでしまったものです。

 

売場には、

何本か残っていたので、

この1本の鱧(大分産)が良さげでしたので、

合計で4本の落ち鱧を仕入れることにしました。

 

落ち鱧は、お腹の中にエサが残ったまま死んでしまっているので、その臭いが回らないようにするため、

その場で、はらわたを抜いておきました。

 

ひととおりの仕入れを終えたので、魚市場から帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻ると、

活かしの鱧を、

水槽に入れておき、仕込みを始めることにしました。

 

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、

落ち鱧のヌメリを取ってもらったら、残っているはらわたを取り除き、水洗いしたら、

卸すことにし、

卸し終えたら、

鱧の下拵えには欠かせない骨切りをすることにし、

夜の御予約用に、

準備をしておきました。

 

ランチの営業が終わり、休憩後、

水槽の鱧を取り出し、

締めてから、卸すことにしたのですが、獰猛な性格な鱧ですが、産地により、その性格には、かなりの違いがあり、とりわけ和歌山産の鱧は、かなり獰猛ですので、いつも以上に注意しながら、締めました。

 

卸してから、骨切りをし、

鱧料理のマストアイテムとも言うべき落としに仕立てるため、包丁し、お客様がご来店されたら、頃合いも見計らい、落としに仕立て、

本鮪(アイルランド)、小肌(佐賀)、湯葉と共にお出ししました。

 

明日の鱧の仕入れは、未定ですが、3連休中の土曜日(15日)と日曜日(16日)は、魚市場も休みですので、活かしの鱧の入荷はないので、落としのご用意も出来ません。

 

また、鱧料理のコースそのものも、お約束は出来ませんし、3連休に限ったことではありませんが、週末は、魚市場の休みなどの都合により、そのような状況になるざるを得ません。

 

特殊な食材であるだけでなく、丁寧な仕事をした上で、料理をご提供した以上、不都合な部分もあろうかと思いますが、ご理解のほど、宜しくお願い致します。

 

★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★

当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。

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5パック(10本)入 2,250円     ※クール便にて発送可

“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

鱧(はも)と御中元用の『西京漬』の一日

先週の土曜日同様、休市日でしたが、

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ました。

 

構内に入り、

活魚売場に行くと、

昨日の時点で注文しておいた山口産の鱧(0,5キロ)が1本ありましたが、[47ー9]というのは、自分の買い番です。

 

発泡スチロールに移したら、

魚市場から帰ることにし、休市日ですので、仕入れは、この1本の鱧だけでした。

 

土曜日は、沼津の魚市場の休市日でも、東京・築地などの中央市場が開市日ということもあり、何らかの荷物が届くので、完全な休みということは殆どないとも言えます。

 

そこで働く職員の方達も然りで、そのような陰ながらの支えがあって、自分の仕事が成り立っていると思うと、有り難い限りです。

 

【佳肴 季凛】に戻り、

夕方まで、

水槽に入れておきました。

 

また、御中元のシーズンということもあり、ランチの営業時間の合間を見ながら、

『西京漬』を箱詰めしたら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが包装してくれ、

発送する準備をしておき、

既に包装しておいた『鰯の丸煮』も、

同じ様に準備しておきました。

 

また、今日は、

お客様がお取りに見える『西京漬』も、

包装し、

袋に入れてから、

冷凍庫にしまっておきました。

 

ランチの営業が終わる頃までに、

『西京漬』用の折が届けられ、夜の営業時間の前に、

『西京漬』と『鰯の丸煮』の発送が、終わりました。

 

その後、水槽の鱧を取り出し、

締めてから、卸し、

『鱧料理』のお客様にお出しするため、骨切りしてから、落とし用に包丁し、頃合いを見計らい、

本鮪(アイルランド)、小肌(佐賀)、湯葉と共に盛り付け、お出ししました。

 

お客様がお帰りになり、片付けが終わったら、折が今日届いたこともあり、

明日包装する予定だった『西京漬』を箱詰めしてから、

包装して、

冷凍庫へしまい、

明日発送する準備が整いました。

 

とりあえず、ご注文分の『西京漬』と『鰯の丸煮』のご用意しましたが、もうしばらくこんな状況が続きそうで、魚市場が開市の明日は、今日同様、鱧と『西京漬』絡みの一日になりそうです。

 

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

8本の落ち鱧(はも)と1本の活鱧

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ましたが、一番最初に向かったのは、

活魚売場で、

予め注文しておいた鱧が、6本ありました。

 

この鱧は、落ち鱧と呼ばれ、生簀の中などで死んでしまった鱧で、必ずしもあるとは限りませんし、当然無いこともあります。

 

また、今朝は、自分が注文しておいたもの意外にも落ち鱧があったので、

この中の2本(1,15キロ)の鱧も、

追加し、合計8本の落ち鱧を仕入れることにしましたが、8本全て大分県産でした。

 

これまでに何度もお話ししているように、落ち鱧は、お腹の中にエサが残ったまま、死んでしまっているので、その臭いが周り、使いものにならなくなることもあるため、

その場で、

はらわたを抜いておきました。

 

今日は、活かしの鱧も必要でしたので、

担当の職員に、

生簀に入っている鱧(山口県産)を見せてもらい、

この1本を選り、別の売場に向かい、他の魚を仕入れるため、別の売場に向かいました。

 

他の仕入れを終え、活魚売場に戻ると、

【47ー9】という自分の買い番と目方(0,5キロ)が書かれた札があり、

ブクブクをセットした発泡スチロールに移し、

魚市場から帰ることにしました。

 

『佳肴 季凛』に戻ると、

活かしの鱧は、夕方まで、

水槽に入れておくことにしました。

 

ひととおりの準備や仕込みも終わったので、落ち鱧の下拵えをすることにしたのですが、先ずはヌメリを取らなくてはならないので、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、

ヌメリを取ってもらったら、自分が手直しをし、

水洗いを終え、

卸したら、

専用の包丁で、

骨切りをしました。

 

休憩も終わり、夜の営業の準備をすることにし、

水槽から鱧を取り出し、

締めたのですが、万が一に備え、

口の先端を切り落としたら、

神経を抜き、ヌメリを取り、水洗いしたら、

卸し、鱧料理のマストアイテムとも言うべき落としに仕立てるため、骨切りをしたら、

包丁しておき、冷蔵庫へ。

 

お客様がご来店したら、頃合いを見て、

落としに仕立て、生の南鮪(オーストラリア)、湯葉と共に盛り付け、お出ししました。

 

通常の鱧料理のコースの刺身ですと、四種盛りになるのですが、今夜のお客様は、

ふぐ刺のご注文をされたので、三種盛りとしました。

 

今夜のお客様のように、ご用望がございましたら、色々な形で、料理をご用意させていただくことも可能ですので、ご予約の際に、直接お問い合せ下さい。

 

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休市日でも、鱧(はも)

自分が仕入れに通う沼津の魚市場の休みは、基本的に土曜日ですが、鱧を召し上がりたいというお客様のご予約を頂いていたので、

今朝は、魚市場に仕入れに行って来ました。

 

これまでにも、休市日に市場に来たことは、何度かあり、その時は、三重から天然のとらふぐが届いた時で、鱧の仕入れでは、初めてのことですが、とらふぐの時の様子については、こちらをお読み下さい。

 

休市日ですので、当番の職員の方がいましたが、そんな様子を尻目に向かったのが、

活魚売場で、

自分の買い番である【47-9】という札と、産地(見づらいですが、山口県)と目方が書かれておりますが、自分が来る前に、担当の職員が、選別し量っておいたもので、

発泡スチロールに移し、帰ることにしました。

 

『佳肴 季凛』に戻り、

ザルに移し、

夕方まで、水槽に入れておくことにしました。

 

昨日の時点で、仕入れてきて、水槽に入れておくことも出来るのですが、活きていても、死んでしまうこともあり、

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鱧料理のマストアイテムとも言うべき落としに仕立てることが出来なくなってしまうので、今朝は、1本の鱧のためだけに仕入れに行ったのです。

 

もっとも、今朝仕入れて来たものでも、死んでしまうこともあり、もし死にそうになったら、すぐに締めなくてはならず、合間を見ては、必ず水槽を覗きにいくようにしています。

 

そして、夕方になり、

水槽から取り出し、

締めてから、

神経を抜いておき、すぐに使うとはいえ、こうすることで、身の鮮度を保つことが出来ます。

 

卸したら、

骨切りをし、落とし用の大きさに包丁し、

冷蔵庫へ。

 

お客様がご来店され、頃合いを見ながら、

落としに仕立て、生の南鮪(オーストラリア)、小肌(佐賀)、帆立(北海道)、湯葉と共に、盛り付けましたが、通常の鱧料理のコースの場合、四種盛りですが、今夜のお客様は、コースではなく、

天ぷらと、

大鍋仕立ての鱧しゃぶを食べながら、ゆっくりと飲みたいという常連のお客様でしたので、このようにお出ししました。

 

コース料理をメインにしておりますが、ご要望に応じて、このような仕立て方も可能ですので、できる限り対応させて頂いております。

 

そのため、今日のように、休市日でも市場へ行きますし、より良い素材を求め、料理に仕立てるのが、自分の立ち位置ゆえ、そこをないがしろにするわけにはいきません。

 

ただ、一人仕事ゆえ、対応出来かねる場合もございますので、その際には、ご容赦下さい。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

 

次回は7月6日(木)の予定です。

s-ラジオエフ

s-うまいラジオ

鱧(はも)な一日

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来たのですが、

いつものように、最初に向かった活魚売場の生簀の前に、

落ち鱧と呼ばれ、生簀などで死んでしまった鱧が並んでおり、

山口県産の2本と、

大分県産の3本を仕入れることにし、

お腹の中に残っているエサの臭いが回らぬよう、はらわたを抜きました。

 

また、『鱧料理』のコースをお昼にご予約を頂いていたので、

活かしの鱧を仕入れるため、生簀を見せてもらい、

山口県産の2本を仕入れ、

自分の買番である【47-9】と目方の札を書いてもらい、

持ち帰るため、発泡スロールに入れておきました。

 

その後、他の魚を仕入れるため、別の売場にいたら、「鱧が落ち(=死んでしまった)たので、やって(買って)もらえますか?}という電話があり、5本も6本も同じことですので、承諾というか、快諾というか、苦諾というか、喜諾というか、なん諾というか・・・。

 

そして、活魚売場に戻ると、

この山口県産(0,75キロ)がいらっしゃり(笑)、先程同様、

はらわたを抜き、帰る準備をしておきました。

 

【佳肴 季凛】に戻り、

2本のうち、活かしの1本は、

夜のご予約のお客様用にお出しするため、水槽に入れておき、

もう1本は、お昼のお客様にお出しするため、このままにしておきました。

 

6本の落ち鱧は、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんにぬめりを取ってもらい、普段なら卸すことにするのですが、

今日は、“昼鱧”のご予約を頂いていたので、

発泡スチロールから、

活かしの1本を取り出し、

締めてから、

神経を抜き、水洗いしてから、

卸し、

骨切りをしました。

 

営業時間も近づいていたこともあり、

鱧料理のマストアイテムとも言うべき落としに仕立てる2個だけを包丁しておきましたが、2個ということは、おひとり分だけでしたので、“昼鱧”のお客様は、

カウンターに御席を用意しておきました。

 

ご来店され、先程の鱧の身は、

生の南鮪(オーストラリア)、小肌(佐賀)、湯葉と共に盛り付け、お出ししました。

 

お昼の営業が終わり、

6本の落ち鱧を卸し、焼いてから出汁を取るため、

掃除しておきました。

 

骨切りもしなくてはならなかったのですが、お昼を食べることにし、今日は、

長いまんまの鱧天カレーにしました。

 

休憩後、

水槽の鱧を卸すことにし、

今朝と同じ流れで、落とし用に包丁したのですが、“昼鱧”のお客様とは異なり、

生の南鮪との二種盛りに仕立てたかわりに、

鱧しゃぶを、

大鍋で、ご用意しました。

 

夜の営業が終わり、お客様がお帰りになった後、

骨切りをし、明日の“昼鱧”のお客様にお出しするため、色々と準備し、その頃、真由美さんは、

テーブルのセットをしてくれ、片付けも終わりました。

 

そして、落としを肴に、“お疲れちゃん♪”とあいなり、

鱧から始まり鱧で終わった、鱧のように長い“鱧な一日”は、こうして終わったのですが、明日も市場へ行くので、この辺りでお暇(いとま)させて頂きます。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

s- すずしげ.jpg

当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

御食事無しの『特別会席』

当店のお品書きを開くと、

コース料理のページに【特別会席】というコース料理がありますが、

お客様とのご相談の上、献立を決めさせて頂いていることもあり、

お値段も8,500円よりとなっているのは、お出しする食材に違いがあるからです。

 

会席料理ですので、先付に始まり、最後は御食事、デザートとなるのですが、先日お出しした【特別会席】の献立は、お客様のご要望で、当店の看板素材とも言うべき、天然のとらふぐと鱧(はも)を中心に、御食事無しという異例のものでした。

 

また、これまでに何度かお話ししている【特別会席】ですが、タイトルにもあるように、今回のお話しは、『御食事無しの特別会席』の内容について、お話しします。

 

コースの最初の一品である先付は、

とうもろこしで作った豆腐のもろこし豆腐で、コーンポタージュを固めたような味わいです。

 

冷たいものの後であるだけでなく、ビールを飲まれていることもあり、

天然のとらふぐの唐揚げをお出ししましたが、自分がこよなく愛す天然のとらふぐの中でも、ジャンボちゃんと呼んでいる4キロを越える特大サイズのかまの部分を、下味をつけてから揚げたもので、福井県敦賀産のものです。

 

そして、

コースの始まりですので、軽い味わいとして楽しめるふぐ刺をお出しし、この日のふぐは、三重県産の天然のとらふぐでした。

 

ふぐ刺の次は、

鱧しゃぶを小鍋仕立てでお出ししたのですが、個人的には、数ある鱧料理のい中でも、鱧しゃぶが一番好きですので、もう少し召し上がって頂きたいのですが、色んなものを少しずつ召し上がりたいというお客様のご要望で、鱧は3切れにしました。

 

ちなみに、この日の鱧の産地は、次の落としは山口県で、それ以外は淡路島産でした。

 

この次は、

ふぐ刺に続く、刺身の第二弾として、生の本鮪の赤身、鱧の落としをお出しし、本鮪は宮崎県油津産で、先程お話ししたように、鱧は山口県産で、王道的な食し方ゆえ、これ以上お話しすることはしません。

 

コース料理には強弱というか、メリハリは欠かせませんので、冷たい料理である刺身の次ということで、焼物でも軽めの焼物として、

天然のとらふぐの白子を、軽く塩をし、焼いてから、すだちを添えてお出ししました。

 

言い忘れましたが、この日のお客様は、初めてのご来店でしたが、このブログを殆どお読みになっているだけでなく、Facebookでも友達にもなっている方でしたので、カウンターで召し上がって頂きました。

 

ですので、頃合いを見ながらお出し出来ただけでなく、色んなお話しをしながらでしたので、時には手が止まることもありましたが、或る意味旧知の仲とも言えるので、お互いの話題に盛り上がることも多々あり、カウンター仕事の魅力を楽しみながらの仕事となりました。

 

まだまだ、料理は続き、揚物の第二弾としてお出ししたのが、

鱧の天ぷらです。

 

お腹の具合も程よくなって来たものの、軽めの揚物ゆえ、箸が止まることはない様子ですが、最初よりは、のんびりとした流れで、この次にお出ししたのが、

この一ヶ月の間、自分の中ではかなりお気に入りの素材となりつつある北海道・紋別産の船上・活締めの真ほっけの西京焼をお出ししたのですが、ブログをお読みになってのご来店でしたので、ブログに書いてあったことと違(たが)わぬ味わいを、かなり評価してくださいました。

 

というよりも、天然のとらふぐや鱧とは別物の期待をしてくださったとのことで、素材に惚れ込むことが、料理人の立ち位置の一つで、そこを失うことを出来ないことを、お客様が教えてくれたのですが、そここそが、実はカウンター仕事の最大の魅力なのです。

 

そんな嬉々とした想いでお出ししたのが、

鱧しんじょう蒸しで、御食事無しのお客様にとっては、熱々の料理は、御飯ものである御食事に近い感じのようで、デザート前の一品は、酢の物として、

照焼にした鱧を使った鱧ざくをお出ししました。

 

そして、コースの締めくくりは、

苺のアイスで、お出しする前というか、仕込んだものは、

このように苺の実や実をつぶしたもので、苺をふんだんに使った素材感一杯のものです。

 

冒頭にもお話ししたように、【特別会席】は、お客様のご用望を重視したコースで、如何様にも仕立てることが可能です。

 

それゆえ、最良の素材をお出しするため、自ら魚市場に通うだけでなく、全国各地の産地とコンタクトを取っておりますが、このことは【特別会席】に限ったことではありません。

 

料理の世界には、“素材に勝る味付けなし”という言葉というか、格言があり、良い素材を手にすることこそが全てで、そこを追い求め、その姿勢を失うわけにはいかないのです。

 

★☆★ マクロビオティックバージョンのかき揚げコース ☆★☆

当店では、「賄いを食べてみたい!」というSNSでのコメントから、お品書きにないランチメニューとして、

マクロビオティックバージョンのかき揚げコース(おひとり 1,500円)をご用意しております。料理内容などの詳細については、こちらをお読み下さい。

鱧(はも)&『西京漬』用のサーモン

明日(27日)は、

沼津の魚市場が、

休みということもあり、

魚市場に仕入れに行き、いつものように、最初に向かったのが活魚売場でした。

 

生簀の前には、

落ち鱧と呼ばれ、生簀などで死んでしまった鱧が、いつも以上に並んでいました。

 

これらの中から、

大分産と、

山口産の合計9本を、仕入れることにし、

お腹の中に残っているエサの臭いが回らないようにするため、

その場で、はらわたを抜いておきました。

 

その後、別の売場に行き、

御中元用の『西京漬』のご注文を頂き始めていることもあり、

この中から、

5,7キロと5,2キロのノルウェー産のサーモンを、

仕入れることにし、他の仕入れが終わったので、魚市場から帰ることにしました。

 

『佳肴 季凛』に戻り、

先付のもろこし豆腐から仕込みを始めたのですのが、隣にあるのは、

昨日の時点で用意しておいたサーモンを真空パックするための袋です。

 

もろこし豆腐を仕込んだら、

鱧を水洗いし、数が多いので、

間にキッチンペーパーを挟み、

骨切りをせずに、冷蔵庫へしまっておきました。

 

今度は、サーモンの仕込みに取り掛かることにしたのですが、

サーモンは鱗が細かく、すき引きという方法で、包丁を使って鱗を取るのですが、取り終えたら、

頭を落とし、水洗いし、

卸してから、

切身にし、

お手製の西京味噌と共に、真空パックし、同時進行で、

鱧の骨切りをし、今日のサーモン同様、『西京漬』に仕込むため、アラスカ産の銀鱈を3本、

冷凍庫から出しておきました。

 

今日のような“休日出勤”は、独り仕事をしている自分にとっては、日常茶飯のことです。

 

本音を言えば、仕込みはもとより、仕入れに行かずに済むのが、定休日としては、理想以外の何ものでもありません。

 

ただ、自ら望んでこの道に転がり、所謂オーナーシェフとなり、夢を叶えるべく境遇を得たのは、恵まれているかもしれず、それもまた、よろしきことゆえ、自らの道を歩むのみです。

 

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5パック(10本)入 2,250円     ※クール便にて発送可

“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

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