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もっとおいしいお話し

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夏のさなかに・・・

沼津の魚市場には、沢山の飲食店が隣接しています。魚市場ということもあって、殆どの店は魚料理をメインにしています。
ですから、店の入口には、凄いものが置いてあったりしています。
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そんな一つが、この大海老です。
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“海老大明神”と書かれています。・・・、確かに、大明神です。
さらにその下には、“御神体”とまで書かれています。・・・、これまた確かに。
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横から見ると、こんな感じです。
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今の魚市場は、観光スポットと化しているので、こんな置物もありなのかもしれません。
ところで、先日の19日(日)は、土用の丑の日でした。
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その日は、こんな感じのスーパーのチラシがいくつもありましたが、その中でも自分の目を引いたのが、この見出しです。
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確かに、牛の日ですから、間違っていません。というより、こういう発想もありなんだと、関心してしまいました。
ご存知のように、土用の丑の日に、うなぎを食べるようになったのは、江戸時代のことです。当時は、牛肉を食べる食文化はなかったので、丑の日に牛肉を食べることなど、思い浮かぶ余地もないはずです。
ただ、現代にあっては、丑というより、牛の日のほうが、しっくりしているかもしれません。
あと言えるのは、スーパーはやはり、商魂逞しいということです。自分も商売をしている身ですから、少しはそういう部分もなくてはならないと思うものの、商魂以上に、料理人としての熱血魂の方が、自分にとっての拠所です。
また、うなぎや牛肉を食べなくても、その熱き想いで、夏を乗り切るのが、熱血料理人の真骨頂なのです。
【季節限定 鱧づくしランチ】
お知らせです。
只今、7月・8月の限定コースとして、鱧づくしのランチ『鱧御膳』をご用意して、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
この時期美味しい鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。
詳細は『鱧御膳』のページをご覧下さい。
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インカのひとみ

前回お話しした“コリンキー”に限らず、最近は色んな新しい種類の野菜が出ています。じゃが芋も同様です。
新品種のじゃが芋は、皮や中の色が、普通のものとは違うものが多くあり、これもそんな品種の一つです。名前は、“インカのひとみ”といいます。
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この“インカのひとみ”は、提携農家の一人でもある“百姓屋つぐみ”さんこと芦沢さんの畑で採れたものです。
泥がついているので、見にくいかもしれませんが、赤い皮をしています。洗って、包丁をしたところです。
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中は鮮やかな黄色です。じゃが芋というより、さつま芋のような感じです。皮をむいてから、下茹でをします。じゃが芋をはじめ、根菜類は基本的に水から茹でます。
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じゃが芋に火が入ったら、水に晒してから、ザルにあげます。
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ここで味をつけるのですが、鍋で煮ることはしません。理由は後ほどお話しします。
薄口醤油、塩、日本酒、味醂で出汁に味をつけます。
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鰹出汁だけでは、味が乏しいので、白身な魚や野菜のくずで取った出汁も加えます。特に、この時季は、鱧の出汁も加えます。
下茹でした“インカのひとみ”をバットに入れて、沸いた出汁を入れます。
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次にバットごと、蒸し器(この写真に写っているのは、“スチームコンベクションオーブン”という機械です。)に入れ、15分程度蒸し煮にします。
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こうするのは、煮崩れないようにするためです。鍋で煮ない理由は、こういうことなのです。
この時季は、冷たいまま盛り付け、青柚子の皮をおろしたものを、振りかけます。暑い時季には、こういう煮物の方が、食欲がそそられます。
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この“インカのひとみ”の味ですが、見た目と同じように、栗のような味わいがして、非常に美味しいです。自分が食べたじゃが芋の中では。お気に入りの一つです。
なので、この間も芦沢さんに、「また、持って来て下さい。美味しかったから。」と伝えると、
芦沢さんは、「・・・・・。」と返答に詰まっていました。
「実はですね、あれでおしまいなんですよ。」と続けました。
「美味しいから、人気があるの?」と自分が尋ねると、
「いや、そうじゃないんです。“インカのひとみ”は一つの種芋に出来る量が少ないんですよ。だから、思うほど収穫が出来なかったんですよ。」
「あっ、そう。じゃ、来年はもっと作ってよ。」とお願いすると、
「ただ、収量性が低いから、単価が高くなって、売りづらいんですよ。だから、2~3倍くらいの値段になっちゃうんです。」
「いいよ、ちょっぐらい高くたって、構わないよ。うちで全部買ったっていいからさ。美味しくないものを使っても、美味しい料理は出来ないし、それだけじゃなくて、料理を作る時、自分自身のモチベーションが下がるのが、たまらなく嫌だからさ。自分が食べたくないものを、お客さんには出せないしね。」
「分りました。じゃ、来年も作りますので、志村さん、お願いしますよ。でも、今言っていたことは、ブログでは、何度も読んでいたんですけど、その言葉を生で聴けるとは、思わなかったですよ。」
と、こんな感じのやりとりで、終わったのですが、どこまでいっても“料理は素材”が全てです。
ただ、芦沢さんの作る“インカのひとみ”は、残念なことに来年までお預けですが、もう一人の提携農家の吉本さんの作るじゃが芋にも、いいものがあります。近々、入荷して来るので、また機会をみてお話しします。
【季節限定 鱧づくしランチ】
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コリンキー

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この野菜の名前がお分かりになる方は、かなりの野菜通かもしれません。この野菜の名前は、“コリンキー”といいます。
その形から、想像がつくかと思いますが、南瓜の仲間です。ただ、この“コリンキー”は、普通の南瓜と違います。
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大きさもごく普通の大きさです。右側にあるのは、小さい種類の“坊ちゃん南瓜”です。
一般的に、南瓜は、加熱してから食べますが、“コリンキー”は、生で食べる南瓜なのです。サラダに入れたり、漬物にしたりします。今回は、漬物にしました。
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中はこんな感じです。種の部分を、取ってから、適当な大きさに包丁します。
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薄口醤油、日本酒、塩、水、昆布で味をつけた調味液と“コリンキー”を、袋に入れて真空包装します。ちなみに、この料理方法を“真空調理”といいます。
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そのまま、2,3日おけば、出来上がりです。
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その味は、胡瓜の浅漬けのような感じです。先程お話ししたように、生食用の南瓜ですから、使い道も同じウリ科の胡瓜と同じです。というよりも、胡瓜と思って料理した方が、美味しく食べることが出来ます。
そんな自分は、生食用と知っていながらも、“コリンキー”を、以前煮たことがありましたが、出来上がったものは、食べられたものではありませんでした。
これからの時季、出回るので、機会があったら、一度食べてみてください。ただ、普通のスーパーなどに並ぶことはあまりありません。むしろ、八百屋さん、農家の無人販売や、農民市場などの方が、手に入れやすいかもしれません。
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『ぐるぐるマップ East』が出ました!

こんにちは、真由美です。何だかすっきりしない天気ですね。
以前、親方である志村さんがお話しした『ぐるぐるマップ East』が、先日発行されたので、早速本屋さんへ・・・。
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料理は私が作っているわけではありませんが、私もちょっと手伝ったので、どんな風に、載るのか楽しみでした。
ページをめくっていくと、
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“佳肴 季凛”のページがありました!
このページの右側の上が、うちの欄です。
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写真には、涼しげな氷の上に刺身が写っていました。思わず「美味しそう!」と言ってしまいました。普段見慣れている料理なのに、不思議なものですね。
ところで、私は独身の頃、料理のレシピやポストカードを作成する仕事をしていましたが、「料理の写真は、見た目が大切だから、野菜などは色がきれいに出ていれば構わない。」と言われたことがあります。
今だから、お話しできるのですが、撮影後の料理は、とても食べられたものではありませんでした。
でも“佳肴 季凛”の料理は、紹介文にあるように「一切の妥協なし」ですから、撮影後でも美味しく食べることが出来ます。
とりあえず、本屋さんに行って、『ぐるぐるマップ East』を買って、ご覧になって下さい。
その次は、“佳肴 季凛”にいらして、実際に料理を召し上がってみて下さい。
最後はいつものように、志村さんからです。
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季節はずれのとらふぐ

今朝の沼津の魚市場の様子です。
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今日も、新さんまが入荷していました。今年最初の入荷から、わずか一週間で、入荷量も一気に増えました。
当然、値段も安くなっていました。そんな様子を眺めていると、「親方、安いからどう?」と、市場のセリ人に、声を掛けられました。
「安いなら、買わないよ。どこでも食べられるものなら、仕入れる意味がないからね。この間仕入れたさんまが、最初で最後かもね・・・。」
「そう言うと思ったよ。らしいね。」
安いのには訳があります。これまで、1ケースに10本前後しか入っていなかったのですが、
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今日は、その倍の1ケースに20本前後入っているものも入荷していたからです。
そんなやり取りを終え、活魚のセリ場に行くと、この時季には、珍しく“とらふぐ”が入荷していました。
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合計で11本です。
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ご覧のように、地元静岡県の由比産です。“とらふぐ”の旬は冬ですが、活きているものなので、仕入れることにしました。
値段もそこそこで、全部仕入れることが出来ました。
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今日の“とらふぐ”はどれも小さく、また釣りで獲られたものではないので、殆どが唐揚げやちりの材料に、使うことにしました。
そんなことを思いながら、仕込みをしていると、今日のメイン食材が到着しました。
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ニュージーランド産の“本鮪”です。この“本鮪”は、国産ものと変わらないくらい、いいものでした。特に赤身の風味は、国産と遜色ありません。
もともと注文するつもりだったのですが、注文する前から、築地のまぐろ屋の社長自ら、「季凛さん、もの凄くいいよ。やって(=買って)よ」と電話があったくらいでした。
それこそ、見事な“本鮪”でした。こういうものを見ると、お客様に召し上がってもらいたいのは当然ですが、神棚につい奉りたくなってしまいます。
その辺が自分自身、不可解なのです。
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鱧の子の煮凝り

先日、鱧(はも)の子の下ごしらえについて、お話ししました。
今日は、下処理した鱧の子を使った料理のお話しです。今回作ったのは、“鱧の子の煮凝り”です。
鱧の子に限らず、魚の卵は、それ自体、味も素気もありません。魚の卵といえば、“イクラ”を思い浮かべるかと思いますが、味のついていない“イクラ”は、それこそ、脂の固まりです。
なので、鱧の子も味をつけないと、食べても美味しくありません。
まず、下処理を終えた鱧の子を、薄口醤油、塩、味醂、日本酒で味を調えた出汁で、煮含めます。
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その間に、板ゼラチンを水でふやかしておきます。
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沸いた鱧の子の煮汁を、ある程度まで、一度冷まします。というのも、ゼラチンの凝固力は、60度前後が一番強く、それ以上では弱くなってしまうので、それを考慮にいれて、ゼラチンを溶かさなくてはなりません。
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ゼラチンを入れて、溶けたら、鍋を火からおろします。おろしたら、鍋ごと、氷水にあてて冷まします。
その時、かき混ぜながら、冷ましていきます。そうするのは、ゼラチンの弾力を出すことが出来るからです。
ある程度まで、固まりかけてきたら、流し缶に流し、そのまま冷蔵庫で冷やし、固めます。
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固まったら、流し缶からはずして、切り分けます。
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切り分けたら、器に盛り付け、天に花山椒(山椒の花の酢漬け)をあしらいます。
“鱧の子の煮凝り”のような料理(和食では、“寄せもの”とか“流しもの”と呼んでいます。)は、口当たりもよいので、これから暑くなる時季には、喜ばれる一品です。
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つまみ食い

市場に入荷してくる魚の殆どは、発砲スチロールの箱に入ってきます。
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この箱に入っているのは、本鮪の幼魚である“メジマグロ”です。九州産です。
ただ、沼津の魚市場は漁港に隣接しているので、その場で揚がった魚は、こんな箱に入れられて、並べられます。
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この箱に入っているのは、“しょうさいふぐ”です。
数が多いものは、こんな箱に入っています。
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この魚は、“鰤(ぶり)”の幼魚の“イナダ”です。
そんな荷姿とは違うものが、時々入荷して来ます。
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木の箱です。その中を見てみると、
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“釜揚げしらす”です。
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中は開いているので、通る人は立ち止まって、
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手に取ります。手に取るだけでなく、
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口に入れて、味見という名目のつまみ食いです。一人立ち去ると、
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また、別の人が来て、つまみ食いです。そんな繰り返しが、セリが始まるまで続きます。
何種類もの魚が並ぶ市場で、唯一味見ができるのが、この“釜揚げしらす”です。それ以外の魚は、姿のままの魚ですから、自分の経験と勘を頼りに、仕入れるようになります。
今でこそ、経験や勘も頼りには出来るようにはなった自分ですが、魚は卸してみないことには、全く分りません。
市場に仕入れに行くだけなら、誰でも出来ます。それこそ、子供のお使いと全く変わりません。それなら、わざわざ早起きしてまで、行く必要はありません。安くて良い魚を求めて、行くのですし、それが料理人、そして商売人の原点でもあります。
また、「利は元にあり」とあるように、少しでも安いものを求めるのも当然です。
高くて、良い物を仕入れることは誰でも出来ます。安くて、良い物を仕入れるのは、なかなか難しいことですが、やはりプロである以上、そうする努力は必要です。
先ずそれが出来てこそ、お客様を喜ばせることが出来ると、思っていますし、自分の目利きで選んだもので喜んで頂ければ、料理人にとっては何事にも変え難い喜びです。そういう初心だけは、いつまでも持ち続けたいと思います。
【季節限定 鱧づくしランチ】
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鱧の子の下ごしらえ

この時季のメスの鱧(はも)には、子(卵)が入っています。その料理方法については、以前お話ししました。
量が少ない時は、そのまま煮ていましたが、7月からのランチメニューで、『鱧御膳~はもゆるり~』をお出ししており、鱧も今まで以上に卸しているので、沢山の子が出ます。
ただ煮含めるだけでは、仕事としての面白み、また料理としての趣に欠けるので、いろいろな料理に仕立てています。そのため、子そのものを下ごしらえしなくてはなりません。
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お腹から出した鱧の子です。
筋や膜はついているので、これを取除かなくてはなりません。ぬるめのお湯に入れて、手でほぐしていきます。
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ある程度ほぐれたら、今度は火にかけます。
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温まってくると、アクが出てくるので、これをきれいに取除きます。また、アクと共に、取りきれなかった膜や血の部分も浮いてきます。
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アクが出なくなったら、目の粗いザルにこすと、
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不要な膜や汚れだけが残ります。これらはごみ箱行きです。
ザルの目を抜けた子がこちらです。
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まだ、出来上がりではありません。水がきれいになるまで、子を晒します。
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この作業を、最低でも4,5回は繰り返します。
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そうすると、こんな感じになります。
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取りきれなかった汚れも、取除きます。
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真ん中の黒いの血の部分です。
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こんなにも小さいのですが、真っ白な子の中では、一際目立ちますし、このような不純物が、料理の味を落とすので、取除かなくてはなりません。
そうこうして、下ごしらえを終えた子がこちらです。
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これを使って、色んな料理に仕立てることが出来るのですが、仕上がった料理については、またの機会にお話しします。
【季節限定 鱧づくしランチ】
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手形遊び

お久しぶりの真由美です。今日も暑かったんですけど、まだ梅雨は明けていないんですよね・・・。
普段の夜の後片付けは、親方である志村さんと、ホールのパートさん、そして私の三人でします。
ちょうどその頃には、お客様がお帰りになっていることも多いのですが、そんな時は、二人の娘が、お手伝い(!?)というか、足手まといにやって来ます。
上の娘は、お手伝いをしてくれるのですが、下の娘は、遊び半分というより、遊びそのものです。
この間は、天ぷら用の衣で、しっかり遊んでいました。
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洗い場に、これを持って行くと、下の娘が「これ、もらっていい?」と聞いてきました。
「いいんだけど、どうするの?」まさか天ぷらを揚げるのでは・・・。と思ってっていると、
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こんなことを始めました。
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手を衣に入れると、新聞紙に手形を押し始めました。本人かなり楽しいようで、何度も“手形遊び”を楽しんでいました。。
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でも、そこは子供です。何度かやっていると、すぐに飽きてしまったようでした。
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“手形遊び”をやり終えると、手を洗い始めました。
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子供にとっては、厨房にあるものは、天ぷらの衣だけでなく、どれもが珍しく、遊び道具になってしまいます。
ただ、火を使う場所だけあって、怪我をさせないようだけには、注意しています。
真由美
追伸 今月、来月の限定メニューの『鱧御膳~はもゆるり~』ですが、おかげさまでご好評を頂いております。今が美味しい鱧(はも)を、この機会に是非召し上がって下さい。
今日の最後は、「ここ最近、鱧の骨切りが上手になった!」と喜んでいる志村さんからです。
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はこふぐ

先日の沼津魚市場の、生簀には見慣れない魚が、入荷していました。
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これだと分らないので、手を入れてみました。
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一風変わった姿です。こんな札が貼ってありました。
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“ハコフグ”と書かれています。
ふぐというふぐには、関心を示さずにはいられない自分ですが、“はこふぐ”だけは、絶対NGです。
何よりも、美味しくないことです。だからと言って、食べられないわけではありません。“はこふぐ”の食べ方として、有名なのが“味噌焼き”です。ちなみに、この“味噌焼き”を作ったのですが、いまいちでした。
また、“はこふぐ”はその可愛らしい姿から鑑賞用には、もってこいなのですが、水槽に入れることだけは、御法度です。
というのも、“はこふぐ”は他のふぐ(さばふぐは除きます。)とは異なり、無毒なのですが、“バフトキシン”という水溶性の毒を持っています。
不用意な刺激を受けたり、“はこふぐ”そのものが死んでしまうと、この毒が放出され、水槽の中に入る他の魚が死んでしまうのです。
また、以前自分は“はこふぐ”を卸す時に、とんでもない経験をしました。恐らく、この毒が原因だと思うのですが、卸し終えたら、手がかゆいのです。病院へ行くほどのものではなかったのですが、その時はかなりあせりました。
このように活きた“はこふぐ”が入荷するのは、ごくまれなことですが、こんなお話しが出来るのも、“食べたことはないものは、一度は食べないと気がすまない”性分ゆえのことでしょう。
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