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もっとおいしいお話し

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西京漬の送料

11月も半分過ぎたこともあり、御歳暮用の西京漬のご注文を頂き始め、今日は、お客様がお帰りになった後、

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銀鱈とサーモンの3枚セットを箱に詰め、

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包装し、冷凍庫へしまいました。当店の西京漬については、こちらのページを、ご覧下さい。

 

包装し終えた西京漬は、

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このようにしてから、

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冷凍のまま、発送しています。送料は、西京漬とは、別途頂いており、このような料金となっております。

 

少し前までは、一般料金と同じでしたが、業者との交渉の結果、値下げすることが出来ました。また、多くご注文を頂いたお客様には、さらに値下げすることも、可能になりました。詳細やご不明な点については、直接お問い合わせください。

 

★★★ 冬の特別献立 ★★★

女性のお客様に限り、会席料理“冬ごもり”を、御用意致しました。
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(お一人 3,000円  食事、デザート付 全9品)
なお、“冬ごもり”は、ご予約なしでも、お召し上がり頂けますが、11月18日~12月18日までの金、土曜日以外の御用意となっております。

舞阪&愛知産の天然とらふぐ in 沼津魚市場

今朝は、沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。いつものように、一番最初に向かったのは、

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生簀のある活魚売場です。昨日の時点で、とらふぐ(天然)の入荷があるのは分かってはいたのですが、ふぐそのものの状態は、分からないので、確認すると、予定通り、

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浜名湖(舞阪)産が8本と、

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愛知産6本の合計14本が、入荷していました。自分の目で、確認すると、やはり萌えてしまいます。

 

それぞれのとらふぐの状態を確認したところ、舞阪産のものは、まずまずでしたが、愛知産のものは、

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ひれも赤かったりと、イマイチでした。こんな状況から、“作戦”を仲買人と相談し、しばらくすると、セリが始まりました。

 

結果的に、“作戦”は、良い意味で、予想外となり、

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舞阪産の8本全て、

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セリ落してもらうことが、出来ましたが、この1,0キロの2本を、

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別の仲買人に分けてあげたので、自分が仕入れたのは、

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この6本でした。今日は、お弁当のご注文を頂いていたので、活かしたまま、持って帰ることにし、

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【佳肴 季凛】に戻ると、とりあえず、

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水槽に入れ、お弁当に取り掛かることにしました。サーモンの西京焼と玉子焼が仕上り、目途が付いた頃、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんにまな板周りを、養生してもらうと、

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水槽に向かい、

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6本全て、取り出すと、萌えていた気持ちが、今度は、燃えて来ました。

 

すぐに締めて、卸したのですが、11月も半ばということもあり、

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ようやく白子も成長してきていましたが、まともなのは、この1本だけでした。

 

予定通り、6本全て卸し終えたのですが、

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今朝は、とらふぐだけでなく、小肌(佐賀)の仕込みもしなくてはならなかっただけでなく、

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ランチの営業時間も近づいていたので、このまま冷蔵庫へ。

 

ランチの営業が終わると、

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いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、水洗いを、手伝ってくれました。

 

そんな今日は、東京・築地から、青森県大間産の生の本鮪が届き、

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当店の“三役”でもある生の本鮪(大間)、活〆の天然とらふぐ(舞阪)、西京漬に仕込む銀鱈(アラスカ)と、スリーショット。

 

土曜日、日曜日は、市場の休みの関係で、天然のとらふぐの入荷は、ありませんし、あっても、仕入れることはしないので、週が明けるまで、萌えて、燃えるのは、しばしの水入りです。ただ、自然相手の天然素材ゆえ、入荷はどうなることやら・・・。

 

★★★ 冬の特別献立 ★★★

女性のお客様に限り、会席料理“冬ごもり”を、御用意致しました。
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(お一人 3,000円  食事、デザート付 全9品)
なお、“冬ごもり”は、ご予約なしでも、お召し上がり頂けますが、11月18日~12月18日までの金、土曜日以外の御用意となっております。

始まりも、終わりも、三重県産の天然のとらふぐ

昨日お話ししたように、今日は、三重県から、天然のとらふぐ(6本)が届くことになっていたので、

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仕事を始める前に、宅配便の営業所に、荷物を取りに行きました。

 

自分の姿を見つけると、「季凛さん、これですよね?そろそろ来る頃だと思って、待っていました。」と、二つの発泡スチロールを、ドライバーが、持って来てくれました。そのまま、車に乗せ、【佳肴 季凛】に戻り、

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中を開けると、6本全て、無事でした。普段なら、そのまま締めて、卸すのですが、お弁当を仕上げなくてはならないので、

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取り出して、

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とりあえず、水槽に入れておきました。一通りの準備をしたら、お弁当に取り掛かりました。数も少なかったこともあり、今日の焼物は、

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銀鱈の西京焼にしました。

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仕上がったら、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、箱に詰めていました。一方の自分は、

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水槽から、6本全部、取り出し、

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締めてから、卸していくと、いつものように、真由美さんが、水洗いをしてくれました。卸し終えると、真由美さんに、まな板だでけでなく、

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シンクも、

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掃除してもらい、自分は、既に水洗いしたものを手直しながら、水洗いを終えました。その頃には、ランチの営業時間も、近づいてきたので、真由美さんは、ユニフォームに着替え、水洗いを終えたものを、

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拭き上げていってくれ、

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ランチの営業時間が始まるまでに、完全に終えることが出来ました。

 

夜になり、身(胴体)の部分を手に取ると、

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2本は、既に死後硬直状態にあり、残りの4本は、

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卸した時と同じ状態でした。

 

身の部分は、刺身にするのですが、

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このまま冷蔵庫にしまい、明後日、卸します。ふぐ刺にする時は、身皮と呼ばれる薄皮を取り、晒に巻いて、余分な水分を抜いてからですので、早くても、土曜日に食べることが出来ますが、日曜日から火曜日辺りが、美味しさのピークを迎えるのが、天然のとらふぐの刺身なのです。

 

また、今夜は、お客様のお帰りも早かったので、真由美さんには、

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月曜日と火曜日に卸した14本と、今日の6本の合計20本のひれを、包丁してもらいました。やりながら、本人曰く、「ようやく、コツが掴めてきた。」とのことでした。真由美さんの後、自分は、

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昨日同様、皮の棘取りをし、 今日は、始まりも、終わりも、三重県産の天然のとらふぐでした。明日は、三重県からの入荷はありませんが、沼津と静岡は、どうなることでしょう?

 

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

 

残業は、ふぐ皮の棘(とげ)取り

一昨日、昨日の二日間で、卸した天然のとらふぐは、全部で18本でした。昨日の時点で、粘膜の掃除は終わっていたのですが、棘取りは、まだでした。ふぐ皮の棘取りは、こんな風にします。

 

ランチの営業終了後、やる予定でしたが、急遽、明日、明後日のお弁当のご注文を頂いたので、

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煮物などのお弁当の仕込みをし、終わったのは、夜の営業直前でした。

 

また、夜の営業の合間をみながら、棘取りをするつもりでしたが、出来ず仕舞いでしたので、

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冷蔵庫から、ふぐ皮を出したのは、全てのお客様がお帰りになってからでした。このまま出さずに、引き延ばすことも出来るのですが、

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明日、三重県から天然のとらふぐが、6本入荷するので、残業になるのは、覚悟の上でした。ちなみに、この写真は、発送前に、魚屋さんが、送ってくれたものです。

 

女将兼愛妻(!?)の真由美さんとホールスタッフは、自分の様子を尻目に、

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片付けをしていきます。洗い物などの片付けも終わる頃、

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真由美さんが、明日のために、まな板周りを、養生してくれました。それでも、まだ終わらず、

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ゴミをまとめる頃、ようやく半分位まできました。お腹側の白い部分を、先に終わらせ、

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ここからは、背の黒い部分に、取り掛かり、背は、お腹よりも、半分の手間しかかからないので、ここからは、気が楽でした。

 

20本を超えると、心が折れそうになることも、しばしばですが、そうでなければ、多少時間はかかっても、普通の仕込みと同じ気持ちで、臨むことが出来ます。

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予定通り、半分の時間で終わり、掃除し終えた皮は、

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水が入った容器に入れ、再び冷蔵庫へしまい、まな板を片付け、

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ようやく、残業は、終わりました。そんな今夜は、自らの残業を労い、

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揚げたての牡蠣フライを食しながら、“お疲れちゃん”と、相成りました。これで、明日も、頑張れます!

 

★★★ 冬の特別献立 ★★★

女性のお客様に限り、会席料理“冬ごもり”を、御用意致しました。
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(お一人 3,000円  食事、デザート付 全9品)
なお、“冬ごもり”は、ご予約なしでも、お召し上がり頂けますが、11月18日~12月18日までの金、土曜日以外の御用意となっております。

久し振りのふぐRUSH

今朝、沼津の魚市場の活魚売場の生簀に行くと、

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4本の天然のとらふぐが、入荷していました。これらの産地は、

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浜名湖のある浜松市舞阪です。状態もそこそこだっただけでなく、三重県から、3本入荷することになっていたので、強気になるつもりもなく、セリの様子を見ながら、高みの見物状態を決めていました。

 

ちなみに、昨日の時点で、自分に送られてきた三重県の3本のとらふぐは、

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このような状態でした。ただ、この3本は、ただの3本ではなく、

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この中から、選り抜かれたものでしたので、今朝の舞阪産のものよりは、良さそうな状態であることは、期待していました。

 

さらに言うと、沼津でのセリが始まる前に、静岡の魚市場に通う富士市内の魚屋さんから、10本届けられるという連絡もあったので、沼津での仕入れの可能性は、ほぼ無くなり、

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野締めの静岡産の1本を仕入れました。結果的に、活かしの4本は、予定通り、高みの見物だっただけでなく、思った以上の値段でしたので、独り悦に入りながら、市場を後にしたのでした。

 

そして、【佳肴 季凛】への帰り道、

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宅配便の営業所に寄ると、

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三重県からの荷物というより、とらふぐが入った発泡スチロールが、既に到着しており、そのまま車に乗せ、

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着くとすぐ、蓋を開けると、3本とも元気よく、スイスイでした。そのまま、

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締めると、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、まな板周りを養生し、卸し終えると、

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自分は、西京漬用のサーモンを卸し始め、真由美さんに、水洗いをしてもらい、最後に、自分が手直しして、

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三重の3本と静岡の4本の合計4本の仕込みを終え、ランチの営業の準備を始めました。ランチの営業が始まり、しばらくすると、魚屋さんから、

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10本のとらふぐが届けられ、

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蓋を開け、中を確認して、

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とりあえず、水槽に入れておきました。ランチの営業が終わると、

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今度は、ホールの女性スタッフに、まな板周りを養生してもらい、

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水槽に向かい、

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10本全て卸すことにし、

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3人がかりで、ふぐの仕込みに取り掛かりました。卸しているそばから、水洗いをしてくれるので、それほど時間もかからず、自分が最後の仕上げをし、

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真由美さんに、まな板周りも片付けてくれ、今度は、

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水洗いしたとらふぐを、きれいに拭き上げてもらい、

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午前と午後で卸した14本のとらふぐの仕込みは、終了しました。また、昨日は、お客様の料理をお出ししながら、

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とげを取ることまでは、出来ませんでしたが、昨日卸した4本を合わせた18本分の皮の粘膜を取ることだけが出来、久し振りの“ふぐRUSH”は、終了しました。ふぐの粘膜の掃除の仕方については、こちらをご覧下さい。

 

明日は、沼津の魚市場に行くこともなく、築地や静岡などの中央市場も休みですし、三重での水揚げも無かったので、とらふぐを卸すことは、完全にありません。

 

ただ、西京漬の銀鱈(アラスカ)の仕込みがあるので、

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冷凍庫から出しておき、その代わりに、先週仕込んだ銀鱈とサーモン(ノルウェー)を、冷凍庫にしまいました。

 

ご存じの方も多いように、一人仕事ですので、段取り良く、仕込みをしないと、仕事がはかどらなくなってしまうのですが、そうならないで済むのは、真由美さんの内助の功によるのは、言うまでもなく、今日も、そんなことを、再認識したのでした。

 

そんな今日は、

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14回目の結婚記念日で、自称“富士市で一番ふぐが好きな料理人”の自分達の夫婦仲を、今現在も取り持ってくれるのは、何を隠そう天然のとらふぐなのは、お分かりだと思います。また、結婚記念日が、ふぐのシーズンを重なっているのも、何かの因果なのでしょうか・・・。

 

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

静岡県産のとらふぐ(天然)を卸したのが、定休日唯一の仕込み

今朝、富士市内の魚屋さんから、焼津、用宗、吉田などの静岡県産のとらふぐ(天然)が、入荷するとの連絡があったので、予定を変更して、ふぐを卸すことにしました。普段なら、配達してもらうのですが、今日は、

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魚屋さんまで、自分で取りに行きました。そのまま、

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車に乗せ、

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【佳肴 季凛】に戻ると、

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とりあえず、水槽へ入れておきました。その後、

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4本全て、取り出し、

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締めてから、

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卸し、水洗いをし、きれいに拭き上げました。

 

かくして、ふぐを卸すという定休日の今日の唯一の仕込みは、終わったのですが、この時季は、定休日でも、仕込みをするようになり、特に、先週末は、台風20号の影響もあり、入荷自体がなったので、こうなってしまいました。

 

天然のとらふぐという自然相手のものですので、仕方がないことですが、本物を追い求める以上、致し方ありません。

 

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

 

土佐醤油の作り方

日本料理の華と言われるのが、

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刺身です。ここに盛り付けてあるのは、本鮪の中とろと赤身(宮城・気仙沼)、小肌(佐賀)、障泥烏賊(静岡・沼津)、しょうさいふぐ(同・由比)、帆立(北海道)です。

 

刺身は、山葵と醤油だけで食べるシンプルな料理で、素材の味が最大の決め手でもあります。【佳肴 季凛】の山葵は、

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卸したての本山葵(静岡・富士宮)を、使っているので、そのまま刺身に乗せて、

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醤油をつけて、食べると、本山葵の香りと辛味が、失われることなく、刺身の美味しさを引き立てくれます。本物の素材には、本物しかありません。ちなみに、粉山葵や練り山葵で、このような食べ方をしても、ただ辛さを感じるだけですので、醤油に溶いて食べるのが、無難です。

 

当店に限らず、日本料理店の多くは、刺身につける醤油は、そのままのものでなく、他の調味料を合わせた“土佐醤油”というものを、お出ししています。生醤油(きじょうゆ)と呼ばれるそのままの醤油では、食べ方のごく一例に過ぎません。

 

“土佐醤油”も、その一つですし、先日お話ししたポン酢も、然りです。つけ醤油に使う材料を合わせることによって、本来の味が、新しく生まれ変わります。それは、あたかもカクテルのようなもので、つけ醤油の面白さでもあります。

 

当店の“土佐醤油”の仕込み方ですが、鍋に、

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日本酒、赤酒、味醂を、

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入れ、そこに、

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昆布と干し椎茸の足を入れ、一日置いておきます。その後、

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火にかけ、沸いてきたら、鰹節を入れ、火を止めます。この鰹節が、土佐醤油と言われる所以で、鰹の産地で、有名な土佐(現在の高知県)にちなんでいます。

 

日本料理では、有名な産地を料理名に使うことを、よくします。例えば、山椒を使った料理には、有馬(兵庫県)だったり、ワインを使うと、甲州など、枚挙にいとまがなく、何とか風というよりは、ずっと趣があり、日本料理に携わる身としては、誇らしく思えるのです。

 

火を止めたら、

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有機仕込みの濃口醤油と溜り醤油を合わせたボウルに、

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鍋の調味料を、

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入れ、そのまま三日ほど、常温でおいておき、

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キッチンペーパーで、濾してから、

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瓶に入れ、冷蔵庫で、保管します。

 

ここ数年の労働力不足に加え、安易な修行を求める風潮が、手間をかける仕事の存在を忘れさせているだけでなく、コスト高を招くこともあるので、敬遠されています。

 

昨年、日本料理文化が、ユネスコの無形文化遺産登録された今こそ、手間暇をかけることが、日本料理に携わる身に課された使命である以上、自分は、愚直に、仕事をこなすのみです。

 

★★★ 冬の特別献立 ★★★

女性のお客様に限り、会席料理“冬ごもり”を、御用意致しました。
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(お一人 3,000円  食事、デザート付 全9品)
なお、“冬ごもり”は、ご予約なしでも、お召し上がり頂けますが、11月18日~12月18日までの金、土曜日以外の御用意となっております。

二日連続で入荷した生の本鮪は、大間産と気仙沼産

【佳肴 季凛】でお出ししている鮪は、生の天然もので、東京・築地から仕入れています。昨日、入荷したのは、

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青森県大間産の本鮪でした。自分で言うのもなんですが、とんでもない仕入れ値ですので、余分に仕入れることは、決してせず、予約状況に合わせて、希望の目方を伝え、宅配便で送ってもらっています。

 

それほどのものですので、質が良ければ、一週間経っても、色が変わることがないものもあり、味を落とすことなく使い切ることが出来ます。こんなことが為せるのも、コース料理をメインとした日本料理店だからです。

 

ただ、自分の思っていた目方よりも小さいこともあったり、急なご予約が重なると、足りなくなってしまいますし、週末ともなると、市場の休みと重なることもあるので、そんな時は、嬉しい悲鳴を上げながら、ヤキモキします。

 

そんな状況に、襲われたので、昨日の時点で、築地の鮪屋に、注文し、今日届いたのが、

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宮城県気仙沼産の本鮪でした。気仙沼産の本鮪は、

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10月の最初にも、仕入れましたが、この時のも、今日のものと遜色が無い、かなりのレベルのものでした。

 

ここからが、本題のなのですが、昨日の大間と今日の気仙沼を比べてみたところ、気仙沼の方が、断然に上でした。

 

これまでに、何度もお話ししていますが、大間は有名な産地ですが、大間=一番ではないのです。大間でも、駄目なものは沢山ありますし、イマイチどころか、それ以下のものを見たことは、何度もあります。もっとも、そのようなものは、使ったことはありませんが・・・。

 

ただ、今日の気仙沼を、知名度のある大間に代える“偽装”や“誤表示”した方が、お客様に喜ばれるのは、火を見るより明らかなのですが、そんなくだらないことをする気もなければ、本物のを追い求める自分としては、産地などは、一つの目安でしかありません。

 

本鮪に限ったことでなく、魚体が大きくなる鮪は、個体差の違いが、かなりのウェイトを占めるので、産地は、二の次のことです。また、回遊魚である鮪は、時季によって、水揚げされる産地も、変わっくるので、どこが一番だとは、言うことが出来ません。

 

このことは、本鮪に限ったことではなく、他の食材についても同様で、そこに天然素材の難しさがあるのです。

 

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

銀鱈の西京漬が・・・

日本料理店【佳肴 季凛】の西京漬に使う銀鱈は、

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沼津の魚市場にある冷凍ものや塩干ものを扱う売場で、

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仕入れて来ます。ただ、この売場以外にも、銀鱈を扱っている問屋もあるので、時には、そこで仕入れることも、しばしばです。

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こんな風に、銀鱈は並んでいるのですが、この中から、良さそうなものを、選ってきます。右側の箱に、USAとあるように、アラスカ産です。左側のも、同じアラスカ産ですが、小さいサイズのもので、1,5~1,8キロぐらいの大きさです。

 

自分が選るのは、右側の箱の2,5~3キロ前後のもので、今朝も、

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2本仕入れ、冷凍庫にしまっていた1本を加え、

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明日仕込めるように、出しておきました。

 

ここまでは、ごく普通のお話しですが、実は、この銀鱈に大きな異変が起きているのです。異変の一つが、銀鱈の不漁による魚価の高騰です。不漁の原因は、長年に渡る乱獲、地球温暖化による生態系の変化が、主な原因です。

 

さらに、為替相場つまり、円安により、日本の商社が、買い負けているのです。相場だけの問題なら、クリア出来る部分もあるのですが、日本経済の景況が好転したとは報じられているものの、今後の状況の不透明感は、明らかで、買い付けることが出来ても、その後、売れるかどうかの不安がある以上、強気に買うことが、出来ないのです。

 

今朝仕入れた銀鱈は、今年の春以降の漁で、水揚げされたもので、新ものは、来春以降まで、入荷はないので、水産会社や商社の冷凍庫にある在庫だけで、まかなくてはならないのです。

 

そんな状況にあるので、これまで、当店の西京漬は、1枚から、お買い求めいただくことが可能でしたが、しばらくの間は、銀鱈とサーモンの3枚以上のセットもしくは、銀鱈、サーモン、鯖の各2枚以上のセットのみのご用意とさせて頂きます。なお、銀鱈以外のものは、これまで通り、1枚からでも、構いません。

 

今後、どのような状況になるかは分かりませんが、ご理解のほど、宜しくお願いします。また、詳細については、直接お問い合わせください。

 

★★★ 冬の特別献立 ★★★

女性のお客様に限り、会席料理“冬ごもり”を、御用意致しました。
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(お一人 3,000円  食事、デザート付 全9品)
なお、“冬ごもり”は、ご予約なしでも、お召し上がり頂けますが、11月18日~12月18日までの金、土曜日以外の御用意となっております。

天然のとらふぐ(静岡産)など、お届けもの多き日

今日は、お届けものが、多い日で、朝一番に、届けれられたのが、

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この二つの荷物で、発泡スチロールには、

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鰹が入っていました。

 

この鰹は、自分が頼んだものではなく、天然のとらふぐを仕入れている三重県の魚屋さんが、自分に送ってくれたものです。自分は、ありとあらゆる刺身の中で、鰹が大好きで、【佳肴 季凛】でお出ししているような生の本鮪よりも、いいのです。

 

この鰹と一緒に、届けられたのが、

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焼き海苔で、埼玉県から、取り寄せたものです。

 

何故、埼玉県かというと、自分が料理の世界に転がり込んだ始まりが、東京の鮨屋で、その店で使っていた海苔屋さんとの付き合いが、今も続いており、海苔の好みだけでなく、仕事観、性格などを理解してくれているからです。

 

ひと通りの仕込みを終えたら、

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鰹を卸し、FIRE!

 

その後、ランチの営業の準備をしていると、

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西京味噌が、届けられました。【西京漬】のページにもあるように、

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有機JAS認証済のもので、西京漬を仕込んでいます。

 

そうこうしているうちに、ランチの営業中に、

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富士市内の魚屋さんから、用宗、吉田などの静岡県産のとらふぐ(天然)が、

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5本届けられ、とりあえず水槽に入れてもらい、

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お客様がお帰りになった後、全て卸しました。

 

卸し終えた後、

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水洗いをするのですが、腹が減ってはなんとかでしたので、水入りと相成りました。

 

天然のとらふぐとの格闘に勝つために、鰹丼を食し、鰹が猛スピードで泳ぐが如く、一気に終えることが、出来ました。ちなみに、鰹は、時速60キロで、泳ぐと言われています。

 

ところで、この鰹は、全くと言っていいくらい脂がなく、鰹本来の味がして、鰹好きな自分には堪らず、

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晩酌の肴にしました。

 

今日のような鰹のお届けものは、珍しいことですが、貰い物でもあれ、注文したものでもあれ、自分好みのものであるなら、嬉しいこと、この上ありません。ただ、この時季は、天然のとらふぐの安定した入荷こそが、何よりな自分です。

 

★★★ 冬の特別献立 ★★★
女性のお客様に限り、会席料理“冬ごもり”を、御用意致しました。
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(お一人 3,000円  食事、デザート付 全9品)
なお、“冬ごもり”は、ご予約なしでも、お召し上がり頂けますが、11月18日~12月18日までの金、土曜日以外の御用意となっております。

 

吟味した素材が奏でる冬の味覚の数々を、味わいながら、楽しいひと時をお過ごし下さい。

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