ごみ集積場の燃し木
一昨日、近所のごみ集積場の前を通ると、
束ねられた木が、
置かれていたというか、捨てられていました。
一本の木を伐採したと思しき状態で、
太いものにはじまり、
中くらいのもの、
細い枝の部分が、置かれていました。
場所柄、ごみゆえ、殆どの方にしてみれば、ごみそのものですが、10年来の薪ストーブユーザーですので、
割り箸にはじまり、河川などにある流木など、燃し木になるものと思しきものを目にすると、居ても立ってもいられません。
というよりも、その特徴こそが、薪ストーブユーザーで、もっと言うと、薪ストーブユーザーの殆どは、ヘビーユーザーになり、最終的には、ストーブ症候群なる病に罹ります。
しかも、薪ストーブ症候群は、ワクチンはおろか特効薬もなく、薪ストーブを使わなくなるまで治らない病気と言われており、薪ストーブの恩恵に与っている以上、使わなくなることはあり得ません。
つまり、薪ストーブを知ったら、行き着くところまで、行くしかないのです。
失敬したいのは山々でしたが、
この看板を見るまでもなく、黙って持ち去るわけにはいかないのは、承知ですので、その場から立ち去りました。
ただ、自分が重度の薪ストーブ症候群でないのは、ごみ収集車を待ち伏せし、懇願してこの燃し木を貰わなかったことで、証明出来ますが、ここまでの展開を考える以上、重度のステージになるのは、時間の問題なのは、否定出来ません。
最後になりましたが、伐採済みであっても、そうでなくても、不要な木などがございましたら、可能な限り頂きたいと思っておりますので、お声を掛けて頂けると、幸いです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
【まちゼミ(親子で天ぷらを揚げてみよう!)】
今日は、定休日でしたが、これまでに何度かお話ししてる【ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)】の当日で、
参加した『佳肴 季凛』が企画した講座は、
《親子で天ぷらを揚げてみよう!》というものでした。
先々週の月曜日に予行練習をしたものの、初めての企画ですので、普段の営業日よりも神経を使うだけでなく、厨房というバックヤードを、一般の方に使ってもらうこともあり、昨日は、
油を濾し、
フライヤーを洗っておきましたが、いつも以上に神経を使い、洗いました。
フライヤーを洗う時は、
厨房の排水溝も、
掃除するのですが、フライヤー同様、普段やらないような箇所も、
入念に掃除しておきました。
そして、夜の営業が終わったら、
厨房の盛台をきれいにし、
天ぷらと素麺などを盛り付ける器を用意しておきましたが、言うまでもなく、今回の企画は、作った天ぷらを、お昼ご飯を兼ねて、食べて頂くものです。
そして、迎えた当日の今日は、
厨房に、天ぷらの衣を合わせるための道具や、
衣に使う粉も準備しておきましたが、『佳肴 季凛』で使っているものは、業務用ですので、一般の方が購入するのには、不都合ということもあり、普通に販売されている天ぷら粉とコーンスターチを使うことにし、コンスターチを使うのは、サクサク感を増すためです。
その後、今日の天種を用意することにしたのですが、粉同様、ご家庭でも準備しやすいものを考慮して、
竹輪、ウインナー、茄子、ピーマン、
天種の王道とも言うべき海老を準備し、海老は皮を剥いてから、伸ばしてもらうため、このままで、茄子とピーマンは、切り方を説明したいので、
丸のままのものも、用意しておきました。
その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
食事をしてもらうため、テーブルに半月盆などを準備し、
素麺を用意していました。
そうこうすると、
2組の参加者が見え、身支度をし、
手を洗い、《親子で天ぷらを揚げてみよう!》の開始です。
海老の皮を剥いたら、伸ばすために、自分が包丁目を入れたら、
真由美さんが、
伸ばし方のコツを、
伝授。
その後、天種に、
打粉をし、
衣を合わせることにしました。
大体の分量を伝えたら、
適当な硬さになるまで、卵、水、天ぷら粉、コーンスターチを混ぜ合わせてもらうと、案の定、お母さん達からの質問でした。
天ぷら専門店をはじめ、日本料理店のやり方とは違う部分はありますが、ご家庭で、出来るだけ簡単に天ぷらを揚げるコツを覚えて頂きたいので、このようなやり方にしたのは、ご承知おき下さい。
打粉をし終えたら、
見本ということで、
揚げることにし、その後、
真由美さんが手を取りながら、油に入れるコツを伝え、
一緒に揚げてあげました。
最初の女の子が揚げた天ぷらが、
こちらで、男の子の天ぷらが、
こちらでした。
天ぷらを揚げている間に、自分は、
素麺を茹で、
天ぷらを盛り付ける準備をしておき、
見本を、盛り付けておきました。
そして、見本を見つつも、思い思いで、
盛り付け、
それぞれの天ぷらが、
出来上がりました。
天ぷらを揚げている時、片方のお母さんから、大葉や海苔の揚げ方についての質問があったので、
ついでに揚げ、一緒に食べてもらうことにし、
麺つゆ兼天つゆを用意したら、
いよいよ、試食を兼ねたランチタイムです。
どちらのお母さんも、「お店屋さんのと同じで、美味しい!何となく、自分でも出来そうな感じです。」と、言ってくれ、お子様達も、「おいしいねぇ~♬」と、大満足の表情でした。
実習中に、何となく会話を交わすようになったこともあり、お互いが打ち解けて、食事をして下さったのも、喜ばしい限りでした。
最後に、主催した『富士商工会議所』のアンケートに回答してくれたところ、
先日行った予行練習が、功を奏したのか、自分達が予想していた以上のご感想を頂けたのが何よりで、人に教えることの難しさを改めて、感じた次第です。
参加してくれた方達がお帰りになったら、
夏休み中の娘達も加わり、今日のお昼ご飯は、別バージョンで《親子で天ぷらを揚げてみよう!》となりました。
今後も、食の大切さや料理を作る楽しさを知ってもらえるだけでなく、人のためになる役割を担えるような機会があれば、一介の料理人でしかありませんが、何らかの形で、可能な限り参加させて頂くつもりです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
頂き物の鰹(かつお)
昨日の昼過ぎ、釣り好きの知人から、「志村さん、カツオ釣ってきたんですが、1本もらってもらえませんか?」というメールがあり、すぐさまに、折り返しの電話をし、程なくすると、
この鰹を持って来てくれ、仕事柄、目方が気になるり、秤にかけると、
3,1キロで、
朝釣ったものゆえ、鮮度は抜群で、
背の尾びれに近い部分は、青みがかっており、反対の腹側の同じ箇所を触ると、鮮度が良いこともあり、ザラザラしていました。
以前お話ししたことがあるように、自分は、刺身というより、ありとあらゆる食べ物の中で、鰹がもっとも好きですので、嬉々としながら、その場で頭を落とし、水洗いしてから、
卸し、
半身を、
背と腹に分け、皮目の部分だけ、FIRE!
そのまま冷蔵庫にしまい、御客様がお帰りになったら、
鰹を包丁し、
ホールスタッフ、
女将兼愛妻(!?)の真由美さん、
そして、自分用に、刺身を盛り付けました。
一日の労をねぎらい、
ハイボールで喉を潤したら、
熱燗にシフトし、“お疲れちゃん♪”
ちなみに、一年365日、自分は熱燗で、冷酒を飲むことは、殆どありません。
明くる日の今日のお昼は、ちぎった海苔をちらした酢飯に、
包丁した鰹を乗せ、
万能葱、茗荷、大葉、胡麻をちらし、天に卸し生姜をあしらったら、出来上がり、
これが自分の分で、一方の真由美さんのが、
こちらでした。
鰹丼にする時は、
酢飯となじみやすいように、鰹の切身は、刺身の半分くらいの厚さです。
居ても立ってもいられない気分で、
卸し生姜入りの醤油を上から掛け、
食べ始めたのですが、これだけあると、食べるというよりも、穿(ほじ)ると言った方が、妥当かもしれません。
案の定、終わりに近づくにつれ、酢飯に比べ、鰹の方が多くなり、
酢飯が終わっていたので、
替え玉ならぬ替え飯ということで、白御飯を追加投入。
大満足のうちに、
完食し、夜は夜で、
最後の鰹を肴に、“お疲れちゃん♪”と相成り、頂き物の鰹を堪能したのでした。
ところで、この鰹を下さった知人のFacebookに、鰹の釣行日記が投稿されており、鰹好きの自分としては、お話ししないわけにはいかないので、お話しさせて頂きます。
朝4時に、
地元の富士市の田子の浦港から出港し、
漁場(ぎょば)である焼津沖まで、
船を走らせること、
約2時間、漁場に着き、ここからが真剣勝負の始まりです。
知人によると、「通常この時期、御前崎付近でよくカツオが獲れますが、今年は台風も多く、駿河湾にカツオが多く入っている様です。船に乗っているみんなで鳥山を見つかればその下にカツオやマグロがいますが、今年は海鳥がほとんどいない為、駿河湾に散らばった漁船の無線情報で、一気に船が集まります。漁場につくと、仕掛けを投入してから約10秒ほどで勝負がつきます。カツオ釣りの場合は1回で12時間近く船に乗ることもあります。」とのことで、
運良く、
GET!
そして、自分の下へ辿り着き、大好きな鰹を堪能した次第で、知人のYさんに、この場を借りて、お礼を申し上げると共に、機会があれば、また鰹がYさんの釣竿にかかるよう、鰹の神様に手を合わせておきました。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
和歌山県産の鱧(はも)と青森県大間産の本鮪
休市日でしたが、今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来ました。
活魚売場に行くと、
生簀に、
自分の買い番の札と共に、
和歌山県産の鱧が2本入っており、
そのまま移し、
持ち帰ることにしましたが、休市日でも、仕入れに来る人達もいるのは、いつものことです。
そして、帰る途中、
宅配便の営業所に立ち寄り、
築地から届いた鮪(まぐろ)を受け取り、『佳肴 季凛』に戻りました。
『佳肴 季凛』に着くと、
鱧を水槽に入れることのですが、
2本のうちの1本は、そのまま入れ、もう1本は、
夕方卸すので、ザルに入れた状態で、水槽で泳がしておきました。
夕方になり、
水槽から取り出し、
締めてから、
卸し、
落としに仕立てるため、包丁しておきました。
落としにして、冷蔵庫にしまっておくと、皮が硬くなるだけでなく、パサパサした感じになり、食感を大きく損ねるので、落としに仕立てるのは、お客様がお見えになってからです。
ですので、
今朝入荷した生の本鮪だけ盛り付け、
冷蔵庫にしまっておき、お客様がお見えになったら、
落としにしたて粗熱が取れた鱧、小肌(佐賀)、湯葉と共に盛り付けて、お出ししたのですが、こちらの四種盛りは、鱧料理の御客様のものです。
また、もう一つの刺身は、
特別会席の刺身でしたので、三種盛りでしたが、特別会席ということもあり、
ハーフサイズのふぐ刺をお出しし、今日のふぐは、静岡県舞阪産の天然のとらふぐでした。
大間など津軽海峡産の本鮪が入荷し始める時季は、夏の終わりからで、お盆を過ぎ、一時のうだるような暑さも和らぎつつあり、季節も少しずつ、秋に近づいており、それと共に、食材も変わり、四季を愛でる日本料理の良さを感じる今日この頃です。
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お盆休み明けの沼津魚市場
昨日、一昨日と連休させて頂いていましたが、自分が通う沼津魚市場も、
14日から15日まで連休で、【佳肴 季凛】同様、今日がお盆休み明けでした。
いつものように、一番最初に活魚売場に行くと、
売場の担当者は、
大分県産の鱧の仕分けに追われており、この隅に、
自分が注文しておいた鱧(はも)があり、『47-9』というのは、自分の買い番で、大分県産のものが5本ありました。
生簀を見ると、
殆どが蛸で、大きさも小さめでしたので、自分は素通りし、貝類専門の売場を覗くと、
栄螺(さざえ)と蜆(しじみ)が中心で、帆立や浅蜊などもありませんでした。
他の売場も、入荷は少なく、
別棟の売場も、
普段の半分くらいでしたが、この売場で、
『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)を、
仕入れ、この売場では、
北海道産の秋刀魚(さんま)が、
沼津魚市場に、
今季初めて、入荷していました。
ここ2,3年不漁が続いており、今年も不安視されており、水揚げの状況が気になるばかりで、参考のために、値段を訊いたところ、青息吐息・・・。
お盆休み明けで、沼津魚市場は、今日だけ開いて、明日休みで、築地などの中央市場は、今日と明日だけ開いて、明後日の日曜日が休みということもあり、どうしても荷動きも悪くならざるを得ない状況ながらも、自分の仕入れには、さほど影響がなかったのが、唯一の救いでした。
通常通りの入荷状況となるのは、週が明けてからとなりそうで、天候と共に、秋の気配となりそうです。
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仕込みの後は、流し素麺
連休二日目の今日は、
仕込みを、
色々とまではいかなくても、
それなりにし、
片付けと、
明日の器出しを終えたら、
流し素麺をするため、道具を準備し、富士宮市にある実家に行きましたが、流し素麺なのに、中華鍋があるのは、天ぷらを揚げるためです。
蕎麦、うどん、素麺などの和の麺類には、天ぷら以上の相棒はなく、揚げたてとなれば、問答無用の美味しさであるのは、語るまでもありません。
車を走らせること、30分弱。実家に着くと、
流し素麺に使う竹の樋(とい)を、実父が用意していて、
それを見た次女は、
水は勿論のこと、
素麺を流し、
水の勢いなどを、
確認していました。
そんな様子を尻目に、
自分は、天ぷらを揚げる準備を始めましたが、屋外ですので、
このような簡易的な揚場です。
折角の機会ですので、胡麻油とサラダ油で揚げることにし、
胡麻油とサラダ油の比率に決まりはありませんが、今日は、胡麻油1に対し、サラダ油3にしました。
樋の準備も、出来たこともあり、
天ぷらを揚げる準備をすることにし、今日の天種ですが、海老、下足、ウインナー、竹輪(ちくわ)、
南瓜、エリンギ、
椎茸、茄子で、
これらに、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
打粉(うちこ)をしてくれ、次女は、
器にめいめいの名前を記し、準備が完了しました。
準備を終えたの確認すると、自分は、
南瓜から、
色々と揚げていきました。
そうこうしていると、
御歳卒寿の祖母二人も同席し、揚方の仕事の目途が付いた自分は、
海老の天ぷらとハイボールで、グビグビ・・・♬にして、仕込みもしたので、‟お疲れちゃん♪”
その後、ほろ酔い気分の中、片づけをし、ZZZ・・・。夜まで、実家で過ごし、夕食後に花火をしたりと、去り行く夏はさておき、連休を惜しみながら、明日に備え、家路に着いたのでした。
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COMFORTABLE EBISU
今日(14日)と明日(15日)と、連休させて頂いておりますが、今日は、家族4人で、東京へ行って来ました。
最初に、
【しながわ水族館】に行き、その後、
原宿へ行って来ましたが、2人の娘達の希望の場所で、自分にとっては、おまけみたいなところだったのは、言うまでもありません。
自分の目的は夕食で、食事をしたのは、恵比寿にある【COMFORTABLE EBISU】で、こちらの料理長の滝野康二さんとのお付き合いのきっかけは、Facebookでした。
恵比寿駅の東口を出て、
歩くこと数分、大通りから、
小道に入ると、
このようなスタンドが入口にあり、
店内へ。
席に通され、暑さで干からびかけた喉を潤すため、皆で乾杯するものの、待ちきれず、画像無しで、自分は、
サッポロの“赤星”で、グビグビ・・・♬
程なくすると、お通しの飛騨ゴールドトマトの冷たい和風ポタージュ(写真 左)と、
ひじき(同 右)がテーブルに並び、日本料理の基本的な仕事を抑えており、久々に味わう職人仕事に、期待が持てそうな料理でした。
簡単に言えば、こちらのお店は、アラカルトを中心としているので、お品書きの中から、良さげなものを注文するスタイルで、
刺身の盛り合わせ(本鮪、赤鯥、はたの昆布締め、小肌)、
出汁巻玉子、
厚切りのロースカツなど、
色んな料理を注文しては、
あっという間に平らげ、これら以外にも、色々食べたのですが、志村家の“女三羽烏”の食べるスピードについてはいけず、写真はありません。
写真に収めなかったものひとつに、はたの南蛮漬があったのですが、味以上に、盛り付け方もさることながら、漬け込む玉葱の仕込みというか、包丁の仕方に、驚いた限りで、包丁の仕方ひとつで、料理が変わることを、改めて感じました。
包丁を使う技術は、料理人の技量を知るには、もっとも簡単なもので、包丁仕事の大切さも感じ、自らの戒めとなった次第です。
そんなことを感じた自分は、店内から、
都会の夕暮れを眺めながら、
ワイン(ロゼ)にシフトチェンジ・・・♬
お腹も一杯になり、帰ることにしたのですが、滝野さんは、
他のお客様の料理を作るのに追われており、残念ながら、ツーショットを撮ることは出来なかったものの、素敵な笑顔で応えてくれました。
お世辞抜きに全ての料理は美味しく、“女三羽烏”も満足してくれ、日帰り東京旅行の一日の〆に相応しいこと、この上なく、久し振りに職人仕事の料理を堪能出来た自分も、嬉しい限りで、こうして連休初日は過ぎたのでした。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
ふぐ料理は、急遽カウンターにて
ふぐ料理の御予約を頂いた昨日は、お客様のご要望で、
テーブル席に御席を準備しておいたのですが、夕方になり、色々と準備をしていると、御予約のお客様から、予定よりも早めの御来店になるとのご連絡のお電話がありました。
ここまではよくあることなのですが、この電話を頂いたのが自分で、「もしや・・・。」という予感を、確信とまではいかずも、ただの予感ではないことを感じました。
そんなことを感じながらも、
ふぐちりを盛り付け、
ふぐ刺を引き、下味をつけたふぐのあらには、
片栗粉をつけておきました。
夕べのふぐは、全て天然のとらふぐでしたが、刺身は三重県熊野産、ふぐちりは熊野と福井県敦賀産、唐揚は敦賀産です。
御予約のお料理をはじめ、ひととおりの準備を終えると、先程のただならぬ予感を持ちつつ、夜の営業時間となりました。
そのただならぬ予感の根拠は、御予約のお電話を頂いたのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんだったのですが、そのやり取りが、良い意味で普通の方ではないと感じたからです。
そして、御予約のお客様が御来店し、その姿を見た自分は、「もしや、もしや、Facebookで繋がっている〇〇さんですよね?」と、訊ねると、お客様は、「はい、そうです。ようやく、こちらに来ることが出来ました。」と、応えてくれ、予感は的中したのでした。
ちなみに、〇〇さんは、SNSでのやりとり
すぐに、御席をカウンターに御用意し、先付のもろこし豆腐や、
生の本鮪(塩釜産)の刺身を、
お出しし、この後は、
ふぐ刺、
唐揚など、当店のふぐ料理のコース通りにお出ししました。
初対面とは言え、既に、SNSを通じたお付き合いがある以上に、自分のブログ『もっと美味しいお話し』を、全てお読みになられているので、自分としては、まな板の鯉状態です。
しかも、自分同様、日本料理店の所謂オーナーシェフですので、否が応でも話は盛り上がっただけでなく、一方の奥様は、真由美さんと盛り上がり、時には、4人で盛り上がってしまいました。
ちなみに、お客様は、地元ではなく遠方の方なので、いつもよりも多くのことについて、お互いに忌憚なく話すことが出来、
料理の合間にお話しをするというよりも、お話しの合間に料理をお出しするような感じで、
最後まで、お料理をお出しすることが出来ました。
以前にも、東京・麻布の同業者のご主人が御来店したことをお話ししたことがあるように、同業者の話は実学そのもので、想像以上にためになる時間で、縁というものの大切さは、代え難いものがあります。
今後もこのような機会に恵まれる機会が得られるよう、様々な形で、日々の仕事に努めたいものですし、明日は、夏休みということで、東京へ行って来ます。
明日の夕食は、夕べのお客様同様、SNSで繋がった方のお店で食事をして来ますが、時代が変わり、SNSでない新しいツールが出て来ても、基本は人間で、その繋がりが全てのはずです。
これからも、そのような機会に恵まれるよう、日々の仕事に取り組んでいく所存です。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
マクロビオティックの小豆のアイス(後編)
前回のお話し(『マクロビオティックの小豆のアイス』)の続編です。
煮小豆に合わせるため、甘味の素を作るのですが、通常はカスタードクリームやアングレーズソースとなるのですが、今回は、マクロビオティックのアイスですので、卵、牛乳などを使いません。
甘味の素を作るのに、
今回使ったのは、
酒粕、
アーモンドプードル、
豆乳、
メープルシロップで、ここには載っていませんが、西京味噌も使いました。
フードプロセッサーに、
酒粕とアーモンドプードルを入れ、混ぜ合わせたら、
西京味噌を加え、さらに混ぜ合わせます。
アイスに西京味噌というと、馴染みがないかもしれませんが、西京味噌などの白味噌は、米糀を使っているので、穏やかな甘味があり、味に深みを加えてくれます。
十分に混ざったら、
メープルシロップ、
豆乳を加え、
固さと甘味を調節しながら、
とろっと流れる程度に仕上げます。
そこに、煮小豆を加え、
風味付けに、
日本酒を合わせたら、アイスの素の出来上がりです。
これを、
アイスクリームマシンにかけ、
固まったら、バットに移し、冷凍庫で冷やし固めます。
完全に固まったら、
出来上がりです。
動物性の食品を一切使っていないこともあり、自然の甘味の美味しさは何とも言えず、マクロビオティックを基本に据えた『佳肴 季凛』お出ししている“身体に優しい、美味しい日本料理”の〆のデザートには、相応しい限りです。
ただ、前回の冒頭でお話ししたように、“自分の自分による自分のための小豆のアイス”にして、隠し球的なデザートですし、作り方も、バージョンアップするかもしれません。
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毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
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マクロビオティックの小豆のアイス(前編)
アイスなどを食べることの少ない自分でも、こうも暑いと、やはり食べたくなるもので、
自分用に、小豆のアイスを作ることにしましたが、マクロビオティックを基本にしていることもあり、卵、上白糖、乳製品を一切使っていません。
それこそ“自分の自分による自分のための小豆のアイス”で、小豆は、
栽培期間中、農薬、化学肥料を使用していないもので、普段、
雑穀御飯にも入れて炊いているものでもあります。
小豆は、前日から水に浸しておき、
軽く水洗いしてから、
ざるに上げます。
その後、小豆と水を鍋に入れ、
火に掛けます。
しばらくすると、
アクが浮いてくるので、丁寧に取り除き、小豆に火が入ったら、
茹でこぼしたら、
再び鍋に入れ、
水を注ぎ、火に掛けます。
先程と同様、アクが出て来るので、丁寧に取り除き、
頃合いを見計らい、てんさい糖を数回に分け、味をつけていきます。
てんさい糖だけでなく、
和三盆も加え、
さらに、
日本酒、
赤酒、
そして、
味醂を加え、
煮詰めていきます。
日本酒、赤酒、味醂を加えるのは、旨味と甘味に膨らみを持たせてたいからで、普通に煮小豆を作る時に入れることはありません。
水分を完全に飛ばしたら、
バットに移し、
煮小豆の出来上がりです。
煮小豆が仕上がれば、半分出来上がったようなものです。この後のお話しは、次回ということで・・・。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
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