鱧天カレー
賄いは、その時の余りものを使い、何となく食べたいものを作るのですが、作る余裕がない時は、作り置きして冷凍しておいたカレーにすることが多く、
そんな今日のお昼は、カレーでした。
御飯はいつものように、雑穀御飯で、雑穀御飯の中には、玄米、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きびが入っており、今日は、カレーだけでは味も素っ気もないので、素焼きした南瓜、ズッキーニ、素揚げした茄子、湯がいたオクラも一緒に添えました。
また、カレーと言えば、豚カツなどの揚物をトッピングするのが、一般的ですが、この時季は、鱧(はも)が旬ということもあり、
鱧の天ぷらをトッピングした鱧天カレーにすることもあります。
骨切りをし、
打粉をしたら、
小麦粉、水、卵を合わせた衣で揚げます。
ちなみに、お昼の賄いは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんと自分の二人分ですが、天ぷらの個数については、お気になさらず・・・。(笑)
それを、
雑穀御飯の上に乗せ、
カレーを添えたシンプルなものです。
カレーは、余りものを冷凍しておいたもので作ったものですので、
写真にあるようなペンネをはじめ、野菜の皮などが入っており、言うなれば、闇鍋に近いと言っても過言ではありません。
また、この日は、
もずく酢、
生野菜も、用意しました。
真由美さんは、普通にカレーを乗せるのですが、
自分は、ルーを少しずつ掛け、
別盛りにするのが、いつものことです。
別盛りにするのは、ルーの味が強過ぎて、白米にせよ、雑穀御飯にせよ、お米そのものを、味わえないからで、酢飯を使った丼ものは別にして、基本的に、丼ものは、どんなものでも別盛りにしています。
鱧の天ぷらは、軽い味わいが何とも言えず、そのホクホク感をと旨味は、他の魚にないものがあり、ついつい賄いにしてしまい、鱧を使った賄いについては、以前お話ししたことがあります。
まだまだ、鱧の時季は続くので、鱧天カレーに限らず、鱧を味わえるのが、密かな楽しみですし、多くの方に、鱧の美味しさを堪能して欲しいものです。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。