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産地による“鱧”の性格の違い

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“鱧(はも)”は、沼津の魚市場では、
kagohamo.jpg
このように、飛び出さないよう、生簀というより、籠の中に入っています。
その籠の手前には、
yamaguchi.jpg
産地、本数、目方が書かれています。この“鱧”は、3本で、1,5キロのものです。
山口の他に、入荷して来るのは、
wk.jpg
“wk”と省略されていますが、和歌山や、
ooita.jpg
大分、
ehime.jpg
愛媛、そして
china.jpg
中国などです。
言うまでもありませんが、産地が違えば、味も違いますから、値段も当然違います。
これらは、仕入れる者にとっては、非常に重要なことなのですが、それ以上に、面白いのは、“鱧”は、産地によって性格が、全く違うのです。
ご存知のように、“鱧”は獰猛な性格で、“鱧”という名前は、食む(はむ)が転じて、“鱧”になっていて、噛みつくのが、その習性が、一番の特徴です。
そして、その歯は、
hamonoha.jpg
このように鋭く、牙と言ってもいいかもありません。
また、水槽から活きた“鱧”を取り出し、
suisouhamo.jpg
締めて(殺して)、卸す時は、噛みつかれないように、
kiriotosi.jpg
口の先端を切り落とします。
先ほどお話ししたように、産地によって、性格が違うのですが、これらの産地の中で、一番獰猛な性格なのは、和歌山産の“鱧”です。
ちょっと手荒く扱うと、すぐに暴れるますし、水槽で泳いでいる時も、攻撃的な仕草をすることもしばしばです。
逆に、一番おとなしいのが、中国産で、国産では、大分のものです。さらに、このことは、骨や皮の硬さに、ほぼ一致するのです。
そんなこともあり、自分が仕入れる“鱧”は、入荷状況にもよりますが、和歌山産を中心にしています。和歌山産の“鱧”は、骨や皮が硬くないだけなく、身の質も良く、美味しいからです。
9月に入り、“鱧(はも)”の季節も終わりが、近づいて来ますが、当店では、もうしばらくお出しする予定です。まだ、召し上がっていない方、“鱧”が好きで堪らない方は、是非、是非。
★★★ 9月限定 会席料理【秋ごよみ】(夕席) ★★★
akigoyiomi.jpg
        (全9品  お一人:3,000円)
お陰様をもちまして、当店は三周年を迎えることが出来ました。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しました。
本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。
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