かき揚げ付の蕎麦が、お食事の『特別会席』
当店のお品書きを開くと、
『特別会席』(要予約)というコース料理があり、
料理内容は、お客様と相談の上で、決めさせて頂いております。
そんなこともあり、献立は、かなりバリエーションに富んでおり、様々な料理内容については、こちらをお読み下さい。
ところで、この時季の『特別会席』は、ふぐ料理をメインにしたものをお出しすることが多いのですが、先日お出ししたものは、これまでにはないものでした。
先付は、
南瓜を使った南京豆腐で、その次が、刺身の第一弾として、
ふぐ刺をお出ししました。
ふぐは、もちろん天然のとらふぐ(三重)で、この次が、
ふぐの唐揚げで、ふぐ刺同様、天然のとらふぐ(氷見)で、“ジャンボちゃん”と呼んでいる4,0キロ以上の超特大のもののほっぺの部分を、下味をつけてから、揚げたものです。
ふぐの唐揚げの次が、
刺身の第二弾として、このような刺身をお出ししました。
生の本鮪(那智勝浦)の赤身と中とろ、蛸(愛知)、帆立(北海道)、小肌(佐賀)、湯葉の六種盛りで、お客様のご要望が、「刺身を多目に・・・。」ということでしたので、このようなものになりました。
そして、メインと言うべきものが、
牛肉のしゃぶしゃぶで、
つけだれは、お手製の胡麻だれでした。
『特別会席』では、和牛をお出しすることが多いのですが、お客様のご予算もあったので、この時は、静岡県産の交雑牛のサーロインをお出ししたのですが、交雑牛とはいえ、質の良くない和牛よりも、すっと良いもので、素材に妥協出来ない自分でも、納得がいくものでした。
牛肉に添えた野菜が、
キャベツ、長葱、榎、水菜、くずきり、豆腐でした。
鍋の野菜というと、白菜を使うことが多いのですが、肉類の鍋には、白菜よりも、キャベツの方が、相性がよく、白菜は、魚介類のものの方が合うので、このようにしています。
お出しする時は、
日本酒、塩、薄口醤油を入れた二番出汁を土鍋に入れ、厨房で温めてから、お出ししました。
このあと、
銀鱈(アラスカ)の西京焼と、
牡蠣(広島)の辛子酢掛けを、お出ししました。
そして、お食事が、
かき揚げ付きの蕎麦でした。
かき揚げには、
玉葱、榎、人参、もずく、三つ葉が入っており、蕎麦は、
市販の乾麺を使ったものでした。
これまでに、色んなお食事をお出ししたことがありますが、所謂天ぷら蕎麦をお出ししたのは、初めてのことで、このお食事も、お客様のご要望によるもので、『特別会席』ならではのことです。
そして、デザートが、
苺のアイスで、赤い色が特徴の紅ほっぺという品種の苺で、仕込んだものです。
『特別会席』は、何でもありと言えば、何でもありですので、可能な限り、対応させて頂きますので、ご予約の際に、お申し付け下さい。
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