グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ 別名“そうめんかぼちゃ”こと金糸瓜(きんしうり)の仕込み

別名“そうめんかぼちゃ”こと金糸瓜(きんしうり)の仕込み

リアルタイムの【佳肴 季凛】の様子は、facebookか、twitterを、ご覧下さい。
前回、前々回に引き続いて、『海月(くらげ)と金糸瓜(きんしうり)の無花果(いちじく)掛け』のお話しです。海月、無花果とお話ししましたが、今回は、もう一つの食材である金糸瓜についてです。
これが、金糸瓜です。
kinsiuri.jpg
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、金糸瓜は、別名“そうめんかぼちゃ”とも呼ばれていて、加熱すると、果肉が糸状にほぐれるのが特徴です。
金糸瓜の仕込み方ですが、先ず半分に、包丁します。
kinisihalf.jpg
その次に、スプーンなどで、
kinisitane.jpg
種を取り除き、水の入った鍋に、金糸瓜を入れ、火にかけます。水が温まり、金糸瓜にも火が入り始めると、
kinisinabe.jpg
白っぽい色から、段々と黄色っぽくなってきます。10分から15分ほど経ち、鍋のお湯も沸騰する頃になると、
kinisihogure.jpg
果肉が、このように、中心から糸状にほぐれ始めます。言うまでもありませんが、沸騰している鍋ですから、はっきり言って熱いですし、作業をしながら、「うっ、あ゛っづい」の連発です。
完全に全部がほぐれるまで、茹で続ければいいのですが、火の通り方が均一ではないので、こうせざるを得ません。
ですので、火の通り方をみては、鍋から金糸瓜を取り出し、氷水につけながら、
kinisiyude.jpg
作業を繰り返します。完全に火が入ると、
kinsikawa.jpg
こんな感じになり、それ以上に火が入らないように、氷水につけます。最後には、
kinsikawafinish.jpg
皮一枚だけになります。
その後、氷水から
kinsi.jpg
ざるに上げます。この時の食感は、シャキシャキしており、太めに包丁した大根のつまを茹でた感じです。
鰹出汁に塩、薄口醤油、味醂、日本酒で味を調えた出汁に、
kinisihukume.jpg
漬けます。このまま、お出しすれば、“金糸瓜のお浸し”になります。ところで、お浸しと言うと、茹でた野菜に醤油をかけ、鰹節を乗せてものと思われていますが、味のついた出汁に浸してあるので、お浸しなのです。
前回の海月同様、下味をつけることで、水っぽくならず、食べた時に、より美味しさを感じることが出来ます。
色んな野菜がありますが、金糸瓜はその中でも、仕込みに手間がかかる野菜の一つかもしれません。ただ、仕込みに手間がかかるわりには、そのものの味自体はありませんが、海月などの他の食材と合わせることで、味わうことが出来ます。
また、出回る時季も、夏の終わりから、秋ぐらいまでです。野菜の本当の旬というものが、分からなくなってから久しくなります。そんな中にあって、金糸瓜は、旬を味わえる数少ない野菜かもしれません。
★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★
akigoyiomi.jpg
        (全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は四周年を迎えることが出来ました。そんな感謝の想いを込めた夜の会席コースを御用意致しました。
なお、お召し上がり頂ける期間は、10月7日(日)までとなっております。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
  店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの上へ戻る