平成29年版 生の本鮪ランキング
昨日(5日)が、
築地の初市で、毎年、初市の話題は、
本鮪の初セリの値段で、青森県大間産の本鮪が、1本3645万円(キロ単価9万円)と、今日の新聞に載っていました。
そんな今日、築地から、『佳肴 季凛』に入荷したのが、
青森県三厩産の生の本鮪で、大間と同じ津軽海峡産らしい脂の乗り具合でした。
ここまでが前置きで、前回の最後でお話ししたように、今回は、昨年の生の鮪の年間ランキングについてです。
年間ランキングを決めるため、このブログの鮪(まぐろ)のカテゴリーに書いたものを遡って、順位を改めて確認しました。
あえて順位を付けることはせず、5本の指に入るものを、入荷した順番に、挙げることにしますが、記憶に残っていることもあり、全てではありませんが、何らかの記述があるので、詳しいことは、リンク先を御覧下さい。
最初が、
2番目が、
3番目が、
そして、4番目が、
12月半ばに入荷した静岡県下田産で、最後が、
順位をつけないとは言ったものの、この中でも、3月の那智勝浦産が、自分としては、一番だと言えます。
太平洋産の方が、赤身と中とろのバランスが良く、脂が軽いこともあり、本鮪というか、魚らしい味わいが感じられるのが、自分の判断基準ですので、このような結果となりました。
また、那智勝浦、銚子、塩釜などは、マグロ類だけでなく、色んな魚が水揚げされることもあり、腕の良い漁師が多く、水揚げした後の処理の仕方などが上手なことも、結果として、身持ちが良くなることも、確かなのです。
大間などの津軽海峡産のものは、夏場から水揚げがあるのですが、水温の関係で色持ちも悪く、期待外れだったりすることも、しばしばあります。
また、それらは、延縄だけでなく、釣のものもあり、釣のものは、延縄のものに比べると、劣ることも多いのです。
というのも、釣のものは、水揚げされるまでに、暴れるので、どうしても、身の質が落ちざるを得ません。
その中でも、塩釜産と同じ頃入荷した大間産は、
昨年のランキングでは、次点とも言うべきものでした。
大間同様、次点ではないものの、記憶に残っているのが、
キプロス産のもので、高評価に値すべき本鮪でした。
今年も、色んな生の鮪を仕入れることになるでしょうが、良い鮪に出会いたいものです。
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