マクロビオティック風の生わかめ丼
今が旬の食材の一つの生わかめですが、
最近では、地元の静岡県富士市の田子の浦でも養殖されるようになり、試しに仕入れてみました。
生わかめは、新わかめとも呼ばれており、
広げるとこのような形をしており、色も茶褐色です。
真ん中には、
茎があり、この歯応えが好きな方も多いかと思います。
さっと湯通しして、ポン酢などをつけて食べるのが、もっとも簡単で、生わかめの風味をそのまま味わうことが出来、自分も好きな食べ方の一つです。
自分の食生活の基本は、マクロビオティックを基本に据えていることもあり、この生わかめを使って、丼を作ってみることにしましたが、自分のマクロビオティックについての考えは、こちらをお読み下さい。
生わかめは、
沸騰したお湯に入れると、
それこそ、あっという間に、鮮やかな緑色に変わります。
すぐに、氷水に落とし、
粗熱が取れたら、
氷水から上げ、
フードプロセッサーにかけます。
この程度まで、
細かくしたら、
卸したての本山葵、
鰹節と共に、適宜入れたら、
土佐醤油を入れ、よく混ぜ合わせたら、
雑穀御飯に乗せ、
マクロビオティック風の生わかめ丼の出来上がりです。
雑穀御飯には、無農薬の玄米をはじめ、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きびの7種類が入っています。
今風に言うなら、インスタ映えこそしませんが、生わかめ丼は、自分にとっては、願ったり叶ったりの食事で、地味ながらも、滋味深い味わいは、マクロビオティックを基本にすえた当店の“身体に優しい美味しい日本料理”そのものです。
もっと言うなら、素材本来の美味しさを味わう日本料理の真骨頂と言っても、過言ではなく、生わかめ丼に、野菜をふんだんに使った汁物と、根菜類の煮物、糠漬が加われば、素なる贅でしかありません。
この反対に、日本料理には、
天然のとらふぐ、
鱧(はも)、
すっぽんなど、美食とも言うべき素材があり、贅なる贅です。
素なる贅、贅なる贅。どちらも、自分にとっては、日本料理そのもので、これらを多くの方達に知って頂くための努力を怠るなく、日々の仕事に取り組みたいと思います。
2018.3.4|賄(まかな)い マクロビオティック 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
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