平成30年7月の鮪(まぐろ)コレクション
8月に入り、先月からのとんでもない暑さが続いておりますが、この暑さには絶句状態にして、如何せん・・・。
暑いと言っても始まらないので、今日も『もっと美味しいお話し』で、暑くもとい、熱くお話しさせて頂きますが、今回のお話しは、月1恒例の鮪コレクションで、お読み頂いている方はお分かりのように、全て東京・築地から入荷したもので、6月同様、生の南鮪(天然)でした。
南半球に生息している南鮪は、インドマグロとも呼ばれ、冷凍ものが多く流通していますが、夏になると、正反対の真冬の南半球ですので、脂が乗り、まさに旬の魚とも言えます。
7月のトップバッターは、
オーストラリア産で、皮ぎしの部分は、かなり脂が乗っており、ピンクと言うより、白いくらいで、とろの味もさることながら、赤身も上質でしたが、とろの部分には傷があり、使えない部分は、このようになりました。
この次からは、
ニュージーランド産が、
3連荘で、
入荷しました。
そろそろ時季的にも、南鮪のピークも過ぎた感があり、例年だと、津軽海峡の青森・大間や北海道・戸井などの延縄や釣りの本鮪が入荷してくるのですが、今年は、7月1日から、大型クロマグロの漁獲規制が、急遽スタートしたことにより、セーブしながら、漁をせざるを得なくなってしまいました。
水産庁によって配分された旋網漁と沿岸漁業の漁獲枠が、沿岸漁業に対してあまりに不利なもので、今後の水揚げに、マグロ類を扱う人達の間には、大きな不安があります。
ともかく、杞憂で終って欲しい限りだけでなく、今後の水揚げ、入荷に気を揉む昨今です。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
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