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静岡県由比(ゆい)の酒蔵『英君酒造』

月曜日の今日は、御予約を頂いたので、

ランチタイムのみ営業し、3時過ぎには、片付も終わったのですが、先週の定休日は、

静岡市の由比にある『英君酒造』に、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんと、行って来ました。

『佳肴 季凛』では、

本醸造の冷酒を使っているのですが、今回訪問したのは、近いうちに商品化する予定のドレッシングに、

こちらの純米吟醸酒を使うからです。

玄関をくぐると、

いきなり、

歴史を歴史を感じさせるものが目に入ったのですが、これが何たるかを訊かなかったのは、後の祭りでした。

歴史とお話ししましたが、こちらは、明治14年(1881年)の創業で、現社長が5代目で、酒蔵の名前の由来は、明治時代に、駿府(現在の静岡市)に隠居していた江戸幕府の最後にして15代の将軍、英なる君主、徳川慶喜公にあやかったとされています。

現在では、静岡県で開発された酵母のみを使用し、蔵内から湧き出す井戸水で、じっくりと醸造し、高い香りによって、五味つまり、甘味、苦味、酸味、辛味、渋味んぼバランスを重視し、自然かつ爽やかな風味のある日本酒作りに徹していると、社長自ら、教えて下さいました。

そんなイントロを経て、

蔵の中を案内してもらうと、

厨房で使う道具類の親玉の親玉というような道具類が、

どこそこにあり、

建物そのものは、

歴史を感じるものの、遠慮して撮影しなかったものの中には、醸造する過程での様々なデータを分析するシステムなども導入されており、目を見張るばかりでした。

アルコールであれば、何でもごじゃれのオールカマー、しかも、真夏でも熱燗の自分にとって気になったのは、

仕上った日本酒を貯蔵するタンクで、その容量、

7665リットル。

ということは、一升瓶にして、4200本超。一日1本開けたとして、4200日つまり、11年。半分の5合にして、22年。さらに半分とすると、44年。

今年の12月で50歳となる自分ですので、2合半呑んで、未成年飲酒をありにして、やっとクリアですが、これまでの日本酒を含めた総アルコール摂取量だけを考えると、まぁまぁクリアしているはずです。

威張ったり、誇ったりすることではありませんが、優秀な納税者なのは、否定する余地はありません。

また、7756リットルの下にある46.1.20というのは、昭和46年1月20日つまり、1971年1月20日のことで、自分の誕生日が、その4週間前の1970年12月27日ですので、この樽とは同い年ということになります。

この樽を見ながら、このような計算めいたことをしていると、社長が、「志村君なら、これくらい呑んでるよね?」との問い掛け。

志村君はいいけど、君って・・・!?

ここまでお話ししていると、社長とは、初対面と思われる方も多かったでしょうが、実は、社長とは、中学、高校の7つ上の先輩にして、Facebookでも繋がっており、自分の日常は筒抜けですので、後輩呼ばわりされるのは、ごくごく普通のことなのです。

蔵を見学させて頂いた後は、

仕込みに使っている井戸水と、

そうでない別の井戸水を飲み比べさせてもらいました。

そして、玄関に戻り、

売店へ。

こちらに来た主たる目的はあっても、呑み助は、ここを覗きたいもので、社長のお心遣いで、

夏用の冷酒『英君(エイキュン)を頂き、

自分は、

山廃仕込みの純米酒を求め、

件の富士川産の天然のすっぽんで、その味を堪能したのでした。

お話しは前後してしまいますが、

帰る際に、玄関前で、社長兼先輩と写真を撮らせて頂き、こちらを後に下のですが、由比には、

先輩、

後輩も多く、色々と行脚し、なかなか遠出が出来ない社会状況でありながらも、近場で有意義な一日を過ごすことが出来ました。

母校愛を温め、自分があるのは、あの6年があったと思うと、人の縁に酔っただけでなく、

この週は、

由比繋がりが多く、

沼津魚市場で行き会う由比の魚屋さんが作った干物を肴に、

晩酌をしただけでなく、

由比産の枇杷(びわ)を、

頂き、

それこそ、由比というより、有意な一週間でした。

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