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“Henessy(ヘネシー)”の梅酒&梅のアイスのクリームソーダ

先日、

梅のアイスの作り方をお話ししましたが、 既に在庫はなく、その最後を後生大事に取っておいたもので、

クリームソーダを作りました。

クリームソーダと言っても、

所謂クリームソーダではなく、

梅のアイスを仕込んだ時にも使ったヘネシーで仕込んだ梅酒を、

使ったものですので、言うなれば、大人のクリームソーダということになります。

グラスに、

氷を入れるのですが、製氷機から出した直後のものでなく、一晩マイナス30度の冷凍庫で、更に冷やしたものです。

そこに、例の梅酒を注ぐのですが、

ヘネシーで作ったものですので、こちらは、マイナス20度の冷凍庫で冷やしておいたものです。

ヘネシー自体のアルコール度数が、40度ですので、マイナス20度程度では、凍ることはありません。

そこに炭酸を注ぎ、

氷同様、マイナス30度の冷凍庫にしまっておいた梅のアイスを乗せ、

ミントをあしらえば、贅沢にして、上質なクリームソーダの出来上がりです。

ヘネシーに限らず、高級な飲物や料理は、居間や炬燵で味わうものではなく、ここに書くと、下品どころか、女性、昨今にあっては異性蔑視になるかもしれませんが、然るべき場で、味わってこそだと思います。

ヘネシーと言えば、自分にとっては、忘れられない思い出があり、この道に転ががった30年近く前のことです。

この道とは、料理人の世界のことで、その始まりは、東京・新宿の鮨屋で、嫌々で進学した大学生活を支えるバイトでした。

小さいながらも、その鮨屋は、場所柄は勿論のこと、様々な事由で、東京ならではの方々が常連さんの多くが通って下さり、所謂バブル景気の名残があり、ペーペーの自分も、その恩恵に与ることもしばしばで、当時のトレンディードラマ(今となっては、死語というか、古語ですが・・・)に描かれることのないような特殊な東京を、何度も経験しました。

そんな中、常連さんが、店主である親方が留守にした時に、御来店され、先輩の職人以下、4,5人を、仕事が終わり次第、行きつけの高級クラブに誘ってくれたのです。

当時、自分は、紅顔の美少年の名残のある二十歳(はたち)過ぎで、あればあるだけ飲める時で、学費と家賃は親が面倒見てくれていたこともあり、バイト代の殆どは遊興費に費やし、学生らしからぬ生活をしていました。

ちなみに、バイト代は、月当たり15から20諭吉で、自らの日に2,3回の口は、鮨屋でまかなえるので、それが全て小遣いで、最低限の授業には出席していたものの、大学には友人らしい友人もおらず、試験が近づくと、過去問集めのために、バイト代を試験対策につぎ込み、大学生活は、人生予備校の経費だったと言っても過言ではありません。

この話はさておき、常連さんが連れて下さったのは、隣国の半島系のクラブで、自分達は常連さんに遅れて、クラブ界隈に着くと、スマホどころか、携帯も無かった頃で、向かうべきクラブに公衆電話から連絡し、程なくすると、半島系のドラマに出て来るような美女が迎えに来てくれました。

店内に入り、着席すると、常連さんが、「お疲れさん。よく来たな。まぁ、飲め飲め。」と、ヘネシーの水割りで、乾杯したのは、10時くらいだったような気がします。

「皆、若いんだから、水割りじゃ、酔わないから、あれの準備して。」と従業員に声を掛けると、水割りグラスを逆さにして台にしたところに、リキュールグラスを置き、そこにヘネシーが注がれると、「端から、いけいけ(飲め飲め)!」と、ストレートのヘネシーのストレートの一気飲みが始まりました。

綺麗なお姐さん達も同じ様に飲み、あっという間に、2、3本空いたかと思うと、その後、界隈の半島系の店を、4、5件行き、鮨屋に戻ったのは、6時近くで、定休日だったこともあり、昼過ぎまで、皆で座敷で雑魚寝し、文字通りの二日酔いのまま、解散。

その常連さんが一晩で使った金額は、諭吉の束は1つは確実で、それはそれは、楽しい思いをし、酒にまつわる経験の中で、もっとも楽しかったのは間違いなく、だからこそ、ここまで鮮明に覚えているのです。

このような経験は、これからの人生で、恐らくないはずですが、この酷暑に負けないくらい熱く、そして代え難い人生を経験出来るよう、日々の仕事に臨みます。

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当店では、お手製のドレッシングの【野菜感溢れるドレッシング】を販売しております。

当店の【西京漬】にも使っている有機JAS認証の西京味噌、『英君酒造』の純米吟醸酒で仕込んだ逸品です。

1本280ml入りで、

700円(税別)となっております。

通販サイトの方の準備が整っていないので、しばらくの間は、直接のご注文となりますので、宜しく御願いします。

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