GO TO 浜松
月曜日ということで、定休日でしたが、
明後日の火曜日が、
沼津魚市場が休みということもあり、今朝は、仕入れに行って来ました。
一番最初に向かった売場で、
自分宛ての静岡県舞阪産のとらふぐ(天然)を受取り、
中を確認すると、7本(5,8キロ)全てスイスイとなれば、
萌え燃え・・・❤
海水が濁っているのは、お腹に入っていた餌(えさ)を吐き出したからですが、天然ですので、餌というより、捕食したものと言った方が正確かもしれません。
舞阪と言っても、静岡県内の方でも馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、かつては浜名郡舞阪町で、“平成の大合併”により、浜松市に編入されたこともあり、浜松と言った方が分かりやすいかもしれません。
車に積んだら、
他の仕入れをし、魚市場から戻り、荷物を下ろしたら、
定休日ゆえ、出汁を引くなどのルーチンの段取りはせず、
締めたら、血抜きのため、発泡スチロールに戻しておき、
先ずは、小肌(佐賀産)の仕込みに、取り掛かりました。
そうこうしていると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも仕事を始めてくれ、仕入れ用の軽トラの掃除、
明日のバスツアーの御席の準備、
明日の揚物の仕込みをしてくれ、
揚物は、海老の彩り揚げと鯵の新挽(しんびき)揚げです。
その後、
真由美さんが水洗いしたとらふぐを、
自分が手直しをし、洗い上げたら、
真由美さんが、
拭き上げてくれ、
冷蔵庫へ。
それまでに、自分は、
先付の南京豆腐(南瓜で作った豆腐)、
米を研いだら、
刺身用のつま、
酢物に使う胡瓜、
お新香を仕込み、その間に、
まな板周り、
カウンター内の床、
側溝の掃除を終えた真由美さんは、
洗い物をしてくれました。
そして、
包丁を砥いだり、
出汁用の鍋などを準備し、
昼過ぎまでには、
休日出勤が終了。
ところで、冒頭でもお話ししたように、今日のとらふぐの産地の舞阪は浜松市内にあり、
偶然にも今朝の『静岡新聞』に、
“トラフグ食べに「Go To 浜松!」”の見出しと共に、
舞阪つまり、遠州灘産のとらふぐの記事が、
掲載されていました。
かつて、浜松市舘山寺の旅館で働いたこともあるので、浜松には郷愁の念もあり、今現在、“ふぐに魅せられし料理人”として、天然のとらふぐを全国各地から仕入れており、その一つが浜松市舞阪であるとなれば、縁を感じざるを得ず、「縁は異なもの 味なもの」とは、よく言ったものです。
さらに言えば、その旅館の取引先の一つだった魚屋が、今の仕入先だと思うと、並々ならぬ想いもあり、縁や繋がりは大事なことで、SNSが普及し、オンラインが日常とはなっても、リアルなふれあいこそが、人の人たる所以である以上、些細な縁を、ぞんざいにすることは出来ません。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、11月5日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
2020.10.19|バスツアー ふぐ 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
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