グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ 夏休みごはん・後編

夏休みごはん・後編

料理が好きで料理人になり、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人こと、日本料理店『佳肴 季凛』の志村弘信です。

そんな想いを認(したた)めること、今日で3405回目。ということで、今回もお付き合いのほど、宜しくお願いします。

今日は一週間の終わりの土曜日ですが、今週は新学期のちびっ子や学生の方もも多かったようで、我が家の2人の娘も然りでした。

また、普段は2人共、お弁当持参での登校ですので、そのお弁当を作るのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、今日のお弁当は、

焼おにぎり弁当で、沼津魚市場に仕入れに行かない時は、揚物や焼物を仕上げることもある自分です。

言うまでもありませんが、新学期の前は、夏休みだったわけで、先日『夏休みごはん・前編』というお話しをし、今回は、その後編になります。

前編同様、麺類、丼ものなど、ワンプレートというより、ワンボウルが基本で、

後編のトップバッターは、冷やしかき揚げうどんで、器ひとつにしているのは、洗い物をしないことが多いからです。

麺類の場合、うどんが殆どで、うどんにするのは、次女の好みによるのですが、次女は、素麺、蕎麦を好まない傾向にあり、一方の長女は、素麺が一番のお気に入りで、2人の好みの違いに、自分も真由美さんも頭を悩まされています。

その次は、

野菜カレーで、茄子、蓮根、玉葱、パプリカ、ピーマンを素揚げしたたものを盛付けてあり、御飯は玄米ベースの雑穀御飯でした。

目鉢鮪(めばちまぐろ)の切り落しとすきみの鉄火丼が続き、

どちらも既製品なのですが、そもそも鉄火丼というのは、酢飯に鮪を盛付けたもので、鮪丼という場合、白御飯のそれです。

さらに言うと、鮪丼は、あずま丼とも呼ばれ、切身を醤油ベースのたれに漬けた、所謂(いわゆる)づけを乗せたもので、似て非なるもので、若干の違いがあります。

そして、鉄火丼を挟んでのカレーとなり、

揚げ玉を乗せてあるので、たぬきカレーとも言うべきカレーで、その次が、

めかぶ、とろろ、モロヘイヤをトッピングしたネバネバ系の蕎麦で、ネバネバが好きな次女ゆえ、こういうものは、蕎麦でもよいとのこと。

如何せん、娘とは言え、人の好みとは分からないものです。

今年の夏休みごはんも、“ラス前”となり、 蛸(たこ)とすきみのハーフ&ハーフ丼で、

先程の鉄火丼同様、すきみは既製品なのですが、既製品のすきみは、いつの頃からか、ねぎとろと呼ばれており、今世紀になってからは、その名が定着しているような気がします。

そして、オーラスは、

チキンカツカレーでした。

2021年版の夏休みごはんは終わりですが、土日のいずれかは、お弁当無しのことが多いので、娘達の昼ごはんは、これまで同様続きます。

商売抜きの料理は、気兼ねなく作ることが出来るだけでなく、新しい料理のヒントになることもしばしばです。

そんな今日の自分と真由美さんの昼ごはんは、

野菜だけで仕立てた冷やし中華でした。

たれは、当店オリジナルの『胡麻だれ』で、

ネットでご購入いただけるセットもご用意いたしました。

茄子、モロヘイヤ、めかぶ、ミニトマトにはじまり、刻み野菜には、茗荷、アーリーレッド、人参、胡瓜が入っており、天にあしらった紅蓼(べにたで)と、全9種類です。

注:めかぶは海藻ですので、野菜の範疇にしているのは、ご理解下さいませ。

マクロビオティック(玄米菜食)を基本に据えていることもあり、『胡麻だれ』もノンケミカルで、具材も野菜のみですので、今日の冷やし中華は、マクロビ的冷やし中華ということになりました。

賄いの楽しみは、余り物、頂き物のような限られた食材を、自分が思うままに仕立てることです。

ただ、そうでない時(≒食べたいものを食べたい時!?)もありますが、料理の持つ無限の楽しみと美味しさに勝ることは、ありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの上へ戻る