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蜜柑(みかん)のアイス

“佳肴 季凛”のリフォーム工事をしてくれたマクスの社長の奥さんから、先日頂いたのが、みかんです。また、奥さんもこのみかんについて、ご自身のブログでも書かれているので、是非ご覧下さい。
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みかんとは言っても、まだ熟したものでなく、摘果したものです。なので、その青さから想像がつくかと思いますが、すっぱいのです。
もらった時も、
「志村さん、これって何かに、使うことが出来ます?」と、言われたのですが、
「もちろん、使います。」
「どうするんですか?」
「それは、出来るまでのお楽しみです。近いうち、ブログにアップするので、その時まで待っていて下さい。」
というやりとりで、その時は終わったのですが、そこから仕込みの開始です。先ず、みかんを半分に包丁し、
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それを、絞ります。
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さらに、香りづけのために、皮もすり卸します。
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使う砂糖は、マクロビオティックを基本に据えている“佳肴 季凛”ですから、上白糖は使いません。使うのは、
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和三盆です。和三盆については、こちらをご覧下さい。和三盆は、風味が良く、コクがありながらも、上品な後味が特徴です。
さらに、
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蜂蜜も加えます。蜂蜜を加えることで、甘味に膨らみを持たせることが出来ます。この二つを、水に加え、シロップを作ります。
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水でふやかしたゼラチンを、
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先ほどのシロップに入れて、煮溶かします。冷めたシロップとみかんの果汁を合わせれば、
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アイスの“種”の完成です。これを、
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アイスクリームマシンに入れ、固まれば出来上がりです。
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みかんの酸味が、コクのある和三盆と蜂蜜によって引き立てられた上品かつ自然な味わいが特徴です。
この“みかんのアイス”に限らず、“佳肴 季凛”でお出ししているデザートは、全て手造り、自家製です。今回のように、手造りしていると、
「今は、良い(既製品)のがあるから、それを使えば、楽でいいのに。」と、言われたことは、これまで何度もあります。
そんな時、自分は、
「既製品をお客様に出して、お金をもらうわけにはいかないし、自分が逆の立場だったら、お金を払いたくないしね・・・。」と、決まって言います。
また、手造りするのには、もうひとつ大きな理由があります。それは、自分で作れば安上がりだからです。そうすれば、お客様から、それほどお金を頂かないで済みます。
それに、自分が選んだ食材ですから、自信を持って、お出し出来ます。というより、安心して召し上がって頂けます。今の時代、食べ物の求められるのは、何よりも安心です。
いろんな所から、わざわざ富士市の“佳肴 季凛”に来て頂くのですから、お客様の期待を裏切らない“身体にやさしい美味しい日本料理”を作り続けたいものです。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
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“蜜柑(みかん)のアイス” への2件のフィードバック

  1. yoko より:

    本来、畑に落ちて、残ったみかんの肥やしになる摘果みかん達が
    驚くべき変身を遂げました!!
    ありがとうございます。
    父もビックリ!です。
    早速、お店に行かなくては~

  2. 志村 より:

    yoko様
    有難うございました。
    お届けして、召し上がって頂きたいのですが、ゼラチンの量を少なく、溶けやすいので、当店にいらして、召し上がって下さい。
    次回は、お届け出来るものにします。なので、またみかんをお願いします。

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