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冷凍の“インドマグロ”

今日の新聞の記事です。
sinbun.jpg
大西洋、地中海産の“クロマグロ”つまり“本鮪”の取引が禁止される可能性があるのですが、事の成り行きが気になる今日この頃です。
また、ここ最近、国産の天然の生の“本鮪”の入荷が、全くなかったので、二回ほど、
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京都・伊根産の畜養の“本鮪”を使ったのですが、自分としては、どうも気乗りしないので、久しぶりに冷凍の“インドマグロ”を、使ってみることにしました。
気乗りしない理由は、やはり、その味です。畜養つまり養殖ですから、分かりにくいとは言っても、どうしても養殖の魚特有の臭いがありますし、天然ものに比べ、味も劣るのは否めません。
また、色が変わりやすいのも、その一つです。色に関しては、変わらないうちに使いきれば、クリア出来る問題ですが、やはり味となると、・・・。
自分自身が、納得出来ないものである養殖ものを、お出しするのは、どうしても出来ない性分ですから、余程のことがない限り、仕入れないことにしました。
さらに言えば、『佳肴 季凛』は、鮨屋さんのように、鮪がなくても、商売をすることが出来るのも、その理由でもあります。
さて、本題の冷凍の“インドマグロ”のお話しです。
katamari.jpg
こんな塊で送られてきます。この“インドマグロ”の産地は、南アフリカ・ケープタウン沖です。包み紙をとると、
saku.jpg
このように、柵取りされています。使う分だけ、解凍するのです。解凍しないものは、
tutumu.jpg
一つずつキッチンペーパーに包んでから、冷凍焼けを防ぐため、
sinku.jpg
真空して、冷凍庫にしまっておきます。冷凍してあっても、早めに使い切るようにはします。というのも、“インドマグロ”は脂が乗っているので、変色しやすいからです。
こちらが、その中トロです。
tyutoro.jpg
一方、赤身が、こちらです。
akami.jpg
中トロにせよ、赤身にせよ、“インドマグロ”は、“本鮪”に比べ、味わいが濃いのが特徴です。冷凍ゆえ、鮪本来の風味こそ乏しいのですが、パンチの効いた旨味があるので、鮨に向く鮪でもあります。
また、“インドマグロ”の正式名は、“ミナミマグロ”とも呼ばれ、その生息海域は、南半球で、ニュージーランドやオーストラリアでも、獲れます。ちなみに、『佳肴 季凛』でも、ニュージーランド産のものを使ったことがあります。そのお話しは、こちらを
ところで、ここ最近、生の国産の天然“本鮪”が、少しづつ入荷し始めたようです。今度仕入れる時は、“生の天然”であることを、期待しています。
今朝の話では、値段は多少高いようですが、やはり、良い魚を使うことで、高いモチベーションで仕事が出来るのが、自分にとっては、何事にも変えがたいものです。
そして、お客様の喜ぶ顔を見ることが出来るのが、しびれるほどの快感なのです。だから、高くても良い魚を仕入れてしまうのです。と言うよりも独り悦に入っているのが、本当のところなのです。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。
harushitaku.jpg
先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。
春には、まだ早いですが、吟味した食材で奏でる“身体にやさしい、美味しい日本料理”を、召し上がって、楽しい一時をお過ごし下さいませ。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
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“冷凍の“インドマグロ”” への2件のフィードバック

  1. ヨハン より:

    いつも楽しく読んでおります。
    今週月曜日にパースからボートでつりに行きましたが、人生で初めて
    マグロをつりました。こちらではブルーフィンと言われます。
    帰り際にマグロが跳ねているのを遠くに見つけ、ルアーをトローリングで流していたら
    偶然にかかりました。2キロくらいの小さなマグロでしたが、あのスピードについてくる早さと
    小さいながらも強い引き、マグロはすごいと思いました。
    もちろんリリース致しました(すでの魚のリミットに達していたので・・)
    季節が合えば近場でも天然のインド洋マグロの20~30キロクラスが釣れるようです。

  2. 志村 より:

    ヨハン様
    いつも有難うございます。
    2キロということは、メジマグロですね。
    今度は、是非大物をゲットして下さい!

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