ほぼ一年ぶりの鹿児島産“本鮪”
ここ最近、【佳肴 季凛】でお出ししている鮪は、
宮崎県・川南産の“本鮪”が多く、どれも身の質は最高です。もちろん、生の天然ものです。さすが、大正から戦前にかけて、豊漁で賑わった産地だけのことはあります。そんな“本鮪”が、未来永劫入荷して欲しいと思っていた今日入荷したのが、
同じ九州の鹿児島産の“本鮪”です。ちなみに、鹿児島産の“本鮪”の入荷は、約一年ぶりで、今日が二回目です。去年入荷した時の記事は、こちらを。
トロの部分は、こんな感じで、
美しい以外の何物でもありません。刺身にはならない血合いも、
らしからぬ美しさです。
それほどまでに、美しい刺身です。
中トロは、
上品なコクを醸し出し、赤身は、
透き通るようなキレを感じさせてくれます。
ここまでくると、食材の域を超えているとしか言い様がありません。あえて言うのなら、貴婦人そのものです。
これ以上語るのは、貴婦人に対して、無礼千万なのですが、その味わいは、貴婦人を超えた上品以外の何物でもありません。そんな貴婦人を産み出した自然に対して浮かぶのは、畏敬の念しかありません。
そして、その貴婦人は、自分如きの一介の料理人を虜にしてしまう本物なのです。
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店主 志村
昨年お聞きした「たけのこ饅頭」つくりました。
おいしゅうございました。
おばさん様
美味しく出来て何よりです。
秋っぽい自分は、今年はお出ししていません。