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もっとおいしいお話し

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仕入れの後に、バスツアーの御席

今朝の沼津魚市場は、地物の鰹(かつお)や、

金目鯛、

トロール漁で水揚げされた魚だけでなく、

全国各地から送られてくる陸送便の魚など、

沢山の魚が、

入荷していました。

魚というか海産物は、今日は沢山あっても、翌日は激減することもあり、自然相手の難しさを感じずにはいられません。

こんな状況でしたが、バスツアーのお客様の御予約があったので、仕入れを終えたら、魚市場から帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ったら、出汁を引くなどの普段の段取りを終えたら、魚の仕込みはせずに、

駐車場にバス用の駐車スペースを確保しておき、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

軽トラの掃除をしてくれていました。

その後、

蒸物(鰯つみれ錦糸蒸し)にはじまり、

デザート(苺のムース)、

刺身替り(山掛け)、

先付(うすい豆腐)、

小鍋(ひじきと野菜の小鍋仕立て)を盛り付けたら、

小肌(佐賀産)の仕込みをすることにし、真由美さんは、『西京漬』の発送の準備をしていました。

魚の仕込みを終える頃までには、

御席の準備も整い、バスのご到着を待つばかりとなりました。

バスの団体のお客様が見える時は、途中で、添乗員や乗務員の方が到着時間などを連絡してくれるのですが、殆どの場合、当店に来る前の最終見学地です。

そうこうしていると、

バスの到着と共に、一気にバタバタモードとなり、無事に全ての料理をお出しし、御食事を終えると、出発時間となり、

お見送りをした後は、片付けをするため、再びバタバタモードとなり、真由美さんは、

長靴に履き替え、

洗い物の女神と化し、

自分も、シンクにつけておいた御飯や蒸物の器を洗い、片付けも終わり、お昼を食べた後、夕方まで休憩しました。

今日のように、魚市場へ行った時に、お昼の御席があると、普段以上にハードなのは言うまでもなく、休憩時間のお決まりの昼寝の眠りも深く、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

明日も、魚市場に行かなくてはならないので、この辺りで、失礼させて頂きます。

バージョンアップした2種類のPOP

今日、

宅配便で届いたのが、

2種類のPOPでした。

2種類のうちの1つが、

『胡麻だれ』と、

『ぽん酢』を、

ラミネートしたPOPで、

レジのところに、

置いておきましたが、これまでは、

『胡麻だれ』だけのものでしたので、バージョンアップしたことになります。

そして、もう一方のPOPは、

『西京漬』

『鰯の丸煮』

『胡麻だれ』、

『ぽん酢』、

そして、『御食事券』と、

全部で5種類のお品が載っており、

従来の3種類(『西京漬』、『御食事券』、『鰯の丸煮』)に代って、先程同様、バージョンアップしました。

これまでのように、御席に置いておくのですが、サイズも変更になったので、置くのは、もう少し後になります。

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

次回は、5月2日(木)の予定です。

s-ラジオエフ
s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

静岡県のトラフグ(天然)の漁獲量

昨日の『静岡新聞』の夕刊の一面に、

静岡県のトラフグ(天然)の水揚げが不漁であるという見出しがあり、

“ふぐに魅せられし料理人”の自分としては、素通り出来ないのは言うまでもなく、

読んでみることにしました。

記事の冒頭には、

昨年度(2018年度)の漁獲量が最低水準の9,7トンで、

1996年度の8,8トンに次ぐ、少ない漁獲量とのことでした。

9,7トンや8,8トンと言われても、ピンと来ないかもしれませんが、普通のサイズが1キロですので、9700キロとなり、簡単に言えば、10000尾ということになります。

記事には、

最低水準だった1996年度から2018年度までの漁獲量のグラフがあり、2000年度と2002年度には、100トン以上の漁獲量があり、最も少なかった年の10倍以上ということになります。

静岡、愛知、三重の東海三県のトラフグに関する状況が書かれていますが、

トラフグの研究者から、産卵海域にはじまり、生息海域、産卵直前の状況など、様々の教えを請うて自分としては、

言うなれば、復習というかおさらいのような感じでした。

既に、トラフグの種苗放流については、行われているのですが、設備などのハード面の問題もあり、一筋縄ではいかないのも事実です。

また、トラフグに限らず、水産資源そのものが枯渇しつつあるのが、最大の原因というか、問題でもあります。

天然が少なくなれば、養殖にするのが、解決策のように思われるかもしれませんが、本マグロの養殖の場合、成長させるために、大量のイワシやイカなどを獲らなくてはならず、育てることが、結果として、水産資源の枯渇を招いていたりもするのです。

色んな意見や考えがあり、解決策を見つけるのは容易ではないのですが、水産物や農産物をはじめとする一次産業のあり方を、国策として論じることが第一で、これをないがしろにするのは、国民の生命を脅かすことにもなりかねません。

一次産業の殆どは、地方に存在している以上、地方のあり方、それを集約する中央政府の考えの変化を望みたいものです。

そして、魚市場に通っている身として思うのは、多少なりとも、一次産業に従事する人達に恩恵がないと、とんでもないしっぺ返しが待っていると思うと、身の毛がよだつ思いでなりません。

仕込みは、先付けのみ

定休日の今日は、仕込みという仕込みもなくかったのですが、

夕方になり、

『佳肴 季凛』の2階である住まいから1階の厨房に行き、

先付のうすい豆腐(グリンピースの豆腐)を仕込みました。

洗い物は、

明日することにし、

最後に糠床の手入れをして、休日出勤が終わりました。

来週の月曜日の29日は、

ゴールデンウィーク中ではありますが、月曜日ということもあり、お休みさせて頂きます。

ゴールデンウィークと言えば、ランチ、夕席とも通常通り、営業しますが、最終日の6日は、

29日同様、月曜日ということもあり、お休みさせて頂きます。

ただ、明くる日の7日は、バスツアーの団体のお客様がお見えになるので、仕込みをするので、休日出勤が、既に決まっています。

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まだまだ、ふぐ料理

4月も下旬となると、昼間は汗ばむ日もあり、冬場に比べ、ふぐ料理の料理の御注文は減ったものの、昨日は、

“昼ふぐ”の御席があり、今夜も、

ふぐ料理の御予約がありました。

そんな今夜は、営業時間になり、程なくすると、

フリーというか、当日のふぐ料理の御予約を頂き、

その準備をしました。

準備をしている最中、

最初のふぐ料理のお客様が御来店され、

その料理をお出ししたのですが、最初にお出しするのが二品の先付で、今夜は、うすい豆腐(グリンピースで作った豆腐)と生の本鮪(那智勝浦産)でした。

その後、ふぐ刺をお出ししたところ、

ふぐ料理ではないものの、通常の会席料理の御予約やフリーのお客様も御来店され、一気にバタバタモードとなり、重なる時は重なるものです。

ちなみに、昨日も今日もお出ししたふぐは、全て三重県熊野灘産の天然のとらふぐで、当店のふぐ料理については、こちらをお読みください。

お読み頂くと、お分かりになると思いますが、これから9月までは、御予約優先となっており、ふぐ料理をお召し上がりたい場合は、仕入れなどの都合もあるので、お早めに御予約を頂けると、幸いです。

すっぽん鍋がメインの『特別会席』

【佳肴 季凛】のお品書きを開くと、

コース料理のページがあり、

その一つに、

『特別会席』というコースがあり、料理内容は、お客様との相談の上で決めさせて頂いているので、献立は千差万別で、これまでにも、色々とお話ししたことがあります。

そんな『特別会席』ですが、今夜御用意したものは、タイトルにもあるように、すっぽん鍋をメインにしたもので、その料理内容が、今日のお話しです。

メインとありますが、日本料理は、料理の品数も多いこともあり、コースの後世の仕方が、フランス料理などの洋食と異なるので、メインという位置付のような料理はありません。

ただ、お客様に訊かれることも多いので、そういう時は、その場その場の雰囲気や、会話のやり取りで、お答えさせて頂いています。

ということで、本題に移らせて頂くことにし、コースの一番最初にお出しする先付(さきづけ)は、

うすい豆腐で、うすい豆腐とは、グリンピースで作った豆腐のことで、グリンピースつまり、えんどう豆のことをうすい豆と呼ぶことにちなんでいます。

先付の次に、刺身の第一弾として、

ふぐ刺をお出ししましたが、『佳肴 季凛』の定番の食材でもある天然のとらふぐで、三重県熊野灘産のものです。

ふぐ刺の次は、

ふぐの唐揚げで、ふぐ刺同様、三重県熊野灘産のものでした。

そして、刺身の第二弾として、

生の本鮪(那智勝浦)、小肌(佐賀)、湯葉の三種盛りをお出ししたら、

メインとも言うべきすっぽん鍋をお出ししました。

すっぽんは佐賀県産のもので、すっぽんの美味しさを味わうには、やはり鍋に限ります。

すっぽん鍋を召し上がっている途中、

焼物の鰆の西京焼をお出し、鰆は長崎県産のもので、魚編に春と書きますが、秋の終わりから、このぐらいまでが、もっとも美味しい時季です。

そして、食事の前に酢の物をお出しし、酢の物は、春らしく、

蛍烏賊(富山湾)の辛子酢掛けで、4月も半ばを過ぎると、日中は暑いこともあり、器は義山(ギヤマン)と呼ばれるガラスの器にしました。

食事は、すっぽん鍋ということで、

すっぽん雑炊で、この流れは王道にして、鉄板です。

そして、コースの締めは、

ブルーベリーのアイスで、勿論お手製です。

これまでにも、すっぽん鍋をメインにした『特別会席』は、何度もお出ししたkとがあるのですが、もう間もなくすると、

すっぽん鍋仕立ての鱧しゃぶや、さらにバージョンアップし、鱧だけでなく、生の本鮪と天然のとらふぐも加えたしゃぶしゃぶも、

御用意することも出来ます。

先程お話ししたように、『特別会席』の献立は、全てお客様次第ですので、詳細については、お手数ですが、直接お問い合せください。

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一ヶ月振りのジャンボちゃんも、白子入り

沼津魚市場に仕入れに行く時は、4時過ぎに起き、着くのが5時過ぎですが、今朝のように、自分宛の天然のとらふぐが届く時は、少し早めに起き、着くのは、

5時前で、今朝も然りでした。

普段よりも早く起きるのは、“ふぐに魅せられし料理人”ゆえ、一刻も早く会いたいからではなく、活かしで送られてきたものが、落ちて(死んで)しまったり、虫の息状態のこともあり、その時は、早めの下処理を施したいからです。

この売場に着くと、

延着することなく、

届いていましたが、中を開けるまでは、安心出来ないのはいつものことで、確認すると、

無事となれば、もちろん萌え燃え・・・❤

発泡スチロールにもあるように、このとらふぐは、三重県産のもので、車に積んだら、他の仕入れをするため、別の売場に行き、ひととおりの仕入れを終えたので、魚市場から帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ったら、

すぐに締めたのですが、

腰付きを見たところ、

オスであることを期待しつつ、

血抜きのため、海水につけておきました。

卸す前に、

ツーショットを欠かすわけにはいきません。

このとらふぐは、

4,8キロの超特大サイズのもので、天然のとらふぐへの想いを込め、独断と偏見で、ジャンボちゃんと呼んでいるサイズのもので、ジャンボちゃんの規定は、4キロ以上です。

逸る気持ちを抑え、出汁を引くなどの普段の仕込みをしたら、小肌(佐賀産)の仕込みや、

鯵(島根産)の下処理をし終えたら、ジャンボちゃんを卸すことにし、

隣では、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、鯵(島根産)の水洗いをしてくれていました。

卸すため、胴体を横にすると、

精液が出て来たので、オスが決定となり、

白子がたわわ・・・♬

ジャンボちゃんは、メスであることが殆どですが、これはオスとメスで成長というか、成熟するスピードに違いがあるからです。

そうは言いながらも、前回ジャンボちゃんが入荷したのは、一ヶ月くらい前のことで、

その時の様子については、こちらをお読みください。

卸し終えると、

真由美さんが水洗いしてくれ、

自分が手直しをし、洗い上げたら、

真由美さんが拭き上げてくれ、

ジャンボちゃんの仕込みが終わりました。

これだけ大きい白子だと、

目方が気になるもので、

秤にかけると、片方の白子は、

550グラムで、

もう一方が、

620グラムで、両方を合わせると、1170グラムですので、全体重の24%が白子の目方となり、まさに“泳ぐ生殖腺”です。

そして、天然のとらふぐの神様への感謝を込め、

白子を重ね、その上にくちばしの部分を乗せ、

“佳肴季凛的御供え”を作り、悦に入っていた自分を見ながら、

真由美さんがまな板周りを掃除してくれ、ランチの営業に備えたのでした。

ジャンボちゃんが入荷してくるのは少なく、今度もオスで、白子入りとなるのかどうかは、天然とらふぐの神様のみぞ知るばかりですが、先程の御供えの効果があるのを期待します。

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雨子(アマゴ)の天日干し

昨日、渓流釣りが好きな常連さんが、

山梨県下部で釣ったアマゴを、持って来てくれ、下部は、武田信玄の隠し湯と知られている下部温泉があるのは、広く知られています。

アマゴは、ヤマメ(山女魚)に酷似しているのですが、

朱色の点があるのが特徴で、“渓流の宝石”と呼ばれており、ヤマメには、それがなく、“渓流の女王”と呼ばれているのですが、見分け方は意外と知られていないようで、混同されているようです。

また、どちらも、川で一生を過ごすのですが、一部には、降海し、大型化してから川に戻るものいて、降海したアマゴはサツキマスと呼ばれ、同様のヤマメはサクラマスと呼ばれています。

魚と言えば、海の魚を指すのが殆どですが、出身地の静岡県富士宮市には養鱒場が多くあっただけでなく、実家の近くには、川遊びが出来る場所も多かったこともあり、川魚には、懐かしさというか郷愁の想いがあるので、アマゴをもらった時、野山を駆け巡っていた紅顔の美少年(!?)の自分の姿を、思い出さずにはいられませんでした。

常連さんが、

はらわたと、

えらを取り除いてくれたてあったので、

そのまま、

開きにしたら、

海水程度の濃さの塩水を用意し、

30分程度つけておきましたが、ただの塩水ではなく、薄口醤油と日本酒も少し加えてあります。

時間になったら、

ざるに上げ、

干すこと3時間、今日は、陽も出ていただけでなく、風も吹いていたので、

いくらか強めの乾きとなってしまいました。

それが功を奏し、今夜の“お疲れちゃん♪”には、

うってつけの肴となった次第で、軽い味わいで、頭から丸ごと食べることが出来ただけでなく、先程お話ししたように、子供の頃食べたことが思い出され、懐かしい限りでした。

どんなものでも、子供の頃に食べたものは、懐かしいだけでなく、時間が経っても、その美味しさを覚えているのは、歳を重ねたことかもしれません。

それもそのはずなのは、来年には50歳になるので、仕方がないのですが、普段の心持ちだけは、若くいたいものです。

燃し木の片付け

一昨日(月曜日)、知人から薪ストーブ用の燃し木をもらってきたのですが、

片付けが出来なかったので、昨日のランチの営業が終わったら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんと、その片付けをしました。

奥に積んであるのも燃し木で、

先月の終わりにもらったものです。

段ボールなどに入れて、片付けたのですが、

時間も手間もかかりそうだったので、

駐車場の隅に置くことにし、

ようやく積み終わりました。

最後の細かい燃し木を片付け終えたら、

かすや屑を掃除するため、

竹箒を使い、

真由美さんが掃き集めてくれ、燃し木の片付けが終わったのでした。

知人によれば、燃し木は、まだまだあるので、たいへんなのは確かですが、薪ストーブユーザーにとっては、意外と楽しかったりするものです。

薪ストーブで暖を取る温かい冬を過ごすため、薪というか、燃し木の調達は欠かせないことですし、イソップ寓話の『アリとキリギリス』のキリギリスになるわけにはいかないので、まだまだ燃し木狩りは続きます。

一週間の始まりは、BIGちゃんとお弁当

休市日の今朝は、三重県産の天然のとらふぐが届くことになっていたので、

沼津魚市場に仕入れに行って来ました。

休市日に荷物が届く場所は普段と異なり、自分が着くと、荷卸しをしている最中でしたが、

自分宛の荷物は既に届いており、

中を確認すると、

無事となれば、萌え燃え・・・❤

休市日ですので、これ以外の仕入れはなく、『佳肴 季凛』に戻り、出汁をひくなどの常の段取りを終えたら、

お弁当の料理を仕上げたら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが盛り付けてくれました。

その後、自分は、とらふぐを締めたら、

血抜きのため、

しばらく海水につけておいてから、

卸すことにしましたが、今日のとらふぐの目方は、

2,9キロの特大サイズで、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、独断と偏見ににして、想いを込めて、BIGちゃんと呼んでいるサイズのものです。

ちなみに、BIGちゃんの規定は、2,5キロ以上4キロ未満で、それ以上がジャンボちゃんで、0,5キロ以上2,5キロ未満のサイズが並とらで、一番小さい0,5キロ未満のものがチビとらで、あくまでも自分が勝手に呼んでいるだけです。

卸すと、

真子と呼ばれる卵巣が入っており、卵巣は猛毒ゆえ、食べることが出来ませんし、万が一食べると、痺れてしまいます。

そうは言っても、これだけ大きいと、目方が気になるので、

秤にかけると、

600グラムで、全体重の約20%ということになり、まさに“泳ぐ生殖腺”と言っても、過言ではありません。

そうこうしていると、

お弁当が仕上がり、

箱詰めをし、

お客様が取りに見えるのを、待つばかりとなりました。

そして、真由美さんは、

ふぐの水洗いをしてくれ、自分が手直しをし、洗い上げたとらふぐを、

拭き上げてくれ、

とらふぐだけでなく、全ての仕込みや準備が終わり、定休日開けの一日が始まったのでした。

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