魚どっさりの木曜日
今朝は、沼津魚市場に行って来ましたが、
最初に向かった売場で、
御歳暮用の『鰯の丸煮』に仕込むため、
4キロ入の真鰯(千葉)を、
2ケース仕入れましたが、“47-9”というのは、魚市場での自分の買い番です。
真鰯の売場の隣にある鯵(あじ)の売場に行くと、
島根県産のものがあったのですが、他の仕込みの兼ね合いもあったので、取り合えず、素通りすることにし、『鰯の丸煮』同様、御歳暮の『西京漬』用のサーモン(ノルウェー)を仕入れるため、
この売場に行き、
5,4キロのものを仕入れた後、別の売場に向かうため、構内を歩いていると、
この売場に、
長崎県壱岐産の鰆(さわら)が入荷していました。
焼物の中でも、自分が一番好きな魚ですので、素通り出来ず、それぞれの目方を確認しいくと、自分好みの4キロUPのものが、
1本だけ残っており、鮮度を確認するため、
えらを確認すると、鮮やかな赤い色をしており、
魚体も良さげな感じがしたので、コース料理の焼物の西京焼としてお出しするため、仕入れることにしましたが、鰆の上にあるのは、
刺身や酢物などで使うための帆立(北海道)です。
鰆は、魚偏(さかなへん)に、春と書きますが、寒鰆という言葉もあるように、これから脂が乗り始める旬の魚でもあります。
その後、活魚売場に行ったのですが、天然のとらふぐの入荷は全くなかったこともあり、仕込みの段取りにも余裕が出来たので、鯵を仕入れることにし、売場に戻ると、片付ける直前で、
間一髪間に合い、
1ケース仕入れることにしました。
仕入れも終えたので、【佳肴 季凛】に戻り、荷物を卸したところ、
仕入れをした当人ですので、分かってはいたものの、ちょっとした魚屋さん状態に、覚悟を決め、仕込みを始めることにしました。
先ずは、鯵から取り掛かることにしたのですが、
よく見ると、
小さい鯖が紛れ込んでいましたが、鯵に限らず、小魚にはよくあることです。
鯵の頭を落とし、はらわたを抜き終えた頃には、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
真空調理するため、帆立を袋詰めしてくれていましたが、帆立の真空調理については、こちらをお読みください。
鯵の次に取り掛かったのが、
真鰯で、隣では、
真由美さんが鯵の水洗いをしてくれており、それが終わったら、
真鰯を水洗いし始めてくれました。
真鰯の身の次に、焼いてから、出汁を取るため、鯵と真鰯の頭を半分に包丁し、
これらも、
真由美さんが、掃除してくれました。
その次に、サーモンの鱗を取ることにしたのですが、サーモンは鱗が細かいので、包丁を使うすき引きという方法で、
鱗を取ります。
サーモンを終えたら、鰆の頭を落とすことにしたのですが、サーモンと異なり、鰆は鱗があまりないので、
包丁で軽くこそげ取る程度で済みます。
頭を落とし、切口の身を見ると、乳白色をしていたのですが、この乳白色こそが、脂のある証で、
水洗いしてから、3枚に卸しました。
鰆は、最も身割れしやすい魚の一つで、卸す時は、細心の注意を払うのですが、身割れすることなく、
卸し終えることが出来、
切身にしたら、
キッチンペーパーで挟み、冷蔵庫へ。
鰆の次が、
サーモンで、鰆同様、卸し終えたら、
卸し終えたら、
切身にし、冷蔵庫へ。
その後、鯵と真鰯の頭の掃除も終わり、それらを焼く前には、
鰆のあらの部分も焼き終わり、その頃までに、鯵と例の鯖を、
揚物用に、三枚に卸しておき、この鯖は鯵と共に、それぞれ天ぷらに、
子供達の夕飯の鍋焼うどんの具になりました。
そうこうしていると、ランチの営業時間となり、
合間を見ながら、真由美さんが真鰯を、クッキングシートを敷いた鍋に並べてくれ、並べ終えたら、
蓋をし、
水と酢を注ぎ、
超弱火で、火に掛けました。
また、ランチの営業時間中に、
富士市内の魚屋さんが、
静岡県用宗(もちむね)産の天然のとらふぐを4本届けてくれたのですが、とりあえず、
そのまま水槽に入れておくことにしました。
ランチの営業時間も終わり、お客様もお帰りになったので、
真由美さんがカウンター周りを養生してくれ、自分は、
水槽から、ふぐを取り出し、
締めてから、
海水へ。
まな板に乗せ、改めて、その姿に萌え燃え・・・❤のまま、
卸し、
卸し終えたものは、いつものように、
真由美さんが水洗いしてくれ、自分が手直しをする流れで、
真由美さんが拭き上げてくれ、
ふぐの仕込みも終わり、お昼を食べ、休憩することにしたのですが、今日のお昼は、
真鰯を塩焼にしました。
真鰯の手前にあるのは、粗めに卸した本山葵ですが、脂の強さを和らげてくれるだけでなく、その風味が何とも言えず、自分が好きな食べ方でもあり、鯖の時にも、こうします。
そして、夜の営業時間の合間を見ながら、
鰆とサーモンを、お手製の西京味噌と共に、真空パックしておきました。
また、一度に使いきることは出来ないので、
鯵も真空パックし、焼いてから、ほぐして、塩味をつけたサーモンの中骨も、
同じように、真空パックしておきましたが、サーモンのフレークは賄い用です。
こうして、ちょっとした魚屋さん状態の一日が終わったのですが、魚の仕込みが多いと、妙な達成感があります。
また、明日も魚市場に行くのですが、今日ほどではないものの、それなりに仕入れ、仕込む予定です。
★☆★ クリスマスイブ&大晦日お持ち帰りふぐ料理 『ふくはうち』 ★☆★
当店では、大晦日お持ち帰り“ふぐ料理”として、『ふくはうち』を、御用意致しております。
ふぐ刺、ふぐちり(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の二人前のセットで、16,000円となっております。皆様のご注文、お待ちしております。
御歳暮用の『鰯の丸煮』と『西京漬』の包装
今日は、昼過ぎに、
『鰯の丸煮』のご注文を、急遽頂いたので、その箱詰めをしたのですが、
折の在庫も無かったので、
別々のものになってしまいました。
左側の方が通常のもので、
右側の方は、『西京漬』用ですので、一回り大きく、クッションを入れてあります。
箱詰めを終えた自分は、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、
包装を、お願いしました。
包装を終えたものには、
「ただのギフトじゃなくて、少し早いけど、御歳暮用にするかもしれないから、熨斗があると、都合がいいかもしれないので、あるなら、用意して欲しい。」と、お客様に言われたので、
御歳暮用のシールも、用意しておきました。
そして、夜の営業時間となり、合間を見ながら、
銀鱈を西京味噌と共に、真空パックし、殆どの片付けが終わったこともあり、お客様のお帰りを待っている間に、
昨日箱詰めをし、冷凍庫にしまっておいた御歳暮用の『西京漬』を、
昼間の『鰯の丸煮』同様、
真由美さんが、
包装してくれ、袋に入れてから、
入り数を書いてから、
冷凍庫へしまう準備をし、時間にも余裕があった真由美さんは、
今月末に発送する御歳暮用の『西京漬』と『鰯の丸煮』の送り状を書いてくれ、それが終わる頃、お客様もお帰りになられ、今日も無事に終わりました。
明日は、魚市場に行き、真鰯とサーモンを仕入れて来る予定で、入荷状況によっては、他の魚も仕入れるつもりですので、今日は、この辺りで・・・。
★★★ クリスマスイブ&大晦日お持ち帰り料理『言祝ぎ』 ★★★
当店では、クリスマスイブ&大晦日のお引き渡しで、揚物、焼物を盛り込んだ特別料理『言祝ぎ』(おひとつ 5,800円)のご予約を承っております。
数に限りがございますので、お早目のご注文、お待ちしております。詳細については、お電話にて、お問い合わせください。
お弁当、ふぐ、御歳暮用の『西京漬』で始まった一週間
月曜日が定休日ですので、火曜日の今日が、一週間の始まりです。
そんな今日は、
お弁当の仕上げから、
始まりました。
普段なら女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、盛り付けをし、箱詰めまでしてくれるのですが、今朝は、用があり、留守にしていたので、自分が全てやることになりました。
ランチの営業時間前までには戻り、通常の営業には、何ら問題はなく、そんな営業時間中、
富士市内の魚屋さんが、
静岡県吉田産の天然のとらふぐを、届けてくれました。
ラストオーダーの時間(1時30分)も近かったので、
そのまま締め、
血抜きのため、
萌え燃え・・・❤の気持ちをとりあえず、クールダウンさせて、海水へ。
その後、お客様がお帰りになったので、
真由美さんにカウンター周りを養生してもらい、
卸すことにしたのですが、その頃、真由美さんは、
御歳暮用の『西京漬』の銀鱈(アラスカ)と鯖(ノルウェー)の袋詰めの準備をしてくれていました。
卸し終えたら、
いつものように、
水洗いしてくれたふぐを、
自分が手直しをし、
真由美さんが拭き上げてくれ、
ふぐの仕込みが終わり、休憩を取ることにしました。
そして、夜の営業も終わりが近づき、
片付けの合間を見ながら、袋詰めしておいた鯖と銀鱈を、真空パックしておき、その入れ替えに、仕上がった銀鱈とサーモンの『西京漬』を、
冷蔵庫から出し、2枚ずつ、
箱詰めしました。
御歳暮用のシールを貼った蓋をし、
冷凍になっていないので、
冷凍庫にしまい、明日包装する予定で、お弁当は別にして、今日のような日がしばらく続きそうです。
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 『ふくはうち』 ★☆★
当店では、大晦日お持ち帰り“ふぐ料理”として、『ふくはうち』を、御用意致しております。
ふぐ刺、ふぐちり(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の二人前のセットで、16,000円となっております。皆様のご注文、お待ちしております。
16回目の結婚記念日の夕食は、ふぐ料理
一昨日のことです。片付けを終え、『佳肴 季凛』の2階にある住まいに行くと、
部屋の中に、
輪飾りが飾られていました。
程なくすると、二人の娘達が、「結婚記念日、おめでとう♬」と言いながら、
ケーキを持って来てくれ、女将兼愛妻(!?)と一緒に、4本の蝋燭の火を、
消しました。
結婚したのは、
今から17年前の11月11日ですので、
16回目の結婚記念日ということになり、先程の蝋燭は16本であるのが、妥当のような気がするのですが、下の娘によれば、4人家族だから、4本にしたとのことでした。
この日は、ケーキを食べて終わったのですが、定休日ということもあり、今夜は、
家族で、ふぐ料理を食べることにしました。
ふぐ刺のふぐは、
三重県熊野産、ふぐちりと、
ふぐしゃぶのふぐは、
富山県氷見産で、言うまでもなく、どちらも天然のとらふぐです。
毎年11月11日に思うのは、天上天下唯我独尊の塊の自分を、真由美さんが支えてくれていることに、感謝の念が尽きないことです。
嗚呼、有り難き幸せ・・・。
そして、これからも夫婦二人、力を合わせ、多くのお客様に喜んで頂けるよう、精進していきますので、どうぞ宜しくお願いします。
★★★ 大晦日お持ち帰り料理『言祝ぎ』 ★★★
当店では、クリスマスイブ&大晦日のお引き渡しで、揚物、焼物を盛り込んだ特別料理『言祝ぎ』(おひとつ 5,800円)のご予約を承っております。
数に限りがございますので、お早目のご注文、お待ちしております。詳細については、お電話にて、お問い合わせください。
御歳暮の『西京漬』用の銀鱈&サーモンの仕入れ
定休日前日の日曜日に、沼津魚市場に仕入れに行く機会は少ないのですが、御歳暮の『西京漬』のご注文を頂いているので、そのための仕入れに行って来ました。
日曜日は、築地などの中央市場が休みということもあり、入荷が少ないので、最初にこの売場で、
サーモン(ノルウェー産)を、仕入れることにしたのですが、在庫もあったものの、売場に並んでいたのは、
この4本でした。
焼物にするとは言え、鮮度は大事ですので、鮮度を確認するため、
えらを見ると、
この2本が良かったので、これらを仕入れることにし、その後、
冷凍ものを扱う売場に行き、銀鱈(アラスカ産)を注文しておき、他の売場をひととおり確認し、
鯵(富山県産)が良さげだったので、仕入れ、魚市場から帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻り、車から銀鱈をおろし、
中を確認し、そのまま冷凍庫にしまったら、鯵の頭を落とし、はらわたを抜いたら、
サーモンの下拵えをすることにしたのですが、鱗が細かいサーモンは、
包丁を使うすき引きという方法で、鱗を取っていきます。
頭を落とし、水洗いを終えたら、
三枚に卸し、
切身にしたら、キッチンペーパーに挟んでおき、冷蔵庫にしまい、鯵は、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに水洗いしてもらい、ランチの営業の合間を見ながら、揚物用に仕込み、いくつか間引きし、
お昼の賄いに、鯵の叩き丼にしたところ、美味し・・・♬
そして、夜の営業が終わり、片付けをしながら、
お手製の西京味噌と共に、真空パックしておきました。
明日は、仕込みのない完全オフの定休日となりますが、休み明けからは、『西京漬』の仕込みが、再び始まり、様子を見ながら、箱詰めや包装を始める予定です。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
カウンターで、昼ふぐ
今日は、昼ふぐの御予約を頂いており、常連のお客様ということで、
カウンターに、御席をご用意しました。
また、夜もふぐ料理の御予約を頂いていたので、
夜のふぐちりも、盛り付けることにしましたが、昼ふぐの方は、3種類あるコースのうち、『佳肴』というコースで、
お品書きにも書いてあるように、通常の仕立て方と違う料理を幾つかお出しするものです。
また、昼も夜もお二人の御予約でしたが、土鍋の大きさが違うのは、ふぐのあらの大きさや量だけでなく、『佳肴』の方は、ふぐしゃぶをお出しするからです。
昼ふぐの方は、
こちらで、夜の方は、
こちらで、同じ様な感じはするのですが、くちばし一つとっても、
このような違いがあるのです。
『佳肴』のふぐちりや唐揚げでお出しするふぐは、言うまでもなく天然のとらふぐなのですが、その中でも、2,5キロ以上4キロ未満のBIGちゃん、もしくは、4キロ以上のジャンボちゃんの大型のもので、大きいからと言って、大味ということは決してなく、繊細さを束ねたような深みのある味わいがあります。
ちなみに、BIGちゃんもジャンボちゃんも、自分が天然のとらふぐへの萌え燃え・・・❤の想いを込めて、名前をつけたものです。
ふぐ刺を引き終え、
乾かぬようラップをし、冷蔵庫にしまい、お客様を待つばかりとなり、程なくすると、お客様が御席につき、料理をお出しすることにしました。
最初に先付を二品お出ししたのですが、
一品が南京豆腐(南瓜で作った豆腐)で、もう一品が、
金目鯛の刺身で、金目鯛は、静岡県下田産のもので、藁で燻してあるので、その風味が何とも言えません。
そして、ふぐ料理となり、
ふぐ刺をお出したのですが、量もフルコースのものの1,5倍くらいあり、今日のふぐは、三重県熊野産の天然のとらふぐでした。
そして、
唐揚げ、
ふぐちりをお出ししましたが、どちらも、福井県敦賀産のBIGちゃんのあらでした。
そして、
焼白子をお出しし、ここまでは、ごくごく普通の仕立て方でしたが、ここからは、「こんな食べ方があるの!?」と思われるような料理です。
ふぐしゃぶにするため、身皮と呼ばれる薄皮をつけたまま、厚めに引いたふぐの身と共に、
焼いた白子を、
添えてあります。
召し上がり方は、白子をつぶしてから、ポン酢、もみじ卸し、葱を合わせ、白子のソースを作り、そこに、しゃぶしゃぶしたふぐの身を絡めて、召し上がって頂くものです。
今風に言えば、それこそ“インスタ映え”しないものの、その味わいは、まさに“King of ふぐ料理”としか、言い様がなく、“King of ふぐ料理”については、こちらをお読みください。
今度は、“King of ふぐ料理”をマイナーチェンジしたものをお出しすることにしたのですが、
海苔の上に、焼いた餅、白子を乗せ、ふぐ皮を添えてお客様にお出しし、その後、お客様自ら、しゃぶしゃぶしたふぐの身を乗せて巻いて、召し上がって頂くものをお出ししました。
餅は、マクロビオティックを基本に据えている当店らしく、もち米の玄米の餅ですので、茶色なのです。
先程同様、これまた“インスタ映え”しないのですが、味わいは格別で、以前自分は、
このようにして食べたことがあり、さらに、
ふぐちりの出汁で、焼白子、ふぐ皮、しゃぶしゃぶした身を入れたふぐ雑煮にして、食べたことがあります。
やはり、これも“インスタ映え”しませんが、どれもこれも、悶絶の彼方に葬られるほどのものでした。
そして、ふぐちりの土鍋を下げ、雑炊を作っている間に、
お新香と取皿を御用意し、雑炊が出来上がり、
お客様の元へ。
通常よりも、ふぐの出汁が濃厚ですので、その味わいは、天然のとらふぐの旨味を凝縮したようなものあるのは、言うまでもありません。
そして、デザートは、
マスカットのアイスをお出しし、コースは終了しました。
『佳肴』でお出ししたことのないふぐ料理は、まだまだあるだけでなく、今日のように、2,3人の少人数で、頃合いを見ながら、料理をお出しするのが、自分としては理想的です。
『佳肴』については、お客様のご要望を取り入れながら、料理をアレンジするので、出来るだけ御予約をお願いしているだけでなく、詳細については、直接お問い合せ下さい。
★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★
当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
ふぐに始まり、お弁当、そして『西京漬』&『鰯の丸煮』
今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ましたが、
この売場に、
自分宛ての天然のとらふぐ(三重県熊野産)が、届いていました。
中を確認すると、
4本全てスイスイとなれば、もちろん自分は、萌え燃え・・・❤
その後、活魚をはじめ、地物の魚を中心に扱う売場に行くと、
天然のとらふぐ(静岡県焼津産)が、合計で13本入荷していました。
それぞれの目方ですが、
0,9キロ(3本)にはじまり、
0,7キロ(3本)、
0,8キロ(3本)、
1,3キロと0,7キロ(各1本)、
0,9キロと0,7キロ(各1本)と、このような感じでした。
既に、4本仕入れてあるので、強気にも弱気もならない作戦を、仲買人と立て、セリに臨むと、
0,7キロのものを、3本セリ落としてもらうことが出来、魚市場から帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻ると、
7本全て締めておきました。
その後、お弁当の仕上げから、取り掛かることにし、
煮物、
揚物、
焼物と仕上げたら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、
盛り付けを、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、
自分は、ふぐを卸すことにしました。
そして、
お弁当は、
このように仕上がり、
箱に詰め、お客様が取りに見えるのを、待つばかりとなりました。
それまでに、
7本全て卸し終えた自分は、
御歳暮用の『西京漬』に仕込む銀鱈(アラスカ産)の下拵えを始め、その頃までには、
真由美さんが、ふぐの水洗いを始めてくれました。
銀鱈を切身にし、脱水シートに挟んで、
冷蔵庫にしまったら、
真由美さんが水洗いしたものを、
手直しし終えました。
そして、ランチの営業の合間を見ながら、
真由美さんが拭き上げてくれ、
ふぐの仕込みが、終わりました。
そして、夜の営業の合間を見ながら、
銀鱈の『西京漬』と、
今日仕上がった『鰯の丸煮』を、真空パックし、明日も、今日と同じく銀鱈を『西京漬』に仕込むので、
冷凍庫から出し、今日も無事に終わりました。
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 『ふくはうち』 ★☆★
当店では、大晦日お持ち帰り“ふぐ料理”として、『ふくはうち』を、御用意致しております。
ふぐ刺、ふぐちり(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の二人前のセットで、16,000円となっております。皆様のご注文、お待ちしております。
午後の天然とらふぐは、静岡県清水産
ランチタイムの営業が終わる頃、
富士市内の魚屋さんが、
静岡県清水産の天然のとらふぐを、3本届けてくれました。
後片付けも、
大体終わっていたので、
シンクでご対面にして、萌え燃え・・・❤
そのまま締めて、
血抜きのため、
海水へ。
そして、お客様がお帰りになったら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
まな板周りを養生してくれ、卸すと、
立冬を過ぎたこともあり、オスの生殖腺である白子(精巣)も、成長し始めており、残りの2本のうちの1本にも、
同じような白子が、入っていました。
とらふぐの白子は、無毒であるだけでなく、白いダイヤとも言われ、美食中の美食でもあるのに対し、メスの生殖腺(卵巣)は、猛毒ゆえ、食べることは出来ません。
というよりも、食べると、痺れてしまいますので、言うまでもなく、真子は、食用不可の部位です。
卸し終えると、
真由美さんが水洗いしてくれ、
自分が手直しをし、
真由美さんが拭き上げてくれ、
ふぐの仕込みが終わったのですが、この前の月曜日に、一から十まで、自分だけで、ふぐの仕込みをしたこともあり、今日の真由美さんの手伝いの有り難さを、改めて感じました。
当の真由美さんは、「3本ぐらいだと、ふぐの仕込みをした感じがしないけど・・・。そう思わない?」と言う始末に、自称“ふぐに魅せられし料理人”の自分は、絶句状態。
もしかすると、自分以上に、ふぐに魅せられていたとすると、嬉しいと言えば嬉しいのですが、以前テレビ番組の取材を受けた時に、
「ふぐ命 ふぐを愛している」に始まり、
「ふぐになりたい❤」と言ったことは、今更ながら、紛れもない本心のような気がしてならず、心置きなくふぐを仕入れ、料理に仕立てられると思うと、何だか萌え燃え・・・❤
明日は、
この4本の天然のとらふぐが、三重から入荷するので、
まな板周りを養生しておきましたが、ふぐの仕込みの前に、お弁当を仕上げなてはならないので、真由美さんは、
明日のお弁当の折を並べてくれました。
ということで、日が替る前に、この辺りで・・・。
★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★
当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
先週から、御歳暮の仕込み
例年のことですが、11月になると、御歳暮用の【西京漬】と【鰯の丸煮】の仕込みが始まります。
先週から、徐々に仕込みを始めているのですが、
4日の日に、【西京漬】に仕込んだのは銀鱈で、明くる日の5日は、
サーモンを、仕込みました。
6日は、定休日ということで、仕込みはせず、昨日の7日は、
銀鱈だけでなく、【鰯の丸煮】も、
仕込みました。
明くる日の今日は、
鯖を仕込み、御歳暮用とは全く関係ありませんが、お弁当の焼物用に、
銀鱈の西京漬に、串を打っておきました。
11月半ばを過ぎると、お客様が取りに見えたり、発送し始めることもあり、仕込みだけでなく、その準備も始まります。
このような時季ですので、【西京漬】も【鰯の丸煮】のどちらも、普段よりは在庫があるのですが、ご注文のお客様を優先させて頂いているので、お買い求めの際には、予めお問い合せ下さい。
お手数をお掛けする場合もございますが、宜しくお願いします。
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 『ふくはうち』 ★☆★
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富士市立第一小学校で、職業講話
昨日のお話しの中で、少しふれましたが、昨日は、富士市立第一小学校で、職業講話の講師をさせて頂きました。
行く前に、玉子焼と桂剥きを実演することになっていたので、
色々と道具類を用意し、
その確認をし、ここに書かれているものは、完璧でした。
しかしながら、一つ用意するものを書き忘れ、その忘れ物に小学校の教室に着いて、準備するまで気付かず、授業内容の一部を、変更せざるを得ませんでした。
そんな忘れ物のことは、一切頭になく、
小学校に着き、校舎に入ると、
この案内にあるように、
校長室へ、
校長室へ向かいました。
校長室のテーブルには、
自分の名前が書かれたタグが置かれており、それを確認したら、
道具類を台車に乗せて、
家庭科室へ入り、
玉子焼を焼くための用意をし、桂剥きをするため、荷物を確認すると、包丁などはあったものの、肝心の大根がありません。
先程お話ししたように、書き忘れているので、無いのは当然で、万事休す。
近くに八百屋さんや、スーパーがあるわけでもありませんし、校長室での打ち合わせに遅れるならまだしも、全体の開始時間に遅れるわけにもいかないので、諦めることにしました。
この場を借りて、大根を忘れるというチョンボをしたことをお詫びさせて頂き、とりわけ生徒の皆さん、申し訳ありませんでした。
打ち合わせが終わり、
体育館で、職業講話の授業を受ける6年生と、顔を合わせましたが、この写真は、職業講話の依頼元の【fきゃる】の職員の方が、撮ってくれたものです。
ちなみに、自分以外の講師の方達の職種は、保育士、警察官、パティシエ、インテリアデザイナー、声優、イラストレーターで、自分を含め、7職種でした。
その後、
各教室に分かれ、授業が始まりました。
授業が始まったとは言え、チョンボをした手前、緊張以上の緊張というか、焦りもあったのですが、先ずは玉子焼を焼き、
それを、生徒達に試食してもらうことにしましたが、予想通りの反応を引き延すことで、するはずだった桂剥きの時間を穴埋めし、
この職業についた経緯などを話しましたが、それについては、こちらをお読み下さい。(ただ、最後の方なので・・・)
そして、結論というか、本題としてお話ししたのが、自分で選んだ職業というより、選んだ道を全うしてもらいたいこととで、そうは言っても、自分も全う出来るかどうかは、全く分かりません。
自分も、流れの中で、料理人となり、所謂オーナーシェフという選び望んだ道でさえも、もがく毎日で、いずれにせよ、地道にして地味に、進む努力を怠るわけにはいきません。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★