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もっとおいしいお話し

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お弁当の仕込みというより、準備

定休日と言っても、厨房に全く行かないということは、殆どなく、今日もそんな定休日でした。今日は、

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刺身のつけ醤油の“土佐醤油”を、

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仕込みました。“土佐醤油”の作り方については、こちらをお読み下さい。

 

その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、テーブル席で、

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明日のお弁当の折の準備をしていました。並べ終え、

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きれいな袋をかぶせておいた後、真由美さんは、

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厨房で、お弁当に入れるお新香と、生の本鮪の南蛮漬を、カップに盛り付けてくれました。一方の自分は、

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先付の“南京豆腐”を仕込んだ後、

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お弁当用の御飯の米を研いでおきました。明日の御飯は、“ひじき御飯”です。最後に、

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玉子焼の鍋をはじめ、使う道具類を出しておきました。

 

お弁当用の煮物、焼物、揚物などは、昨日の時点で、全て仕込んでおいたので、仕込みというより、準備だけで済んだ定休日でした。仕込みをしたり、営業をして、休み無しのこともありますが、やはり休みは、休みで良いものです。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

2日連続で入荷した生の本鮪

これまで、何度もお話ししているように、『佳肴 季凛』でお出ししている鮪は、東京・築地から仕入れており、宅配便で届けられます。

 

昨日も、いつものように、

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届いたのですが、前日の木曜日、鮪屋に発注した時、「今日は、セリ場にもなくて、手持ちのものも、最悪で、季凛さんには、勧めらないんだけど・・・・・。明日まで、待った方が、いいと思いますけど・・・・・。」と、言われました。

 

「そうは言っても、土曜日の昼に、予約も入っているし、どうしても、必要だから、最悪承知で、送ってくれる?」と、自分は、答えました。

 

そんなやり取りをして、送ってもらったものの、どの程度のものが、届くのか、心配でした。発泡スチロールを開け、

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取り出し、さらに、袋から取り出したのが、

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宮城県塩釜産の生の本鮪でした。見た目は、想像していたよりは、良かったものの、

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身と皮を外すと、皮に、このような傷があり、当然、

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身にも・・・・・。やはり、最悪でしたが、柵取りをし、包丁してみると、

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色変わりしていることはなく、及第点をつけることが出来ました。質の良いものは、このようなことがよくあり、“痩せても枯れても、武士は武士”とは、よく言ったものです。

 

この塩釜産が小さく、御予約分には、足らないので、再び、昨日発注し、

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今朝届いたのが、

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和歌山県那智勝浦産の生の本鮪でした。昨日の電話で、鮪屋の社長に、「今日のは、間違いなく、季凛さん好みですよ。リベンジを、果たせました!」と、言われていたように、バッチリでした。

 

こういうやり取りがあるのも、開店以来、7年以上取り引きし、自分の好みや性格、商売のスタイルなど、様々のことを踏まえた信頼関係の上に成り立っているもので、一朝一夕で、生まれるものではありません。

 

無い時は、他所で買えば、いいじゃないかと思われる方も多いかもしれませんが、仕入れというのは、単なる買い物ではなく、お客様に喜んでもらい、お金を頂き、利益を生み出すことの繰り返しの根本である以上、簡単に済ますことは出来ないものなのです。

 

今回のような時に備えて、冷凍ものを使ったことも、何度かありましたが、やはり生のものには敵いません。冷凍技術が良くなったから、生のもの以上のものがあるという記述を、目にしますが、それは、あくまでも、宣伝文句でしかありません。

 

自分がこの世界に、転がり込んだ20年くらい前には、そのようなことがあったのも、事実です。ただ、昨今の水産資源の枯渇を顧みると、このようなことはあり得ません。もとの魚が良くない以上、冷凍すれば、否が応でも、味は落ちます。

 

そんな状況であっても、生の本鮪に限らず、本物の素材を、とことん追い求め、お客様にお出し出来るよう、自ら“人生の三種の神器”と呼んでいる努力、忍耐、工夫を怠ることなく、日々の仕事に、邁進していきます。

すっぽん料理の御予約がある時は・・・

昨日お話ししたように、今日は、

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ランチの営業をお休みさせて頂きました。

 

というのも、すっぽん料理の御予約を頂き、その仕込みがあったからです。すっぽん料理の御予約があるからといって、必ずしも、お休みすることはありませんが、ラストオーダーの時間を、早めさせて頂くことが、殆どです。

 

今日の場合、

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お弁当を仕上げたら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、

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カウンター周りを養生してもらい、昨日仕入れた佐賀産のすっぽんを、

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卸すことにしました。ネットから、取り出し、

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まな板に乗せると、

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すっぽんは、仰向けになると、

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首を伸ばして、起き上がろうとする習性があるので、その時、首を掴み、締めて、卸すのですが、ここからは、かなりグロテスクですので、写真は割愛させて頂きます。

 

卸し終えたすっぽんは、表面の薄皮を取り除くため、霜降り(お湯にくぐらせること)をします。この仕込みが、一番手が掛かります。となれば、

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真由美さんの出番です。下拵えを終えたすっぽんが、

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こちらです。当店のすっぽん料理は、所謂“すっぽん尽くし”ですので、刺身も、すっぽんで、

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これらの部位を、

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盛り付けて、お出しします。すっぽんの刺身については、こちらをお読み下さい。

 

また、活血もお出しするのですが、

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活血は、りんごジュースで、割ってあり、

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このように、グラスに入れて、お出しします。

 

活血は、文字通り活きたすっぽんのものでなくてはなりませんし、時間が経つと、黒く変色してしまうので、昼以降に、仕込みをせざるを得ないのです。

 

ですので、今日のように、4ハイも卸すとなると、ランチの営業を、お休みさせて頂くようになってしまうのです。

 

また、揚物も、すっぽんで、後足の部分を、下味を付け、

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唐揚にしたものをお出しします。すっぽんの唐揚については、こちらをお読み下さい。

 

下拵えを終えたすっぽんは、出汁を取るため、

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昆布と一緒に、鍋に入れ、水と日本酒を注いだら、強火で、一気に加熱します。約20分すると、

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少しずつ濁り始め、 アクが浮いてくるので、

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丁寧にすくい取ります。

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その後、アクが出なくなったら、火を弱め、薄口醤油、塩、味醂、赤酒で、味を調え、

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煮詰めていきます。ここまでになるのに、2時間くらいかかります。その後、

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人数分ごと、土鍋に取り分け、豆腐、焼葱、くずきりを入れ、温めなおして、お客様にお出しします。

 

御覧頂いたように、すっぽんの下拵えは、かなりの手間と時間が必要なので、先程お話ししたように、ランチの営業時間の変更したり、お休みさせて頂くようになってしまうのです。

 

ちゃんとした仕込みをし、お出したいというよりも、お金を頂く以上、最大限の努力をしたいが故のことですので、ご理解のほど、よろしくお願いします。

急遽、お弁当(当日編)

今日は、昨日のお話しの続編です。

 

昨日の夜、お弁当のご注文を頂いたので、市場には行かず、お弁当の仕込みをしたかったのですが、週末用の仕込みもあるので、今朝は、

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沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。

 

刺身用に使う小肌(佐賀)を、

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2キロ仕入れたり、

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明日の御予約用のすっぽん(佐賀)を、4ハイ仕入れ、これら以外にも、冷凍ものを仕入れたりしました。

 

また、市場にある八百屋に行き、

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お弁当用の煮物に使う人参や、牛蒡をはじめ、

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野菜を仕入れました。お弁当の仕込みをしなくてはならなかったので、そのまま市場から、『佳肴 季凛』に戻ることにしました。

 

『佳肴 季凛』に戻ると、普段は魚の仕込みから始めるのですが、今日は、

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お弁当の煮物を仕込むことにしました。煮物は、今日のものだけでなく、明日、明後日、明々後日の4日分でした。

 

先ず、人参を取り出し、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、

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皮を剥いてもらい、包丁をしたのですが、その頃、ガス台では、昨日包丁しておいた蒟蒻を、

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下茹でしていました。

 

人参の皮を剥き終えた真由美さんは、

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牛蒡を洗い、皮むきを始めていました。

 

人参を包丁し終えたら、

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蒟蒻の鍋の場所を移し、

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人参の下茹でを始めることにし、その頃には、

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一番出汁を引き終えました。

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人参を下茹でしている間、ざるの中で、白滝も、下茹ですることにしました。白滝は、今日以外の煮物に使うもので、蒟蒻の替りです。

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白滝の下茹でが終わったら、

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人参を鍋から、

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取り出しました。その後、この鍋で、

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牛蒡を、下茹ですることにしました。牛蒡の下茹でが終わり、茹で汁を捨てたら、人参とさつま揚げを一緒に、鍋に入れ、

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味を含めることにしました。この時までには、

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蒟蒻だけでなく、口取りで使う“つくねの蕃茄煮”の仕込みも、終わっていました。

 

白滝は、蒟蒻のような味では、濃過ぎてしまうので、

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人参などを煮ている出汁で、

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味を含めておきました。普段なら、一緒に仕込むのですが、明日以降の数が少なく、大鍋で仕込むと、あとで、仕分ける時に、手間がかかるので、このようにしたのです。

 

ところで、今日は、お弁当の仕込みをしながら、賄い用のカレーも作っていて、先ほどの人参の皮も、

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カレーに入れました。また、ここ最近のお弁当で余った玉子焼も、

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カレーの鍋へ。ちなみに、自分が作るカレーは、お弁当を仕上げた時に余った煮物や、色々と余ったものを冷凍したもので作るので、冷凍庫の掃除を兼ねており、それこそ“闇鍋”で、何が入っているか分からないので、“ロシアンルーレット”とも言えます。

 

今日は、

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烏賊墨も入れてしまいました。この程度ですので、黒くはなりませんが、コクというか風味は、十分します。

 

煮物の仕込みが終わったら、彩りに使う隠元を包丁し、

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ようやく小肌の仕込みに、取り掛かりました。

 

小肌の仕込みが終わり、鍋の煮物も冷めたので、

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明日以降の分を、

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このように、

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その日ごとに、分けておきました。

 

あとは、いつものように、

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煮物にはじまり、

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揚物、

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焼物を、仕上げました。今日の揚物は、鯵の新挽揚げと、鶏の唐揚げでしたが、鯵は、幾分大きかったので、

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尾の部分を包丁しました。もちろん、この部分も、

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カレー行きとなりました。

 

あとは、真由美さんが、

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孤軍奮闘してくれたおかげで、

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このように、

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仕上り、

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蓋をし、

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出来上がりし、お客様が、取りに見えるのを、待つばかりとなりました。

 

今日ほど、数はありませんが、明日も、お弁当から、一日が始まります。また、明日、明後日は、法事のお客様がお持ちになるお弁当ですので、1個しかお作りしません。お弁当のご注文は、5個からとなっており、法事のお弁当は、例外でもあります。それについては、こちらをお読み下さい。

 

ところで、今日は、お弁当の仕上がりの関係で、ランチの営業をお休みさせて頂きましたが、明日も、今日仕入れたすっぽんを、夜の御予約用に、仕込まなくてはならないので、ランチの営業をお休みさせて頂きます。

 

一人仕事ゆえ、このようなことは、時々ありますので、ご来店の際には、お電話を頂けると、幸いです。どうそご理解のほど、よろしくお願いします。

 

そんな今夜は、お客様のお帰りを待ちながら、

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お弁当の余りものを肴に、厨房で、真由美さんと、一日の労をねぎらったのでした。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

急遽、お弁当 (前日編)

今日は、

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お弁当の盛り付けから始まり、このように、

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仕上がりました。

 

その後、ランチの営業を終え、休憩して、夜の営業が始まった頃、急遽、明日の夕方のお弁当のご注文を頂きました。

 

夕方上がりのお弁当ですので、明日でも、仕込みは、間に合うのですが、出来るところまでしておくことにしました。   お客様がお帰りになった後、 s-P3020164

西京焼にするサーモンに、串を打ち、

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海老の酒煮を、仕込んでおきました。

 

煮物の仕込みもしたかったものの、買い物に行く余裕もなかったので、出来ませんでしたが、

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蒟蒻だけは、手持ちがあったので、包丁しておきました。自分が、このように、仕込みをしていた頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

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お弁当の盛り付けが出来るように、テーブルの準備を始めました。

 

夕方上がりのお弁当でも、ランチの営業をすることもあるのですが、明日は、仕上り時間が早いだけでなく、幸か不幸か、ランチのお客様の御予約もないので、突然ですが、お休みさせて頂くことにし、

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メニュースタンドを、このようにしておきました。

 

そうこうしていると、真由美さんは、

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折を、

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テーブルに、

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並べ、

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それぞれのマスに、紙皿を入れ始めました。一方の自分は、

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明日仕込む予定だった刺身のつまなどを、前倒しで、包丁しておきました。また、米を研ぎ、

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使う道具類も、

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準備しておきました。   そして、最後に、

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真新しい袋を、折にかけ、お弁当の準備というより、一日の仕事を、終えることが出来ました。

 

明日は、煮物と揚物の仕込みをしなくてはなりませんが、それと一緒に、金曜日、土曜日、日曜日のお弁当の煮物の仕込みも出来るのが、是幸いでもあります。

 

お弁当のご注文は、対応できる時は、前日でも、可能ですが、全て手作りであるだけでなく、折の発注の都合もあるので、早めのご注文を、お願い致します。

今日は5本、明日は2本

今朝、沼津の魚市場に行くと、

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昨日お話ししたように、

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この売場の隅に、

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自分宛ての発泡スチロールが、三重県から、2つ届いていました。蓋を開け、

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中を確認すると、7本全て無事で、ほっとするや否や、萌え燃え・・・

 

その後、ひと通りの仕入れを終え、【佳肴 季凛】に戻り、

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発泡スチロールから、

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取り出した7本のうち、

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この2本を、

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水槽に入れておきました。残りの5本は、そのまま締めてから、

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卸すことにしました。卸していると、

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延縄漁で獲れたものですので、

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釣り針を飲んでいるものもいました。

 

延縄漁と言えば、静岡、愛知、三重の東海三県の天然のとらふぐ漁は、10月から、2月末まですので、今日入荷したものが、最終でした。延縄漁の漁期は終わっても、定置網などにかかるものもいるので、とらふぐの水揚げがゼロということは、ありません。

 

卸した5本には、

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白子(精巣)入りのオスもあれば、

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真子(卵巣)入りのメスもいましたが、真子は猛毒ゆえ、食べることは出来ません。というよりも、食べると、痺れます。

 

結果的に、2本が

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オスで、このような白子が入っていました。水槽の2本は、明日卸すので、営業終了後、カウンター周りを、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、

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養生してもらいました。

 

先程のお話しと重複しますが、延縄漁が終了したこれからの時季、全国各地の定置網で、とらふぐが水揚げされ、その時、自分が“ジャンボちゃん”と呼んでいる4キロ以上の大型とらふぐが、水揚げされることがあります。これまで、自分が仕入れた最大のものは、8,0キロの三重県産のものでした。

 

今年はどうなるか、全く分かりませんが、願わくば、10キロUPのジャンボちゃんを、抱きしめたいものです。そのために、愛知、三重、氷見、舞鶴、境港、下関など、全国の魚屋さんとコンタクトを取っています。

 

どうか、ふぐの神様が舞い降りて来て欲しいものです。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

s-ラジオエフ

s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

 

定休日は、お弁当&ふぐ皮とひれの掃除

今日は、定休日でしたが、ご注文を頂いていたお弁当を、

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御用意しました。

 

数も多かっただけでなく、週末に、御予約が重なり、折などの用意をする余裕もなかったので、昨日の夕方、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの指導のもと、

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色々と,

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準備をしてくれました。

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夜の営業が終わると、

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真由美さんは、

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折を並べ、

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きれいな袋をかけておきました。一方の自分は、

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弁当を仕上げるだけで良いので、鍋をガス台におき、

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卵や米も、用意しておきました。

 

そして、明くる日の今日、先ず最初に、

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サーモンの西京焼を、焼き始めました。焼き上がった頃、厨房では、

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煮物は、まだ鍋の中で、程無くすると、

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煮上がりました。その頃、真由美さんは、

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使った道具を、洗っていました。玉子焼や、

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揚物が仕上がった頃、

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真由美さんは、盛り付けを始めました。

 

そんな様子を尻目に、お弁当のお役御免となった自分は、ランチをはじめ、

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様々なコースでお出しする“南京豆腐”を、仕込みました。その後、

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先日入荷した6本の三重県産のとらふぐ(天然)の皮とひれの掃除をずることにしました。   出刃包丁で、

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棘を取り終え、その次に、

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ひれを半分に、包丁しました。その頃には、

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真由美さんの孤軍奮闘のおかげで、

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お弁当は、冒頭の写真のように、仕上りました。その後、真由美さんは、

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蓋をし、

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紐をかけ、

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箱に入れ、

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それぞれの数を、

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記しておき、完全に仕上げてくれ、あとは、お客様が、取りに見えるのを、待つばかりとなりました。ふぐ皮とひれの掃除を終えた自分は、

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白米を研ぎ、雑穀を水に浸しておき、真由美さんは、

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最後の洗い物をしていました。その後、自分は、

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包丁を砥ぎました。そして、明日は、

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三重から、この7本のとらふぐ(天然)が入荷するので、真由美さんに、

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まな板周りを養生してもらい、定休日の仕事は、終わったのでした。

 

結果的に、先週同様、定休日の月曜日に、仕事をし、営業しましたが、多くの方達は、「休みなのに、何故?」とか、「休みは休みで、取った方がいいよ。」とか、「休養は、大事だよ。」と、仰ってくれますが、一人仕事というより、真由美さんと2個1での仕事ゆえ、お互いの都合と確認さえあれば、基本的に、ご予約を受けさせて頂いています。

 

定休日とはいえども、対応出来るのも、個人店の良さでもありますし、飲食店のようなサービス業は、お客様が楽しんでいる間に、仕事をするものであると思っているので、気にしたこともありませんし、する気もありません。

 

ただ、個人店というより、天上天下唯我独尊の一人仕事ゆえ、自分勝手な都合で、急なお休みや、営業時間の変更をさせて頂くこともございます。

 

また、月曜日の営業、御予約などに関しては、明確な線引きもありませんし、それこそ、時と場合次第のケースバイケースですので、ご理解のほど、よろしくお願い致します。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

平成28年2月の鮪コレクション

明日で、2月も終わりです。月に一度の恒例の“鮪コレクション”が、今日のお話しです。いつのように、どれも、東京・築地から入荷したものです。

 

一番最初に入荷したのが、

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和歌山県那智勝浦産の本鮪で、その次が、

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千葉県銚子産の本鮪でした。

 

毎年、2月は、天候不順のため、本鮪に限らず、生の鮪の入荷が芳しくなく、良いものが少ないのですが、この2つに限っては、そのようなことはなく、2月ということすら、忘れてしまうくらいでした。

 

ただ、この次に、発注した時は、築地のセリ場そのものに、まともな生の鮪が無かったとのことでしたので、

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“インド鮪”とも呼ばれている南鮪の冷凍ものを、仕入れることにし、産地は、南アフリカのケープタウンでした。

 

冷凍ものですので、普段使っている生のものに比べると、劣るのは否定出来ませんが、解凍してみると、

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このような色目でしたので、代役としては、合格点をつけることが出来ました。冷凍鮪は、身質もさるこながら、解凍の仕方でも、大きな差が出るので、かなり注意が必要です。ちなみに、自分は、このような方法で、解凍しています。

 

そして、一昨日の金曜日(26日)に入荷したのが、2月最後のもので、

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和歌山県那智勝浦産のものでした。

 

結果として、3回、生の本鮪が入荷しましたが、最悪の時季ながらも、どれもこれも、抜群と言っても、過言ではないレベルのものでした。

 

3月は、地中海産の本鮪が入荷して来ることもあります。また、国産ものでは、黄肌鮪の入荷もあるのですが、今年は、少ないようです。さてさて、3月は、どうなることでしょう?

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

三重県熊野産と静岡県焼津産のとらふぐ(天然)

今朝、沼津の魚市場に行くと、

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この売場の隅の方に、

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自分あての発泡スチロールが、2つ届いていました。送り主は、三重県熊野の魚屋さんで、中を確認すると、

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それぞれに3本ずつ、合計6本のとらふぐ(天然)が、活きたまま入っていました。箱詰めする前に、魚屋さんが撮った写真のように、

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6本全て、無事でした。ひと安心すると共に、気分は、もちろん萌え燃え・・・

 

その後、別の売場に向かうと、

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静岡県焼津産のとらふぐ(天然)の目方を量り、

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セリの準備をしているところでした。焼津産のとらふぐは、

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合計で、7本ありました。見ているだけで、再び萌え燃え・・・

 

また、となりの生簀には、

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同じく焼津産のしょうさいふぐ(写真 右)と、ひがんふぐ(同 左)が、入っていました。

 

どちらも、天然ものとは言え、とらふぐではないので、萌え燃え・・・とまではならないものの、“ふぐに魅せられし料理人”の自分としては、素通り出来ないのは、言わずもがなです。

 

仲買人と作戦を立てて、セリに臨んだのですが、既に6本確保してあるので、結果的に、高見の見物で終わってしまいました。

 

そんな今朝の仕入れは、

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西京漬用のサーモン(ノルウェー)、鯵(富山)、小肌(佐賀)、帆立(三陸)などでした。

 

その後、仕込みをすることにしたのですが、

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6本のとらふぐを取り出し、

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締めたのですが、最初に仕込んだのは、

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小肌で、その次に、

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鯵の頭を落とし、水洗いまでしたら、サーモンを卸し、

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西京漬に仕込むため、お弁当用の切身に包丁し終えたら、大トリが登場し、気分は、再び萌え燃え・・・

 

ランチの営業時間も近づいていたので、急いで卸し終えると、

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いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、営業の合間を見ながら、水洗いをし、自分が手直ししました。

 

ただ、お客様のお料理をお出しながらですので、

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途切れ途切れになってしまったものの、

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最後のお客様に、デザート(ココナッツミルクのムース)を、お出しした頃には、水洗いをし終えることが出来ました。

 

自分が拭き上げ、真由美さんは、

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まな板周りを、片付けてくれ、6本のうち、4本がオスで、

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十分に成長した白子が入っており、6打数4安打の猛打賞となりました。

 

静岡、愛知、三重の東海三県の天然のとらふぐ漁は、今月末までです。とは言っても、天然のとらふぐの入荷が全くなくなることはなく、萌え燃え・・・の気分に浸れるのは、例年、梅雨前までくらいですので、まだまだ楽しめそうです。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

チャルメラ

毎週水曜日の夜8時ころになると、【佳肴 季凛】の前を、屋台のラーメンの車が通るのですが、いつか機会があれば、食べたいと思っていたところ、ようやく今夜、そんな機会にめぐり合わせました。

 

お決まりの“チャルメラ”の音色が聞こえたので、外に出て、徐行運転とも言える速度で走っていた軽トラを呼び止め、

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注文すると、

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麺を鍋に入れ、

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作り始めました。待つこと、約5分、

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出来上がると、お金を払い、持参したお盆に乗せ、店に戻りました。肝心の味ですが、

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思いの外で、何となく懐かしく、染み渡るような気がし、かえって新鮮な感じすらしました。

 

ところで、今回のお話しで、当ブログ『もっと美味しいお話し』は、1400回となりました。足掛け、7年半弱、これからも、よろしくお願いします。

 

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

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