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身欠き鰊

 ここ最近、会席コースの煮物でお出ししているのが、”鰊(にしん)、干し椎茸、車麩の炊き合わせ”です。

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 ちなみに、”炊き合わせ”とは、別々に煮た食材(味付もそれぞれ異なります。)を、一つの器に盛り付けた料理のことを言います。


 この三種類は、どれもが乾物です。その中でも、仕込みに時間がかかるのが、”鰊”です。

 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、干した”鰊”は、”身欠き鰊”と呼ばれています。

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 自分が知る限り、国産の”身欠き鰊”は聞いたことがありません。

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 この”身欠き鰊”はアメリカ・アラスカ産です。その他の産地では、ロシア、カナダがあります。

 自分が買い求めるものは、”4L”サイズの大きなものです。

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 また、”身欠き鰊”には、完全に干した”本干”と、半生の”ソフト”があります。自分が使うのは、”ソフト”の方です。その理由は、”ソフト”の方が、仕込みに時間がかからないのが一番の理由です。

 とは言っても、一日半~二日はかかります。

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 前日のうちに、”身欠き鰊”を、米のとぎ汁に漬けておきます。米のとぎ汁に漬けることで、苦味やえぐみを取り除くことが出来ます。

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 その後、お腹の部分の汚れや、鱗を取り除きます。

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 丁寧に一つずつ、掃除をします。

 この次に、”身欠き鰊”を湯がくのですが、仕込み同様、お話しするのに時間がかかるので、今日はここまでにしておきます。

 志村

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