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新型コロナウイルスの影響による飲食店倒産防止対策

ご存じのように、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、様々な業種が、影響を受けており、テレビ、新聞、ネットなどで、報じられており、我々飲食業も、その一つです。

そんな中、大阪のフランス料理店【HAJIME】のオーナーシェフが、

このような署名活動を始め、

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は s-91287256_1231203740407677_6295965234329028505_n.jpg です


ネットでも、署名が出来、こちらが、そのページです。

こちらのオーナーシェフは、国内でもトップクラスのシェフで、自分と比肩するのは、おこがましいのですが、自店の存続以上に、飲食業そして、飲食業に付随することへの想いがあり、それに共感しただけでなく、超有名店でも、置かれた境遇が全く同じということを感じたので、今回、お話しさせて頂くことにしました。

どんな職種も、異業種と繋がっているのですが、三次産業の飲食業は、一次産業の産物を、料理の素材として使い、二次産業の産物を、店の什器備品として使っています。

飲食店が倒れれば、我々が路頭に迷うだけの話で済みますが、一次産業が倒れてしまうと、国民が飢えてしまいますし、二次産業がそうなると、文明の利器の恩恵に与ることが出来なくなってしまいます。

一次産業と二次産業に触れたのは、国家の基本は、食とエネルギー政策にあり、戦後の日本は、これらをないがしろにしてきたことに言及したかったからです。

結果として、食料自給率は、目も当てられない数字になってしまい、感染症により、鎖国状態となった今、飢えても、何ら不思議ではなくなってしまいました。

また、資源がないことを自覚していたことで、かつての日本は、勤勉さと器用さを武器に、品質の高い工業製品を輸出し、それで得たお金で、化石燃料を求め、さらに技術を磨き、世界有数の経済大国になることが出来たものの、週休二日制を導入し、ホワイトカラーが増えたことで、ものつくりというより、その精神である勤勉さも、失われてしまいました。

人間たるもの、陳腐な精神論ではなく、精神つまり、気力がなくては、どうにもならないのです。

ところで、飲食店というか、外食は、あくまでも贅沢品で、最近の状況からして、感染を助長しているかのように指摘され、自粛するように言われているのは、戦前、戦中、権力の名の下というより、権力にすがることで 、 「欲しがりません、勝つまでは」、「贅沢は敵だ」を 、 他人に強制したことと同類としか思えません。

さらに言うと、コロナウイルスの感染者を見つけ、魔女狩りめいたことをすることと、何ら変わらず、感染した過程で、行動履歴、素性まで公表する感覚は、飲食業を生業とする者にとっては、御法度ですし、その前に、品性そのものが、欠けています。

そんな中で、営業することは、かつての非国民と思われるかもしれませんが、少なくとも、自店であれば、固定資産税を払い、借り店でも家賃を通じ、固定資産税を払っています。

営業にあたっては、地域の保健所に許可を取るだけでなく、営業の業態によっては、県知事の許可も取らなくてはならず、そのための手間と経費は、一筋縄ではないのです。

全てを明らかにしても構わないのですが、少なくとも、立ち上げた方とはジャンルこそ違えど、食文化を支えていることに、誇りを持っています。

来年、延期された東京オリンピックが開催された時、海外からの旅行者をもてなすためには、どうしても、飲食店は欠かせませんし、飲食店がなければ、誘致の際の「お・も・て・な・し」は、羊頭狗肉以外の何物でもなく、延期した上に、もてなすことが出来なければ、日本の名は、失墜してしまいます。

これまで、3000回近く、お話しをさせて頂いてきましたが、食に関することが中心で、今回のように、政治的というか、思想的というか、デリケートな部分に触れたのは、後にも先にも、初めてのことです。

お読みになられた方の中で、今回のお話しにご賛同して下さったら、有り難いですし、さらに、ご署名を頂ければ、幸いです。

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