平成29年1月の鮪コレクション
昨日から、2月が始まりましたが、今日のお話しは月1恒例の鮪コレクションで、全て、築地から入荷したものです。
1月は、
4日まで、休みということもあっただけでなく、暮れからの時化の影響もあり、明けの5日も6日も、生の鮪類の入荷が芳しくないこともあり、最初に入荷したのは、
アイルランド産の冷凍の本鮪の赤身の部分でした。
冷凍のままでは、どのような身質なのか、全く分かりませんでしたが、解凍して、切り付けてみると、
予想以上に良く、生の本鮪と遜色ないレベルでした。
かつては、これぐらいの冷凍ものは、沢山あったし、むしろ、生以上に、良いものもありましたが、水産資源の枯渇により、かなり少なくなってしまったのは、悲しいかな、紛れもない事実です。
非常用に仕入れたものですので、その数日後に入荷したのが、今年初の生の本鮪で、
千葉県銚子産のもので、この時季の太平洋産のものらしく、脂の乗りは薄めでしたが、赤身と中とろのバランスが良く、自分好みのものでもありました。
この次が、
青森県大間産の本鮪でした。
1月も半ばを過ぎると、津軽海峡で、本鮪が水揚げされることは少なくなり、長崎の壱岐や対馬、那智勝浦などと、産地は移り変わるのですが、この時季に、津軽海峡産が入荷するのは、珍しいことなのです。
1月は、中旬の最強寒波の影響もあり、魚全体の水揚げが少なく、魚によっては、とんでもない高値のものもありました。
また、例年、2月は、生の鮪自体の品薄になることもあり、この天候からすると、不安は拭えませんが、それなりの水揚げ、そして入荷があるのを、祈るばかりです。
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