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もっとおいしいお話し

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ふぐのイラストが描かれた新しいポーセラーツの器(茶碗編)

Vol.3796

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今朝、 沼津魚市場の生簀には、

福島県産のとらふぐ(天然)が、

入荷しており、

ご破算で願ましては、

3本な~り、

1本な~り、

2本な~り、

3本な~り、

1本では?

ということで、

10本入荷していました。

あえてセリを見ずに、

売場に戻ると、

問屋の担当者が、

「季凛さん、

5本残っているんですけど、

やってもらえます? 🙏 」

「※◆$☆〇で、どう? 😎 」
(文字化けしているのは、単価です。)

「そんなのダメだよ~。

トラフグが怒っちゃうよ。 😱 」

「じゃあ、帰るよ。 🥴 」

「まぁ、待ってよ。
それなら、□〒▼€◎で・・・。 😅 」

ということで、交渉成立にして、

してやったりの

萌え燃え・・・ 💖

生簀から取り出したら、

すぐに締め、

血抜きをしたら、

魚市場から、

撤収。

【佳肴 季凛】に戻ったら、

卸し、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの水洗い、

その後の

自分の手直しと、

いつもの流れで、

とらふぐの仕込みだけでなく、

今日のイントロも終わり、

前置きが長くなりましたが、

本編は、昨日のお話しの

ふぐのイラストが描かれた

新しいポーセラーツの器(序編) 』の続きです。

「今日お話しするのは、

「御飯茶碗なんだよね、親方」

「そうだよ。」

「普段、

これらを使っているよね?」

「これらは、あくまでも自分達用で、

萌え燃え・・・ 💖 しながらだから、

ごはんタイムの楽しいのなんの!

でも、今日の話すのは、お客さん用だよ。」

「へぇ~。お客さんも、

萌え燃え・・・ 💖

しちゃうんじゃね。」

「それはそれは、熱烈歓迎!

そんなことより、始めるよ~♬」

「(👏👏👏 ˊᗜˋ*)*.•* 888」

茶碗の形は、

同じですが、

イラストの色は全部違います。

イラストは、 オリジナルグッズ同様、

真由美さんが描いたもので、

デザイン、制作は、

【PLUSROSE】さんにお願いしました。

ご察しかもしれませんが、

番(つがい)のふぐは、

自分と真由美さんがモデルです。

イラストの裏の落款(らっかん)は、

全て共通になっています。

先ずは、

緑と黒のふぐ(①)で、

黄、青、赤のハートの意味は、

合言葉の『萌え燃え・・・ 💖』です。

それぞれのデザインを、

羅列していきます。

赤と緑の裏が、

青、黄、黒。

黄と青の裏が、

緑、赤、青。

青と赤の裏が、

青、赤、緑。

黄と黒の裏が、

青、緑、黄。

緑と黄の裏が、

緑、赤、青。

黒と青の裏が、

赤、緑、黄。

黒と赤の裏が、

黄、赤、青。

赤と黄の裏が、

青、緑、黄。

そして、最後の⑩です。

青と緑の裏が、

緑、赤、黄。

突然ですが、ここで問題です。

《男の子🐡と女の子🐡がいます。

赤、青、黄、黒、緑の5色から、

2色を選び、

同じ色が並ばず、

性別も別々。

男の子🐡、女の子🐡が

左右のどちらにも

並ぶことが可能。

以上の条件を満たす

組み合わせの数は、

何通りになるでしょう?》

・・・・・。

出題した当の本人、

正答、得られず。

このまま考え続けると、

夜も寝られそうもないので、

撤収。(苦笑)

この際、デザイン、制作担当の

【PLUSROSE】さんに

考えてもらうのも、

ありかもしれません!?

明日の続編も、

お楽しみに・・・。

ふぐのイラストが描かれた新しいポーセラーツの器(序編)

Vol.3795

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今朝、

沼津魚市場に行くと、

前注文しておいた天然のとらふぐ(福島県産)が、

5本スイスイとなれば、

萌え燃え・・・ 💖

ブクブクをセットした発泡スチロールに、

移したら、

魚市場から、

撤収。

この他には、

地物の目鯛(めだい)なども仕入れました。

『佳肴 季凛』に戻り、

出汁を引くなどの

ルーチンの段取りを終えたら、

萌え燃え・・・ 💖 の気持ちを抑え、

お弁当の料理に取り掛かり、

今日の揚物は、

鯵のしんびき揚げと鶏の唐揚げで、

焼物は、

銀鱈の西京焼でした。

その後、

玉子焼を仕上げ、包丁すると、

ふぐネット達がやって来て、

「おはようございます、親方♬」

「おはようさん。」

「今日は、せわしないね。」

「まぁね。」

「玉子焼が 半分残っているけど、

これって、どうなるの?」

「もしかして、食べたいとか?」

「いや~、その~、まぁ~。」

「これはね、ランチメニューや

会席料理とかの

西京焼の前盛に使うんだよ。」

「はぁ、そうなんだぁ。」

「その感じだと・・・。

今度、焼いてあげようか?」

「やったぁ!

あと、ランチの方の魚が、

鯖って分かるけど、

会席料理の方の魚は? 」

「目鯛(めだい)だよ。

今朝も仕入れて、

ふぐの前に、

卸すよ。」

「ふぅ~ん。」

こんなやり取りをしているうちに、

女将兼愛妻の真由美さんが、

お弁当を、

仕上げてくれました。

目鯛を卸し終えた自分は、

とらふぐをまな板に乗せると、

萌えモードから、

燃えモードに。

すると、カウンターにある

“癒しのふぐギャラリー”が、

がやがや、わちゃわちゃ。

というのも、【PLUSROSE】さんが、

やって来たからで、

【 PLUSROSE】さんは、

“癒しのふぐギャラリー”に飾ってある

ふぐッズ(Fu-goods)の殆どを作って下さった方です。

言ってみれば、

ふぐッズのお母さんですので、

賑やかになるのも、

不思議なことではありません。

異口同音に、

「 久し振りだね。」とか、

「元気だった。」の声。

「みんなも、元気そうじゃん!

ブログを見ていると、

親方や真由美さんと

楽しくやっているね。」

「うん、楽しいよ♬

ところで、今日は何かの用なの?」

「今日はね、

親方に頼まれた器を

持って来たんだよ。」

「へぇ~。どんなのなの?

見たい、見たい!」

「 🐡もちろん 🐡ふぐだよ🐡

そばに持っていくね。」

「わぁ~、新しいお友達だ!

いいじゃん、いいじゃん♬」

「レッスンの時間が近いから、

行かなきゃならないけど、

あとは、親方に教えてもらってね。」

「はぁ~い!

また、顔を見せてね。

バイバイ👋」

「👋🐡👋

いい子にしていてね

🐡👋🐡」

ということで、今日のお話しは、

ここまでにしておき、

続きは、明日に・・・。

『西京漬』、コース料理の西京焼、南蛮漬に仕込んだサーモン

Vol.3794

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今朝は、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %EF%BC%96%EF%BC%94%EF%BC%90key.jpg

『西京漬』に仕込むため、

沼津魚市場で、

ノルウェー産のサーモンを仕入れました。

【佳肴 季凛】に戻ると、

ふぐネット達がやって来て、

「おはよう、親方♬

仕入れ、ご苦労様でした。」

「おはよう。やっと、

魚の入荷や水揚げが

まともになってきたよ。」

「良かったね。どうして、

ぶりの箱に入っているの?」

「サーモンは、

大きいスチロールで空輸されて来て、

目方を量ってから、

かんぱちや、

ぶりのスチロールに、

小分けされているんだよ。」

「へぇ~、そうなんだぁ。」

「明日のお弁当の仕込みもあるから、

この辺でね。」

「はぁ~い。」

鱗が細かいサーモンは、

包丁を使うすき引きという方法で、

鱗を取り除いてから、

頭を落とし、水洗いしておきました。

サーモンの隣にあるのも、

『西京漬』に仕込む鯖(ノルウェー産)で、

サーモンを卸す前に、

腹骨を欠いてから、

上(かみ)と下(しも)に分け、

脱水シートに挟み、冷蔵庫へ。

腹骨を欠くのは、

苦玉とも呼ばれる胆のうの跡が

残っていると、

食味を損ねるからです。

また、上と下の“連れ”同士にしてあるのは、

鯖はジェリーミートと呼ばれる

身質のものがあり、

紛れないようにするためだけでなく、

身割れしているものが、

ギフト用に回るのを防ぐ目的もあります。

三枚に卸したサーモンは、

切身にしたのですが、

数が多い方がギフト用で、

こちらが、コース料理用のものです。

コース料理用の方は、

いくらか小さめであるだけでなく、

身割れしにくい部位にしてあります。

また、明日のお弁当用の焼物が、

銀鱈の西京焼なので、

尾の部分は、

形を揃えやすいので、

お弁当の南蛮漬に、

仕込みました。

南蛮漬に仕込む時は、

軽く塩をして、

片栗粉を付けてから、

油で揚げ、

この上から、

熱湯をかけます。

油抜きをするのは、

仕上がりがさっぱりするだけでなく、

味を浸み込みやすくするためです。

塩をしてしんなりさせた玉ねぎと

鷹の爪を入れたら、

土佐酢と呼ばれる合わせ酢を注ぎ、

先程の写真のように、

落としラップをしておき、冷蔵庫へ。

そして、ランチの営業が終わったら、

鯖も、

サーモンも、

有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の西京味噌と共に、

真空パックしたら、

夜の営業に備え、

休憩を取ったのでした。

お弁当の揚物は、どちらも鶏の唐揚げ

Vol.3793

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今日のお弁当の揚物は、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG4417.jpg

鶏の唐揚げ(写真 左)と

鯵のしんびき揚(同 右)で、

お弁当は、

このように仕上がりました。

お弁当の盛付けをしてくれるのは、

いつものように、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

そんな今日は、

沼津魚市場が休みだったこともあり、

娘達のお弁当用にも、

鶏の唐揚げを揚げました。

というより、真由美さんからの

お願いなのか、命令なのかは、

読者の方のご判断に任せます。(笑)

娘達のお弁当が仕上ると、

ミニふぐ達がやって来て、

「おはようございます、親方♬」

「おはよう。」

「娘ちゃん達のお弁当は、

真由美さんが作るんだよね。」

「そうだよ。

でも、よく知っているじゃん。」

「だって、親方のインスタに、

載っているじゃん。」

「おぉ、見てくれているんだぁ。

有難うね。」

「昨日は、

これだったよね。」

「そうだよ。」

「真由美さんも、

色々と作っているよね。」

「子供達のお弁当は、

真由美さん専門だけど、

夕飯とかは、手が空いている方が作るのが、

暗黙のルールだよ。」

「へぇ~。」

「子供達が家にいる日の昼ごはんは、

殆どが自分だよ。」

「作っている余裕はあるの?」

「仕込みの合間とか、

自分達の昼ごはんのついでに、

作っているから、それほどで負担でもないし、

本業以外の料理は、

気分転換にもなるから、いいんだよ。」

「楽しい?」

「楽しいよ。料理が好きで、

料理人になったからね。」

「そういえば、

インスタのプロフ画面にも、

『 料理が好きで料理人になって、

3分の1世紀にして、

誰が名付けたのか、熱血料理人。 』

ってあるもんね。」

「そうだね。

好きでなったんだから、

好きを貫きたいじゃん。」

「おぉ~!」

「話したいことは、

まだあるから、

別の時にでも、話すよ。」

「楽しみにしているね。」

幸いなことに、

自分だけでなく、真由美さんも

料理が好きなので、

そういう点では、というより、

そういう点でも、彼女に感謝しています。

「好きこそ、ものの上手なれ」

という諺(ことわざ)があるように、

それを支えに、二人仲良し子吉(!?)、

歩き続けます。

青魚好きの方向けの『西京漬』と『鰯の丸煮』のギフトセット

Vol.3792

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今日は定休日でしたが、

ギフトの箱詰をしました。

最初にしたのが、

『西京漬』のセットの中で、

一番人気の

銀鱈、サーモン、鯖が

各2枚入ったものです

贈り主の方が、

女性でしたので、

このような帯紙をかけると、

熱血君がやって来て、

「おはようございます、親方♬」

「おはよう。」

「休みなのに、ご苦労様です。」

「仕込みをしているわけじゃないから、

そんなでもないよ。」

「SNSの投稿を見ていると、

色んな帯紙を探しては使い、

使っては探しているよね。」

「そうだね。飽きっぽい性分だし、

新しいもの好きだから、

つい楽しんでいるよ。」

「親方らしいね。」

「あはは・・・。

ところで、君が来る前に、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG4391.jpg

こんなギフトを箱詰していたんだよ。」

「これじゃ、中身が

分からないじゃん。」

「って言われると思ったよ。

まぁ、焦りなさんな。

話してあげるから。」

「はぁ~い。」

クッションペーパーを敷いた化粧箱に、

鰯の丸煮

『鰯の丸煮』

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4485.jpg

6パック詰めたら、

リーフレットを挟み、

銀鱈、

サーモンを各2枚詰め、

最後に、鯖を6枚。

先程のように、

リーフレットを挟んだら、

冷凍庫へ。

お気付きかもしれませんが、

真鰯、鯖と青魚が多めのセットで、

このようにしたのは、

受け取られる方が、

青魚が好きだからです。

こちらのセットに限らず、

オンラインショップに

載っていないものでも、

ご要望、ご予算に応じて、

色々とご用意することが可能ですので、

お気軽にお申し付け下さい。

『ぽん酢』用の香母酢(かぼす)の仕込み

Vol.3791
『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信が、

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

今日も認めます。

今日は、

先日頂いた香りかぼすを、

佳肴季凛 自家製『ぽん酢』

『ぽん酢』用に搾ることにしました。

昨日の時点で、洗ったら、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG4318-1.jpg

ざるに上げ、乾かしておき、

包丁する前に、

完全に水気を拭き取っておきました。

半分に包丁したら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さん達に、

絞ってもらいました。

搾り終えると、

皮と果汁の色が合わさり、

このような色に。

ふぐネット達がやって来て、

「おぉ~、酸っぱそう。

見ているだけで、唾液が・・・。

親方は平気なの?」

「平気なわけないじゃん。

香母酢と書くだけあって、

香りがいいでしょ?」

「日本語って、賢いね~。」

「そうだね。」

「あれだけあって、搾れたのは、

これだけなの?」

「量ったら、

1,5リットルだったよ。」

「何だか、寂しいよね。」

「確かにね。」

「この後は、どうするの?」

「近いうちに、他の果汁を仕入れ、

『ぽん酢』に仕込む予定だよ。」

「他の果汁って?」

「ほら、

ここに書いてあるでしょ?」

「あっ、ほんとだ。

6種類も入っているんだね。」

「それだけに、

風味と酸味のバランスがいいよ。」

「へぇ~。

仕上がったら、味見させてね。」

「熱烈歓迎!」

例年、かぼすを頂くのは、

複数回あるのですが、

今年は、どうなることでしょう。

朝一番で、お持ち帰り(テイクアウト)のふぐ刺&鱧(はも)しゃぶ

Vol.3790

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今日は、

昼ふぐの御席があり、

福島県産のとらふぐ(天然)で、

仕立てました。

すると、ミニふぐ達が、

「美味しそうだね、親方♬」

「勿の論!天然のとらふぐだからね。

刺身もいいけど、ふぐ料理は、

ちりに限るね!」

「ちりって、

チリの国旗 - 世界の国旗

南米の

東京2020チリ共和国パラリンピックホストタウン/加美町

細長い国の?」

「それは、チリ。」

「やってみたかったんだ、これ。

ふぐの鍋料理のことだよね。」

「そうだけど、

まぁ、よく浮かんだね。」

「そう?ところで、今朝は、

早くから仕事を始めなかった?」

「4時半過ぎだよ。」

「えっ!?」


「だから、

君達は、

ZZZ・・・。」

「物音はしたけど、

そのまま寝てたよ。

何をやっていたの?」

「お持ち帰りのふぐ刺と

鱧しゃぶを用意していたんだよ。」

「そんなに早く!?

ってことは、取りに見えたのも、

早かったの?」

「そう、6時だよ。」

「はっ!?」

「これから、話してあげるよ。」

「はぁ~い。」

器に、

ふぐ刺を引きながら、

盛付けていき、

ふぐは、今日の昼ふぐの御席同様、

天然のとらふぐ(福島産)です。

器は、持ち帰り用なので、

プラスチック製で、

蓋とセットになっており、

処理方法に関しては、

各自治体の指示に

従って下さい。(笑)

引き終えたら、

ふぐ皮と、

葱(ねぎ)をあしらうと、

このように仕上がりました。

持ち帰り用ですので、実際には、

葱をラップに包んだ状態で、

分量は、二人前です。

蓋をし、

もみじ卸しと葱、ぽん酢も用意し、

出来上がりです。

鱧(はも)しゃぶは、

容器に水菜を盛付け、

鱧しゃぶ用の出汁も、

用意しました。

鱧しゃぶの野菜が、

水菜だけなのは、お客様の方で、

松茸を御用意されたからです。

鱧と松茸は、

“鱧松”とも呼ばれており、

さらに、その組み合わせは、

出会ものとも称され、

和食界では、秋の味覚の

王座に君臨すると言っても、

過言ではありません。

今日の場合、

お持ち帰り(テイクアウト)の料理として、

御用意しましたが、

もちろん、当店でも、

お召し上がり頂くことが出来ます。

また、先程お話ししたように、

取りに見えたのは、

朝の6時過ぎでした。

料理に関しては、

ご予算、ご要望など、

可能な限り対応させて

頂いておりますので、

お気軽にお問い合わせ下さい。

とりあえず、2022年の鱧(はも)最終便

Vol.3789
『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信が、

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

今日も認めます。

秋分の日ですが、

ホームグランドの沼津魚市場は、

通常通り、開市日。

沼津魚市場の休市日は、

基本的に土曜日で、

祝日の前日が、

休市となることもあります。

このような暦なのは、

漁港が併設されている

魚市場だからです。

なので、今朝の場合、

沼津市西浦の定置網漁で

水揚げされたものや、

神奈川県横須賀市長井の

定置網漁で水揚げされた

稚鰤(わらさ)や、

黄肌鮪(きはだまぐろ)が入荷していました。

そんな今朝、

自分が仕入れたのは、

山口県産の活かしの鱧(はも)と、

活〆の鱧でした。

【佳肴 季凛】に戻ったら、

活かしの鱧を締めることにし、

獰猛な性格の鱧ですが、

頭を覆うことで、 動きが止まり、

頭の付根を強く掴むと、金縛り状態。

というのも、左右のえらの間に、

心臓があるからです。

間髪入れずに、

包丁を入れたら、

噛み付かれないように、

口の先端を切り落とすと、

獰猛な風貌は、どこかへ。

神経を抜くため、

脊髄に細い針金を入れ、

死後硬直を遅らせるよりも、

卸す時に、動かないようにするためです。

ぬめりを取り、はらわたを抜いたら、

まな板の上に。

鱧を見たふぐネット達が、

「親方、おはようございます♬」

「おはよう。」

「今週は、魚市場皆勤?」

「そうだよ。」

「\*゚▽゚ノ//”☆ パチパチパチ~」

「仕入れる魚があったし、

前半、後半の三連休のどっちも、

台風がらみで、

魚が少なくなるのが分かっていたから、

まめに行ったんだよ。」

「そうなんだぁ。

早起きはたいへんじゃない?」

「たいへんって言えば、

たいへんだけど、

気に入った食材じゃなきゃ、

料理を作る気にはならないじゃん。」

「そうだよねぇ。」

「料理の道に転がった振り出しが

鮨屋(東京・新宿)で、

その店は交替で築地に

仕入れに行っていたから、

それが身体にしみついているんだよ。」

「三つ子の魂、百まで

ってことじゃん!」

「そうだね。気の利いたこと、

知っているよね。」

「えへへ・・・。

そんなことより、

鱧って、夏が時季の魚だけど、

いつぐらいまで、食べられるの?」

「(入荷が)あるまで。」

「出た!伝家の宝刀、

ぶっきら棒アンサー。(笑)」

「ようやく、自分の性格が

分かってきたみたいじゃん。」

「これだけ、色々と話していれば、

誰でも分かるんじゃね?」

「そうかも・・・。(笑)

今シーズン一番仕入れた産地の

山口県の漁期が終了したし、

他の入荷も徐々に

少なくなっていくから、

終わりかな~。」

「じゃあ、今日が、

鱧納めってこと?」

「確定じゃないけど・・・。」

「そう聞くと、何となく、

淋しいなぁ。」

「時季のものだから、仕方ないし、

それが、時季の食材の

魅力だからね。」

「鱧のあとは、

親方の大本命、萌え燃え・・・ 💖

天然のとらふぐだね。」

「 💖 も 💖 ち 💖 ろ 💖 ん 💖 」

他の仕込みもあったので、

骨切は明日にし、冷蔵庫へ。

ということで、

今日お話ししたように、

完全ではありませんが、

今季の鱧料理は、終了させて頂きます。

とは言え、

御用意が出来る場合も

ございますので、

「食べたい!」

と思われている方は、

お手数ですが、

直接のお電話をお願い致します。

真空調理(低温調理)で仕込んだふぐ刺 

Vol.3788

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今朝の気温は、

低かったこともあり、

沼津魚市場に行くと、

半分近い人達が、

長袖を着ており、

「暑さ寒さも 彼岸まで」とは、

よく言ったものです。

そんな今朝仕入れたのが、

福島県産のとらふぐで、

その場で締め、

持ち帰ることにしました。

卸そうとすると、

熱血君がやって来て、

「親方、おはようございます。」

「おはよう。」

「今朝は、肌寒かったね。」

「Tシャツ1枚だったけど、

それほどでもなかったよ。」

「ふぐを仕入れて、

萌え燃え・・・ 💖

だったからじゃね?(笑)」

「そうかなぁ。」

卸し終えたら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

水洗いをしてくれたものを、

手直しをし、

拭き上げ、冷蔵庫へ。

ふぐ刺にする場合、

最低でも、

二日は寝かさなくてはなりません。

この写真のふぐ刺は、

18日の【特別会席】で

お出ししたものです。 

ところで、

この日にお出ししたのが、

ふぐ刺というか、

湯引きしたふぐです。

ただ湯引きしただけでなく、

タイトルにもあるように、

真空調理で仕込んだもので、

真空調理は、

低温調理とも呼ばれています。

熱血君がやって来て、

「この間から、

気になっていたんだよ。

早く話してよ~。」

「まぁ、慌てなさんな」

ふぐ刺に仕立てる場合、

身皮と呼ばれる薄い皮を

取り除かなくてはなりません。

魚に詳しい方や

釣りをする方の中には、

カワハギの形態写真

皮剥(カワハギ)や、

ウマヅラハギの形態写真

馬面剥(ウマヅラハギ)を

思い浮かべるかもしれませんが、

ピンポ~ン♬ 

トラフグ、カワハギ、

ウマヅラハギは、フグ目(もく)ですので、

簡単に言えば、親戚です。

ひれの位置だけでなく、

ひれを動かす筋肉の構造も

似ています。

違うのは、

肋骨(ろっこつ)の有無で、

フグ類は、肋骨が無いため、

お腹を膨らますことが出来るのです。

真空調理のふぐですが、

三枚に卸したら、

身皮をつけたまま、

盆ざるに乗せ、

バーナーで

身皮を炙ったら、

氷水で冷まします。

粗熱が取れ、

水分をふき取ったら、

アルコールを飛ばした日本酒と共に、

真空パックし、

スチームコンベクションオーブン(スチコン)で、

70度で加熱すること、10分。

氷水で一気に冷ましたら、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG4093.jpg

冷蔵庫へ。

70度で加熱するため、

低温調理とも呼ばれているのですが、

低温といっても、温度帯は、

40~80度と様々です。

そのため、解釈というか、

定義も、かなりアバウトな面もあります。

加熱することで、

ふぐ刺特有の歯応えは

失われますが、

旨味が引き立ち、

ふぐしゃぶのような感じです。

“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとって、

ふぐちりこそ、ふぐ料理の真骨頂で、

ふぐ料理というカテゴリーに限らず、

これに勝る料理は、

なかなかありません。

長々とお話ししている間に、

真由美さんは、

カウンター内の掃除や、

ふぐのひれを貼り付けてくれ、

表も裏も、

満員御礼。

さらに、知らぬ間に、

南方では、台風の赤ちゃんが生まれ、

しかもダブル!

安心出来ませんが、

少しずつ秋の気配を

感じます。

秋のお彼岸から春のお彼岸までが、

ふぐ料理のシーズンとされており、

自分にとっても、

ますます、萌え燃え・・・ 💖

玉子焼の思い出

Vol.3787
『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信が、

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

今日も認めます。

今日ご用意したお弁当は、

このようなお弁当でした。

二段に重ね、

おしぼりと

箸を挟んだら、

お客様を待つばかりとなりました。

盛付や箱詰などをしてくれるのは、いつものように、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

仕上がったお弁当を見たふぐネット達は、

「親方、お疲れ様。」

「とりあえず、

ひと仕事コンプリート!」

「前のお弁当の時、

焼物のことを話してくれたけど、

覚えている?」

「あぁ、覚えているよ。

この時だよね?

「そうそう。

聞けなかった玉子焼のことを、

話してよ。」

「はいよ。でも、どこから話せば、

いいかなぁ。」

「え~っ。

質問すれば、話しやすい?」

「そうしてよ。」

「どうやって、

焼けるようになったの?」

「練習したから。」

「そんなの分かるよ。」

「分かりやすくないかなぁ?」

「もう・・・。どうして、

ぶっきらぼうな言い方をするかね~。」

「真由美さんにも、

よく言われるけどね。」

「やっぱり~。」

「玉子焼の焼き方を

覚えようと思ったのは、

鮨屋にいた時だよ。」

「覚えようって、

変な言い方じゃね?」

「その店は、玉子焼を焼かずに、

買っていたんだよ。」

「そういう店って、

多いんでしょ?」

「多いよ。玉子焼屋っていう

商売があるくらいだからね。」

「テレビとか、

動画でも見たことあるよ。」

「鮨屋にいて、焼けないじゃ、

話にならないからね。

鮨屋から和食移った時に、

焼けなかったら、

恥ずかしいじゃん。」

「でも、鮨屋さんで焼かないのに、

いつ覚えたの?」

「休憩時間。

玉子焼の鍋は、その店に

あったんだけど、

卵は自分で買って来て、

焼いたんだよ。」

「最初から、焼けないでしょ?」

「もちろん。最初は、

スクランブルエッグもどき。

だから、みんなのおかず行き。」

「分かりそうな気がする。

焼けるようになったら?」

「それも、おかずになるんだけど、

玉子焼ばかり食べられなから、

それを思って、夜の歌舞伎町の飲み屋に

持って行ったんだよ。」

「歌舞伎町ってことは、

東京の新宿の?

飲み屋ってことは、

もしかして・・・?」

「そうだよ。飲み屋の

女の子達に

あげるんだよ。」

「え゛っ!?」

「そうすれば、

場が盛り上がるじゃん。

それに、大体の女の子は、

玉子焼が好きだからね。」

「真面目というか、

下心ありというか・・・。」

「どっちも、正解!

ある程度、そういう部分がないと、

練習しがいもないしね。」

「・・・・・。」

「でも、それがあったから、

上達したわけだから、

結果オーライ!」

「この話は、

真由美さんは知っているの?」

「知っているよ。

あくまでも、健全な下心だよ。

邪(よこしま)な下心は、全く無し!」

「何だかなぁ~。(笑)」

「あとは?」

「玉子と卵って、

書いてあったけど、

違いはあるの?」

「あるよ。卵は、

もろに卵のことで、食材。

玉子は料理を意味するから、

卵焼じゃなくて、玉子焼なんだよ。」

「そうなんだぁ。

誤字とか、変換ミスかと思ったよ。」

「まだある?」

「え~っ、すぐには

浮かばないよ。」

「じゃあ、また訊いてよ。」

「ちょっと、待って。」

「何?」

「さっきの飲み屋の話じゃないけど、

本当は、叩くと埃(ほこり)が

沢山出るんでしょ?」

「少しくらいはね・・・!?」

ここでお話し出来ないようなことは、

お食事にいらした時にでも、

お話し出来ますので、

よろしければ・・・。(笑)

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