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賄い用に仕込んだ尾赤鯵(おあかあじ)

今朝、

沼津魚市場に行くと、

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は s-RIMG9217.jpg です

尾赤鯵が入荷しており、その名の通り、

尻尾が赤いのが特徴で、正式には、尾赤室(あおあかむろ)と呼ばれています。

魚市場では、

尾赤と呼ばれており、今日のものは、5キロ入りで、

静岡県焼津産のものでした。

尾赤鯵は、味が良い割には、市場評価が低い魚の一つで、昨今の状況も加わり、超お値打ちでしたので、賄い用に仕入れ、色々と作ってみることにしたのです。

殆どの魚同様、

鱗を取ったら、はらわたを抜き、頭を落とし、

水洗いしたら、

三枚に卸しました。

刺身でも食べられるのですが、

〆尾赤鯵にするため、

塩をしておきました。

塩が回るまでの間に、

南蛮漬にするため、中骨を抜き、

包丁し、薄塩をあてておき、尾の部分も、

酢〆にするため、先程同様、塩をしておきましたが、南蛮漬用の方は、酢〆よりは、軽めの塩加減です。

南蛮漬用のものは、

片栗粉をつけ、揚げたら、油抜きをするため、熱湯をかけたら、

立塩と呼ばれる海水程度の塩水に浸け、しんなりさせておいた玉葱と人参、種を抜いた鷹の爪、スライスしたレモンと共に、土佐酢と呼ばれる合わせ酢を注ぎ、冷蔵庫へしまい、食べ頃は、明日よりも、明後日になります。

〆尾赤鯵は、塩が溶けたら、水洗いし、二番酢と呼ばれ、一度酢〆に使った酢で洗った後、新しい酢に漬け、酢から上げ、キッチンペーパーで水分を拭き取ったら、

中骨を抜き、

身の部分に、旨味を加えるだけでなく、水を吸い取るため、昆布を乗せておき、冷蔵庫へ。

そして、酢〆用に、塩をあて、間引きしたものは、

天日干しにし、焼いてみることにしました。

食べるのは、基本的に、身だけですが、

頭と中骨は、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、下処理をしてもらい、

出汁を取るため、弱火で、こんがりと焼いておきました。

どれが一番かは、全く以て好みになりますが、魚は、その種類も豊富であり、一つの素材で、色んな仕立て方があるのが、魅力です。

ただ、肉の消費が魚のそれを上回るようになって久しくなりましたが、もともと和食文化は魚食文化で、日本人にとっての御馳走である以上、日本料理を生業とする以上、その魅力を伝え続けていきます。

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“賄い用に仕込んだ尾赤鯵(おあかあじ)” への2件のフィードバック

  1. 浜村直美 より:

    尾赤アジ、スーパーで初めて見て買いました。1匹200円でした。
    3枚におろして干物で食べようかと思います。開きにするつもりでしたが、だしが取れるとのことで、3枚になってもらいます。
    出汁のとり方のコツなどあればお教えくださいませ。
    ありがとうございました。 アジは外房産でした。

  2. 熱血料理人 より:

    浜村直美様
    焼いてから、出汁を取る場合は、煮立たせることなく、超弱火で煮出します。
    自分の場合、5時間くらいです。
    尾赤鯵は、味と値段が比例しない魚の一つですが、色んな使い道があるので、色々作ってみて下さい♬

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