廃食用油用のペール缶
これまで、廃食用油は
ペットボトルに入れて
近所の小学校に
持って行ってましたが
今度から
業者に回収してもらうことに
しました
2026年10月9日
Vol.4986

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「ねぇ、親方🐡
この青い缶は
なんなの?」
と、熱血君が
訊いてきたので

「廃食用油のペール缶で
リサイクル業者が
置いていってくれたんだよ」
と、返しました
「今までは
ペットボトルに入れて
近所の小学校に
月1で持って行ってたよね?」
「そうそう

「これをやめたってこと?」
「そうなんだよ
月1で、当日の朝
持ってかなきゃならないから
タイミングを逃すと
明くる月まで
貯まっちゃうんだよ
場合によっては
3か月以上分なんて
過去にあったから
この際、業者に回収してもらうことに
したんだよ」
「それなら、楽じゃん」
「そうだよ
油を入れておくだけだし
一つでも貯まれば
富士方面の回収日に合わせて
連絡すれば
回収してくれるからね」
「ふぅ~ん」
廃食用油の回収方法は
変わったことで
雑用レベルの仕事を
気にする必要がなくなり
何よりです
これにより
今まで以上に
料理というボスキャラに
真向勝負に臨めるのが
嬉しいこと
この上、ありません
すみっコぐらしの鱧(はも)
今日まで続く
鱧(はも)のお話しの
最終回です
2026年10月8日
Vol.4985

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます
水槽を見た
ふぐのぼり君が曰く

「おっ、親方🐡
水槽の海水も
きれいになって
ハモもスイスイじゃん!」
「中の側面とか
底に茶色の苔(こけ)を取れば
完璧だけど

海水には
問題が無いから
鱧(はも)が
もう少し減ったら
掃除するつもりだよ」
「これは
汚れじゃないんだぁ」
「そうだよ
海水中の魚の排泄物
残り餌から発生する
硝酸塩、リン酸塩を栄養源にして
照明や日光の光を受けて
繁殖する 珪藻類
要は海藻で
これが育つってことは
海水のミネラルが
活きているってことなんだよ」
「ヤバっ!
海水も知識も
完璧じゃん!」
「訊かれると思って
調べたんだよ
っていうか
一昨日からのアクシデントで
水槽とか海水について
勉強したからね」
「怪我の功名じゃん」
今、お話しした


この2つをお読み下さると
一連の話が繋がるのですが
この流れは
月曜日にスタートしたものにして

「面白いっていうか
厄介なのが

この鱧たち
何故か、隅っこに
集まるんだけじゃなく

中には
こんなのもいるんだよ」
「落っこちちゃうんじゃね?」
「っていうか
落ちちゃって
下の濾過槽(ろかそう)にいて
それを捕まえるのに
たいへんだったよ
どんどん潜っちゃうし
しかも、2本」
「ヤバっ!
そもそもさぁ
隅っこが好きってことは
ハモって
すみっコぐらしじゃん」
ご存知のように

「これまでに
かなりの数の鱧を
水槽に入れたておいたけど
鱧が隅っこに集まるのは
初めて見たんだよ」
「え゛~っ!?」
「長い魚の穴子(あなご)は
ともかく、どこでもいいから
狭い場所が好きで
穴子も水槽で
活かしておいたことがあって
その時は塩ビの筒を
入れておくと
必ず、そこに集まるんだよ」
「だから、アナゴ漁は
筒を使って
獲るんだぁ」
「そうそう
だけど、鱧も
隙間に隠れることがあるけど
自分で砂とか泥を掘って
隠れるんだって
で、その巣穴の前を通る
魚とかを襲って
食べるライフスタイルだから
延縄(はえなわ)で獲ったり
定置網や底引き網漁で獲る
っていう理由が分かったんだよ」
「へぇ~
今日までの4日間で
かなり偉くなって
知の巨人が
アップデートされたんじゃね?」
「いやいや
まだまだ
チはチでも
痴のチだから
痴の巨人というより
痴の狂人
の方が正しいかもね」
「痴の狂人!?」
「そうだよ」
「そんなこと言うから

AIに訊いてみたら
こんなことを言ってたけど
一言にすると
料理の道に
命を捧げた変態
なんだって」
「結構、結構
間違っちゃいないからね」
「あはは・・・」
月曜日から
今日までの四日間で
色んな知恵がついたことで
料理道における
痴の狂人が
さらにバージョンナップされました
これからも、お付き合いのほど
くれぐれも宜しく
お願いします
“鱧(はも)水族館”こと、水槽の海水交換大作戦
今日最大のミッションは
水槽の海水交換でしたが
その顛末は
如何に・・・
2026年10月7日
Vol.4984

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます
「おはよう、親方🐡

これって、海水?」
と、ふぐのぼり君が
訊いてきました
「おはよう🐡
そうだよ

今日の仕入れは
冷凍ものだけにして
魚の仕込みよりも
水槽の掃除と海水交換を
しなきゃならないからね」
と、自分
「そうだったね
で、水槽はどうなの?」
「今朝、市場に行く時
鱧は落ちて(タヒんで)
いなかった感じだったけど
とりあえず
確認しに行くよ」
「はぁ~い」
その前に


濾過槽のサンゴを
洗っただけでは
案の定、効果無し

「こんなに汚れていても
ハモが平気って
ヤバくね?」
「この海水の状態で
落ちないのは
ビックリだよ」
「そもそも
海水って
どうやって汲んでくるの?」
「沼津の魚市場は
漁港もある市場だから
海水は汲み放題で
どこかしらに
海水が出て来るホースが
あるんだよ」
「へぇ~!」

上部にある赤い印が
海水用のホースの印です

ペットボトルに
海水を入れたら

軽トラの荷台のスチロールと

バケツに入れたら

こぼれないように

蓋をして
ガムテープなどで固定したら
海水汲み終了し
魚市場から
帰ることにしました

「こういう風にするんだぁ
で、これで足りるの?」
「少ないかもね
ただ、全取っ換えはしないから
とりあえず
やってみるよ」
「親方、ファイト!」

ホースに水道水を入れ
一杯にしたら

両方の口をふさいだら

水槽に片方の口を入れると

海水が出て来ました
この時、水槽の中のホースの口で
掃除機のように
ゴミを吸い取っていきます

4分の1か
3分の1程度で
海水を抜いたら

ボウルで海水を
水槽に入れると
案の定、足らなかったので

水道水を足し

足らない分は
明日追加するので
その準備をすると

「さっき、真水を足したけど
ハモって
海の魚なのに
平気なの?」
「平気じゃないけど
水そのものが少ないと
濾過出来ないだけじゃなく
濾過槽のクーラーのモーターが
オーバーヒートして
機械そのものが
ダメになった方が困るから
鱧がどうこうなんて
言っていられないからね」
「そっかぁ~」
「機械の修繕費
交換費用は
とんでもない見積とか
請求書が来るからねぇ
それに、壊れた状態だと
仕事全体に影響があるから
どんなものでも
故障は困るんだよ
長く使って
元を取ったなんて
軽く言う人がいるけど
仕事って
そういうもんじゃないからね」
「そっかぁ
でも、今回は
この程度で済んで
良かったってこと?」
「そうだよ
悩ましかった
水槽の掃除兼
海水交換も出来たから
良しとするよ」
「アクシデントがあっても
前向き過ぎするのは
性格、それとも
何なの?」
「性格っていうより
使命感
だね
いつも言っているように
魚菜食文化の日本料理の
魅力を伝えることと
それを支えてくれる
漁師の代弁者として
声を出し続けるこどだよ」
「キタ━━(゚∀゚)〜〜!!!」
とりあえず
今日の海水交換で
水槽のリニューアルだけでなく
泳いでいる鱧も
事無きを得そうです
リニューアルしても
水槽に入れる魚は
時季にもよりますが
鱧がメインとなるので
水槽というより
鱧水族館という呼び名が
妥当かもしれません
ところで、今日のような雑用の方が
多いのが
独り仕事のオーナーシェフの
もうひとつの顔です
親方無しの子分無しの宿世ゆえ
永遠の使いっぱしりにして
永遠のボスになれる二役こそ
自分の拠り所に
他なりません
昨日の今日で、万事休すの鱧(はも)
森羅万象
予期せぬことは
起こるものです
それを幸運と取るべきか
不運と取るべきか・・・
2026年10月6日
Vol.4983

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます
「おはよう、親方🐡

このハモ
なんかヤバくね?」
と、ふぐのぼり君
「おはよう🐡
ヤバいも何も
昨日仕入れた鱧なんだけど

落ちちゃった(タヒんじゃった)
んだよ」
と、言うと
「昨日のハモってことは

これだよね?」
と、訊いてきました
「そうだよ

「え゛~っ
何があったの?」
「水槽がこんなんで

濾過槽(ろかそう)も

濁っていたから
水槽の中に
手を突っ込んで
落ちていた鱧を
取り出したんだよ」
「どうして
落ちちゃったの?」
「手を突っ込んだら
活きた鱧じゃないものに触れて
取り出したのが
これなんだけど

腹に入っていた魚を
吐き出して
それで水が汚れて
万事休す・・・😢」
「あちゃ~
それにしても
こんなにも汚れるものなの?」
「さっき、あれ以外のも
捨てたけどね
吐き出したものじゃないけど

腹に入っていたのが
これだもん
腹にえさが残った状態で
落ちると
その臭いで
使い物にならなくなるから
とりあえず
腹から抜いたんだよ」
「そうなんだぁ
でも、自分が食べたもので
タヒんじゃうなんて・・・」
「まぁ、最後の晩餐で
命を落とすとは
鱧も想像していなかったと思うよ」
「で、水槽は?」
「これから
濾過槽のサンゴだけは
洗うけどね
そうすれば
多少、水も綺麗に
なるからね」
「休み明け早々
気が重いねぇ」
「まぁ、活きものだから
しょうがないよ」
「そっかぁ・・・」
ボウルや

バケツに入れたら

濁りがなくなるまで

晒しておきました
これと同時進行で
鱧の下処理を始めると

臭いを感じなかったので
普段のように卸すと

臭いも無いどころか
ほぼほぼ活〆状態で
身も透き通っていました
というのも
水槽から取り出した時点で
落ちた直後だったり
虫の息状態だったので
頭の付根に包丁を入れ
血抜きをしたからです
「良かったじゃん
不幸中の幸いだね

これなら
十分使えそうだね」
卸し終えたら

骨抜きをし

並サイズの鱧の方は
骨切りを始めたものの
太さを感じたので
骨を感じなかった1本だけ

骨切りをしました
「ともかく

それこそ、不幸中の幸い
ってやつじゃね?」
「そうだよ
これで使えなかったら
何の意味もないからね」
「で、水槽の方は?」
「とりあえず
食べかすとか
汚れを取ったんだけど

これじゃ
どうにもならないから
明日、市場から
海水を持って来て
交換するよ」
「でも、これでさぁ
やろうと思っていた
水槽の掃除も出来るから
いいんじゃね?」
「まぁ、そういう意味でも
不幸中の幸いかもね
海水も交換ついでに
明日は水槽の掃除だよ」
「親方、頑張って!」
休市日明けの明日は
海水交換のミッションが
課されました
気を取り直して
明日に備えます
定休日の仕入れは、鱧松(はもまつ)
この時季の美食は
鱧松あるのみ
そんな今朝の仕入れは
その黄金コンビです
2026年10月5日
Vol.4982

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「おはよう、親方🐡
休みなのに
市場へ行って来たの?」
と、ふぐのぼり君が
訊いてきました
「おはよう🐡
明日、市場が休みだからね」
と、自分
今更ですが
市場とは
沼津魚市場のことです
「そうなんだぁ
で、この大きいスチロールに
入っているのは?」
「ジャ~ン!

鱧(はも)だよ」
「ヤバっ!
でかいのも
ちっさいのもいて
うじゃうじゃじゃん

こんだけあるの
久し振りじゃね?」
「そうだね

いつもどおり
網代(あじろ)のなんだけど
活魚の入荷はあっても
鱧は殆ど
来ていなかったからね
「そうなんだぁ」
「着いた時
『ハモがある』
って聞いたから
期待していたら

こんな感じで

4つの山に
仕切られたんだよ

1つめが
4,6キロ(10本)

2つめが
1,8キロ(7本)

3つめが
2,0キロ(不明)

最後の4つめが
5、0キロ(不明)
不明って札があるのは
数えるのが
面倒だったからだよ」
「どうして?」
「小さいのは
数えにくいし
大きいのは
パッと見で
分かるからね」
「へぇ~」
「で、結果的に

1,8キロと

5,0キロのを

持って来たんだよ」
「そうなんだぁ

で、この野菜の箱は?」
「あぁ、これね

松茸だよ」
「ハモと松茸なんて
ここ最近
親方がよく言っている
鱧松(はもまつ)
じゃね?」
「そう
日本料理の中でも
黄金コンビの
鱧松だよ、鱧松!

「あぁ、アレね
アレ、マジで
いいよね」
「松茸は置いといて
とりあえず
鱧を水槽に入れるよ」
「わぁ~い♬」
「1本だけになって

淋しかったけど

これらを入れたから

鱧がいる水槽から
鱧水族館に戻ったよ」
「こんだけいると
いつでも鱧松コンビも
完璧じゃね?」
「まぁね
ただ活きているものだから
タヒぬ可能性もあるのが
心配だけど
ヤバくなったら
締めて、卸して
骨抜きをしてから
真空パックして
マイナス25度で
冷凍しておくから
平気だよ」
「完璧じゃん!
で、松茸の話は?」
「松茸は

魚市場から車で
10分くらいの所にある
食遊市場の八百屋で

仕入れて来たんだよ」
「通称、食遊ね

カナダ産なの?」
「中国産も終わりに近づくと
アメリカ、カナダが
出て来るんだよ」
「今年は
国産がお値打ちとか
ネットで見たけど
使わないの?」
「お値打ちとは言っても
しっかり高いよ
お客さんの注文があれば
用意はするけどね
基本的に
松茸御飯と土瓶蒸しにしか
使わないから
輸入物にして
量を増やせば
香りは十分だよ
まぁ、富士とか
富士宮みたいな地方なら
そういう使い方のほうが
仕事がしやすいのは
確かだね」
「そうなんだぁ」
「基本的に
うちで出す松茸料理は
土瓶蒸し、御飯用だし

今日は
タイミング良く
割れたり、笠が開いている
規格外のだから
さっきの料理に使うには
十分だよ」
「こういう感じだから

香りが強いの?」
「そうだよ
だから、松茸御飯とか
土瓶蒸し向きなんだよ」
「なるほどね
上手く出来ているんだぁ」
「いやいや、料理だけに
上手いじゃなく
美味いだよ、美味い」
「そうだったね」
鱧と松茸は
鱧松と呼ばれ
限られた時季で
組み合わせることが出来る食材で
こういうコンビを
日本料理では
出合いもの
と呼んでおり
季節の美味しさを堪能する
日本料理にしかない趣です
しかも、鱧松は
海と山の美食にして
その魅力を伝えることこそ
料理人たる自分の使命に
他なりません
2026.10.5|鱧(はも) 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
今年も、大分より香母酢(かぼす)
当店謹製の【ぽん酢】には
種類の柑橘(かんきつ)類が
入っており
その一つの香母酢(かぼす)が
大分県から
届きました
2026年9月29日
Vol.4976

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「ねぇ、親方🐡
これは、すだち?
かばす、どっちなの?」
と、ふぐのぽり君が
訊いてきたので

「かぼすで
すだちは小さくて
かぼすは大きいから
一発で分かると思うけど」
と、言うと
「そうなんだけど
なかなか覚えられないよ」
と、言われちゃいました
「まぁ、普通の人は
使う必要もないし
何ならレモンで
代用できるからね」
「っていうか
レモン自体も
普通の家じゃ
あっても無くても
いいくらいだけどね」
「そんなこと言われると
身も蓋もないんだけど
香母酢って
書くだけあって
香りもいいでしょ?」
「う~ん
良いような、悪いような・・・
これも、ポン酢に仕込むの?」
「そうだよ

いくらあっても
困んないし
有難いことに
毎年、大分の三和酒類っていう
焼酎メーカーが
送ってくれるんだよ」
「あぁ~、だから

いいちこ
って書いてだったんだぁ」
「そうだよ

店で取引先の酒屋が
『【ぽん酢】を仕込むのに
使っている店がある』
ってことで
直接、送ってくれるんだよ」
「有名焼酎メーカーが
かぼすを送ってくれるなんて
うちの『ぽん酢』が
全国区になるのも
近いんじゃね?」
「そうなりゃ、いいけど
世の中、そんなに
甘くはないよ」
「そっかぁ
それでも、ふぐ料理が
推しの店の【ぽん酢】で
しかも、それに
天然とらふぐのひれも
入っているなんて
マジ珍しいよね」
「よそにあるか、ないかは
分かんないけど
レアな【ぽん酢】なのは
間違いないはずだよ」
先程お話しした
6種類の柑橘とは
柚香(ゆこう)
橙(だいだい)
酢橘(すだち)
香母酢(かぼす)
蜜柑(みかん)、レモン
です
複数の柑橘類の味と香りが
重なり合い
そこに、天然とらふぐのひれの
旨味が加わることで
天然とらふぐの味を
いっそう引き立たせてくれるのです
だからと言って
他の料理には
合わないということでは
ありませんし
どの料理にも合うのは
言うまでもありません
つい半月くらいまでは
暑い日がありましたが
知らぬ間に
秋らしくなってきています
それと共に
間もなく到来する
天然とらふぐの季節も
すぐそこです
⭐ モニターステーション ⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧下さい
2026.9.29|ぽん酢 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
待ち鱧(はも)、来ず
どんな魚でも
毎日というか
欲しい時に
あるとは限りません
そんな今朝
待っていた魚とは・・・
2026年9月28日
Vol.4975

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

今朝、沼津魚市場から
戻ってきたのは
9時半過ぎでした
「おはよう、親方🐡

お弁当の注文があるのに
こんなに遅くて
平気なの?」
と、心配そうなふぐのぼり君
「おはよう、🐡
ギリギリだけど
間に合うよ」
と、返しました
「でも、どうして
こんなに遅くなったの?」
「網代(あじろ)の魚を待っていたら
こんなになっちゃったんだよ
定休日だから
いいんだけどね」
網代とは
静岡県熱海市の漁港です
「そっかぁ
で、網代の魚は
何を仕入れたの?」
「それがさぁ
無し!
それこそ
くたびれ損に近い感じ」
「何を狙っていたの?」
「鱧(はも)だよ

7時に入荷予定だったんだけど

8時近くになっても

気配無しで

掃除を始める売場も
あったからね」
「マジ、ヤバっ!
せっかちの親方なのに
よく待っていたじゃん」
「何度も帰ろうと思ったけど
ここまで待った以上
どこまでも待つことにしたんだよ」
「でも、もしさぁ
帰るのが遅れたら
お弁当の注文を
どうするつもりだったの?」
「どこでもドアがあるから
どうにかなるのは
冗談としても
今、考えると
かなりヤバいよ
まぁ、そん時はそん時だし
危機管理は大事だけど
そんな心配していたら
何も出来ないから
結果オーライで
良しにするよ」
お弁当用の料理に
取り掛かっていたのは
言うまでもありません
そして、8時を過ぎた頃

ようやく
活魚を積んだトラックが到着し

魚を下ろし始めたのですが

残念ながら
鱧の入荷はなく

市場を出たのは
8時半前でした

お弁当を仕上げると
「おぉ、んまそぉ🤤

無事に出来たじゃん

真由美さんも
親方が戻って来るのが遅くて
焦らなかった?」
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです
「ちょっと焦ったけど

さっき親方が言ったけど
遅れそうになったら
その時はその時で
どうにかすると思うよ」
「夫婦二人して
これって
ある意味、凄くね?」
「どうだろうねぇ💖」

そんな様子を尻目に
魚の仕込みを始めようとすると

「このちっちゃいのは
何なの?」
と、ふぐのぼり君が
訊いてきたので
「陣太鼓(ジンダコ)って
言うんだけど

鱧を待ちくたびれたから
別の日にでも
話すよ」
「それでも
しっかりブログねたを
仕入れたんだね
そんなことより
休みだから
早めに仕込みを終わらせてね」
「はいよ~👍 」
こうして
休日出勤日の半日が
終わったのでした
ファイナルカウントダウンのジャンボ鱧(はも)
水槽に入れてあるからと言って
活きた魚が
未来永劫、無事とは限りません
時には
ダメになることもあるので
気を抜くことは出来ません
2026年9月27日
Vol.4974

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

今日の午後
水槽の鱧の様子を見に行くと
ジャンボ鱧の姿が
白くなっていました

「ハモって
もう少し黒とか
茶色じゃね?」
と、ミニふぐちゃん
「そうなんだけど
ファイナルカウントダウンが
始まったから
そろそろ万事休す
って感じなんだよ
水産業界じゃ
活きている魚が
死んじゃうことを
落ちるとか
上がるって言うんだけどね」
と言うと
「ファイナルカウントダウン
なんて言うから
♬ チャララ~ラ~
チャラチャッチャッチャ~
っていうメロディが
頭に浮かんだよ」
と、言ってきました
「あはは・・・
紅顔の美少年だった
高1の時にヒットした

レコード持ってたんだよ」
「レコード!?」
「やっと、CDが
世に出始めた頃だよ」
「さすが、昭和!
っていうか
洋楽が好きだったの?」
「特に、ヘビメタが
好きだったんだよ」
「親方が
ヘビメタ好きなんて
初耳学!」
「そんなことより
とっとと締めないと
鱧が台無しになるから
下がっていてよ」
「はぁ~い♬」
実は、この後
無造作に捕まえようとすると
水槽の底から
猛烈な勢いで跳ねて
噛みつかれそうになり
かなりビビりました💦

興奮状態にあるので
慎重に運び
改めて見ると
白くなっているのが
お分かりになると思います

活〆にし
神経を抜き
氷入りの海水で
しばらく冷やし込んでから

ヌメリを取り
はらわたを抜き
水洗いしたのち

卸すことにしました

「こうなっちゃえば
もう怖くもないね」
「それこそ
まな板の上の鯉ならぬ
鱧だからね」
「あぁ、確かに!」
卸してから
ジャンボ鱧の下処理の際の
ボスキャラ的仕込みの骨抜きをし

定外の鱧の仕込みが
無事に終わりました

「普段の活きているハモみたいに
身がきれいじゃん」
「虫の息状態だと
身に血が飛んだりして
使いづらいこともあるけど
今日のは
ちゃんとしているから
良かったよ」
「ブログねたにもなったし
ちゃんと食材にも
なったからね」
鱧に限らず
水槽で活かしておく魚がいると
必要以上に神経を使います
というのも
落ちてしまったら
使い勝手が完全に狂うからです
とは言え
沼津魚市場での仕入れに始まり
最後まで
命ある食材を無駄にすることなく
使い切るのが
料理人の仕事ゆえ
それを全うするためには
気を抜くことは出来ません
頂き物のさつま芋は、焼芋のアイス用に
2026年9月26日
Vol.4973

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「沢山さつま芋があるけど
どうしたの?」
と、熱血君が
訊いてきました

「お客さんから
もらったんだよ」
と、自分
「お百姓さんなの?」
「いや、埼玉の旅行会社の
社長なんだよ」
「埼玉って
さつま芋の有名とか
沢山作っている産地なの?」
「調べたら
その年にもよるんだけど
ベスト10に入るとか
入らない感じだから
多い方にはなるね」
「へぇ~」
「それよりも有名なのが
栗よりも美味い十三里
って言葉、聞いたことある?」
「あるある
さつま芋のことを
言うんだよね?」
「元々は
栗=九里、より=四里で
十三里になるっていう
江戸っ子の洒落から
生まれたって言われているんだけど
栗より(四里=はるかに)も、美味い
っていう意味とか
栗(九里)には及ばないけど
それほど美味い
っていうキャッチコピーで
焼芋屋の看板とかに
使われたんだって」
「へぇ~
よく調べるねぇ」
「ブログを書くために調べると
ついネットサーフィンをして
色んなとこに
辿り着いちゃうんだよ」
「あはは・・・」
「で、十三里は
約52キロなんだけど
江戸時代、さつま芋の産地で
知られていた川越が
江戸からそれくらいだったから
さつま芋=十三里
っていう別名になったとも
言われているんだよ」
「江戸時代にも
ハンドルネームがあったんだぁ!
もしかして
このさつま芋は
埼玉・川越産?」
「そこは分かんないけど
川越の隣の久喜(くき)市の
旅行社だから
ほぼほぼ同じだね」
「へぇ~」
「で、こっかからは
自分の独説なんだけど
聞いてくれる?」
「うんうん」

「このさつま芋は
紅はるかっていうん
栗よりのよりが
はるかになるから
それをベースに
紅い色で
紅はるかっていう
名前にしたんじゃないかな
と、思っているんだよね」
「そこまで
こじつけちゃうの?」
「いや、話していて
そう思ったからだよ」
「まぁ、それでも
いんじゃね(笑)
で、このさつま芋は
何にするの?」
「焼芋のアイスだよ」
「ってことは
焼いてから
仕込むの?」
「そうだよ

タップするか
クリックしてごらん」
「今、読んだけど
マクロビ系のアイスだから
かなり手がかかるんじゃね?」
「まぁね
そもそも、対抗意識に燃えちゃって
作ることにしたんだよ」
「対抗意識!?」
「スイーツ、デザート系で
有名なコンビニが
期間限定で
焼き芋ソフト
っていうのを
売り始めていたんだけど
気になって、食べたら
さつま芋の味がしないのが
面白くないから
メラメラして
作ったんだよ」
「メラメラなんて
それこそ、焼芋じゃん
しかも、熱血料理人の熱い心に
火が点いたんだね」
「アイスに限ったことじゃないけど
ちゃんとしたものじゃないのが
腹立たしいんだよ」
「魚なら
その辺は分かるけど
アイスのさつま芋なんて
どうでもいいんじゃね?」
「いやいや、何でもかんでも
手作りしないと
気が済まないから
ダメダメ」
「はぁ、こんなに話すってことは
熱血料理人のハートに
火を点けちゃったよ、ヤバっ!
で、一度に
焼芋のアイスを
仕込んじゃうの?」
「いやいや、一度に仕込むのは
さつま芋を焼いて
ペーストにすることだよ」
「そっかぁ~♬」
「で、それを真空パックして
冷凍しておけば
いつでも焼芋のアイスを
仕込めるから
仕込みの半分は
終わったようなもんかな」
「色んなアイスを見ていて
手が掛かっているのは
分かってはいても
頭が下がるよ」
さつま芋を焼くのは
明日以降で
アイスにするのは
未定です
何年か振りに仕込むので
バージョンアップを考えているのですが
どうなることやら
⭐ モニターステーション ⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧下さい
2026.9.26|デザート 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
鱧松(はもまつ)の小鍋仕立て
鱧松(はもまつ)は
出会いものの域を超え
両雄の共演と言っても
間違いありません
2026年9月25日
Vol.4972

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「ねぇ、親方
この小鍋
かなり豪華じゃね?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました

「そりゃ、そうでしょ
鱧松の小鍋仕立て
だからね」
と、返すと
「鱧松?」
「そうだよ
このふたつは出会いもの
って言うんだよ」
「出会いもの?」
「同じ時季に旬を迎えて
組合せることで
両方の味をMAXに引き立て合う
相性抜群の食材のコンビのことを
言うんだよ
日本料理独特の言葉で
四季ごとにあって
夏の名残の鱧と
秋の気配の松茸のコンビは
出会いものの中でも
贅沢な趣があるんだよね
まあ、どっちも
高級食材なのが
一番の魅力だよ」
「AI先生に訊いて
他の時季のコンビを見たけど
ふぅ~んレベルだね」

松茸と

特大サイズの鱧は

このように包丁したら

水菜を敷いた小鍋に

鱧の身を並べたら

薄味で煮含めた冬瓜も
盛付けます
冬瓜を煮含める時の出汁は
鱧のあらを焼いてから
煮立たせることなく
長時間かけて
煮出したものです
そして、松茸は
大きめに包丁したものを
入れます

THE 松茸的な姿形は
否が応でも
テンションが上がります

湯葉を入れたら
出汁を注ぎました

出汁も、冬瓜同様
焼いた鱧のあらと
一番出汁を取った後の
鰹節、宗田節、鯖節
昆布、干し椎茸の足に
野菜の皮などを入れ
長時間、煮出したものです

お召し上がりの際には
酢橘(すだち)も
添えます
酢橘も
松茸には欠かせないアイテムですが
鱧と役者が違い過ぎるので
残念ながら
出会いものとは
言うことは出来ません

「松茸も鱧も
大きいから
食べ応えがありそうじゃん」
「そうだよ
どうせなら、小鍋じゃなく
土鍋で仕立てて
鱧も松茸もてんこ盛り
っていうのが
個人的には
いいんだけどね」
「個人的って
どういうこと?」
「松茸とか鱧みたいに
独特の美味しいものだけで
お腹を一杯にするのが
いいんだよ」
「贅沢過ぎね?」
「高価な食材を
食べる機会があるなら
経験的に食べるんじゃなく
味の違いが分かるくらいまで
堪能してこそ
本当の意味で美味しいものが
美味しいものになるんだよ」
「はぁ・・・🤤」
鱧と松茸が重なるのは
一年の中で
限られた期間です
このタイミングを逃すことなく
互いの旨味を味わうのが
四季を愛でる日本料理の魅力に
他なりません
⭐ モニターステーション ⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧下さい
2026.9.25|鱧(はも) 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません















