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もっとおいしいお話し

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あえて、鱧(はも)の入荷時間に合わせて、5時出発


普段は、3時半起きで

沼津魚市場に行くのですが

今日は、あえて

1時間半以上遅めでした




2026年6月29日

Vol.4917(仮)



今朝、沼津魚市場に

行こうとすると


ふぐのぽり君が


「おはよう、親方🐡

普段は、3時半に出て行くのに

5時過ぎってことは

寝坊したの?」

と、訊いてきました 

「おはよう🐡

3時過ぎに

目が覚めたんだけど

行くかどうか悩んで

二度寝して、アラーム無しで

起きることが出来たら

行くことにしていたら

さっき起きたから

これから行くんだよ」



「何、それ?」


「欲しいのは

鱧(はも)だけだし

網代の定置に入れば

入荷があるだろうから

その時間に合わせて

行くことにしたんだよ」

「早起きして行くのが

魚市場なのに

あえて、遅く起きるとは・・・

それはそれとして

折角だから

僕も連れて行ってよ」


「マジで言ってるの?」


「マジだよ

じゃあ、レッツゴー!」 

そして、沼津魚市場に着いたのは


競りが始まった直後でした


「僕も、中に入ってみたい

んだけど・・・」


とは言われたものの

「中はバタバタだから

ダメだよ

車で待っていてよ」


「チェッ」




近くに行き

魚を見れば

欲しくなってしまうので

心を鬼にして

君子、危うきに近寄らず

状態でしたが



我慢が出来ず

近寄り


東伊豆産の眼鯵(メアジ)を

仕入れることにしました 



ホワイトボードを見ると


網代の入荷時間が

6時40分とのことで



しばらくすると

活魚の仕分けが始まり


2本の鱧が

入荷しており


一番人気があるサイズの

0,6キロだったものの

そこそこの強気で

競りに臨むも

撃沈・・・💦 




一連の流れを話すと

「残念だったねぇ

でもさぁ

仕込みが無いから

いいんじゃね?」

と、ふぐのぽり君



「まぁね

ただ、今日は

お中元の【西京漬】の発送の準備とか

明日のランチの仕込みもあるから

早めに戻るよ」


「そうなんだぁ」

その後

『佳肴 季凛』に戻ると


女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが

テーブルのセットをしている最中で


これが終わると

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0029.jpg


化粧箱を

並べてくれました


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0028.jpg


「おはよう、真由美さん♬

今日、初めて

市場に行って来たよ」


「おはよう♬

そうなんだぁ

どうだった?」



「中には入れなかったけどね

ハモもいたけど

買えなかったんだって」


「そっかぁ

でも、明日は火曜日だけど

市場が開くから

もしかすると

あるかもね」



「そうだといいね」


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0027.jpg


そんなやり取りをしながら

箱詰めを始めたのでした 


この続きのお中元の【西京漬】の

箱詰めについては

明日、お話しします 

アベック台風ゆえ、案の定、魚なし


7号と8号の

アベック台風が来ていたため

魚の入荷、水揚げにも

大いに影響があり

休市日明けの今日も

案の定の魚無し・・・



2026年6月28日

Vol.4916(仮)





いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます





「あちゃ~、やっぱり

魚が無かったんだぁ・・・💦」


と、ふぐのぼり君

「そうだよ

想定内の案の定だね」

と、返しました 


「で、親方は

何か仕入れたの?」



「何も無いよ


それでも

由比(ゆい)とか


送りの魚の売場は

一列でも並んでいたよ」



由比(ゆい)とは

桜海老で有名な

静岡市にある漁港です



「送りって・・・?」


「他所の産地から

送られて来ることを

そう言うんだけど

陸送便とも

呼ばれているよ」



「へぇ~

でも、他所ってことは

台風の影響が無い産地も

あるんだね」


「日本海側と太平洋側じゃ

天気だけじゃなく

潮の流れも違うからね

そもそも、日本列島は

長いからね」



「それでも

全滅なんてことも

あるんでしょ?」

「年に一度か

二度ぐらいは

あるよ」


「魚が無くて

臨時休市みたいなことも

あるの?」



「何年か前にあった時は

道路が通行止めになって

魚が延着するかも

ってことで

そうなったことが

あるけど

余程のことがない限り

魚が無くても

休みなんてことは

かなりのレアケースだよ」



「なんだかんだ言っても

自然相手だと

どうにも

ならないんだね」 


「自分は、こういう時でも

困らないようにしてあるから

いいんだけど 

それを仕事にしている漁師には

頭が下がるよ

ひどい時は

悪天候で半月くらい

漁に出られないこともあるからね」


「じゃ、そん時の収入は

どうなるの?」


「無いから

困るじゃん

だから、職業としての漁師は

甘くないんだよ」


「マジ、ヤバっ!」


「天気が良くて

漁に出ても

獲れるとは限らないわけだから

ともかく、漁師の仕事は

苛酷なんだよ

趣味や遊びの延長で

漁に出るわけじゃないからね

だから、自分みたいな

料理人が代弁者とか

応援団になって

声を出し続けるんだよ」


「そうやって

書いているもんね」




「どっちにしても

漁師の仕事をなめる奴は

天誅

あるのみ」

「ヤバっ・・・」


明日は明日の風が吹く

とは言え

明日の水揚げ、入荷は

どうなるのか

分かりません 


だからこそ

出会えた魚の命を

逸品に仕立てるのです 

ピンになったふぐとらちゃん 



2026年6月27日

Vol.4915(仮)





いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます


今日は、ふぐとらちゃんからの

お知らせです




画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG9961.jpg


「これまで

コンビとして

親方のブログに

出させてもらっていましたが


この度、ピンとして

登場させて頂くことに

なりました


相方と喧嘩したわけでは

ありません

実は、ちょっとした

アクシデントで

人前に顔を出すには

不都合な状況になったからです

ということで

相方からも

話してもらいます」



/ /

そうなんです

理由は、ここでは

お話ししませんので

お店にいらした時に

会って頂ければ

お分かりになります

何はともあれ

ブログだけでなく

ピンになった相方のことも

宜しくお願いします


\ \

いずれにせよ

これからも

ご贔屓のほど

宜しくお願いします 




「お中元の【西京漬」用に

サバを仕込んだんだね

そんじゃ、また明日🐡」



by ふぐのぼり君

鱧(はも)の薄造りと落としの二種盛り 


今朝、沼津魚市場で

仕入れた鱧は

サイズにかなりの差がある

2本の熱海・網代産でした 



2026年6月26日

Vol.4914(仮)




いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




今朝、沼津魚市場で

仕入れた鱧(はも)です



「おはよう、親方🐡

サイズにかなりの差があるけど

どこ産?」


と、ふぐゑびすさんが

訊いてきました


「おはよう🐡

網代のだよ




デカいのは

2,4キロで

小さいのは

計量無しの○だけど

見た感じ0,2キロ

ってとこだね」


と、自分



「約10倍の差なんて

ヤバくね?」



「定置網の魚は

ごちゃ混ぜで

水揚げされるから

どうしても

こうなっちゃうんだよ」


「へぇ~」



「トラックの水槽から

鱧を出す時って

最後まで捕まらないから


漁師も手こずるんだよ


だから、市場の職員も

『ハモがいるかい?』

と訊くと

『デカいのと

チビがいるけど

捕まんないんだよ』


なんて

漁師も返すんだけど


鱧の一言を聞くと

ドキドキで

アドレナリンが出始めるよ」



「何だかなぁ~(笑)」


「量ろうとしたら

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG9868.jpg


籠から


出ちゃったんだけど


『うちの鱧になるんだから

丁寧に扱ってくれる』

って言いたくなるよ」

「親方、ヤバ過ぎ~」


「鱧だけじゃないけど

デカい魚のワイルド感は

マジで痺れるね」



「もう絶句だね・・・」




競り落としてもらったら


そのまま


活かして

持ち帰りました

夕方になったら

卸すため



小さい方から

神経抜きの活〆にした後は



いよいよ

ボスキャラのジャンボ鱧です



ジャンボ鱧も

神経を抜いたのですが


脊髄、脳天だけでなく


尻尾のからも

神経を抜かなくてはなりません




その後、血抜きのため

しばし氷入の海水へ 



締めた後なので

暴れる心配もなく

サイズを比べると

別の魚としか

言い様がありません 


ヌメリを取り終え


卸そうとすると


ジャンボ鱧の美味しさに

ハマったというより

ハメさせられた常連さんに


その姿を見せてあげる

というよりも

見せびらかせました



チビ鱧の方は

落とし(湯引き)にするための

準備完了 


骨切りをしておきました 


ジャンボ鱧は

骨を抜く前に

背のひれ際の部分だけ

外しておいたのですが


こちらは

薄造りにするためで



そして

仕上げたのが

鱧の薄造りと落とし

です




落しは

梅肉醤油で




薄造りの方は

醤油で召し上がって

頂きました



また、鱧好きの常連さんですので

ジャンボ鱧の醍醐味とも言える

天ぷらも堪能 



「ハモの刺身を

こんな風に

二種類で出すなんて

かなりのレアケースじゃね?」



「多分ね

特に、ジャンボ鱧は

あんまり出回らないし

京都、大阪みたいな

鱧の大量消費地でも

手に入りにくいと思うよ」


「それって

網代が鱧の聖地みたいじゃね?」




「そこまでは言えないけど

さっきも言ったみたいに

産地ならではの料理

ってことかもね」


「静岡の富士みたいな地方で

本場、京都でも

レアな鱧料理の一品が

出て来るなんて

ヤバくね?」



「ヤバいかどうかは

ともかく

こういう料理こそ

本当の意味で

お客さんが足を運んでもらう

価値のある料理だと思うんだよね


産地でしか出せないような

一期一会の一皿

って、いいと思わない?」



「本家というか

本場を凌ぐ料理なんて

ある意味

ジャイアント・キリングじゃね」


「そうとも言えるね」



「それにしても

生の鱧の食べ比べなんて

美味しそうで

羨まし過ぎる・・・🤤」




薄造りに出来る鱧を仕入れるには

2つのハードルがあります


①ジャンボ鱧の水揚げがあること

②競り落とすこと



細かいことを言うのならば

ご来店したい時と

入荷が重ならなくては

なりません 



本当の獲れたてを

手に入れることが出来る環境

にいるからこそ

可能な料理があり

本場という言葉や

既成概念に囚われることなく

目の前の素材の

ポテンシャルを引き出すのは

地方の料理人の特権です 


それが出来るのも

魚菜食文化の

日本料理を支えてくれる

漁師の存在があってこそで

彼らの代弁者として

声を出し続けるのが

自分にとっては

使命に他なりません 



「お中元も近いから

【西京漬】の仕込みが

増えて来たね

そんじゃ、また明日🐡」


by ふぐとらちゃん

貰い物の黄目近(キメジ)は、えら&腹わた抜き 


今朝は、沼津魚市場で

漁師から

黄目近(キメジ)を

貰っちゃいました 

2026年6月25日

Vol.4913(仮)





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(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます





「おはよう、親方🐡

キメジを2本も

仕入れたってことは

沢山あって

超破格値だったとか・・・?」


と、ふぐゑびすさんが

訊いてきました


「おはよう🐡

沢山はあったけど


貰ったから

値段のことは

全然分かんないよ」


と、自分



「え゛~っ!?」


「このキメジをくれたのは



幸福丸っていう

宮崎の漁師なんだけど



この船だけで

2,3トンの水揚げが

あったんだよ」


「2,3トンって

どんだけ~!?」


「どんだけっていうか

仮にこのサイズのキメジなら

約1,000本だけど

キハダ、小(こ)キワもあるから

本数としては

100とかじゃないかな」



キハダとは

黄肌鮪(キハダマグロ)のことで

30キロ以上のものを指し

それ以下のものが

小キワで

さらに小さいのが

キメジで

沼津に限らず

静岡県では

茶っ葉(チャッパ)とも

呼ばれています 


「あのホワイトボードの数字を

計算すると

かなりの目方じゃね?」


「6杯(ぱい)で

1,0トン、500キロ

350キロ、550キロ

700キロ、2,3トンだから


5,4トン

ってことだね」


「超ヤバっ・・・💦

6パイって言ったけど

漁船って

1隻、2隻じゃないの?」



「そうとも言うけど

漁師達は

1パイ、2ハイだね」


「へぇ~」  



売場に並べている様子を

上から見ると

こんな様子です 


「こんな風だったんだぁ


それはそうと

このキメジ

お腹に穴が開いているけど

なんでなの?」


「いやいや



抜き

って言って



腹わた、えらを抜いた状態のもので

釣りあげた直後に

こうやるから

鮮度が落ちにくいんだよ」


「スゲェじゃん」

「ただ、抜きだと

その分の目方がないから

売主の漁師としては

不都合なんだけど


こういう下処理がされていれば

使う側としては

鮮度が長持ちするから

嬉しいんだよ」



「良い魚なら

また買うんじゃね?」


「そうだよ

その場のお金を取るか

後々、長続きする商売を取るか

そこは何とも言えないけどね」

「難しいねぇ」

ちなみに、腹わた、えらが

入っている状態なものは

持ちと呼ばれています 




抜きの場合

血抜きがされているので

中骨に金串を刺しても


血が、殆ど出ません 





皮に包丁目を入れ



バーナーでFIRE🔥


炙り終えたら

皮目を下に、冷蔵庫へ




2本のうちの1本の片身も

冷蔵庫にしまいましたが



キッチンペーパーに

くるんだ片身を見たふぐゑびすさんが

訊いてきました


「これは

どうするの?」

「最近、仲良くなった

沼津の居酒屋の親方に

あげるんだよ」

「超いいじゃん!」

「こんなにあっても

使い切れないし

さっきの分は

いつもみたいに

常連さんにあげるんだよ

自分が貰った幸せの

お裾分けだよ」



「超々いいじゃん!」




近所の常連さんは

自宅も知っているので

器を借りてきて


盛付けました


また、ちょっと離れた

常連さんには


使い捨てのトレイに

盛付けました


「どっちも


んまそぉ~


親方っちの分は

無いの?」

「あるよ


おかず用の器に


盛付けたよ」


「いつもより


少なくね?」


「残りの半身も

常連さんにあげるんだけど

そん時に

手くずも出て

それをおかずにするから

いいんだよ」




「二日連荘で

刺身なんて

羨ましぃ・・・🤤

でも、今日だけじゃなく

どうして

親方は、大勢の漁師から

親方は魚を貰えるの?」


「どうもこうも

ニコニコしていて

海の神様が

降りて来るからかもね!!?」



「そんなわけないじゃん!」


「漁師あっての魚菜食文化の

日本料理だし

その支えが漁師で

漁師の応援団である以上

ブログやSNSの文章だけじゃなく

自分が作ったおかずで

彼らを応援していることが

周り回って

返って来ているかもしれないね


だから、漁師の仕事を

道楽や趣味の延長だと

思っていたら

バチが当たるよ

あんな苛酷な仕事をするなんて

普通じゃ出来ないからね」


「そっかぁ

どんな仕事も

遊びの延長じゃないもんね」



幸福丸という漁師からもらった

文字通りの幸福を

多くの人に繋げれば

いつか、良い風が吹くだろうし

もらう喜びとあげる喜び

を大切にするのが

自分の流儀にして


幸せの循環のハブ(中心)

になれることこそが

魚市場に通い続けている

オーナーシェフの醍醐味にして


早起きは三文の得どころか

無限のプライスレスなのです

沼津魚市場の生簀に脱走していた3本の鱧(はも)




2026年6月24日

Vol.4912(仮)




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時季ということもあり

沼津魚市場の生簀には

キープしてある鱧(はも)を

キープしているのですが


中を確認すると

1本しかありませんでした 


昨日は休市日で

市場に来なかったものの

休み前の月曜日に

魚市場を出る時は



3本いました 

???



料理人だけでなく

魚屋さんなど

同業者が集まり

しかも、全てではないにしても

多くが顔見知りゆえ

下らないことをする人は

殆どいません 


単なる性善説ではなく

同業としての

モラルがあるからです 

それはさておき

生簀を覗くと



鱧、発見!



結果的に

脱走していた

3本の鱧を捕まえることが

出来ました


籠に入っていたのにも

関わらず

何故、逃げてしまったかというと


最初に入れておいた籠は

このように隙間があったからです



なので

隙間のない籠に入れ替え

キープしておきました



「こんなことって

あるんだぁ」

と、ミニふぐちゃん


「前にも

あったんだけど

ほら、これが

その時のブログだよ👆


「本当だ!

ブログにも

鱧のカテゴリーがあって

色々と書いているのは

分かってはいたけど

まぁ、色んなエピソードが

あるんだねぇ


ふぐオタク兼

鱧オタクじゃね?」



「いやいや

すっぽんオタクでもあるから

三刀流だね」


「ヤバっ

大谷翔平を越えたじゃん!」


「この3つをマスターすれば

和食の料理人としては

免許皆伝ってことになるんだよ」

「へぇ~

でも、どうしてなの?」


「ふぐ、鱧、すっぽんには

他の食材には無い

美味しさがあるだけじゃなく

他の食材とは仕込みのやり方も

違うからだよ」

「そうなんだぁ

でも、無事に

戻って来て良かったじゃん!」


「自分じゃ

鱧を獲りに行くことは

出来ないからね」



「言われてみれば

そうだよねぇ」

どんなに優れた技術があっても

食材あっての料理人です


再三再四、お話ししているように

魚菜食文化でもある日本料理を

支えてくれるのは

漁師であるのは

言うまでもありません 



ゆえに、料理人が

料理人たり得るのは

漁師がいてこそで

だからこそ

彼らの代弁者として

声を出し続けるのが

自分の使命に他ならないのです

ジャンボ鱧の骨抜きの道、なお険し



ジャンボ鱧の下拵えで

欠かせない骨抜きを

マスターしつつあるものの

次のステージの前段階なので

何が何でも

クリアしなくては

ならないのです 



2026年6月11日

Vol.4913




いらっしゃいませ

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今朝、沼津魚市場から

戻ると

ふぐとらちゃんが

やって来ました


「おはよう、親方🐡

お得意の特大ハモじゃん

マジ、デカっ!」

「そうだよ


2本で3,3キロの

うちの1本を


活〆にして


持って帰って

来たんだよ」

「で、残りの1本は?」

「もう1本は

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG8666-1.jpg


魚市場に

キープしておいたよ」


「タカノハダイも

普通サイズのハモも

いるじゃん」




「そうだよ

どっちも先週仕入れて

活かしてあるんだよ」

「魚市場って

そういうことも

出来るんだぁ」

「まぁね」



鱧はヌメリを取った後


ジャンボサイズの鱧には

骨切りは通用しないので

いつものように

骨抜きをしておきました 



「骨抜きのコツも

段々と覚えたんじゃね?」


「そりゃあ

コンスタントに仕入れて

卸しているから

上達はしたけど

この程度じゃ

まだまだだよ


抜きながら

鱧の骨の構造を

頭にたたき込まないと

普通の魚みたいに

卸すテクニックを

マスターできないからね」

「ハモを卸すの!?」

「そうだよ

骨切り、骨抜きをしないで

普通の上身(じょうみ)に

するんだよ」



「なんだか凄そぉ・・・」


「Facebook友達で

愛媛の和食の板前がいて

その人が、卸し方を

チラ見させてくれるんだよ」


「そんなヤバい料理人が

いるんだぁ」



「でもさぁ、なかなかコツが

掴めないんだけど

どうせ、ここまでやった以上

マスターしたいんだよ]



「親方もヤバっ!」



「日本料理の中じゃ

ふぐ、鱧、すっぽんを

マスターすれば

免許皆伝とは言われているけど

鱧の骨抜きなんてものを

知った以上

振り出しに戻った気分だよ

でも、骨抜きを知ったことで

ジャンボ鱧の美味しさを

知ったから

それはそれで

いいんだけどね」



「そんなら

どんどん仕入れて

練習すれば

いいんじゃね」


「たださぁ

ジャンボ鱧自体が

レアな魚だから

なかなか進まないのが

悩ましいね」


「そうなんだぁ

仕入れるために

早起きして

骨抜きにも

時間が掛かるってことは

睡眠不足との戦いじゃね?」



「そうだよ

壁が高いほど

やりがいがあるのは

確かだけどね」


「骨だけに

骨が折れるだろうけど

心だけは

折れないでね、親方」


「上手いこと言うじゃん」

「えへへ・・・♬」 



ひととおりの事を

覚えたつもりでも

覚えるべき事に

際限はなく


それこそが

料理人は生涯

勉強あるのみ


と、言われる所以(ゆえん)

なのです
 



「例の白黒の

パッケージじゃん!

そんじゃ、また🐡」

by ふぐのぽり君

バスツアーの日のデザート事情


昨日、今日のように

団体のご予約がある時は

デザートをムースにすることが

殆どです


2026年6月10日

Vol.4912




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店主兼熱血料理人の

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「おはよう、親方🐡

今日のデザートも

ココナッツミルクのムースだね

どういう時に、ムースで

どういう時が、アイスなの?」


と、ふぐゑびすさんが

訊いてきました 


「お客さんの数が

多い時が

ムースだよ」


「アイスじゃ

だめなの?」




「だめじゃないんだけど

ムースは仕込みが

一度で済んで

盛付けておけば

一度に出せるからだよ」

「もう少し

分かりやすく言うと

どういうこと?」


「ムースは流し缶に流せば

出来上がりで

盛付ける時に

包丁するだけなんだよ

アイスもムースも

仕込みの方法は

ほぼほぼ一緒なんだけど

その後でアイスクリームマシンに

掛けてから

アイスにして

一つずつ形を

抜かなきゃならないからね」 


「ってことは

ムースの進化形が

アイスってことなの?」



「そうだね

それにムースは

切落しだけじゃなく

使い切れなかった場合

アイスに再生出来るのも

いいんだよ」


「その抜かりの無さは

ヤバくね?」



「ヤバくはないよ

ロスを出す訳にはいかないし

自分が作ったものは

愛情があるから

粗末には出来ないんだよ」


「職人魂じゃん!」


「料理が好きで

料理人になったんだから

当然でしょ」

「そうだよね~」


今日の場合

バスタツアーの御席だけでなく


夜の御席のデザートも

ココナッツミルクのムースを

お出ししました


ロス無し、手際良し

これも、職人仕事ゆえ

日々の仕事の中で

欠かすことは出来ず

どんな技術よりも

忘れてはならない事なのです 



「この間のシイラを

フライにしたんだぁ

んまそぉ

そんじゃ、また明日🤤」

by ふぐとらちゃん

アレルギー、なまもの等、NG食材がある時の献立の差し替え 


今日のランチタイムは

団体のご予約のため

貸切とさせて頂きました

2026年6月9日

Vol.4911




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店主兼熱血料理人の

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今日のランチにいらした

団体のお客様の献立です 




個室も




ホール席も


満員御礼ということで

お断りしてしまったお客様には

改めてお詫びさせて頂きます



「僕からも


申し訳ありませんでした



それはそうと

今日の献立

ちょっと複雑じゃね?」



と、ふぐゑびすさん 



「小麦粉NGと


なまものNGの



お客さんがいるんだけど

一部を差し替えるだけでいいから

それほどでもないよ」


「そうなの!?」



「普段のランチメニューは

西京焼をメインにしているけど

今日のお客さんは

約30人で

季(き)のコースで

西京焼じゃなく

揚物に変えたんだよ



こういう時のために

主菜は西京焼になります。

仕入れ等の都合により

揚物に変更に

なることがございます。


って書いてあるでしょ、ほら👆」


「こういうことなんだぁ」



ということで

今日の献立です


◆先付(さきづけ)

 グリンピース豆腐



◆小鍋

 もずくと野菜の小鍋仕立て





小鍋には

雑穀が入っているのですが

雑穀の中に押麦=大麦が

入っているので


小麦粉NGの方には

雑穀無しです

ちなみに、大麦の場合

水を加え、こねても

グルテンが作り出されないだけでなく

小麦粉アレルギーと

グルテンアレルギーは

別ものとは言え

万が一に備えて

このようにしました


◆食事(ご飯もの)

 ひじき御飯

ひじき御飯にも

大麦が入っているので

白御飯です


ご来店されるまで

どなたが小麦粉NGなのか

分からないので

小鍋と白御飯だけは

御席にセットしてありません



◆蒸し物

 鰯つみれ錦糸蒸し




団体の御席なので

温蔵庫で熱々にし


お出しする時は

三つ葉、もみじ卸しを

あしらいます 



錦糸玉子に小麦粉が

入っているだけでなく

つみれに付ける時に

小麦粉を使うので


小麦粉NGのお客様は

茶碗蒸しで

中の具材は

湯葉、かにかま、しめじ、三つ葉です



◆揚物

 鶏の唐揚げ

 鯵(あじ)のしんびき揚げ




鯵に打粉をする時

小麦を使うので


鯵の代わりに

茄子の素揚げにしてあります


また、約30名の御席ですので

鶏の唐揚げは

予め、揚げておき


温蔵庫へ


揚げたてではないものの

熱々でお出しすることが

出来ます 


◆刺身替り

 山掛け
 



なまものNGのお客様は

姫鯛(ひめだい)の南蛮漬です



南蛮漬を使わない時は

湯葉の刺身を

お出ししています 


◆デザート

 ココナッツミルクのムース


ランチメニューですので

ホットコーヒー付きです


約30人のため

今回はホットコーヒーのみと

させて頂きました 



コース仕立ての

会席料理のランチメニューで

あるだけでなく

いわゆる昼ご飯ですので

料理を次々と

お出しなくてはならず

あっと言う間に

時間は過ぎ



その後は

お片付タイムです 




/ /

♬ お片付 お片付~

さぁさ 皆でお片付~♬

\ \




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そんな様子を尻目に

自分は

サラダ麺(写真 右)と

刺身用のつま(同 左)の

仕込みをしていました 


また、明日のランチタイムは

バスツアーのご予約があるので


器をしまうことは

しませんでした 



「ってことは

明日のランチも

満席御礼なの?」

「そうそう


ってことで

明日の献立だよ」


「明日も、ホールと

個室を使うんだぁ


頑張って~!」


この後も

細かな仕込みや

準備が続いたと言うより

予想されていたので

夜の営業は

お休みさせて頂いたのでした 


今日のように

苦手な食材がある場合

可能な限り

対応致しますので

お気軽に

お問い合わせ下さい 

結果的に、鱧(はも)の安否確認のみだった理由


休市日前でしたが

沼津魚市場に行ったものの

何も仕入れることは

しませんでした


その理由とは・・・


2026年6月8日

Vol.4910


いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




明日は、沼津魚市場の

休市日なので

定休日ですが

仕入れに行って来ました 





「おはよう、親方🐡

休みなのに

市場へ行って来たんだぁ

で、仕入れは?」 


と、ふぐとらちゃんが

訊いてきました


「無いよ」

と、自分



「え゛~っ

最初の写真も

SNSの投稿も

そこそこ魚が並んでいるけど・・・」


「明日、明後日のランチが

満席御礼だし

明後日の仕込み、準備するから

明日の夜は

お休みさせてもらうし

明後日の分の魚も

問題ないから

あえて仕入れなったんだよ」


「じゃ、何しに

行って来たの?」



「生簀の鱧(はも)の

安否確認に

行って来たんだよ」

「そんな人って

かなりのレアケースじゃね?」



「レアどころか

オンリーワンかもね」


「どっちにしても

親方らしいよ(笑)」 


こちらが

鱧を泳がせている

沼津魚市場の活魚売場です




生簀の中を確認すると


鱧だけでなく

鷹羽鯛(タカノハダイ)も

問題なくスイスイ


タイトルにもあるように

安否確認とは言ったものの

鱧の水揚げがある

熱海・網代(あじろ)の定置網が

休漁だったので



結果的に

安否確認になったのです 

そして、明日、明後日の

仕込みに取り掛かったのでした 


「明日の献立は

ちょっと複雑じゃね?

そんじゃ、また🐡」


by ふぐゑびすさん


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