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もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ

3歳前後のお子様向けの料理


2026年8月15日


Vol.4942


「今日のお昼は

お子様料理を

頼まれているんだぁ」


と、ふぐのぼり君



「そうだよ

オーソドックスっていうか

定番スタイルじゃないから


この器にしたよ」 


と、自分



定番スタイルの

お子様料理がこちらで


この料理に

茶碗蒸しとデザートが

付きます 


先程の器は

定番のお子様料理の器よりも

小さいので

3歳前後のお子様向けで


このように

仕上がりました

料理の内容は

以下の通りです



◆鶏の唐揚げ



◆フライドポテト


じゃが芋を蒸してから

素揚げにしてあります 



◆つくね


既製品ですが

レンチンではありません


◆おにぎり


味付け無しの

白御飯です 


お子様料理は

お子様の年齢をはじめ

アレルギーの有無だけでなく

好き嫌いの有無も

必ず伺うようにしています


そうでないと

日本料理店ならではの

お子様料理の意味が

失われてしまうからで

御席も大人のお客様同様

一名様分の御席を

ご用意するのも

同じ理由です



なお、お子様料理は

要予約となっておりますので

その際には

ご希望などを

お気軽にお申し付け下さい

おひとり様の酒肴的昼鱧


昨日、常連さんに

お出しした鱧料理は

昼飲みのための

肴(さかな)でした 


2026年8月14日


Vol.4941



いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




今回のお話しは

昨日のお話しの続編です


先ずはこちらをお読み下さい👆



昨日のランチタイムのことです

常連さんが

ご来店されると

ふぐゑびすさんが

声を掛けてくれました 



「いらっしゃいませ

●$□※さん🐡

ハモがお目当てなんでしょ?」



「そうそう

タイミングが合わなかったけど

やっと来れたよ

ってことで

ビールお願いね🍺」


「はぁ~い

かしこまりました🍺」 


ということで

昨日の料理は

タイトルにもあるように

おひとり様の酒肴的昼鱧


にして

文字通り、鱧をつまみにした

会席料理です 





◆先付(さきづけ)①

 鱧(はも)の子の煮凝り


鱧の子とは

鱧の卵のことです 


◆刺身①

 生の鱧


活〆にした特大サイズの鱧の

背の部分で



一般的な白身同様

醤油で供しますが


醤油は

お手製の土佐醤油です👇





◆先付②

 肝、胃袋、鱧笛のたまり煮



鱧笛とは

浮き袋のことで

写真の手前のです


肝(かんぞう)は左奥

胃袋は右側にあります 



◆刺身②

 鱧の落とし


鱧料理と言えば

落とし

と言っても

過言ではありません


添えるのは

梅肉醤油で


落としと梅肉醤油は

切り離すことは出来ず

梅肉醤油があってこと

鱧という食材が

落としという料理に

なり得るのです 


ちなみに、落としは

湯引きとも

呼ばれています 



◆揚物

 鱧の天ぷら

今朝、締めたジャンボ鱧を

揚げました 


身の厚み

ゼラチン質が豊富な

皮のプリプリ感は

たまりません


この味を知って以来

特大鱧の虜になった自分です 



以上が

おひとり様の酒肴的昼鱧

の献立でした


今日の鱧は

全て静岡県熱海市

網代(あじろ)産です


また、落としの鱧は

300グラム程度で

それ以外の鱧は

1,5キロ以上でした 

品数としては

少ないのですが

常連さんゆえ

これでOKなのです


全てを把握しているので

自分としては

仕事のしやすいこと

この上ありません

ただ、こういう献立を

無条件に御用意出来るのは

お互いの信頼関係に

成り立っているからで

初めてのご来店の方に

お出しすることはしません


こういう特殊な献立や

特別な料理は

ある程度、通い詰めて下さり

色んなお話しをしてからでないと

お互いが不幸になるのが

一番の理由です


お客様の好み

お互いの空気感を

把握しているからこそ

ベストのタイミングで

鱧に限らず

料理をお出しすることが

出来るのです



料理を出し終えたら


鱧の仕込み三回戦に

突入すると



ジャンボ鱧を持つように


常連さんから言われ


写真を撮りながら


ほろ酔い気分と

ジャンボ鱧の

美味しさの余韻に

浸っていました



「SNSにアップしていた親方も



しっかり楽しんでいたよね」


「そりゃ、そうだよ

オーナーシェフの仕事は

エンタメだからね


投稿にもあるけど

ジャンボ鱧みたいな

デカい魚って

あのワイルド感が

たまんないんだよ

しかも、デカい魚の美味しさも

同じくらい

たまんないね」


「大きいと

大味とか言うけど・・・」


「特に

鱧と天然のとらふぐの

ジャンボサイズの美味しさは

繊細さを束ねて

重ねたくらいの美味しさ

なんだよ」



「ヤバいくらいの表現じゃん

うぅ~ん

聞いているだけでも

たまんない・・・🤤」


「理屈抜きで

一度と言わず

その美味しさにハマるまで

食べなよ」


「そっかぁ

その時は

しっかりと勉強してね」


日本料理の食材の中でも

特に、魚にあっては

淡白な味わいのものが多く

一度だけでは

その美味しさには

辿(たど)り着けないのです



そのためには

お客様には

何度も足を運んで頂かなくては

なりませんが


それ以上に

自分自身が納得する魚を

仕入れるため

妥協することなく

足繁く沼津魚市場に

出向かなくてはなりません



そして、それは

魚菜食文化である

日本料理を支えてくれる

漁師の代弁者としての

使命なのです


「おぉ~松茸じゃん

ひと足先に

秋だねぇ

そんじゃ、また明日🐡」


by ふぐのぼり君

朝から晩まで、ほぼエンドレスで鱧(はも)の仕込み 


明日から

お盆休みに入る沼津魚市場で

仕入れた鱧の仕込みに

ハマった一日でした 

2026年8月13日


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG7257.jpg


Vol.4940



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1497.jpg


今朝、沼津魚市場で仕入れた

静岡県熱海市

網代(あじろ)産の鱧(はも)です



これを見たふぐゑびすさん曰く


「おはよう、親方🐡

このハモのほとんどが

ジャンボサイズじゃね?」


「おはよう🐡

そうだよ



今朝、市場に行ったら


4つの仕切りに

なっていて




5,0キロ(沢山)と

6,0キロ(4本)


5,6キロ(4本)

10,4キロ(5本)で


競りの結果


この2マスをGETしたんだよ」



「なぁ~んだ

親方のことだから

4つ全部仕入れることも

出来たんじゃね?」



「出来たはずだけど

持って帰ったところで

水槽には入きらないし

30キロ全部じゃなくても

鱧の仕込みをするのも

勘弁して欲しいからね


ただ、実はさぁ

5キロのは最初から

パスしたけど



4本(6,1キロ)は

富士の魚屋のおばちゃんに

譲ってあげたんだよ」



「やっぱ、独占状態じゃん

でも、おばちゃんなんて言い方は

コンプラ的に問題じゃね?」


「平気、平気

仲良くしているおばちゃんだから

問題無いよ」

「そっかぁ」 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1501.jpg


こんなやり取りをしながら

“鱧水族館”と化している水槽に

入れたのですが


虫の息状態の3本を

活〆にし


骨抜きをするための

準備をしておき

ランチの営業時間が近付くと


水槽にキープしてあるものから

1本を選び

鱧料理のマストでもある

落とし(湯引き)用に

卸すと


「●$□※さんが来るから

卸したんだぁ

あっ、いらっしゃませ♬」


「こんちは

ここ最近の親方の

ハモの爆買いを見ていて

来たいとは思っていたんだけど

お盆休みに入って

タイミングが合ったから

やっと来れたよ」



「そうなんですね

ジャンボ鱧を

味わって下さいよ~」


「もちろん

あぁ、楽しみだね」

常連さんとのやり取りを

ふぐゑびすさんに

任せた自分は


昼呑み用の

諸々の鱧料理だけでなく

通常のランチメニューにも

取り掛かりました



そして、夕方になり

水槽を見に行くと


虫の息状態に陥った鱧がいたので


卸すことにしました



「またまた

ハモを卸すなんて

ハモの無限ループに

ハマっちゃったじゃん!」


「まぁね

生き物相手だから

しょうがいないよ」



ということで

これが今日卸した鱧で


鱧のアラからは

極上の出汁が取れるので

それ用に焼くため

下処理もしておき

終わったのは

夜のお客様が

お帰りになった後でした 



「身だけじゃなく


アラの仕込みまで


やっとこさ終わったね

お疲れ様~♬

は、いいんだけど

今日の昼鱧の話は

無いの?」


「無いも、有るも

疲れたから

明日にしようよ」


「はぁ~い♬」




ということで

明日のお話しは

おひとり様の酒肴的昼鱧

についてです

お盆ディナーの刺身は、宮崎へ戻る漁師から貰った鰹(カツオ) 


今日は

仲良くさせてもらっている

マグロ漁師の親方から

魚を貰っちゃいました


2026年8月12日



Vol.4939



いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




「親方が大好きなカツオじゃん

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1439.jpg


こんなにあるってことは

もしのもしかして・・・?」

と、ミニふぐちゃん 



「もしのもしかしての通り

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1415.jpg


マグロ漁師の福一丸の親方から

もらったんだよ」

と、答えると

「やっぱ、そうなんだぁ」


ということで

大正解!




ホームグランドの沼津魚市場で

もらったのですが


鰹(カツオ)と一緒にあるのが


黄肌鮪(キハダマグロ)の

幼魚の黄目近(キメジ)です 


「いつもながら

有難いよ


最後の晩餐にしたいくらい

鰹好きな自分としては

たまんないね


たださぁ、伊豆七島方面で

漁をして

沼津で水揚げするのが

今日で最後なんだよ

今シーズン最後で

宮崎に戻っちゃうから

餞別の黄目近と鰹

ってことになるね」


「そっかぁ



で、こっちの刺身の

盛り合わせには

カツオ以外の魚も

あるけど・・・?」


「尾赤鯵(おあかあじ)と



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1413.jpg


水魳(みずかます)を

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1210.jpg


酢で締めたものだよ


どう?」



「んまそぉ~

で、この盛合せは

誰の分?」




「誰っていうか

実家のじいさんと

ばあさんの分だよ」


「っていうか

親方のおじいさんも

おばあさんも

いないんだよね?」



「どっちも亡くなっているし

お盆だから

家に帰って来るじゃん

一日早いけど

二人は商売人で

せっかちだっから

いいんだよ」


「あはは・・・

血は争えないね

で、親方が

持って行くの?」


「店もあるから

無理なんだけど

従弟(いとこ)の野郎三兄弟が

これから来て

富士宮の実家へ行って

お盆ディナーを

5人で食べるんだよ」


「いや、お盆だから

7人じゃね?」


「そうだったね」


「お盆に

親方が作った刺身を

従弟が持って行ってくれて

夕飯なんて

ヤバいくらいの

お盆ディナーじゃん!

しかも、その魚は

親方がもらってきた魚なんて

縁って

繋がるもんだね」



「そうだよ

あげたり、もらったりして

お互いの行き来があるからこそ

繋がるものだからね


しかも、それが

仲良くしている漁師の親方達の

沼津最後なんて

うまくハマったね」


「100点満点の

100乗じゃん!」 




画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1428.jpg


ところで

一方の黄目近(キメジ)ですが


今夜の会席料理の刺身で

水魳、湯葉と共に

お出ししました 



「おかず用もいいけど

やっぱ、お客さん用のは

違うね」


「そりゃそうだよ

ただ、お盆前で

魚が少ない時に

キメジを貰えたから

かなり助かるよ」 


「おかずだけじゃなく

本業用にも

もらえたなんて

良かったよね」


「まぁね

今日は無かったけど

この親方から貰ったもので

かなりレアなものも

あったんだよ」



「何、なに?」


「長くなるから

別の機会に話してあげるよ」



「ってことは

ブログねた用?」



「そうだよ

この親方のおかげで

2、3回分のブログが

書けるよ」


「ひとつの食材を

料理にするだけじゃなく

情報発信のネタにするとは

親方らしいね

恐るべし

IT板前!」 


ひょんなことから

沼津魚市場で声を掛けたことで

親しくさせてもらったのですが

それこそ

早起きという三文の得の

積み重ねかもしれません


その積み重ねは

ただのご褒美ではなく


料理人の自分にとっては

大きな資産でもあります


その資産を原資にして

魚菜食文化である

日本料理を支えてくれる漁師の

代弁者として

声を出し続けるのが

自分の使命でもあります 

福一丸の親方に

今度会えるのは

年明けの予定です



/ /

親方、有難う

乗り子の息子君も有難う

みんな元気で

また会おうね👋

\ \




「このアワビは

どんな料理になるんだろう?

そんじゃ、また🐡」 



byふぐゑびすさん

4カ月ぶりの墓参り&祖母との面会 


定休日の昨日は

お墓参りを兼ね

祖母に会うため

山梨県へ

行って来ました 


2026年8月11日

Vol.4938




いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます


「ねぇ、親方🐡



昨日は

お墓参りに行って来たの?」


と、ふぐのぼり君 


「そうだよ

夏休みだったから


MAHOKOも

一緒だったよ」


MAHOKOとは

次女のことですが

あえて

アルファベット表記にしました 

「前にも

行って来たよね?」


「そうだね

4月に行ったから

四カ月振りだね


これこれ👆」 




四カ月前の4月とは異なり

遠くに見える八ヶ岳も

それこそ、ザ夏山



お墓参りを終え

昼食を済ませ

向かったのが

101歳になる

母方の祖母の施設で


これまた

四カ月ぶりで

その時の様子は

こちらを👇



限られた面会時間でしたが

女子二人のお陰で

祖母もニコニコ



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 768843936_1554078839792022_5851266612592494662_n.jpg


帰り際に

皆で写真を撮り

再会を約束し

施設を後にしました 


車椅子に座り

酸素吸入はしているものの

不思議なことを言うことなく

妙なスイッチも

入ることもない101歳


老い、病、そして、死は

須(すべか)らく訪れ

避けることは出来ません


しかしながら

祖母の命の温かさと凛々しさを

感じた今日

改めて思うのは

誰かの心に深く残る味わいを

丁寧に込めるのが

自分の使命だということです



それを忘れることなく

日々の仕事に

臨み続けます


「今日のランチの西京焼は

ツムブリなんだぁ

んまそぉ~🤤

そんじゃ、また明日」



by ミニふぐちゃん 

休日出勤手当は、金目鯛(キンメダイ)漁師から貰った金目鯛



休市日前の今日は

定休日でしたが

沼津魚市場へ

仕入れに行って来ました 


2026年8月10日

Vol.4937



いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます



「おはよう、親方🐡

休みなのに

市場へ行ったの?」



と、ふぐのぼり君が

訊いてきました 



「おはよう🐡

明日は市場が

休みだからね」

と、自分


今更ですが

市場とは

沼津魚市場のことです 


「で、キンメとメダイを

仕入れたんだぁ」


「いや、仕入れたのは


目鯛(めだい)だけで


金目鯛(キンメダイ)は


この漁師の親方に

もらったんだよ」


「だから、キンメには

目方の札が無いんだぁ」



「鋭い!

よく気付いたじゃん



目鯛も金目鯛も

南伊豆の公好丸の魚だよ



今朝は、他の船も

持って来ていて


1トン半くらいあったんだけど



お盆休みモードに

入っていたから

ヤバいくらいの値段で

競りを見ていて

痺れたよ」 

「ここだけの話

いくらくらいだったの?」


「キロで

☆▼※◎だよ」




「ヤバ過ぎ~

そんなら確かに

文字化けしちゃうね・・・

それを貰えた親方は

超ツイているじゃん!」


「まぁ、良い子にしているからね

お天道さんは

よく見ているってことだね」

「・・・・・」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1374.jpg


こんなやり取りをしながら

下処理を終えた

目鯛と金目鯛を見ると

再び、ふぐのぼり君が

訊いてきました 



「メダイの半身は

卸していないけど

どうしてなの?」

「お盆休みで

相場も高くなる可能性が高いから

出来るだけ

持たせるように


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1371.jpg


中骨に残った血を

抜いてから


弱めの真空パックをして


氷詰めしておくんだよ」


「そうなんだぁ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1391.jpg


魚が少なくなる時は

色々と厄介なんだねぇ」

「まぁね


特に、台風15号が

来ているから

この連休は

ヤバいかもね」



「あちゃ~😵

で、キンメは

どうするの?」


「このサイズだと

刺身にするには

不向きだし

(漁師の)親方の厚意に

報いるために

おかずにするよ」


「やっぱり

そっかぁ」


今日の競り値からして

貰い物の金目鯛は

早起きの三文の得どころでは

ありません


むしろ、どんな魚でも

命懸けで

獲ってきたものゆえ

貰い物の魚は

常にプライスレスなのです 


プライスレスになる理由が

もう一つあります 


魚菜菜食文化の日本料理を

支えてくれるのが

漁師だからです 


彼らの代弁者として

その魅力を伝えるのが

自分の使命に他なりません

休市日は、鱧ハモの安否確認のみ


休市日の沼津魚市場に

あえて行って来た理由について

今日はお話しします 


2026年8月4日

Vol.4936


いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




「おはよう、親方🐡

休市日に鱧ハモの安否確認

って、どういうこと?」

と、ふぐとらちゃん



「おはよう🐡

これなんだけど




どうもこうも

魚市場にキープしてある

鱧の状態を

見に行って来たんだよ」


と、返しました



「それだけ?」

「そうだよ


店の水槽にもいるから

持って来なかったんだよ」


「まぁ、こんだけいれば

いいよね」



そして、夕方になったら


“鱧水族館”と化している

水槽から

鱧を取り出し


卸そうとすると


「このハモは

何にするの?」

と、ふぐとらちゃんが

訊いてきました 




「落としだよ

落としは

湯引きとも言うんだけど

締めた直後の鱧じゃないと

花が綺麗に咲いたみたいに

ならないし

時間が経ったものを落としにしても

パサパサして

美味しくないからね

それに、落としにして

冷蔵庫にしまうと

皮のゼラチン質が固まっちゃうから

これまた

美味しくないんだよ」


「予約時間に合わせて

活け締めにして

落としにするなんて

大変じゃん」




「大変だけど

美味しいものを作るのが

料理人の仕事だからね

味が落ちるのが分かっていて

手を抜くのは

料理への冒涜だし

自分がお金を払いたくないものを作って

お客さんに出すなんて

悪魔に魂を売るようなもんだよ」



「今更ながら

恐れ入ったよ・・・

休市日に鱧の安否確認だけのために

市場へ行ったり 

時間ギリギリで

落としするなんて

恐れ入ったよ」



「料理って

時間との勝負だから

そこを突き詰めなきゃ

ならないんだよ

鱧とか、ふぐって

体験的に食べたことがある人は

多いけど、残念な話

味わう域に達するには

時間がかかるんだよ

特に、和食材は

淡白な味わいのものが殆どだし

動物性の脂も

植物性の油にも

慣れちゃうと

繊細な本物の味に

気付きにくいんだけど

本物に勝るものはないから

妥協するわけには

いかないんだよ」




「こういう話になると

ネバーエンディングだね(笑)」





そんな今夜の

鱧料理のコースの刺身が


黄目近(キメジ)

生の鱧、鱧の落とし

狭腰(サゴチ)の

四種盛りでした



黄目近は

黄肌鮪(キハダマグロ)の

幼魚で

狭腰とは

鰆(さわら)の若魚で

酢締めにしてあります



鱧は二種類で

生の鱧とは

特大サイズの鱧の背の部分を用い

文字通りの生にして

加熱してありません 


なお、当店の鱧料理については

こちらを👇




本物の味の基準を知ってもらうことが

日本料理文化を守ることに

繋がるだけでなく

それを支えてくれる漁師の代弁者として

声を出し続けるのが

自分の使命以外の

何物でもないのです

休日出勤のご褒美は、マグロ漁師からの鰹(かつお)


定休日でしたが

休市日前ということで

沼津魚市場に

仕入れに行って来たら

ご褒美があり

そのお裾分けも出来ました

2026年8月3日

Vol.4935





いらっしゃいませ

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(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




「おぉ~、カツオの刺身が

いっぱいじゃん!」


と、ふぐのぽり君


「そうだよ


これが、志村家用で



この鰹と



眼鯵(メアジ)の叩きが

常連さんち用で



こも鰹と眼鯵のも

常連さんのだよ」


と、言うと



「今日みたいに

常連さんちにあげる時って

市場で魚を貰った時だよね?」

と、訊かれました



今更ですが

市場とは

沼津魚市場のことです



「そうだよ


宮崎のマグロ船の福一丸の

親方に貰ったんだよ



鰹の他には

黄肌鮪(キハダマグロ)の内臓と


アラとか

刺身用の塊も貰ったんだけど


頭の部分とか

塊は、知り合いの居酒屋さんとか

常連さんに

そのまま、あげちゃったんだよ」


「親方、太っ腹!」



「福一丸だけに

福のお裾分けだし

何だかんだ言っても

鮮度が良い魚には

敵わないからね

特に、商売をやっている人には

仕入れコストの

お助けになるからね」




「そうだよねぇ

メアジは

誰から貰ったの?」



「眼鯵は

ちゃんと仕入れたんだよ


水揚げ直後で

死後硬直前だったから


速攻でえらを抜いて

ほぼ活〆状態にして来たけどね」


「鮮度バリバリじゃん!」



魚市場に通うのは

魚を仕入れるという

一番の目的がありますが

そこで出会う人達と繋がることで

常連さんにも

福のお裾分けが出来るのです


漁師が命掛けで獲った魚を

常連さんの食卓や

仲間の店に繋ぎ

本物の味として喜んでもらい


皆で喜びを分かち合うことで

休日出勤のご褒美は

何物にも代え難い

最高の御馳走になり

魚菜食文化でもある

日本料理を支えてくれる漁師の

代弁者を謳う自分の使命が

完結するのです

静岡県由比産のごちゃまぜセットの中身は、全12種類


昨日、沼津魚市場で

仕入れた魚は

何と、?種類

その内容にして

?の数字は

果たして・・・



2026年7月31日

Vol.4934



いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます


昨日、沼津魚市場から戻ると

ふぐゑびすさんが

やって来ました



「おはよう、親方🐡

色んな種類の魚があるけど

何なの?」


「由比(ゆい)の

ごちゃ混ぜセットだよ


市場にある時

こんな感じだったんだよ」


「確かに、ごちゃ混ぜだね」


「眺めていたら


荷主の由比の魚屋さんが



『季凛さん好みだと思うけど

どう?』

って言うから


魚を選ぼうとしたら

『どうせなら

全部やって欲しいんだけど・・・』


ってことで

仕入れたんだよ」


「で、その中身は?」



「まぁ、慌てなさんな

今話すから」


「はぁ~い♬」 




籠に開けて

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0672.jpg

魚ごとに

並べていきました


①鯥(ムツ)





②真鯵(マアジ)


③春子(カスゴ)


生物学的には

真鯛(マダイ)ですが

水産業界では

真鯛の稚魚のことを

春子と呼んでいます 

④ 魴鮄(ホウボウ)



⑤水魳(ミズカマス)


標準和名は

大和魳(ヤマトカマス)です 

⑥肩星鰯(カタボシイワシ)


⑦丸鯵(マルアジ)


沼津魚市場では

青鯵(アオアジ)と

呼ばれています

⑧眼鯵(メアジ)



⑨貝割(カイワリ)


⑩鯣烏賊(スルメイカ)



⑪胡麻鯖(ゴマサバ)

⑫草紙剥(ソウシハギ)


草紙剥は

皮剥(カワハギ)の仲間で

食べられるのですが

内臓にパリトキシンという

有毒物質を持つ個体がいるため

内臓を食べることは

出来ません 


「カワハギとか

ウマヅラハギの肝が

美味しいだけに

要注意だね」 




これだけの種類があると

使い道は色々です



カタボシイワシ、カスゴ

カイワリは



マアジ、マルアジ、メアジは

叩きにして


昼ごはんのおかずでしたが


アジの叩きを

オンザライスのトッピングにして

食べようとすると

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「どうせなら

最初から

オンザライスにすれば

いいんじゃね?」



「そうなんだけど

ご飯を食べ過ぎちゃうから

別盛にしたんだよ」


「なるほどねぇ

こんだけ鮮度が良ければ

当然だよね」


そして、夜には


同じくアジ類だけでなく

水カマスも

フライにしただけでなく

スルメイカを天ぷらにしました



「刺身もいいけど

揚物も、んまそぉ・・・🤤」

また、揚物ついでに

仕込んだのが


ゴマサバ、ムツ、ソウシハギの

南蛮漬でした


「こんだけ使い道があれば

ごちゃ混ぜでも

問題ないじゃん


気になるのが

水カマスが市場にあった時よりも

出番が少なくね?」



「鋭い!

よく気付いたじゃん


水カマスもホウボウも

知り合いの居酒屋さんに

分けてあげたんだよ」



「そういう使い道も

あるんだぁ」


水揚げ地こそ

沼津ではなく

由比ですが

ごちゃ混ぜセットに出会えるのも

漁港が併設されている

沼津魚市場のメリットの一つ

でもあります


また、その日ごとに

違った魚に出会えるのも

産地ならではのことです


その恩恵を与えてくれるのは

魚菜食文化という

日本料理文化を支えてくれる

多くの漁師達で

彼らの代弁者として

声を出し続けるのが

自分の使命なのは

言うまでもありません




「明日から

8月だから

月も替わって

さらなるツキがアップだね🐡」

by ふぐとらちゃん


鱧水族館の鱧(はも)が、えさを吐き出した理由(わけ)




2026年7月30日

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Vol.4933

今日のお話しは

昨日のお話しの続編ですので

先ずは、こちらをお読み下さい👆



「おはよう、親方

ハモ、全部

元気じゃん!」



と、ミニふぐちゃんが

言ってきたので


「おはよう🐡

夏バテっていうか

熱中症予備軍ぽかったけど

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全部無事だから

良かった




その証拠に


えさを吐き出したんだよ

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出て来たのが

これこれ」



「えさを吐き出した方が

いいのは


どうしてなの?」



「水揚げされたのが

熱海の網代(あじろ)で  

その後、コンテナに

押し込まれ  

沼津の魚市場の生簀に

移され  ③

今度はスチロールに

詰め込まれて  

最後に、季凛の水槽に

入れられるまでに  

5回、場所が変わっているから

その間のストレスは

かなりのはずでしょ?」



「5回も乗り換えさせられたら

かなり疲れるもんね」


「胃の中に残っているものを

吐き出せば

身体の負担も減って

デトックス状態の

防衛反応が終わることで

危険な状態から

解放されたステージに入ったって

言われているんだよ」 



「へぇ~」


「鱧だけじゃなく

どんな魚でも

水揚げ直後よりも

2、3日経ってから

出荷した方が

落ちる(死ぬ)リスクが

かなり低くなるんだよ」




「そういう風に言える根拠とか

経験があるの?」



「あるよ

秋から冬にかけて

県内の遠州灘産の

天然のとらふぐを仕入れるんだけど

その時、水揚げされた

次の日か、翌々日に

届いた方が

とらふぐが痩せないんだよ」



「ふぐオタクの親方が言うなら

かなり正しいんじゃね?」



「正しいも何も

経験がベースに

なっているからね

習うより慣れよ

ってことなんだよ」


「そうなんだぁ

この際

“ふぐに魅せられし料理人”を

ふぐに魅せられし

鱧王(はもおう)


に、バージョンアップしても

いいんじゃね!?」


「あはは・・・」 



“水族館”の鱧も

落ち着き始めましたが

前回お話ししたように

ペットではなく

食材です 


その食材に向き合い

逸品に仕立てるのが

自分の役目にして

ここからが

本番です




「今日は、ごちゃ混ぜセットを

仕入れたんだぁ

そんじゃ、また明日🐡」



by ふぐゑびすさん 

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