今季最後と思しきシャインマスカットのアイス
夏過ぎから
ほぼコンスタントに
お出ししていた
シャインマスカットのアイスが
今日の仕込みで
最後かもしれません
2025年1月4日
Vol.4550

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

ランチの営業前に
シャインマスカットの
アイスを仕込んでいると
熱血君が
やって来ました

「おはよう、親方🐡
シャインマスカットの
アイスって
いつまで仕込むの?」
「いつまでって・・・
まぁ、それこそ
季節関係なく
年がら年中
仕込んでいるから
そう思われても
仕方がないけど
多分、これが
最後かもね」
「多分って
かなりアバウトじゃね?」
「アイス用に
皮むきして
真空パックした冷凍の
シャインマスカットの
在庫が終わったはずだよ」
「はず・・・!?」
「シーズン中
入荷があれば
その都度
在庫確認しないで
冷凍していたから
しょうがないじゃん」
「あんだけ仕込んでいれば
しょうがないけど
予想よりも
早くね?」
「っていうか
他のアイスも
仕込みたいから
シーズンの時の
仕込みを少なめに
したんだよ」
「一番人気なのに?」
「一番人気は
結構なことなんだけど
仕込んでいる自分としては
面白味がないし
色んなアイスを
仕込みたいじゃん」
「例えば?」
「今みたいな冬場は
チョコレートを
使ったアイスとか・・・」
「暑い時季に
チョコは
いくらアイスでも
重いよね
暑い時季は
さっぱりしたものとか
南国のフルーツみたいなのが
いいよね」
「そうなんだよ
夏場には
マンゴーのアイスも
仕込みたかったんだけど
仕込みそびれちゃったし・・・」
「マンゴーかぁ・・・🤤
意外と
こういうのって
オーソドックスな作り方は
しないでしょ?」
「もちろん!
じゃあ、どういうのか
分かる?」
「多分だけど
マクロビ系?」
「BINGO!
冴えているじゃん!」
「えへへ・・・」
マクロビ系のアイスとは
マクロビオティック
(玄米菜食)の考えを
採り入れたアイスです
冒頭にもあるように
マクロビを
自分の料理の
基本に据えているので
それを
実践したまでに
過ぎません
卵、上白糖、牛乳は
もちろんのこと
ゼラチンなどの
動物性の食品を
使わないので
罪悪感ゼロです

「今日もお客さんに
出していたけど
シャインマスカットの
アイスには
罪悪感があるの?」
「ごくごく僅かだけど
あるのは
否定できないね
マクロビが基本の自分が
許せる範囲で
卵、上白糖、生クリーム
ゼラチンを使っているだけだよ
ただ、ゼラチンだけは
食品添加物になるから
自分としては
う~んって感じ・・・」
「それなら
使わなきゃ
いいじゃん」
「それでもいいんだけど
仕込みの手間が
倍以上かかるから
そこは
妥協させてもらっているんだよ」
「親方にも
妥協なんて
言葉があるんだね
でも、何でもかんでも
手作りしているんだから
その程度なら
セーフティーゾーンだと
思うよ」
「まぁね
コンビニスイーツなんて
化学の授業でも
出て来ないような
ケミカルなものが
何種類も
使われているから
恐ろしいよ」
「そうなの!?」
「今の時代
添加物完全フリーは
難しいけど
悪いものを
極力避けるようにしながら
より良いものを
食べるのが
健康への近道
っていうよりも
病から遠ざかる手段
だと思えば
気楽になれると
思うんだよね」
「そうだよね~」
「あれは食べない
これは食べない
っていうのも
悪くはないけど
そんなことしていると
人と会食なんて
出来なくなるし
社会性が無いのは
人間として
よろしくないからね」
「そうだよね
皆と同じものを
食べることって
食事や会食の魅力だもんね」
「そうだよ
どんなものでも
食べることが出来る方が
人間としての輪が
広がるからね」
「そうだよね~
でもさぁ
シャインマスカットの
アイスの話から
離れているような
気がするけど・・・」
「そうだったね
この手の話は
つい熱くなっちゃうんだよね」
「それが
親方らしいから
いいんじゃね(笑)」
前回仕込んだ
シャインマスカットの
アイスと

今日仕込んだもので

今日仕込まなかったものは

アイスの素として
真空パックして
冷凍しておきました
こうしておけば
スポット的に
お出し出来ます
というのも
アイスの種類が
複数ある場合
その時の状況に応じて
選んで頂いているからです
ただ、これまでは
シャインマスカットがあると
独り勝ちでしたが
シャインマスカットが
終われば
別のアイスの評価を
知ることが出来
色んなアイスを
仕込む楽しさが増え
自分の料理人魂が
燃えることは
間違いありません

「明日は
銀だらの西京焼を
焼くんだね
そんじゃ、また🐡」
by ふぐとらちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
【西京漬】をはじめ
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
休市日中の魚の仕込みは、ふぐ皮&ひれと【西京漬】用の鯖(さば)
正月期間中は
沼津魚市場が
休みなので
かなり気楽です
とは言っても
魚の仕込みが
無いわけではありません
2025年1月3日
Vol.4548

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

今朝、とらふぐの皮の
棘(とげ)を取っていると
ミニふぐちゃんが
やって来ました

「おはよう、親方🐡
ふぐ皮の仕込みって
かなり厄介なんでしょ?」
「そうだよ
とらふぐは
卸せば
お仕舞という類の魚
じゃないからね
卸した時の水洗いから始まって
ふぐ皮の掃除なんて
とらふぐの仕込みの
ボスキャラみたいなもんだよ」
と、言うと
「ボスキャラ!?
そこまで・・・」
「最初に
皮の粘膜を取ってから
棘を取るから
まぁ大変だよ
卸した当日なんて
ぬめりは沢山あるし
身が活きた状態だから
すぐにやると
かえって
時間がかかるからね」
「ってことは
一日じゃ
終わらないってこと?」
「そうだよ
刺身にする場合でも
水分が抜けて
旨味と歯応えのバランスが
良さげになるのは
最低でも2日かかるし
出来ることなら
3、4日経った方が
美味しいんだよ」
「へぇ~」
「まぁ、市場が休みの時には
もって来いの
仕込みみたいな
もんなんだけどね」
市場とは
沼津魚市場のことです
「そっか~
市場も正月休みなんだね」
「そうだよ
明日の4日まで
休みだよ

暮れに最後に行ったのが
30日だから
今度行く5日は
約一週間ぶりになるね」
「そんなに行かないのは
年に数えるくらいでしょ?」
「そうだね
ゴールデンウィークと
お盆は
暦の関係で
真ん中辺りに
開くこともあるけどね」
「へぇ~」
「ただ、今年は
5日が日曜日で
豊洲とかの
中央市場が
8日の水曜日も休みだし
12日と13日の連休もあるから
まともに
魚が入荷するのは
それ以降かもね」
「マジで!?」
「まぁ、沼津は
地元や伊豆辺りの漁師が
魚を持って来るから
特に困ることはないだけど
ただ、この時季は
風が吹くと
2、3日の間
魚無しなんてことも
珍しくないから
それだけは
避けて欲しいよ」
「自然相手って
たいへんなんだね」
「そうだよ」

ふぐ皮の後は
ひれ酒用のひれを
半分に包丁しました

「ひれも
すぐには出来ないの?」
「ぬめりがあると
滑って
危ないから
そのまま、水に晒しておいて
2、3日経ってから
包丁するんだよ」
「これも
そんなにかかるんだぁ」

半分にしたら
付根の部分を切落したら

血抜きのため
晒しておきますが
フグ類の血は
毒がありません
今度は
【西京漬】用の鯖(さば)の
仕込みです

「サバは
いつも仕込んでいるけど
やっぱ、こういう時の方が
楽なの?」
「そりゃ、そうだよ
市場へ行くとなれば
3時半過ぎには
起きるからね」
「さ、さ、さ
さんじはん~!?」
「もっと遅くても
いいんだけど
地元の漁師が
水揚げした魚を
GETするためには
そうするしかないんだよ」
「親方、いつ寝るの?」
「眠くなったら
寝るよwww
行は平気なんだけど
帰りは眠くなることがあるから
そういう時は
コンビニで買い物をしたついでに
軽く寝るようにしているよ
眠いのだけは
どうにもならないからね」
「そうだよ
居眠り運転は
マジでヤバいから
気を付けてよ」
「でも、この約一週間は
早起きする必要がないから
それだけで
かなり楽だよ」
「最低でも
2時間は
余分に寝れるもんね」
「そうだね」
鯖は冷凍のノルウェー産を
使っており
国産のものよりも
脂が乗っています
半解凍状態になって
包丁が入るようになったら

腹骨の一部を
すき取り
半分に包丁します
半解凍状態で
包丁するのは
身割れするのを
防ぐためです
このようにするのは
苦玉と呼ばれる
胆のうの一部が
残っている場合が
あるからで
残っていると
食べた時に
よろしくないのは
言うまでもありません
その後
上(かみ)と下(しも)に
包丁したら

脱水シートに
挟んでおきます
その後

有機JAS認証済の
西京味噌を
ベースにした
お手製の西京味噌と共に
真空パックしておきました

「この日めくりを
使ったアイデア
素晴らし過ぎるよ
カレンダーの裏を
メモ用紙にするのは
普通だけど
これなら
日めくりを
三次利用できるもんね
超エコだよ💯」
「あざ~っす!」
明日まで
沼津魚市場は
休みなので
かなり気楽ですが
こういう時間も
時には
いいものです

「シャインマスカットの
アイスの素じゃん
そろそろ
終わりが近いんじゃね
そんじゃ、また明日🐡」
by 熱血君
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
【西京漬】をはじめ
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
新年の営業のスタートは、4年連続でクラブツーリズムのロイヤル・グランステージ 四季の華
今日から
新年の営業ですが
新年最初の営業は
4年連続で
【クラブツーリズム】の
豪華バスツアーです
2025年1月2日
Vol.4547

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方🐡
超快晴で
富士山も
バッチリ見えて
いいね~🗻
今日のバスツアーの
お客さんも
喜ぶんじゃね?」
と、ふぐとらちゃん
「そうなんだけど
今日のバスのお客さんは
昨日、清水港のクルーズ船で
初日の出を見たし
静岡滞在が3日目だから
そうでもないいんだよ
実は」
と、答えると
「関西とか
西日本の人は
富士山が
トップブランドって
よく言っているのに!?」
「着いた時は
富士山が近づくにつれて
写真を撮りまくるんだけど
しばらくすると
あぁ、富士山ね
って感じなんだって」
「僕達と一緒じゃん
慣れって
そんなもんなんだぁ」
「で、今日の
お客さんは
旅行最終日で
うちの店のランチが
旅行の〆みたいなもんなんだよ」
「それなら
親方も
気合が入るんじゃね?」
「そうだよ
この企画は
大手のクラツー
関西の支店が
立てたものなんだけど
今回が
4年連続なんだよ」
「4年連続なんて
スッゲェ~じゃん!」
「そうだよ
さっきも言ったけど
西日本の人にとっては
富士山と初日の出なんて
最高の組み合わせだからね
そんな企画の食事を
頼まれたわけだから
ちょっと
緊張しているんだよ」
「ともかく
頑張ってね!」
「はいよ~」
4年連続と
お話ししましたが
こちらが
過去3年の様子です



出汁を引くなど
ルーチンの段取りが
済んだら
盛付けを始めました

アイスなので
このまま冷蔵庫へ
今日のような
大勢のお客様が
見える時は
最後に出すものから
盛付けていきます
先ずは
刺身替りの
山掛けにはじまり

先付(さきづけ)の
南京豆腐
(かぼちゃの豆腐)を
盛付けたら

冷蔵庫へしまうものは
終わりです
今度は
小鍋で

今日の小鍋は
もずくと野菜の
小鍋仕立てです
20種類近い食材を
使っています
また、出汁は
卸した天然の魚のあらを
焼いてから
沸き立たせることなく
長時間かけて
煮出したものに
味付けをしたものです
一風変わった料理ですが
マクロビオティックを
基本に据えた
当店のマストアイテム
と言っても
過言ではありません
おしんこうの後は

蒸し物の
鰯つみれ錦糸蒸しを
盛付けました
蒸し物ですので
熱々をお出しするため
温蔵庫へ

「親方
お皿も
一緒だけど・・・」

「これは
鰤(ぶり)の西京焼用の
器だよ
こうしておけば
温かい器に
盛付けることが
出来るじゃん」
「へぇ~
そこまで
するんだぁ」
「温かいものは
温かく
冷たいものは
冷たく
出来立てを出すのが
料理の基本だよ」
「確かに
そうなんだろうけど・・・」
「美味しい料理を
作るのが
料理人なんだから
当然だよ
ましてや
お金を貰うんだから
妥協なんて
出来るわけないじゃん」
「そうだよね
バスの団体のお席でも
こんな風に
出してもらえるなんて
裏山C~」
全ての準備が
整ったら
添乗員の連絡を
待つばかりと
なりました

この時
お席にセットしてあるのは
御飯(昆布御飯)と

おしんこうと

小鍋です

「いよいよだね
僕達も
緊張して来たよ」

最後の連絡が入ったら
焼台に点火
しばらくすると

キタ━(゚∀゚)━!
既に、西京焼は
8割程度
仕上がっていたので

ホイルをかぶせて
おきました
ここからは
一気に
戦闘モードがMAXに
先付にはじまり
山掛け

蒸し物と
仕上がっているものから
お出ししていきました
そうこうすると
さばふぐの唐揚げが
仕上がり

最後が
鰤(ぶり)の西京焼です

あとは
デザートを
残すのみです

ふぐとらちゃんに
せがまれ
外へ
「クラブツーリズムなのに
静鉄(しずてつ)のバスなのは
どういうこと?」
「大阪、京都から
新幹線で
静岡まで来て
そこからは
地元のバスで
移動するんだよ
こういうのを
旅行業界では
“受け”の仕事
って言うんだよ」
「さすが
バス男だけあって
旅行業界のことも
詳しいんだね~」
「まぁね
あんだけの数の
バスが来ていれば
嫌でも
そうなるよ」
「そうだよね~🚌」
店内に戻ると
お食事を終えた方も
いらっしゃったので

デザートの
シャインマスカットを
お出ししました
グループごとの
席割ですので
様子を見ながら
お出しするのは
当然ですし
これこそが
コース料理の
最大の魅力です
お食事を終え
出発時間となり

いつものように
お見送り・・・👋👋👋
お帰りになった後は
先程とは
別の戦闘モードに突入

洗い場では
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんが
奮闘中

「盛付けている時は
感じなかったけど
こんなにも
器を使うんだぁ」
「そうだよ
単純計算でも
一人10種類使う感じかな
料理の温度
味って
料理ごとに違うわけだから
こうなるのは
自然なんだよね
そういうのが
日本料理の魅力だから
私は何も思わないよ」
「そうだよね
一つの器に
何でもかんでも
ド~ンじゃ
味気ないしね」
その頃
個室では

義母が
掃除をしてくれ
ホール席でも
次女が
掃除をしてくれていました

/ /
みんな、お疲れ様~♬
\ \
こうして
新年最初の
営業日の半日が
終わったのでした

「長い連勤中だけど
今度の休みまで
あと3日だね
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
明日のバスツアー用の仕込みをした2025年元旦
2025年1月1日
Vol.4546
新年あけまして
もとい
萌え燃え・・・💝まして
おめでとうございます🐡
2025年も
くれぐれも宜しくお願いします

/ /
おめでとうございます🐡
僕達からも
宜しくお願いします
\ \
と、当ブログに
欠かせないメンバーの
三羽烏も
挨拶をしてくれました
三羽烏とは
ふぐとらちゃん
ミニふぐちゃん
熱血君のことです
店内で
掃除をしている
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんを見ると

/ /
おめでとう
真由美さん🎉
\ \
「おめでとう
今年も
親方と一緒に
ブログを盛り上げてね」
と、真由美さんからのエール

と、ここまでは
良かったのですが
三羽烏が
揉め始めました
揉め始めた理由は
新年最初の投稿で
誰が登場するか
ということです
三羽烏にとっては
重要なことでしょうが
こっちは
明日のバスツアーの
仕込みと準備を
終わらせたいので
誰が相手をしてくれても
構わないんですけど・・・
すると
/ /
せ~の
ジャンケンポン!
\ \

/ /
ヤッター!
\ \
と、熱血君が
勝ったようです

「ねぇ、真由美さん
さっきは、ホールで
今度は個室を
掃除しているけど・・・」
「明日のバスのお客さんは
グループごとの
席割だから
殆どの席を使うんだよ」
「え~っ
大変じゃん!」
「大変なんだけど
募集型のツアーは
そういうのが
殆どだからね」
「そうなんだぁ~」
その後、真由美さんは

個室と

ホール席のセットを
してくれました
真由美さんが
仕事を始めるまでに
自分は
既に仕込みをしており
30日が最後の
営業だったので
諸々の仕込みというより
総仕込みです
①先付(さきづけ)用の
南京豆腐(かぼちゃの豆腐)

②刺身用のつま

③サラダきしめん用の野菜

④小鍋用の大豆

⑤焼物用の前盛(まえもり)用の
さつまいもの蜜煮

⑥西京焼の鰤(ぶり)の
串打ち

⑦シャインマスカットのアイスの
型抜き

⑧山掛け用の大和芋

⑨おしんこう

⑩小鍋用の野菜

⑪揚物用のさばふぐの
下味付け

これら全て
自分ONLYではありませんし
いくつかは
真由美さんが手元を
やってくれました

最後に器出しです

「器の数が
変に不規則なんだけど
どうしてなの?」
「個室とホール席の数に
合わせてあるんだよ
そうすれば
スムーズに出せるからね」
「そこまで
するんだぁ」
「そりゃ、そうだよ
バスの予約は
時間との戦いだから
少しでも
早く出せる工夫をしないとね」
「へぇ~」
営業はしなかったので
遅めのスタートだったこともあり
終わったのは

3時半前でした
ということで
改めて
2025年も宜しくお願いします

「ってことで
明日のランチは
満席なので
ごめんなさい🙇」
by ふぐとらちゃん
⭐⭐ 新年の営業 ⭐⭐

新年は
ランチ、夕席共に
通常通り
営業させて頂きます
皆様のご来店
熱烈歓迎で
お待ちしております
2024年大晦日の〆は、謹製【西京漬】の発送の準備
今日で
2024年も終わりで
仕事納めは
ふぐ料理あり
【西京漬】ありの
一日でした
2024年12月31日
Vol.4545

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
大晦日の今日は
持ち帰り料理のご注文を
頂いていたので

仕事を始めたのは
4時半過ぎでした
そんな時間ですので
ミニふぐちゃん
ふぐとらちゃん
熱血君たちは

ZZZ・・・😪
ブログの相棒として
交替で
盛り上げてくれているので
大晦日ぐらい
良しとしておきましょう
先ずは
洗浄機の電源ON

最後の洗い物を
残してあるのは
食器洗浄機の温度が
上がるまでの時間を
考慮してのことです
水が溜まれば
20度でも
洗浄可能ですが
50度くらいになった方が
洗浄能力が
高いので
あえて
このようにしています
今日は
【佳肴 季凛】の営業が
お休みさせていますが
仕込みもあるので
日本料理には欠かせない
出汁(だし)の鍋を
火に掛けました
すると
早朝にもかかわらず
ゆるキャラ三羽烏が
登場!

/ /
おはよう、親方!
\ \
「おはよう🐡は
いいんだけど
こんなに早く
どうしたの?」
と、自分
「大晦日だから
『みんなで、今日のブログに
登場しよう!』って
話していたんだよ
だからさぁ
親方が厨房に来る前には
起きていたんだよ」
「え゛っ!?
まぁまぁ
そんなら今日も
頼むよ」
\ \ はぁ~い♬ / /

「これって
【西京漬】用の
銀ダラだよね?」
と、ミニふぐちゃん


「そうだよ
それなりに
在庫はあるけど
5日のお昼とかに使うし
ふるさと納税の注文も
あったりするから
仕込んでおくんだよ」

「そうそう」
「爆売れしているの?」
「まさか~
でも、UPして
3か月だけど
チョイチョイ
注文が入るんだよ」
「スッゲェ~じゃん!
ついに全国区デビューが
近いんじゃね?」
「何とも言えないけど
まぁ、そこを
目指しているしからね」
「おぉ~
親方FIGHT!」
そんなやり取りを
終えたら
恒例の大晦日の
お持ち帰りの
盛込み料理
“言祝(ことほ)ぎ”の揚物や

鰤(ぶり)の西京焼を
仕上げました

「この照りが
たまらん・・・🤤」と
熱血君

「さばふぐの唐揚げも
あるじゃん🤤」
と、ふぐとらちゃん

この他の揚物は
鯵(あじ)の
新挽(しんび)き揚げと
海老の彩り揚げです

そんな【言祝ぎ】は
このように
仕上がりました

「さっき言ってた
料理以外は・・・?」
「玉子焼
つくねの蕃茄(ばんか)煮
鶏肉の照焼だよ」
「ばんかって?」
「トマトのことなんだけど
ケチャップベースの
味付けにしてあるんだよ」
「洋風でも
こういう名前にすると
和食になるね」
「そうだね
こういうのも
日本料理の面白さなんだよ」
「ふぅ~ん」

「“言祝ぎ”はいいんだけど
この天ぷらは?」
「昼ごはんのそば用
油も限界に来て
処分するから
揚げたんだよ」
「わざわざ
そばにするの?」
「たまたま
常連さんが
生の蕎麦を
差し入れてくれたんだよ
こんなバタバタの時は
あるもので
済ましたいけど
これはこれで
有難いよ」
「いいなぁ~
天ぷら付きなんて
贅沢じゃん!」
「役得、役得」

「油が
かなり疲れている
ようだけど・・・」

「そうだよ
だから
これから
フライヤーの掃除だよ」
「ってことは
真由美さの出番!」
「そうだよ」

「おはよう、真由美さん♬」
「おはよう
ふぐとらちゃん♬」
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです
「今日は
遅めの出勤だけど・・・」
「銀鱈の鱗(うろこ)取りや
“言祝ぎ”の盛付けを
していたんだよ」
「そうだよね
親方以上に
働くから
気になっていたんだよ」
「そうなんだぁ

実はさぁ
あの他には
鰯つみれ錦糸蒸しも
仕込んでいたんだよ」
「さぁ~っすが
真由美さん!」
「ありがとうね♬」
一方の自分は
“言祝ぎ”同様
大晦日の持ち帰り料理の
ふぐ料理の
“ふぐはうち”を
用意していました

「昨日も一昨日も
作っていたよね?」

「そうだよ
大晦日以外にも
時々、注文があるんだよ」
「そうなんだぁ~」
そうこうすると
鰯つみれ錦糸蒸しが
仕上がりました

「お正月休みなのに
こんなに仕込んじゃうの?」

「っていうか
2日には
バスツアーのお客さんも来るし

一日やって休むんだったら
5日まで開けて
いつも通り
月曜日の6日を
休んだ方が
都合がいいから
そうしたんだよ」
「そうなんだぁ
あんまり無理しないでね」
「まぁ~ね
その辺は
大丈夫だよ」
「そんなら
いいけど・・・」
休憩したい気持ちは
あるものの
銀鱈を卸してから
切身にするまでは
休憩を取ることは
出来ません

というのは
卸してから
試し焼きの必要があるだけでなく

脱水シートに
数時間挟んでおかなくては
ならないからです

「今更だけど
ただ切身にすれば
お仕舞じゃないんだよね」
「そうだよ
【西京漬】にする魚の中で
一番神経を使うからね」
「そうなんだぁ~」
ここまで終えたら
昼ごはん兼休憩
色々と片付をしたのち
銀鱈を
有機JAS認証済の
西京味噌をベースにした
お手製の西京味噌と共に
真空パック

「これで
終われるじゃん!」
「いやいや
【西京漬】の注文が
入ったから
発送の準備を
するんだよ」

「もう暗く
なっているじゃん!」

「そうなんだけど
発送するのは
年明けだけど
出来る時に
やっておかないとね」
と、真由美さん

送り状を貼り終えたら

ようやく
大晦日というより
2024年の仕事が
終わりました

/ /
お疲れ様~
親方と真由美さん!
\ \
という感じで
2024年の仕事が
無事に終わりました
先程お話ししたように
年明けは
2日から
通常通り営業しますが
2日のランチタイムは
バスツアーの御予約が
あるため
お席のご用意が出来ません
それ以外の日は
お席のご用意が可能ですが
魚市場が休みのため
前もっての
ご予約を頂けると
幸いです
今年一年
どうも有難うございました
来たるべき
2025年も
くれぐれも宜しく
お願いします
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
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御覧ください
2024.12.31|西京漬 お持ち帰り(テイクアウト) ふぐ |permalink|コメントはまだありません
カウンターで、“昼ふぐ”
今日は
カウンターで
“昼ふぐ”のお席が
ありましたが
ランチタイムでも
ふぐ料理を
召し上がってもらえるのは
色んな意味で
有難いものです
2024年12月19日
Vol.4543

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方🐡
今日は
カウンターで
“昼ふぐ“の予約があるの?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました
「おはよう🐡
そうだよ」
と、自分
「ってことは
常連さん?」
「今日の来店が
2度目なんだけど
この間
ランチに見えた時に
色んな話題で
盛り上がったから
カウンターに
席を用意したんだよ」
「その時も
カウンターだったの?」
「いや、テーブル席だよ」
「初めての来店で
話が盛り上がるなんて
レアケースじゃね?」
「まぁね」
「それにしても
親方のことを
気に入ってくれたみたいで
良かったよ」
「ご心配
有難うございます」
「ところでさぁ
大きい土鍋が
2つあるけど
これも“昼ふぐ”・・・?」
「いやいや
これは、夜のふぐ料理の
予約の分だよ」
「まぁ、夜の予約なら
珍しくないけど
“昼ふぐ”の予約って
よくあるの?」
「夜に比べれば
少ないけど
時々あるよ」
「ご馳走=ディナー
みたいな感覚があるけど
昼でも夜でも
ご馳走には変わらないよね」
「そうだよ
特に、うちの店は
お昼の営業を
普通にやっているから
予約を入れるのも
気楽のようだよ」
「気楽かぁ
確かに、そうだよね
どうしても
日本料理って言うと
敷居が高いイメージがあるけど
ランチの営業していれば
入りやすいのは
確かだよね」
「そうなんだよ
入りにくくなると
日本料理が一般の人から
段々と離れて行っちゃうし
そうなると
日本料理そのものが
廃(すた)れていくのは
大問題なんだよね」
「それは言えるよね
いい意味での
お気軽なのは
大事だよね」
「そうだね」

ということで
こちらが
“昼ふぐ”用のふぐ刺です

「ふぐ刺なのに
赤っぽいのは
どうしてなの?」

「大きいサイズの
とらふぐを
使っているからだよ
今日のは
県内の吉田産のだけど

こんなにも
違うんだよ」
「別の魚みたいじゃん!
味も違うの?」
「はっきり言って
異次元の違いだね」
「マジで!?
そんなら
こういうのを
いつも使えば
いいんじゃね?」
「そうなんだけど
大きいサイズって
いつもあるとは
限らないし
唐揚げの形も
揃えたいから
1キロ前後のものを
仕入れているんだよ」
「そうなんだぁ~」

先付(さきづけ)の
南京豆腐
(かぼちゃの豆腐)を
冷蔵庫にしまったら
御来店を
待つばかりとなりました

御来店されたら
南京豆腐と
鰯つみれ錦糸蒸しの
2種類の先付を
お出したら
ここからは
ふぐ料理です
刺身の次に

唐揚げ

ふぐちりを
お出ししました
ふぐちりの後は
土鍋を下げ
雑炊の準備です

作っている間に
茶碗と漬物を
お出し

ほどなくすると
雑炊が
出来上がりました
そして、最後は
デザートの
シャインマスカットのアイスです

そして、夜も
ふぐ料理でしたが
夜のふぐ刺は

Mサイズでした

「このMサイズって・・・?」
「ハーフコースと
フルコースの
中間だよ」
ちなみに、こちらが
3種類のコースです

「そういうのも
出来るの?」
「出来るから
用意してあるじゃん!」
「相も変わらず
ぶっきら棒だね~www
お昼のお客さんも
こういう所を
理解してくれたんだね」
「まぁね
人徳だね」
「・・・・・」
「だから

唐揚げも
出したんだけど
こういう時は
大体、ぶつ切りのを
1個付だよ」
「食べ応えあるじゃん!」
「あれは出来ない
これも出来ないのは
商売としては
よろしくないじゃん
言ってもらえれば
出来る限りのことを
したいし
さっきのランチの
営業の話じゃないけど
そんなことをやっていたら
ますます
日本料理を食べる人が
減っちゃうからね」
「変な安売りは
良くないけど
敷居を下げる姿勢は
大事だよね」
「そうだね」
ふぐ料理に限らず
日本料理でお出しする食材には
高価なものが多いのも
事実です
そういう食材を
身近なものに
感じてもらえるための
努力と工夫を
怠るわけには
いきません

「まだまだ
お歳暮の【西京漬】の
注文が来るんだね
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
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ラインナップに無い【西京漬】や【鰯の丸煮】の注文方法
お歳暮の時季
ということもあり
サイトに載っていない
セットのご注文を頂くのですが
そんな時の
ご注文の方法とは・・・
2024年12月14日
Vol.4542

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

今夜、お歳暮の
※【西京漬】の箱詰めと発送の
準備をしていると

熱血君が
やって来ました

「個室の方には
お客さんが
いるんでしょ?」
「そうなんだけど
ホール席のお客さんの
お帰りが早かったから
発送の準備を
始めたんだよ」
「良かったじゃん
この感じだと
日付変更線を
またぐ必要が
ないんじゃね?」
「そうだよ
個室のお客さんが
帰るまでに
終われるよう
手伝ってくれると
ヒッジョーに
有難いんだけど・・・」
「いやぁ~
そのぉ・・・」
と、案の定の返事
そうは言っても
色々と気になるらしく
あるセットに
気付いたようです

「これって
【西京漬】ONLY
じゃないじゃん!」

「そうだよ
※【鰯の丸煮】
も入っているよ」

「最初に

【鰯の丸煮】を詰めたら

鯖(さば)

サーモン

鰤(ぶり)

銀鱈(ぎんだら)の順に
【西京漬】を
詰めてあるんだよ」
「でもさぁ
このセットって
【西京漬】のページにも
【鰯の丸煮】のページにも
載っていないんだけど
こういう注文って
どうやって受けるの?」
「どうもこうも

ほら」
「直接ってこと?」
「そうだよ
熱血君も
こういう注文を
してくれるの?」
「っていうか
気になるのが
値段なんだけど・・・」
「基本的には
セットをベースに
変更した魚との差額だよ
基本的には
セットの方が
割安だけどね」
「そうなんだぁ
でもさぁ
近い将来
AIが発達すれば
お好みのセットでも
今のセットみたいに
お値打ちな金額になるように
出来るんじゃね」
「そうだね
そういうシステムを
導入できるように
頑張るよ」
「親方、FIGHT!」
先程お話ししたように
【西京漬】にせよ
【鰯の丸煮】にせよ
通販サイトの
ラインナップに無いものでも
対応させて頂きますので
お気軽に
お申し付け下さい

明日は
お弁当の注文が
あるんだね
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 ☆★☆
『ふくはうち』

ふぐ刺、ふぐちり
(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の
二人前のセット(17,280円)です。
皆様のご注文
心よりお待ちしております。
※お引渡し時間 31日(11時~13時)
天然とらふぐの延縄漁している漁師と、初めて話をしてみた
沼津近郊では
トラフグ漁をしている
漁師はいませんが
ラッキーなことに
今朝は
ふぐ漁をしている漁師と
話をすることが
出来ました
2024年12月13日
Vol.4541

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「ここんとこ
ふぐの予約が
続いているけど
今夜のお客さんに
出すふぐは
どこ産なの?」
と、熱血君が
訊いてきました
「最近は
気の利いたことを
訊くようになったねぇ」
と、自分
「まぁね
親方のそばにいるし
ブログとか
SNSの投稿を見ていれば
嫌でも
分かるようになるよ」
「ネット効果
恐るべし!(笑)
今日のは
月曜日に仕入れた
三重県安乗(あのり)のだよ
卸して4日目だから

刺身は
水分と歯応えのバランスが
いい感じだよ」
「ってことは
黄金比率?」
「そうだね
しっかし
今日は言うことが
冴えているね~」
「えへへ・・・♬」
「それはそれとして
今日は、初めて
とらふぐの延縄漁を
やっている漁師と
話しをしたんだよ」
「っていうか
沼津にも
トラフグ漁をやる
漁師がいるの?」
「沼津には
いないよ」
「それなのに
どうしてなの?
で、どっから
来たの?」
「吉田」
「吉田って?」
「静岡県西部の小さな町で
静岡と浜松の間に
あるんだよ」
「ってことは
沼津まで
どれくらいの距離なの?」
「ざっくり
80キロ」
「え゛っ!?」
「それはそうと
その漁師が
とらふぐも
持って来ていたんだけど
あういうシーンも
初体験で
萌え燃え・・・💝
だったよ」
「わぁ~
早く話してよ」
「はいよ~🐡」
ということで
今朝の沼津魚市場の
活魚売場です

売場の担当者が
籠のとらふぐ(天然)を
生簀に移していました

このように
とらふぐを
籠から出すのは
これまでに見たことがありません
というのも
このように
魚を持って来るのは
漁師自らが
殆どだからです
先程お話ししたように
沼津近隣には
とらふぐの延縄漁を
やっている漁師は
いません

気になって
周囲を見回すと

沼津魚市場では
見かけたことがない漁師が
立っていました

この後

二人は
車に向かい

車から

籠を取り出しました
“ふぐに魅せられし料理人”の
自分としては
MAXで興味津々

構内では
秤にかけられ

競りの準備が
着々と進んでいました
こういう様子を見るのは
初めてですので
アドレナリンが
身体中を
掛け巡りました
その数
約30本
とらふぐを車から
降ろし終えた
漁師は
構内を社会科見学したのち

帰りの準備を
始めたので
ここぞとばかり
話しを訊くことに
しました

興奮状態ですが
訊いたことは
以下の事です
Q1 沼津に持って来た理由
A1 沼津の方が
高値で売れそうだから
普段は静岡の市場に
持って行くのに
それを変更したからです
過去に
地元・富士市の魚屋から
吉田産のとらふぐを
仕入れたことがあり
Q2 とらふぐ漁を
操業していない時季に
狙う魚
A2 太刀魚(たちうお)
甘鯛(あまだい)など
逆に訊かれたことも
いくつかありました
Q1 沼津の相場(値段)
A 1 具体的な金額については
この場では
控えさせて頂きます
こちらの漁師に限らず
高値が付く市場に
持って行くのが
常だからです
ちなみに、とらふぐでは
ありませんが
愛知県の蒲郡から
金目鯛を持って来る漁師も
時々います
沼津は伊豆、箱根という
一大観光地を抱えており
金目鯛は地魚の
王様的存在だからです
Q2 当店でのふぐ料理の傾向
A2 ふぐONLYの
コースよりも
ふぐ刺などの
ふぐ料理を組み込んだ
献立の方が
人気があること
ふぐ料理については

特に、この時季は
ふぐ料理メインの
【特別会席】の
ご注文を頂いております
ちなみに

この他には
自分のとらふぐの
仕入れ先とか
漁師人口が減り
魚菜食文化の
日本料理の衰退を
防ぐために
漁師の代弁者として
料理人自ら
声を出し続けなくては
ならないことも
伝えました
沼津では
色んな漁師と
話をしていますが
自分の愛すべき
とらふぐを
釣って来てくれる漁師と
話が出来ることを
予想だにしておらず
楽しい時間だったのは
言うまでもありません
話したいことは
山ほどありましたが
自分の仕入れもあるだけでなく
約80キロの帰路の漁師を
引き留めるわけにも
いかないので

お別れすることにし
再び、活魚売場に行くと

競りの開始を
待つばかりと
なっていました

「話の内容は
よく分かったけど

今朝は
仕入れて
来なかったようだけど・・・」
「そうだよ
週末にかけての分は
確保してあるからね
それに
あれだけの数があると
全部が全部
売り切れることはないし

実際、これらは
秤にかけて
いなかったからね」
「ってことは
明日の休市日を挟んで
日曜日に売られるの?」
「多分ね
それを仕入れて
卸すことが出来れば
木曜日前
美味しさのピークが
やって来るから
予約に合わせられるから
心を鬼にして
帰って来たんだよ」
「ただただ
とらふぐを仕入れる
コレクターじゃなかったんだね」
「そんなの
あり得ないよ」
「そうだよね~www」
この後
仕込みをしていると
案の定
売場の担当者から
電話が掛かってきました
話の内容は
今朝の相場と
売れ残った本数です
いつもなら
強気の値段で
押し切るのですが
「親方、しっかり
買え支えて下さいね!」
と、漁師に
強く念を押されていたので
無抵抗のまま
言い値で
収まりました
ということで
続編は
休市日明けの日曜日に
お話しします
“ふぐに魅せられし料理人”
の自分にとっては
今日のような経験は
非常に有難いものでした
これまでにも
お話ししているように
とらふぐに限らず
魚の仕入れだけのために
魚市場に通っている
のではありません
魚菜食文化である
日本料理文化を
支えてくれる漁師の
代弁者としての使命を
忘れるわけには
いかないのです

「お歳暮の時季だけに
【西京漬】の仕込みが
まだまだ続くね
そんじゃ、また明日🐡」
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 ☆★☆
『ふくはうち』

ふぐ刺、ふぐちり
(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の
二人前のセット(17,280円)です。
皆様のご注文
心よりお待ちしております。
※お引渡し時間 31日(11時~13時)
【西京漬】用の鰤(ぶり)は、4キロ台から5キロ台に成長
12月に入ったこともあり
【西京漬】用の
鰤(ブリ)のサイズが
5キロ台が
中心になってきました
2024年12月8日
Vol.4540

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
今朝、沼津魚市場から
戻って来ると
ミニふぐちゃんが
やって来ました

「おはよう、親方🐡
このブリも
【西京漬】に仕込むんでしょ?」
「そうだよ」

「今日のは
5,0キロなんだけど
この間まで
仕入れていたのは
4キロ台だったようだけど・・・」
「よく見ているね」
「インスタに
よくUPしてあるからね

しかも
4キロちょいぐらいが
ほとんどだよね

どうしてなの?」
「こういうサイズの方が
切身にしやすいからだよ
ただ、今朝は
5キロ台しかなくて
一番小さいのが
5キロちょうどだったから
5キロのにしたんだよ」
「へぇ~」
「売場に行くと

どれもこれも
5キロ台」
「???」
「ぐるっと回ると
ほらね





こんな感じ」
「5-って
どういう意味なの?」
「5,0ってことだよ
0を書くより
-の方が
書くのに
早いでしょ?」
「言われてみれば
そうなんだけど・・・」
「この山とは別に

愛媛のもあったんだけど
これらも
5キロちょいで

その隣には
鹿児島産があったんだけど

鹿児島の方が
少し大きめだね」
「ってことは
4キロ台は
いないってこと?」
「売場の担当者に
訊いたら
あんまりいないらしいよ
この鰤は
養殖ものなんだけど
天然と同じで
寒くなると
餌も沢山
食べるようになるから
大きくなるんだよ
しかも、暮れにかけて
需要が増えるから
大きい方が
都合がいいんだって」
「でも、親方には
不都合なんでしょ?」
「不都合ってほどでもないけど
さっきも言ったように
小さい方が
切身にしやすいからね~」
「そうなんだぁ」
「この後は
6キロ近くまで
大きくなって
夏前になると
次の世代の鰤が
出て来るんだけど
その時なんて
3キロ台だから
これはこれで
使いにくいんだよね」
「うまくいかないもんだね」
「養殖とは言っても
海っていう
自然の中にいるわけだから
こればかりは
どうにもならないんだよ」
「へぇ~♬」

鱗(うろこ)を取り

頭を落とし
水洗いを終えたら

三枚に卸したのち
切身にしました

「血合いのところが
きれいな赤だよね」
「そうだよ
今日着の魚だし
普通には
刺身で使える魚だからね」
「それを
【西京漬】とか
西京焼にするなんて
贅沢じゃね?」
「贅沢もなにも
鮮度が
一番大事だからね」
「そうだよね~」

有機JAS認証済の
西京味噌をベースにした
お手製の西京味噌と共に
真空パックし
冷蔵庫へ
その入れ違いで
仕上がった【西京漬】を
出したら
お歳暮の箱詰をしました

詰めたのは
一番人気のセットで


「こっちのは
2枚ずつ
4種類入っているよ」


ふるさと納税の返礼品のだよ」
「ふるさと納税の
サイトじゃない
みたいだけど・・・
「Facebookの広告に
出て来たんだよ」
「スゲェ~!
その言い方だと
親方が広告を
出したわけじゃない
ってこと?」
「そうなんだよ」
「へぇ~
でもさぁ
こうやって
人の目にとまれば
大ブレイクしたりして!?」
「どうなんだろうね
うちの【西京漬】が
ヒットしてくれるのは
嬉しいんだけど

それだけじゃなく
【西京漬】のページにも
あるように
日本料理の美味しさを
知ってもらえる
チャンスになると
いいんだけどね」
「そうなんだぁ~」
詰め終えたら

どちらも

冷凍庫に
しまっておきました

「マイナス-25度って
こんなにも
寒いんだぁ・・・」
「ほら、早く出て来なよ
凍えちゃうよ」
「はぁ~い♬」
そんな話をしている間に
真由美さんが
鰤を西京味噌と共に
真空パックしてくれ
今日の【西京漬】の仕事が
終わったのでした

「明日は
ランチのみ
営業するんだって
そんじゃ、また🐡」
by 熱血君
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 ☆★☆
『ふくはうち』

ふぐ刺、ふぐちり
(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の
二人前のセット(17,280円)です。
皆様のご注文
心よりお待ちしております。
※お引渡し時間 31日(11時~13時)
すっぽん鍋をメインにして、バージョンアップした会席料理
今夜の会席料理は
すっぽん鍋入りの
コースでした
その献立とは・・・
2024年11月29日
Vol.4539

いらっしゃいませ
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「コンロのセットが
あるってことは
ふぐちり
それとも、すっぽん鍋?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました
「すっぽん鍋だよ」
と、自分

「すっぽんを
卸さないで
すっぽん鍋しか
用意していないってことは
【特別会席】の予約なの?」

「いやいや
会席料理のコースに
すっぽん鍋を
入れたんだよ」
「そんなことも
出来るの?」
「そりゃ、出来るよ
予算を言ってもらえば
その範囲で
色々と提案出来るからね」
「そうなんだぁ」
「特に、今夜の予約は
常連さんだから
色んな意味で
献立を立てやすかったよ」
「ってことは
今日のブログは
今夜の献立?」
「そうだよ」

「それはいいんだけど
こっちの予約は
どんな料理なの?」

「ふぐ料理メインの
【特別会席】だよ」

「この時季定番の
【特別会席】だね
11月29日の
“ふぐの日”らしくて
いいじゃん🐡」
「言われてみれば
そうだね
考えてもいなかったよ」
「“ふぐに魅せられし料理人”
の親方なのに
どうかしたの?」
「・・・・・」
ということで
すっぽん鍋メインの
【特別会席】の献立です
◆先付(さきづけ)①
南京豆腐

◆先付②
国産牛のローストビーフ

掛かっているのは

◆刺身
三種盛り

胡蘆鯛(ころだい)
〆鯵、湯葉で
コロダイもアジも
沼津魚市場で
自ら仕入れたものです
◆鍋
すっぽん鍋

すっぽんは
静岡県藤枝産の
天然ものです
すっぽんのコースは
その日に卸したものを
使いますが
当店では
このようなコース料理を
常に、御用意が
出来るように
真空パックして
冷凍しておいた
すっぽん鍋を冷凍してあります
◆焼物
銀鱈の西京焼

◆食事
すっぽん雑炊

お出しした
すっぽん鍋の土鍋の出汁で
仕立てますが
仮に、出汁がなくなっても
取り置きしてあるので
全く問題ありません
むしろ、飲み干して
しまうほどに
美味しいのが
すっぽんの味です
すっぽんの味は
唯一無二の味わいにして
例え様がありません

雑炊を作っている間に
茶碗と漬物を
お出しします

茶碗は当店オリジナルのもので
イラストを描いたのは
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんです
◆デザート
梅のアイス

お気付きかもしれませんが
揚物を
ご用意しませんでした
というのは
お客様のご要望が
揚物パスだったからです
先程のやり取りにも
あったように
ご予算、ご要望に応じて
可能な限り
対応させて頂いておりますので
お気軽にお問い合わせ下さい
ちなみに、ふぐ料理メインの
今夜の【特別会席】の
刺身も揚物も
天然のとらふぐで
仕立てました
◆ふぐ刺

◆唐揚げ

刺身のとらふぐは
静岡県遠州灘で
唐揚げのとらふぐは
愛知県知多半島産です

「お歳暮の【西京漬】と
【鰯の丸煮】を
仕込んだんだね
お疲れ様~♬
そんじゃ、また明日🐡」
⭐⭐コエタス ⭐⭐
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