週初めも週末も、三宅島産の黄目近(キメジ)
5月31日
Vol.4405
刺身でお出しする魚は
その時の水揚げ
入荷次第です
なので
昨日と今日とでは
全く違う魚になることも
珍しくありません
かえって
2、3日の間が空いた方が
同じになったりするものです
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
今朝、沼津魚市場に行くと
黄肌鮪(きはだまぐろ)の
水揚げをしている
ところでした
漁船は
伊豆・下田の
浜都丸(はまとまる)で
漁場(ぎょば)は
伊豆七島の一つ
三宅島です
入船情報によれば
キハダマグロをはじめ
総計で600キロ
の水揚げ予定でした
キワとは
キハダマグロのことで
キメとは
キメジ(黄目近)のことです
フォークリフトに積まれ
秤にかけられたのち
売場に並べられました
秤にかけられる前の
スキマ時間にGETしたのが
2,2キロのキメジです
マグロ類の幼魚は
目近鮪(メジマグロ)と呼ばれ
キハダの幼魚なので
キメジになります
【佳肴 季凛】に戻ると
熱血君がやって来ました
「おはよう🐡
そう言えば
週初めも
キメジを仕入れたよね?」
「そうだよ
これね」
その時のキメジ
「ぶっちゃけ聞くけど
この間のと
今日のは
どっちが良さそう?」
「多分、今日だね」
「卸す前なのに
どうして
分かるの?」
「身の張り具合かな
今日の方が
締まっている感じだね
卸してみるまでは
分かんないけど
それでも
ほぼほぼ同じのはずだよ」
「へぇ~
ところでさぁ
なんで目が近いって
書くの?」
「口と目が
近いからだよ」
「ふぅ~ん
言われてみれば
近いような気もするけど・・・
じゃあ
目が遠いっていうか
離れている魚
っているの?」
「いないと思うけど
よくもまぁ
そんなこと
思い浮かぶよね?」
「そう!?
親方も
似たようなこと
よく言っている
みたいだけど・・・
まぁ、気のせいだよね
気・の・せ・い www」
下処理をする時は
有鱗域(ゆうりんいき)
と呼ばれる
鱗が集まっている部分を
包丁を使い
すき取ります
頭を落とし
水洗いをしたら
半身だけ
卸しました
「色は薄いけど
透き通るみたいな
ピンクで
んまそう~🤤」
背と腹の節に分け
皮に包丁目を入れたら
バーナーでFIRE🔥
炙ったら
すぐに返し
粗熱を取り
そのまま冷蔵庫へ
粗熱が取れたら
血合いを外せば
下拵えが終わりです
そして
早速ランチメニューの
副菜として
お出しすようとすると
「あっ、※★¥さん
いらっしゃいませ♬
今日のキメジ
美味しそうだよ
いいなぁ~🤤」
常連の※★¥さん曰く
「あら、熱血君
こんにちは
常連アレンジを
親方がしてくれるんだけど
今日はどんなのかしらね~」
「僕も楽しみだよ
どうぞ、ごゆっくり~」
「ありがとうね♬」
また、刺身をお出しする
コースには
〆鯵(しめあじ)
湯葉と共に
お出ししました
天気、風、潮などの
自然現象だけでなく
曜日などの
人為的なものとの
複合的な要素が
重なった上で
魚の水揚げ、入荷は
決まるものです
なので
今日あったものが
明日なかったり
その反対も
珍しくありません
また、時季とか
旬だからと言って
獲れるものでもないのです
それによって
値段の大きな変化も
よくあります
そういうハードルが
ある中で
漁師達は操業しており
時には
数日間も
漁に出ることが
出来ませんし
そう思うと
自然の恵みでもある
魚を粗末にするわけには
いきません
料理人は
素材なくして
料理を作ることは
出来ない以上
漁師に限らず
一次産業の代弁者として
声を出し続ける使命があり
そのために
自ら魚市場に通い
魚菜食文化の
日本料理文化の魅力を
伝え続けるのです
「ランチの銀鱈の西京焼の
切身じゃん
そんじゃ、また🐡」
by ふぐとらちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
当店のお取り寄せや
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召し上がった方々が
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ご興味、ご関心のある方は
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もらいものの紫陽花の生け花
5月30日
Vol.4404
この時季の花
と言えば
紫陽花ですね
花自体の美しさもともかく
見頃の期間が長いのも
魅力の一つかもしれません
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
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美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
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「おはよう、親方🐡
この紫陽花は
どうしたの?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました
「おはよう🐡
もらったんだよ」
と、言うと
「もしかして
この紫陽花も
【きえい】さん」
と、ふぐとらちゃん
【きえい】さんとは
沼津魚市場で
行き会う
沼津市の居酒屋さんの
ご主人で
三井さんというのが
本名です
また
この紫陽花も
とあるように
先日も頂きました
ということで
改めて
//
有難うございます!
\\
そんな今朝ですが
魚市場の帰りに
【きえい】さんに寄ると
仕込みの手を休め
良さげな紫陽花を
用意してくれたのです
◆玄関前
◆駐車場
御覧のように
玄関前と駐車場では
紫陽花の種類が
違います
一昨日、寄った時も
この紫陽花を
切ってくれたのです
手塩にかけて
育てただけあって
満面の笑みです
そして
紫陽花を花瓶に
生けてくれるのは
当店の園芸部長でもある
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんです
①玄関前
②化粧室(女性)
③化粧室(男性用)
④玄関
「今更だけど
紫陽花って
いろんな形があるのも
いいよね~」
「そうだね
面白いのは
生えている場所の
土の色で
花の色が
変わるんだって」
「へぇ~」
「生えている場所の土が
酸性かアルカリ性かで
違うって言うんだけど
紫陽花だけじゃないけど
部屋に花があると
色んなメリットがあるんだって」
「だって
ってことは
受け売りなの?」
「まぁまぁ
その辺は・・・(苦笑)
①癒し効果
②部屋の整理整頓
③仕事の効率UP
④運気上昇
ってとこかな」
「分かるような
気がするなぁ~
でもね
花より団子っていうか
花も団子も
ってことで
どっちも
楽しみたいなぁ~♬」
「あはは・・・
欲張りだけど
それもありだね
それはそうと
店の中にある
小さめの花器の下を
見てごらん」
ふぐのコースターじゃん
このアイデアって
真由美さん?」
「そうだよ
花瓶に生け替えれば
雰囲気も変わるからね」
「やっぱ
花は癒されるね」
紫陽花と言えば
外にも紫陽花があり
まだまだ楽しむことが
楽しむことが出来そうです
「確かに
そうだよね~
そんじゃ、また🐡」
by 熱血君
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
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ひれ酒用に仕込んだ66本のチビとらの尾びれ
5月29日
Vol.4403
とらふぐの仕込みは
卸しておしまい
という生易しいものでは
ありません
今回は
皮の下処理は
無かったものの
66本の尾びれの仕込みも
なかなかの強者でした
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
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熱血料理人の
志村弘信が
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「親方、これって
この間の
チビとらのひれ?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきました
この間の
「そうだよ
尾びれしかないけど
66本もあるから
半分にすると
132枚になるよ」
と、言うと
「半分にするって
どういうこと?」
「これから
見せてあげるよ」
「わぁ~い♪」
ご存じかもしれませんが
とらふぐのひれは
干したのち
こんがり炙ってから
鍋で沸騰寸前まで
沸かした日本酒を注ぐと
ひれ酒として
堪能することが出来ます
また、熱燗だけでなく
冷酒としても
味わうことが出来ます
ひれを
日本酒に入れたまま
冷蔵庫で
1、2日寝かすと
冷やしひれ酒になります
どちらの画像も
途中まで
スライスしたら
包丁で押さえて
半分にし
付根の軟骨の部分を
出刃包丁で
落とします
「この部分って
使えないの?」
「使えないってことは
ないだろうけど・・・」
「っていうか
何でも取っておかないと
気が済まない親方にしては
珍しいじゃん!」
「そうなんだけど・・・
たださぁ
そんなこと
言われたら
いつか、やらなきゃ
ならないじゃん」
「そうだね
ブログねたとしても
いいんじゃね?」
「まぁ~ね」
半分にしたひれは
一週間近く
晒したことになるので
そのまま
干すことにしました
ざるに上げたら
干すため
板に貼り付けてくれるのは
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんです
「おはよう、真由美さん🐡
沢山けど
たいへんじゃね?」
「おはよう🐡
こういう単純な作業って
結構好きなんだよね」
「そうなの!?
やっているうちに
眠くなりそうじゃん」
「親方も
同じこと言っているよ」
「ってことは
親方もこういうのが
ダメなタイプなの?」
「包丁を使う仕事は
平気みたいだけど
こういうのは
イマイチみたいだよ」
「包丁を使っている時に
居眠りしたら
ヤバいじゃん」
「そうだよね~」
貼り付けたら
干しておき
ひれの仕込みが
終了しただけでなく
同時に
66本のチビとらの
仕込みが
完全に終わりました
普段なら
皮の仕込みもあるのですが
今回は
数が多過ぎたので
皮は処分しました
もし、これで
皮を残していたら
考えるだけでも
ゾッとします
“ふぐに
萌え燃え・・・😍 ”を
座右の銘としていても
皮の仕込みだけは
萎え萎え・・・😨
の自分です
「明日は銀鱈を
『西京漬』に仕込むんだね
そんじゃ、また🐡」
by ふぐとらちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
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ご興味、ご関心のある方は
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頂きものの紫陽花(あじさい)
5月28日
Vol.4402
草花一つで
建物のイメージは
がらりと変わるものです
手入れこそが
おもてなしなので
欠かすことは
出来ません
いらっしゃいませ
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(玄米菜食)を
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美味しい日本料理”
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志村弘信が
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先日のことです
沼津魚市場から帰って来ると
「おはよう、親方🐡
市場で
あじさいを仕入れて来たの?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました
「おはよう🐡
いや、もらったんだよ」
と、自分
「こんなに良いものを
もらえるなんて
親方の行いって
そんなに
良いってこと!?」
「まぁ~ね」
「でも、誰にもらったの?」
こんなやり取りをしていると
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんがやって来ました
「多分、『きえい』さんでしょ?」
と、真由美さん
「そうなの、親方?」
「そうだよ」
「ほらぁ~♬」
『きえい』さんとは
沼津市の居酒屋さんで
そちらのご主人で
普段から
屋号で呼ばせてもらっています
市場の様子は
こんな感じでした
この時、『きえい』さん曰く
「園芸部長さんに
あげて下さい!」
園芸部長とあるように
嬉々としながら
園芸部長の真由美さんは
植木鉢を卸し
置く場所を
探し始めました
そんなことをしていると
園芸部の顧問が登場
「おはようございます
▽$◆さん
いつも有難うございます」
「あら、おはよう🌺
え~っと
この子達は
トラフグちゃんだったかな~?」
と、顧問
「いやぁ
ふぐとらです😅」
「そうだったわね
なかなか覚えられなくて
ごめんなさいね♬」
「いえいえ・・・」
顧問の指導の下
ここに置いても
イマイチ
あっちに置いても
イマイチと
なかなか決まりません
そんなことを
繰り返しているうちに
ようやく
置き場所が
決まりました
「そう言えばさぁ
この紫陽花って
▽$◆さんが
貸してくれたのだよね?」
「そうよ
でも、終わりが
近付いてきたから
そろそろ
地に放しても
いいと思って・・・」
このことを聞いた
ふぐとらちゃんの
独り言が👇
「ってことは
お店の花壇に
あの紫陽花が
植えられるなんて・・・♬」
地に放すとは
鉢植えから
地植えにすることを
言います
御覧のように
珍しい形をしており
顧問だけに
育てている紫陽花も
そんじゃそこらの
ものとは違います
とりあえず
鉢のまま
置くことにし
顧問も撤収
日本料理店である以上
料理の良し悪しは
最も大事なことです
また、和食文化は
茶道(お茶)
華道(お花)と
切り離せない
部分があります
日本料理を
生業としながらも
恥ずかしいことに
自分は
それらに関しては
全くの素人です
とは言っても
庭や花を
手入れすることで
お客様を迎える姿勢を
持たなくてはなりませんし
時には
料理以上に
大事な時もあります
ご来店される
お客様だけでなく
通りすがりの方達
にとっても
当店の紫陽花をはじめ
花の数々で
癒しを感じて頂ければ
幸いなこと
この上ありません
最後になって
しまいましたが
『きえい』さん
顧問の▽$◆さん
有難うございました
これからも
宜しくお願いします
「鉢に植え替えた
ガーベラの花が
咲いたね🌼
そんじゃ、また明日」
by ふぐとらちゃん
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黄肌鮪(キハダマグロ)の名前の由来
5月27日
Vol.4401
魚の呼び名の由来は
意外と単純なもので
今朝、沼津魚市場で
水揚げされていた
黄肌鮪も
そんな感じです
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
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志村弘信が
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今朝、沼津魚市場に行くと
黄肌鮪(きはだまぐろ)の
水揚げをしていました
キハダマグロを
水揚げした漁船は
伊豆下田の
浜都丸(はまとまる)で
漁場(ぎょば)は
伊豆七島の一つ
三宅島でした
船から揚げ
秤にかけられたら
売場に並べられていきました
サイズも色々でしたが
その中にいたのが
自分好みというか
自分向けの
ミニサイズです
ミニサイズのマグロ類は
目近鮪(めじまぐろ)と
呼ばれていますが
黄肌鮪の
幼魚なので
キメジです
秤にかけてもらうと
2,0キロでした
その後売場に並べ終え
競りの時間を
待つばかりとなりました
競りの都合もあるので
サイズごとに
並べられています
①40キロ台
②35キロ台後半
③30キロ台前半
④30キロちょい越え
⑤30キロちょい下
⑥20キロ台後半
⑦20キロ台真ん中
⑧30キロ下
⑨20キロ前後
⑩10キロ台後半
⑪20キロちょい越え
⑫10キロ台前半
このように分けるのは
目方ごとで
値段が
似たり寄ったりに
なるからです
ちなみに
自分の2,0キロは
規格外ということになります
仕入れを終え
『佳肴 季凛』に戻ると
熱血君が
「おはよう、親方🐡
定休日なのに
市場へ行って来たの?」
と、訊いてきました
「おはよう🐡
明日は市場が
休みだからね」
と、自分
「先週も先々週も
そうじゃね?」
「そうだよ
今年から
火曜日休みが
増えたからだよ」
「休みがなくなるじゃん」
「まぁね
休み明けに市場に行くと
バタバタしちゃうけど
月曜日に行けば
それがなくなるから
そういう意味じゃ
ありかなって感じ」
「そうなんだぁ~
で、この魚は
マグロっぽいけど・・・」
「キメジだよ
黄肌鮪の子供だから
キメジ
漢字だと
黄目近って
書くんだよ」
「へぇ~
黄肌だから
表面が黄色いの?」
「そうだよ
水揚げした直後は
もっと黄色いよ
もっと言うと
活きている時なんて
釣り上げられた直後なんて
こんな感じだよ」
「おぉ~
きれいな黄色じゃん」
「マグロって言えば
何で、鮪なのか
知ってる?」
「う~ん・・・」
「マグロ
↓
マクロ
↓
まくろ
↓
まっくろ
↓
真っ黒
だからだよ」
「えっ、またぁ~
冗談でしょ!?」
「いや、本当だよ
他にもあるけど
魚の名前なんて
そんなもんだよ」
「でもさぁ
今みたいに
キラキラネームありの
ご時世だったら
どういう名前に
なったのかねぇ~?」
「よくそんなこと
思いつくね」
「親方の性格が
うつったんじゃね!?」
「あぁ・・・(苦笑)」
水洗いを終え
片身だけ卸したら
骨付の身の方は
中骨の血の部分を
取り除きました
こうするのは
血が残っていると
鮮度が落ちるだけでなく
生臭みの原因に
なるからです
どちらも
キッチンペーパーに包み
軽く真空パックをしたのち
氷詰めにしておきました
「明日まで
お寝んねしていてね
キメジちゃん」
頭は
焼いてから
出汁を取るため
えらや血痕などを
取り除いておき
休日出勤が
終わったのでした
「親方の後輩の
お店のケーキじゃん
いつ見ても
んまそう🤤
そんじゃ、また」
by ふぐとらちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
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土鍋で炊いた桜海老と新生姜の炊込御飯
5月26日
Vol.4400
昨日の【特別会席】の
食事は
桜海老と新生姜の
炊込御飯でした
どちらも
旬の素材で
その美味しさは
ご馳走感を
さらに増してくれるものです
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
「おはよう、親方🐡
昨日の
桜海老と新生姜の
炊き込み御飯が
んまそうだったね~🤤
しかも
土鍋で炊きなんて
さらに、んまそう~🤤
今日は
その作り方を
話してくれるんでしょ?」
と、ミニふぐちゃん
「おはよう🐡
そうだよ」
と、答えました
昨日の
桜海老と新生姜の
炊込御飯は
【特別会席】で
お出ししたのですが
その他の料理に
ついてはこちらを👇
「そう言えば
生の桜海老って
殆ど使っているのを
見たことないけど・・・」
「そうだよ
分からない振りくらいに
仕入れたからねwww
乾燥の桜海老は
【胡麻だれ】を仕込むのに
使うけど
それこそ何グラムだから
使っているうちには
入らないよ」
「生ってことは
市場で仕入れたんでしょ?」
「もちろん!
仕入れたのは
一昨日だから
いつもみたいに
時計の針を戻すよ」
「はぁ~い♬」
ということで
一昨日の沼津魚市場です
桜海老を仕入れたのは
しらす、ちりめん干し等が
専門の問屋でした
桜海老は
国内では
静岡県の駿河湾でしか
水揚げされませんが
台湾でも
水揚げがあり
1988年の日本海洋学会の
発表により
駿河湾産も台湾産も
同種であることが
明らかになっています
桜海老漁は
深夜に行われ
早朝5時半すぎに
競りにかけられ
6時半過ぎに
届きました
桜海老漁は
春(3月末~6月中旬)
秋(10月末~12月末)
の年2回しか
行われていません
先程の問屋の店先では
注文ごとに
並べられていきました
自分が仕入れたのは
こちらです
朝獲れですので
頭の部分も
変色していません
ボウルに
氷を入れ
海水程度の濃さの
塩水を作ったら
桜海老を入れ
菜箸でかき混ぜると
ひげが取れ
2、3回繰り返したのち
ざるに上げておきました
「このままでも
食べられるんでしょ?」
「もちろんだよ
でも、甲殻類は
加熱した方が
甘味が出るからね」
そこが
素材を料理に
変える第一歩じゃん」
「そうなんだぁ~」
桜海老の後は
新生姜の仕込みです
きれいに洗い
桂剥きにしたら
千切りにし
水に晒しておいたのち
ざるに上げれば
下拵えの完了です
鍋に出汁を入れ
日本酒、塩
うす口醤油、みりんで
味を調えます
この時の出汁は
いわゆる一番出汁
だけではなく
普段使っている
天然の魚の出汁を
焼いてから
長時間煮出した出汁の
両方です
米と出汁は
同量なので
出汁の味こそが
炊込御飯の味を決めるので
ぞんざいには
出来ません
沸いてきたら
桜海老と
新生姜を入れ
弱火でアクを
すくいます
火が通ったら
火を止め
御飯の素が
出来上がりです
味を含めるため
明くる日まで
冷蔵庫へ
炊く時は
出汁と具を分け
その出汁で炊きます
御飯は
白米、もち米、押麦が
入っており
合計4合のうち
2,5合が白米
0,5合がもち米
1合が押麦です
出汁と米を土鍋に入れたら
火に掛けます
この時の火加減は
強火です
蓋をする必要は
ありません
理由は
中が見えないからです
電気釜は
蓋をしなければ
ONにならないかも
しれませんが
鍋で炊く分には
全く問題ありません
沸騰し
御飯が姿を現したら
具を入れ
蓋をすること5分
5分経ったら
火を止め
蒸らすこと5分
炊き上がりました
お席で蓋を取り
炊き上がりを
確認して頂いたら
再び厨房へ
そして仕上げです
仕上げに
ねぎ油を入れ
混ぜ合わせたら
桜海老と
新生姜の土鍋御飯が
出来上がりました
ねぎ油を加えることで
桜海老と新生姜の風味が
いっそう引き立ちます
お客様のリクエストを
伺った上で
献立を決めさせて頂く
【特別会席】は
自分にとっては
頼まれ事ゆえの
試され事でもあります
なので
この何年も
使うことがなかった
桜海老を使う引き出しを
開ける機会を
下さったのは
非常に有難いことです
ただ厨房で
料理を作っているだけでは
その引き出しの
中身を見つけることは
出来ません
そのためには
自ら魚市場に
出向いて
食材の状況を
見極めるのが
唯一の方法です
『佳肴 季凛』の
佳肴は
ご馳走を意味します
ご馳走は
自らの足で
素材を求めることです
そして
その素材は
時季ものが望ましく
それを手にしたら
凛とした姿勢で
向き合わなくては
なりません
言うは易く
行うは難し
精進の余地
大いにありです
「今日の更新で
4400なんて
ヤバいじゃん!
そんじゃ、また」
by 熱血君
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2024.5.26|魚 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
休市日の仕入れは、【特別会席】 用の鱧(はも)、鮑(あわび)、伊勢海老(いせえび)
5月25日
Vol.4399
料理のためなら
仕入れに
手を抜くことは
出来ません
ということで
休市日ですが
今朝は市場へ
行って来ました
いらっしゃいませ
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基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
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「おはよう、親方🐡
土曜日だけど
市場やってたの?」
と、ふぐとらちゃん
「おはよう🐡
休みだけど
前注文しておいて
取りに行って来たんだよ」
と、返しました
「そういう問屋さんが
いてくれると
助かるよね」
「そうだよ
個人の問屋さんは
かなり融通が利くし
何でもかんでも
大手重視じゃ
困るんだよ」
「働き改革って
なんなのかねぇ」
「無意味な
ただの理想論!
まぁ、現場のことを
あと1ミリでも
考えて欲しいよね」
「いやいや
『考えなさい!』が
正しいんじゃね」
「そうだけど
今日は
随分強いこと
言うね」
「誰かに
影響されたんじゃね!?(笑)」
「・・・・・」
休市日だったこともあり
沼津魚市場に着いたのは
6時前でしたので
夜も明け
完全な朝でした
休市日ですので
どこそこ
ガラ~ン
中に入り
向かったのは
活魚売場です
生簀には
山口県産の鱧(はも)が
2本入っており
ひと安心
【47-9】というのは
自分の買い番です
ブクブクをセットした
発泡スチロールに入れ
鱧の仕入れが終わり
活魚売場を出たら
こちらの問屋へ
店先には
自分の荷物が
既に用意されており
中を確認したら
鮑(あわび)を
鱧(はも)の
スチロールに移しました
伊勢海老は
このままで
鱧と一緒にしないのは
喧嘩して
共倒れさせないためです
ちなみに
鮑は韓国産で
伊勢海老は伊豆・下田産です
「こんな様子だと
かなり緩~い感じの
仕入れだったんだね」
「まぁ~ね
ただ、鮑以外の
下準備は
夕方になってからだから
流れとしては
結構バタバタに
なっちゃうんだよね」
「そうなんだぁ」
「しかも
今日は
すっぽんのコース用に
卸さなくちゃならないから
かなりハードだよ」
「そうなんだぁ
頑張ってね、親方」
「はいよ~」
ランチの営業が終わったら
すっぽんの仕込みです
すっぽんを卸す時は
仰向けにして
出て来た首を掴み
間髪入れずに
締めます
今日は
すっぽんは脇役なので
特に
お話しはしません
夕方になったら
鱧を卸すことにしました
頭の付根を掴むと
鱧の動きが
止まります
というのも
この部分に
心臓があるからです
締めたら
血抜きのため
海水へ
その時
神経を抜くため
脊髄に
針金を刺します
神経を抜くと
卸す時に
動ないからです
はらわたを抜き
ぬめりを取ったら
水洗いをしました
卸したら
鱧の下拵えで
欠かせない骨切を
しなくてはなりません
骨切包丁を出すと
ふぐとらちゃんが
やって来て
/ /
チャララ~
チャラチャッチャチャ
チャララ~
ラララララ~
\ \
と、必殺仕事人の
口ずさみ始めました
「どうでもいいけど
こんなの
よく知っているじゃん!」
「昭和歌謡とか
昭和なんちゃら
なんていうのが
よく出て来るから
覚えちゃったんだよ」
「そういうことね
何歳かと
思ったよ~」
「昭和世代の親方とは
別の時代ですので・・・(笑)」
骨切を終えたら
鱧料理の
マストアイテムの
落とし(湯引き)用に
包丁し
この後は
伊勢海老を
焼物用に
準備しておきました
「今更だけど
ハモあり
アワビあり
伊勢エビあり
ってことは
今夜の予約は
【特別会席】・・・?」
「もちろん!
どっかに書いて
なかった?」
「無いよ
バタバタしていたから
それどころじゃ
ないんじゃね」
「そうかもね
車が停まったから
鱧を落としにするから
離れていてよ」
「はぁ~い♬」
ということで
今夜の献立です
◆先付(さきづけ)
もろこし豆腐
◆揚物①
鮑の天ぷら
鮑の天ぷらに添えるのは
肝醤油です
鮑の天ぷら自体が
美味しいのは
言うまでもありませんが
肝醤油で召し上がると
その美味しさは
2倍ではなく
2乗となり
まさに
King of 天ぷらです
◆刺身
鱧(はも)の落とし
鱧の落としに添えるのは
梅肉醤油で
鱧には欠かせません
また
今シーズン初入荷が
一昨日ですので
ザ・走りです
◆小鍋
国産牛のしゃぶしゃぶ
具材は
玉ねぎ、人参
えのき、くずきり
豆腐で
熱々の出汁を
はってから
お出しします
◆食事
桜海老と新生姜の
炊込御飯
炊き上がったら
このまま
お出しした後
下げてから
ねぎ油を
少し入れ
混ぜ合わせたら
茶碗
お新香と共に
お出しします
普段なら
食事は
最後にお出しするのですが
お酒を飲まれない方も
いらっしゃるので
途中でお出ししました
◆留椀(とめわん)
蜆(しじみ)の味噌汁
◆焼物
伊勢海老の
具足焼(ぐそくやき)
具足とは
武士の
甲冑(かっちゅう)のことで
それに見た立てているので
このように
呼びます
◆揚物②
岩牡蛎(いわがき)の
天ぷら
小ぶりながら
濃厚な味わいは
天然ゆえの
美味しさです
◆蒸し物
鱧しんじょう蒸し
◆デザート
シャインマスカットか
桃のアイスの二択
「 今夜の献立は
西京焼も入っていないし
土鍋の炊込御飯だったり
いつもと
雰囲気が違うよね~」
「そうだね
常連さんだから
色々と工夫が
出来るんだよね」
「ってことは
通わないとダメ
ってことなの?」
「そうじゃないよ
ブログとか
SNSでもいいんだけど
載っていた料理を
言ってもらえれば
用意が出来るからね
そういうことを
言ってもらっても
困んないように
アンテナを高く
張っておかなきゃ
ならないんだよ」
「そういう料理が
今日はあったの?」
「桜海老と新生姜
の土鍋御飯だよ」
「親方が直接
市場に行っているから
出来るようなもんじゃん」
「そうだね」
料理に限らず
ご要望、ご予算など
可能な限り
対応させて
頂いておりますので
お気軽に
お問い合わせ下さい
「桜海老と新生姜の
土鍋御飯
んまそ~だったね🤤
明日は
作り方を
話してくれるんだって
そんじゃ、また🐡」
by ミニふぐちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
当店のお取り寄せや
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召し上がった方々が
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ご興味、ご関心のある方は
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自分史上最多の66本の天然とらふぐは、唐揚げ用
5月24日
Vol.4398
昨日仕入れた
チビとらこと
小さいサイズの
天然とらふぐについて
今日もお話しします
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
先ずは
「合計67本で
親方史上最多って
書いてあったけど
これまでの最多って
どれくらいなの?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきました
「全く覚えていないよ
30本か
40本とか・・・」
と、自分
「で、活〆にしてきたけど
刺身用なの?」
「骨ごとぶつ切にして
唐揚げ用だよ」
「全部?」
「そうだよ」
「刺身とか
ふぐちり用には?」
「刺身だと
大して身も
取れないし
あらの部分を
ちり用に仕込んでいたら
終わるのが
明日の朝になっちゃうよ」
「え゛~っ
じゃ、どうするの?」
「ぐる剥きにして
皮ごと
あらの部分も
取っちゃうんだよ」
「ってことは
皮も使わないの?」
「使わないし
やりきれないよ
明後日まで
かかるかも・・・」
「マジで?」
「知らんけど・・・(笑)」
「このサイズって
チビとらって言うんだよね」
「そうだよ
500グラム以下が
基準だよ」
「その基準って
親方が言っている
だけでしょ?」
「そうだよ
で、チビとらよりも
ちっちゃい君達は
ミニふぐなわけ」
「あはは・・・
で、サイズで
呼び名も
色々あるんだよね」
「そうだよ
こんな風にね
①チビとら
0,5キロ以下
②並とら
0,6キロ以上
2,5キロ未満
③BIGちゃん
2,6キロ以上
4,0キロ未満
④ジャンボちゃん
4,0キロ以上
番外で
君達のミニね」
「早くしないと
ランチの営業に
間に合わないから
早く始めないと・・・」
「じゃ、始めるよ」
「あのさぁ
時間が無いのは
分かっているんだけど
目方を計って
欲しいなぁって・・・」
「う~ん、嫌って
言いたいけど
折角だから
計ってあげるよ」
「わぁ~い
ありがとう、親方♬」
ということで
この 2本を
秤にかけてみることに
しました
大きい方は
459グラムで
小さい方は
296グラムでした
先程お話しした
ぐる剥きとは
尻びれ
背びれを切り落とし
頭の付根に包丁を入れたら
頭を掴んで
皮を剥く方法のことです
皮を剥いてくれるのは
ほぼほぼ
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんです
「真由美さん
どう?」
「どうもこうも
とりあえず
剥くだけ
剥かないとね」
「前にも言ってたけど
こういう単純な作業って
意外と好きなんでしょ?」
「そうそう
活きているのだから
少し剥きづらいけどね」
「親方、真由美さんが
そんなこと
言っているけど
そういうもんなの?」
「そうだよ
だから
深めに包丁を
入れてあるんだよ」
剥き終えたら
冷蔵庫にしまい
チビとら大作戦は
一時中断のため
掃除をしました
その後
ランチの営業時間が
終わったら
水洗いの開始です
真由美さんが洗ったものを
自分が手直しをし
水洗いを終えた
真由美さんが
拭き上げでくれました
拭き上げたのが
こちらです
「さっき67本って
言ってたのに
11本が6列で
67本だけど・・・」
「実はさぁ
ハイブリッドが
1本いたんだよ」
「トラフグとは
違うよね」
ハイブリッドとは
交雑、要は
合いの子のことです
「でしょ
とらふぐと真ふぐの
ハーフで
ハイブリッドだよ」
「 どっちも
食べられるふぐなのに
どうして
食べられないの?」
「 何ふぐか
分かんないから
ダメなんだよ」
「そうなんだぁ
何だか損した気分に
なっちゃうね~」
「まぁ~ね
あんだけあれば
生簀のを
確認している余裕なんて
無いからね」
「こういう時って
どうなっちゃうの?」
「どうなるって?」
「食べられないものを
買ったわけだから
返金してくれるとか・・・」
「自分の確認不足だから
ダメだよ」
「ありゃりゃ・・・😢」
今度は
唐揚げ用に
包丁しなくてはなりません
同じ形ごとに
まとめたら
中骨に残っている血を
取り除くため
針金を通します
唐揚げにするので
そのままでも
構わないのですが
このひと手間が
揚げた時の雑味を
取り除くことが
出来るのです
「ここまでする
親方のふぐ愛って・・・」
「ふぐ愛っていうか
こういう手間が
本当の仕事で
お金をもらう以上
出来る限りのことを
しないとね
丁寧な仕事こそ
美味しさだからね」
「深過ぎる・・・
恐れ入ったよ」
「分かっては
いると思うけど
とらふぐだけじゃなく
どんな料理にも
言えることだからね」
「もちろんだよ~!」
全て真空パックが
終了し
あとは
冷凍するだけです
「これは・・・?」
「これは
知り合いの居酒屋さんに
分けてやる分だよ」
「そんなことして
あげるの?」
「まぁ~ね
自分の分は
56本だから
唐揚げ用は
100個ちょいかな
フグ類の仕込みは
手間が掛かるからね
特別に分けて
あげるんだよ」
「そうなんだぁ~」
実は、とらふぐでは
なかったのですが
こういうことが
出来るのも
お互いが市場に
行っているからこそです
仕入れが
一番の目的ですが
色んな人との
付き合いが生まれるのも
魚市場の良い点の
一つでもあります
また、よその人なら
変な詮索をする
必要もなく
きれいな気持ちで
付き合えるのは
新鮮な魚を仕入れることと
同じくらいに
尊いことです
人付き合いの
大切さは
人生においては
欠かすことが出来ません
そんなことを
忘れることなく
魚市場に通い
美味しい魚と
人生の糧を
仕入れる醍醐味こそが
我が道なのです
「昨日は
今シーズン初のハモも
仕入れて来たんだね
そんじゃ、また🐡」
by ふぐとらちゃん
中尾彬さんを偲んで、天然とらふぐを爆買い
5月23日
Vol.4397
世にも不思議な事は
あるものです
今朝、全部のとらふぐ(天然)を
爆買い出来た訳は
ある方が
降臨されたのかも
しれません
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
沼津魚市場から
戻って来ると
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんが
発泡スチロールを
開けました
それこそ開口一番
\\ 何これ~!?//
真由美さんの声に
気付くと
ミニふぐちゃんが
やって来ました
「真由美さん
どうしたの?
そんなに大きな声で・・・」
「どうもこうも
これこれ!」
「ねぇ~親方
トラとかトラフグの
札だけど
もしかして・・・」
「大きな声じゃ🐡
近所迷惑だから🐡
中にしまうよ🐡」
「はぁ~い♬」
改めて見た
ミニふぐちゃんが
訊いてきました
「さっきの札って
目方と本数なのは
分かるけど
どんだけ~」
「30キロ弱で🐡
約60本🐡
正確な数と🐡
目方を確認していないから🐡
数えてみるかい🐡」
「っていうか
数えたいんでしょ?」
「もちろん🐡
由比※のが🐡
こんだけで🐡
※由比(ゆい)
静岡市清水区の
漁港
網代※のが🐡
これ🐡」
※網代(あじろ)
同じく熱海市の
漁港
「どうでも
いいけど
🐡だらけなんだけど」
「そりゃそうでしょ🐡
ふぐRUSH※が🐡
6倍になったんだよ🐡」
※ふぐRUSH
一度に天然のとらふぐを
10本仕入れることです
「6倍になることって
何て言うか
知ってる?」
「3倍のトリプルまでしか🐡
知らないけど🐡」
「セクスタプル
って言うんだって」
「よく知っているね🐡
どうせ🐡
Google先生に🐡
訊いたんでしょ?🐡」
「えへへ・・・♬
そんなことより
もしかして
市場にあった分を
全部仕入れたとか?」
\\ B🐡I🐡N🐡G🐡O🐡 //
「いつまで
🐡を続けるの?
もしかして
本数分とか・・・?」
「そのつもりだったけど🐡
卸す前に🐡
疲れちゃいそうだから🐡
ここまでにするよ🐡」
「でも、市場に
あった時って
どんな感じだったの?」
「じゃあ
いつもみたいに
市場に戻るよ」
「わぁ~い🐡
親方のが🐡
うつっちゃったよ🐡
ヤバっ🐡」
ということで
今朝の沼津魚市場
4時半現在
ほぼ夜明け状態です
構内に入り
一番最初に
お決まりの活魚売場へ
生簀には
網代(あじろ)産の
とらふぐが
2,0キロで6本
別の生簀には
由比産の山が7つ
①1,6キロ(4本)
②1,9キロ(4本)
③2,2キロ(5本)
④5,0キロ(11本)
⑤5,0キロ(13本)
⑥6,8キロ(19本)
⑦2,7キロ(5本)
そして
競りの結果
全てGET!
さてさて
願いましては
5,0なり 6,8なり
5,0なり 2,0なり
2,4なり 2,2なり
1,9なり 1,6なり
では 26,9キロ
続いて
願いましては
13なり 19なり
11なり 6なり
5なり 5なり
4なり 4なり
では 67本!
ということで
26,9キロ 67本でした
全ての生簀のとらふぐを
2つにまとめると
うじゃうじゃ
取り出し
締めることにしました
締めたら
容器の中へ
ざるに移し替えると
てんこ盛り!
8山全て
爆買いしたので
知り合い達曰く
「タグを付けて
放流すれば!?」
「このまま餌をやって
育てれば!?
などなど
いじられまくり
が、しか~し
MAXで
萌え燃え・・・💝
「っていうわけ
だったんだよ」
「超絶ヤバっ!?」
「多分、この量は
自分史上最多なんだよ」
「“ふぐに魅せられし
料理人”の親方の最多!?」
「そうだよ」
「そうなんだぁ~
ところでさぁ
ずっと前に来た
中尾彬さんが
亡くなったのを
知ってる?」
「知ってるよ
季凛ていうか自分達の
テレビデビューだったから
忘れるわけないじゃん!」
「そうだよね
今でも
お客さんに
聞かれたりするよね」
「そうだよ
しかも、ふぐだったし」
その時の放送の様子を
3回に分けてあるので
画像をタップまたは
クリックして下さい
🐡前編篇
「それにしても
親方も真由美さんも
若っ!」
「10年ちょい前だもん
そんなの経つんだぁ~」
「3つ全部読んだけど
ここは今でも
変わんないね」
「そうだよ
こここそが
自分の原点っていうか
立ち位置だしね」
「あと、これも
変わんないし
おしどり夫婦の
中尾さんと
池波志乃さん達と
お~んなじだし♬」
「あはは・・・
大人をからかわない!(笑)」
「でも、亡くなった
中尾さんが
降りて来たから
ふぐRUSHっていうより
8山全部
爆買い出来たんじゃね!?」
「どうだろう
たださぁ、無いわけは
無いだろうね
まぁ、ご冥福を祈ろうよ」
「そうだね」
「そんなことより
じゃんじゃん始めるよ🐡」
「あっ、また🐡だ!」
「そうだよ
ってことで
この続きは、明日ね🐡」
「はぁ~い♬
仲良し子吉で
頑張ってね」
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
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ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
次女が作ったパンを見て、料理をする意味を考えてみた
5月22日
Vol.4396
次女が作ったパンを
見たら
料理を作る意味を
考えてみました
そんなことを
考えていたら
自分自身のことまで
考えてしまい・・・
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
「親方が作ったの?」
と、熱血君
「いやいや
作ったのは
★※▽ だよ」
と、自分
★※▽とは
4月から
専門学校に通い始めた
次女のことです
「え~っ
調理師学校とか
製菓学校にも
通い始めたの?」
「まさか
Wスクールな
わけないじゃん」
「そうだよね~
ってことは
趣味で焼いたの?」
「そうだよ
簡単に作れる
キットみたいなものが
スーパーでも
売っているんだって」
「で、肝心の味は
どうだったの?」
「普通に
美味しかったし
あのレベルが
うちで作れるなら
色んな意味で
ありだよ」
「へぇ~
でも、パンって
作るのに
手間がかかるって
聞いたこと
あるけど・・・」
「そうみたいだよね」
「みたいってことは
親方は
作ったことないの?」
「パンもだけど
お菓子もないよ」
「デザートの
アイスとかムースは
作っているのに?」
「お菓子って言っても
オーブンを使う
焼菓子だよ
それに、和食じゃ
オーブンは
殆ど使うことは
ないからね」
「そうなの!?」
「フレンチとか
イタリアンは
オーブンがなきゃ
仕事にならないからね
同じ焼くでも
和食の場合
グリルで焼くのが
焼くって
ことだからね」
「ジャンルが違うと
焼くっていう
意味が違うんだぁ」
「そうなんだよ
所変われば
何とかって
言うじゃん」
「へぇ~」
次女が焼いたパンが
こちらです
◆チョコチップパン
◆白パン
◆チョコチップメロンパン
「ここまで
うちで作れるなら
いいよね~
今度、親方も
やってみれば」
「遠慮しておくよ」
「何でも作ったり
試さないと
気が済まないのに?」
「パンって
嫌いじゃないんだけど
食べた気がしないのが
ダメなんだよね
サンドイッチだったら
3パックは
食べないと・・・」
「それって
6枚ってことじゃん
食べ過ぎじゃね?」
「そうは言っても
お腹にたまんないじゃん」
「言われてみれば
そうかもしれないけど」
「あと
菓子パンは甘いし
やっぱ
お菓子だから
食べているうちに
飽きちゃうんだよね」
「分かんない
わけでもないけど・・・」
「やっぱ
米だよコメ!」
「結局
日本人は
米だよね」
「和食の料理人だから
これでいいのだ!
じゃなかった
米でいいのだ!」
「米だけに
上手いじゃなかった
美味いこと言うね~」
「じゃあ
座布団一枚じゃなくて
米一俵で!」
「👏👏👏」
キットを使うにせよ
料理を作ることは
非常に大きな
意味があります
①食べたいものを
食べることが出来る
②体調管理が可能
③生涯
役に立つスキル
④料理で
他人を喜ばせることが
出来る
⑤自己表現のツール
⑥創造力が
豊になる
探せば
料理をする理由は
限りないはずです
自分の場合
学生時代の
鮨屋でのアルバイトが
料理の始まりでした
それについては
最初は
ホールでの仕事だけでしたが
偶然、仕込みを
手伝ったことで
一気にスイッチが入り
その時から
悶々としていた生活と
訣別することが
出来たのです
料理の世界に
足を踏み入れ
3分の1世紀が経ちました
料理の技術は
まだまだですし
いわゆる
オーナーシェフ
となってからは
自身の人間作りの
難しさを感じています
さらには
大きな壁を
感じることも
多々あります
料理の技術と
人磨きを
やり遂げるまでは
いたずらに
日々を過ごすわけには
いかないのです
「今日はバスが
来たんだね
お疲れさま~♬
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
当店のお取り寄せや
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