大晦日は、1700回目
今日は、
大晦日ということで、
お持ち帰り料理の『言祝ぎ』を、
仕上げ、その後、
お持ち帰りのふぐ料理の『ふくはうち』を、
仕上げました。
途中、ふぐ刺を引いていると、
天然のとらふぐの仕入れ先の一つでもある三重県熊野市から、
6日遅れのクリスマスプレゼントにして、さらに、4日遅れの誕生日プレゼントにして、そして、1日早いお年玉である鰹が、届きました。
自分の鰹好きを知っているゆえのサプライズで、嬉しい限りで、
このように、刺身に仕立て、大晦日の晩餐のメインとして、堪能したのですが、自分の鰹好きについては、こちらをお読みください。
ところで、今回の記事が、1700回目の更新となりました。全く気にせず、更新していたところ、12月の半ばに、これまでの記事と、更新のペースを数えていたところ、偶然にも、重なった次第です。
また、数えてはいないものの、半年ぐらい、連続で更新しているような感じですが、そんなことはさておき、これにて、本年のブログも、これで最後です。
お付き合いくださった皆さま、一年間、どうも有難うございました。来年も、どうぞよろしくお願いします。
平成28年の晦日
今日は、明日の大晦日の持ち帰り料理の『言祝ぎ』と、『ふくはうち』の仕込みに、追われていました。
『ふくはうち』のふぐちりの材料を、
仕分けたり、
出汁用の昆布や、
リーフレットの準備をし、その後、ふぐちり用の野菜を、
包丁しました。
また、大晦日用ですので、いつもとは異なり、
梅の花に型抜きをした大根と京人参を、下茹でしておきました。
その後、
薬味用の葱と紅葉卸しを、カップに入れたり、
ひれ酒用のひれや、
ポン酢を、準備しておきました。
『ふくはうち』の仕込みや準備の後は、『言祝ぎ』の揚物の仕込みに、
取り掛かり、ずわい蟹の爪、
海老、
烏賊に、衣をつけたり、
焼物のサーモンの西京漬に、串を打ち、明日の仕込みは、殆ど終わり、夜の営業時間となりました。
そして、お客様がお帰りになった後、
テーブルをつなげ、
器を、
準備し、厨房では、
明日の道具を用意しておきました。
最後の最後に、
ふぐ刺用のふぐを、晒で包みなおし、明日の準備が終わりました。
泣いても笑っても、明日で、平成28年も終わりです。首尾良く仕上げ、一年を終えたいものです。
『言祝ぎ』と『ふくはうち』の器
沼津魚市場の周辺には、包装資材などを扱う専門店があり、配達もしてくれるのですが、仕入れに行ったついでに、
立ち寄ることもあり、早朝ですので、この時季だと、まだ暗い時もあります。
12月になると、
店内には、お節料理や正月の御席で使うための小道具というか、飾りものが並べられます。
『佳肴 季凛』では、大晦日のお持ち帰り料理として、
揚物と焼物を盛り込んだ『言祝ぎ』と、
ふぐ料理の『ふくはうち』を御用意するので、
このようなものが必要ですので、買うことにしたのですが、決め事はなく、その時の気分で、自分が選ぶものです。
どちらも、持ち帰り用の料理ですので、器も使い捨てのもので、これらは、築地の包装資材店から、
取り寄せました。
中を開けると、
器と、
蓋と、
器が、それぞれ入っていました。
準備が整い、あとは、仕込みを始めるのみで、明日は、本年最後の営業日です。今年も終わりが、いよいよ近づいてきました。
季節外れの鱧(和歌山県産)
今朝、沼津の魚市場の活魚売場に行くと、
水槽の前に、
大きな発泡スチロールが、3つ並べられており、活ハモと書かれていました。
それぞれには、産地である和歌山の札と共に、
8本入、6,0キロ、
7本入、5,9キロ、
9本入、5,8キロと書かれており、中を見ると、
活きた鱧が、入っていました。
鱧と言えば、夏が旬の魚で、例年、10月末ぐらいまでの入荷ですが、12月末に、これだけ入荷してくるのは、珍しいことです。
鱧は、延縄という漁法で、水揚げされるのが、一般的なのですが、定置網にもかかることがあり、三年近く前に、興味があって、三重から、仕入れたことがあり、その時の様子については、こちらをお読みください。
特に、入り用もなかったので、今朝は、素通りしました。
ところで、暮れということで、
冷凍ものを扱う売場や、
問屋では、正月用の蟹が、山積みされていました。
これを見ると、やはり暮れらしいのですが、年々、このように売場に並ぶのも、20日過ぎくらいで、時代の流れというか、変化を感じます。
今年も、あと僅かです。無事に過ごせるよう、頑張ります。
46歳の誕生日つれづれ
今日は、昼過ぎから、
夕方上がりのお弁当のご注文を頂いていたので、
その仕上げに、
取り掛かりました。
盛り付けるのは、
いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、そんな様子を尻目に、
自分は、
夜のご予約のふぐちりや、
ふぐ刺を盛り付けたりと、夜の準備をしていました。
そうこうしていると、
お弁当は、
このように、
仕上がり、
お客様が引き取りに見えるのを、
待つばかりとなりました。
お弁当の盛り付けや、ふぐ料理の準備を、同時にするというのは、
大晦日のお持ち帰り料理の『言祝ぎ』と、
『ふくはうち』の予行練習さながらの雰囲気でした。
夜の営業時間になり、お客様がお見えになると、
ふぐ刺、
ふぐの唐揚げ、
焼白子などをお出ししたのですが、今日のふぐは、静岡県産の天然のとらふぐでした。
この御席以外のお客様もいらっしゃったので、片付けに追われてしまい、
冬休みということもあり、下の娘が、手伝ってくれました。
ところで、娘のエプロンですが、
ディズニーのキャラクターの“ラプンチェル”を、デザインしたもので、
一昨日(25日)の朝、
サンタさんが、
届けてくれたものでしたが、小学校5年生ということもあり、こんな小細工が出来るのも、これが最後かもしれません。
この日、エプロンをプレゼントとして、もらった娘は、「これって、もっとお手伝いをするようにって、ことかなぁ・・・。」と、真由美さんに言っていたらしく、早速、効果を発揮してくれたようで、我ながらのアイデアに、関心してしまいました。
ようやく、片付けも終わり、住まいのある2階に行くと、
娘お手製のバースデーカードを、もらいましたが、27日の今日は、
自分の誕生日で、46歳になりました。
開くと、
このように、
書いてあったのですが、
気をつけてではなく、気おつけてとあり、冬休みの宿題を、お手伝い以上に、やってもらわないと・・・。(笑)
また、冬休みのお手伝いと言えば、先日は、
ひれ酒に使うふぐのひれを干してくれ、熱中するあまり、
冷たいコンクリートの上に座ってしまいましたが、風邪を引くと困るので、注意しましょうね・・・。
かくして、46歳の誕生日の一日は、無事に過ぎていったのでした。
昨日のリベンジは、静岡産の2本
昨日に引き続き、
今朝も、沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。
この売場の生簀に、
焼津産のとらふぐ(天然)が、
4本入荷していたのですが、
お互いが噛み付き合って、内臓が出ていたり、
皮がはげていたりと、状態も悪かっただけでなく、この時点で、静岡の魚市場に通う富士市内の魚屋さんから、2本入荷があることになっていたので、セリの流れ次第で、仕入れることにしたのですが、予想以上の高値に驚いて、市場を後にしたのでした。
『佳肴 季凛』に戻り、ひととおりの仕込みを終えたら、
市内の魚屋さんに向かい、
2本とも締めて、持ち帰って来ました。
まな板に乗せ、
卸すことにしたのですが、昨日のこともあり、ひと安心すると共に、萌え燃え・・・❤
卸したら、
いつもの流れで、
斯く斯く然々(かくかくしかじか)にして、
下拵えが終わり、お客様にお出し出来る良さげな白子が、1本に入っていました。
ところで、天気予報によると、明日辺りから、時化そうなので、仕入れ先の浜の状態が気になるばかりでなりません。
ともかく、それなりの水揚げ、入荷があることを祈るばかりで、気を揉む暮れになるのだけは、避けて欲しいものです。
4本全て、撃沈・・・
今朝は、
沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。
昨日の時点で、焼津の問屋さんから、天然のとらふぐ(焼津産)を送ったとの連絡をもらっていたので、この売場の生簀を見ると、
1,1キロと、
1,0キロのものが、
1本ずつ、入っていました。
また、輸送中に死んでしまったものも、
2本あり、合計の目方は、1,9キロでした。
仲買人と作戦を立て、セリに臨んだものの、4本全て、あえなく撃沈の憂き目に遇い、萌え燃え・・・❤とはならず、萎え萎え・・・↓
明日以降のリベンジを期待し、ひととおりの仕入れを終え、市場を後にしたのでした。
オキシジミ
先日、沼津の魚市場の貝類を扱う売場に行くと、
沖蜆(オキシジミ)なる貝を、
初めて目にしました。
ご覧のように、三重県産で、沖蜆は、小さめの蛤ぐらいの大きさをしており、一般的な蜆(しじみ)とは、全くの別物で、普通の蜆のように、淡水ではなく、海に棲んでいるいうことを、教わりました。
ちなみに、この日、
入荷していた蜆は、愛知県産、
青森県産、
島根県産でした。
先ほどお話ししたように、初めて見た以上、当然食べたことがないので、試食するため、沖蜆を仕入れてみることにしました。
ボウルに沖蜆を入れたら、
水洗いをしてから、
バットに、
日本酒と一緒に、
入れたら、
蒸すこと、約10分。
このように、
開きました。
名前こそ、蜆とついていますが、蜆とは、全くの別物で、身は、赤みがかっており、浅蜊と蛤の中間のような味わいで、出汁も同様で、貝類独特の風味をしており、なかなかでした。
まだまだ、知らない食材も多く、こういったものに出会えるのも、自ら、市場に通っているからで、大いに、勉強、精進の余地ありと、再認識したのでした。
年内のランチの営業
年内は、
30日まで営業し、
定休日である月曜日の26日も、営業しますが、ランチの営業は、
今日から、お休みさせて頂いております。
そんな今日、東京・築地から、
千葉県勝浦産の生の本鮪が届いたのですが、前回と全く同じ産地で、勝るとも劣らないレベルのものでした。それについては、こちらをお読みください。
もしかすると、今年の鮪ランキングで、どちらも上位にランクインする可能性もあります。今年も、あと一週間ですが、どうぞ宜しくお願いします。
★★★ 大晦日お持ち帰り料理『言祝ぎ』 ★★★
当店では、大晦日のお引き渡しで、揚物、焼物を盛り込んだ特別料理『言祝ぎ』(おひとつ 5,800円)のご予約を承っております。
数に限りがございますので、お早目のご注文、お待ちしております。詳細については、お電話にて、お問い合わせください。
特大のイシガキフグ
前回のお話しで、最後に書いたように、今回のお話しは、珍しいふぐについてです。
今週の月曜日、沼津の魚市場の活魚売場に行くと、
針千本(ハリセンボン)が、
2本、入荷していました。
1本は、
4,0キロの特大サイズで、もう1本が、
1,5キロでしたが、針千本とは書いてあっても、イシガキフグというのが、正式名です。
また、こういう変わり種が好きな人がいて、
親しくしている沼津市内の居酒屋さんのご主人も、その一人で、興味深そうに、というより、物欲しげに、物色していましたが、この日は、あえなく撃沈の憂き目に・・・。
また、この方は、こういう変わり種のフグ類で、ふぐ提灯を作るのが得意で、
先日も、ハリセンボンで、ふぐ提灯を作ったとのことで、それについては、以前お話ししたことがあります。
フグ類の変わり種だけでなく、他の魚の変わり種を集めて、水族館状態にすることが好きらしく、お店の水槽は、水族館さながらのとのことです。
自分のふぐ愛もさることながら、この方の変わり種好きも、かなりのもので、市場で会うと、妙な話題に花が咲くことも、しばしばで、これも、市場へ行くことの楽しみの一つでもあると同時に、良い刺激でもあるのは、確かで、そう思うと、市場がもう少し近ければと、ついつい思ってしまう自分です。
★★★ 大晦日お持ち帰り料理『言祝ぎ』 ★★★
当店では、大晦日のお引き渡しで、揚物、焼物を盛り込んだ特別料理『言祝ぎ』(おひとつ 5,800円)のご予約を承っております。
数に限りがございますので、お早目のご注文、お待ちしております。詳細については、お電話にて、お問い合わせください。