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もっとおいしいお話し

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西京焼専門店というより、メインの【佳肴季凛】 

Vol.4069

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月30日)は

西京焼専門店なのか

どうかについて

おは

西京焼を追加した会席料理について

お話しします。


「今夜のサワラといい


夕べのブリと


サーモンといい


どれもこれも

いいよね。」

と、ふぐとらちゃん。

「そりゃあ

自分が沼津の魚市場で仕入れて

仕込んだものだから

愛着もあるしねぇ。」

「愛着って、凄くね!?」

「凄いかどうかは知らないけど

気に入ったもので仕込んでいるから

そうなるよね。」

「確かに、そうかも・・・。

それよりも

この3つのうち、どれがいい?」


「自分は断然

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG2548.jpg

鰆(さわら)だね。

ただ、鰆は初夏から

秋の終わりまでは

良いのが無いからね。」


「じゃ、このサワラは?」

「これは、4月に仕込んだものだよ。

真空パックして

マイナス25度で冷凍してあるから

ほぼフレッシュ状態!」 

「そっかぁ~。

僕達はどれもこれも

美味しそうだけから

親方に任せるよ。」

「かしこまりました♬」


「そう言えば

昨日の夜のお客さんには

サーモンと

ブリを出していたけど・・・。」


「そうだったね。

このお客さんは

西京焼が好きってことで

追加でサーモンを出したんだよ。」

「え゛っ、ダブル西京焼ってこと!」

「そう、西京焼の2枚出し。」

「そんなこと、あるの?」

「あるも何も

そういう注文だったしね。」

「でも、どういう流れで出したの?」

「コースの西京焼が鰤で

追加がサーモン。

ただ、知ってると思うけど

コースの最後に

食事と西京焼を出す流れだから

追加だけど途中に

サーモンを出したんだよ。」

「へぇ~。

それって、親方が決めた流れ?」

「いや、お客さんが来てから

訊いたんだよ。」

「そうなんだぁ~。」

「予約の時に

『コースの中に

西京焼は入りますか?』って

訊かれたから

『鰤をお出しします。』って

答えたんだよ。」

「うんうん♬」


「そうしたら

『追加で頼めるんですか?』って

訊かれたから

答は、もちろんイエスでしょ。」

「だよね~。」

「で、ランチメニューを見て

サーモンを選んだんだよ。」


「そうだったんだぁ~。

常時4種類あって

今日の鰆みたいに

時季によって

1、2種類増えるんでしょ?」

「そうだね。

魚が何になるかは

仕入れ次第だけどね。」

「ここまでになるってことは

西京焼専門店みたいじゃん!」

「西京焼専門店が

どんなのか分からないけど

西京焼がメインっていうか

看板であるのは

間違いないよ。」


「だから、ショップカードに

西京焼が

載っているんだよね。」

「そうだね。」

「そんでもって

親方と真由美さんが

ふぐファミリーを抱っこしている写真が

ショップカードの裏なんだよね。」


「ふぐ料理も看板だからね。」

※真由美さんとは

 女将兼愛妻(!?)のことです。

「前から気になっていたんだけど

二人の写真って

僕達と似てね?」

「似ているっていうか

うちら二人をモチーフにしたのが

ふぐとらちゃん達なんだよ。」

「そうなんだぁ。

でも、二人みたいに

僕達も仲良しだよ。」

「いいじゃん

仲よき事は美しき哉

っていうからね。」


当店は

西京焼とふぐ料理を看板にしており

それらの専門店ではありませんが

どちらもメインにして

柱であるのは間違いありません。


ふぐ料理を除き

ランチ、夕席の全てのコースに

西京焼をお出ししているので

やっぱり専門店・・・!? 


「アイスに仕込むメロンが

やっと熟したね。

それじゃ、また🐡」 by 熱血君 

新しい温蔵庫

Vol.4068

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月29日)は

月1の“ふぐの日”だけに

いつも以上に

ふぐふぐしく・・・🐡




「ねぇねぇ、親方

新しい温蔵庫のことを

ブログに書いていないけど

いつ話すの?」

と、ミニふぐ。


「あぁ、そうだったね~。

「今でしょ!」の林修先生、東大生時代は体重100kg超だった!合コンでも「あんなデブとは付き合えない」と散々 | ガールズちゃんねる ...

今日でしょ。」

「古くね。

先週届いたんだから

早めに話さないと・・・。」


「まぁ、流れとして

言ってみたけど

確かにね~。


食材じゃないけど

食べるものを扱う以上

鮮度が落ちないうちに

話さないとね。」

「そうそう。

じゃあ、今日はそれでね。」


温蔵庫が臨終を迎えたのは

4月半ばのことでした。


実は、“死亡診断書”をもらう前に

不具合が判明したので

2か月も不在。


不在だった理由は3つです。

①ゴールデンウィークを挟んだため

②受注生産のため

納期まで最低一か月を要す

③受注書の行き違い




温蔵庫を使う一番の目的は

蒸し物を保温しておくためです。


お客様が重なった場合

スチコンのみで対応でした。

スチコンとは

スチームコンベクションオーブンのことです。


使っていた道具が無いと

普段とは違う流れで

仕事をこなさなくてはならないので

この2か月間

かなりハードな仕事を強いられました。

そんな状況も

ようやく先週で

お仕舞となった次第です。 


そんな先週の水曜日の午後

新しい温蔵庫が

外で待機しており


中では

温蔵庫の機能を失い

大きい箱と化した温蔵庫の

撤去を始めていました。


「撤去って言っても


キャスター付きだから

大した作業じゃないんだね。」


車に乗せられた古い温蔵庫見ると


「あぁ、いよいよ

お別れだね👋👋👋」

「そうだね。

長い間、お疲れ様。

どうも有難うね。」

と、見送りをしました。



中に戻ると


「無くなると

意外と広いんだね。」

「そうだね。

完全に空っぽになるのは

分からない振りだよ。」


その後

温蔵庫は

無事に

収まりました。


ちなみに、温蔵庫にの隣にあるのが

スチコンです。



「新しい温蔵庫は

半分くらいのサイズだけど

どうしてなの?」

「今までのは

季凛にリニューアルする前から

使っていたもので

その頃は

2階が客席だったから

大きい温蔵庫を使っていたんだよ。」

「へぇ~。

何年くらい前なの?」

「季凛になって

9月で15年だから

20年くらい前になるね。」

「それじゃ

温蔵庫も歳を取るわけだね。

折角だから

中を見せてくれる?」


「かしこまりました。

こちらが温蔵庫になります。」


「わぁ~

ピカピカじゃん✨」 


とりあえず、

新しい温蔵庫が来たので

大人数の時だけでなく

お客様が重なった時でも

ひと安心です。


「明日で6月だけじゃなく

半年も終わりだね。

それじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん

4種類の当たり入りのくじ引き付弁当

Vol.4067

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

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天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月28日)は 


【くじ引き付のお弁当】の内容

についてお話しします。 


今朝、仕事を始めたのは

5時半過ぎでした。


既に明るくなっていたこともあり

ふぐとらちゃん達も

起きるような素振り。


ロールスクリーンを上げると


「おはよう、親方🐡」と、

声を掛けて来ました。


「おはよう🐡

さぁ、始めるよ。」

と、返すと

「この時間ってことは

市場に行く時よりも

遅いでしょ?」

「そうだね。

行く時は

4時前には起きるからね。」

「早っ!」

「数も多いし

盛付けだけでも

手伝ってくれる?」

「・・・・・。」


出汁を引くなどのルーチンの

仕込みをしながら

先ずは

煮物を仕上げました。


仕上がった煮物を見ると


ふぐとらちゃんが

「椎茸、つくね、白滝が

くじ引き用のアイテムなの?」

と、訊いてきました。


「まぁまぁ

最後までのお楽しみ・・・。」


煮物の後は

サーモンの西京焼

玉子焼


揚物を仕上げ

揚物は、さばふぐの唐揚と

鯵のしんびき揚げです。

そうこうしていると


女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

盛付けを始めてくれました。


すると


//

おはよう🐡

真由美さん、頑張って~!

\\

と、ふぐとらちゃん。

そんな声を気付くことなく

盛付けをする真由美さんです。


その頃までに

鶏肉の照焼を仕上げました。


これらとは別に用意したのが

つくね入りの鶏肉の照焼です。

「つくね入ってことは

当たりだね🎯」


「そうそう。

ほら、この5つが

くじ引き用の当たりの5個だよ。」


「だから

ここだけ別なんだね。」

「そういうこと♬」 


そして


レギュラーのお弁当は

このように仕上がりました。

煮物は

このような感じです。

※レギュラーの煮物は

 人参・ごぼう・こんにゃく

 さつま揚げ・モロッコいんげん


🎯当たり(その1)

 レギュラーに椎茸を追加


🎯当たり(その2)

 レギュラーに白滝を追加


🎯当たり(その3)

 2個の人参を鮎(あゆ)の形に


最終的に

当たりのお弁当は

このように仕上がりました。

御飯は

昆布御飯です。


「煮物に

つくねを追加しなかったけど・・・。」

「そうだね。

予備用の当たりだから

使わなかったんだよ。」


「昨日、お客さんの希望で

くじ引き付にしたって

書いてあったけど

こういうのって

絶対に盛り上がるよね。」

「そうだね。

今まで

こんなこと思いつかなかったからね。

作る側の自分も

楽しかったよ。」

「僕達もだよ。」

「でも、こういうのって

意外と真由美さんが

得意なんだよ。」

「そっかぁ~。

娘ちゃん達のお弁当が

そんな感じだしね。」


娘達の弁当は

自分のインスタに投稿しているので

御覧ください。

そして、お弁当は

このように

仕上がったのでした。 


先程お話ししたように

こういう企画は

初めてのことです。


作り手と食べ手の考えは

別物だということも

承知していましたが

今日のお弁当で

自分の考えが

行き届いていないことも

気付きました。


料理を作るだけではなく

お客様の考えを汲み取るスキルを

磨くことを忘れずに

日々の仕事に臨みます。 


「明日は、月1の“ふぐの日”だね。

いつも以上に、ふぐふぐしく・・・🐡」

    熱血君より

くじ引き付のお弁当

Vol.4066

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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月27日)は

くじ引き付のお弁当について

お話しします。


その前に

昨日お話しした肩星鰯ですが


今日のランチタイムに

胡椒鯛(こしょうだい)、湯葉と共に

お出ししました。

胡椒鯛も

昨日、沼津魚市場で仕入れもので

活かしのものです。


ということで

改めて、今日の本題に。



「ねぇ、親方

明日のお弁当用の煮物でしょ?」

と、ふぐとらちちゃん。

「そうだよ。

どうしてなの?」

「人参、ごぼう、さつま揚げが

殆どなのに


椎茸とか、つくねとか

白滝が少数派で

混ざっているんだけど・・・。」


「目ざといねぇ。」

「目ざといも何も

誰だって

気が付くんじゃね・・・。


そんなことより

どうして入っているかってことが

知りたいんだけど・・・。」


「実はね

こういうリクエストを

お客さんからもらったんだよ。」

「わぁ~、いいじゃん、いいじゃん🍱」

「こういう企画は初めてだから

って返信したんだよ。」

「親方、かなりフレンドリーな

メッセージだけど・・・。」

「あぁ、お客さんなんだけど

後輩だからね。」

「そういうことね♬。」

「で、考えたんだよ。」

「へぇ~。

で、🎯みたいなのは

どんなのなの?」

「そりゃ、今の時点じゃ

言えないよ。」


「そっか~。

ってことは

明日までのお楽しみ。」

「そういうこと。」

「折も並べたし

道具とかも用意したから

今日は、ここまでだね。」

「そうだね。お疲れさん。」

「明日、楽しみにしているね。

お疲れ様~♬」

ほぼほぼ初仕入れのマイナー魚の肩星鰯(かたぼしいわし)

Vol.4065

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

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志村弘信です。


今日(6月26日)は

ほぼほぼ初仕入れの

肩星鰯(かたぼしいわし)について

お話しします。


今朝、沼津魚市場から

戻って来ると


「おはよう、親方🐡

イワシみたいだけど

いつものとは違うような・・・。」


「おはよう🐡

そう、違うよ。


普段仕入れて来るのは

『鰯の丸煮』に使う真鰯(まいわし)だけど

今日のは

肩星鰯(かたぼしいわし)だよ。」


「もしかして

昨日のブログに書いてあったイワシ?」

「そうだよ。」


昨日のブログがこちらです👇


「ってことは、初仕入れ?」

「ほぼほぼ、初めてだよ。」

「じゃあ、話してよ。」

「そうだよ。

だから、市場の様子まで

時間を戻すよ。 」

「わぁ~、タイムマシンじゃん⌚」


ということで

今朝の沼津魚市場です。


魚市場に着くと

沼津市西浦(にしうら)の定置網漁で

水揚げされた魚の仕分けをしていました。


岸壁に泊まっているのが

第一冨久豊(ふくほう)丸という漁船で

魚市場では

“ふくほう”と呼ばれています。


これ以上に略し様が無いとは言え

昭和生まれのアラフィフの自分にとっては

若者が使う略語には

理解不能です。


定置網漁ですので

色んな魚が水揚げされていました。

同じ魚ごとに

仕分けていくのですが

その中に

肩星鰯がありました。

この時点で3キロ以上はある感じですが

とりあえず

秤にかけてもらうと

1キロ。 

先程、ほぼ初めてとお話ししたように

これまでに

2匹だけ仕入れたことがあるだけです。


初めてとは言え

下処理の仕方は

これまで通りに

鱗(うろこ)を取ったら


頭を落とします。



話の腰を折るような感じですが

肩星とあるように

えらの辺りに

小さな黒点があるのが

名前の由来です。

頭を落としたら

はらわたを取り出し

水洗いしたら

三枚に卸しました。


「朝獲れの魚だから

身がきれいだね。」

「ただ、水揚げ量が少ない魚だからなのか

殆ど出回らないんだよ。」

「ってことは

最近言われている

未利用魚ってこと?」

「そうだね。

自分も少し前までは

存在すら知らなかったしね。」

「どこで知ったの?」

「Facebook友達の魚屋さんが

投稿していたのを見て

知ったんだよ。」

「へぇ~。時代だね♬」

「その時から

興味が湧いた魚の一つが

カタボシイワシ。」

「で、卸した感じは

どうなの?」


「脂の無い小肌(こはだ)みたいだね。」

「期待出来そう?」

「多分ね。」

「いいじゃん、早く話してよ。」

「まぁ、慌てなさんな。」



小骨を抜き

皮を引くと

こんな感じでした。


そのまま味見をしたら

まずまずでしたが


こういう類のものは

酢で締めた方が

仕事も早いので

酢で締めることに。


卸し身に

塩をあて

溶けたら

氷水で洗うこと3回。

氷水で洗うのは

皮が剥げてしまうのを

防ぐためです。 

水洗いしたら

一度酢〆に使った酢(二番酢)で


洗います。

こうすることで

余分な水気が抜け

酢に漬ける時に

馴染みやすいからです。 

その後

酢に漬けること5分。

酢から上げ


キッチンペーパーで挟んだのち

旨味を加えるだけでなく

出て来る水気を取るため

昆布で挟み、冷蔵庫へ。

夕方には仕上がるのですが

味が馴染むのは

明くる日になります。 

頭も中骨は

焼いてから

出汁を取るため

下処理をしたのですが

色々調べると

鮮度のとは関係なく

頭や頬の部分が赤くなることが

分かりました。

間違っても

シャイな性格では

ありません。(笑)


肩星鰯のような

いわゆる未利用魚は多いのですが


未利用になっているのは

魚屋、料理人の未知、無知が

一番の理由だと

自分は思います。


知らないものに手を出すのは

勇気がいるのは

間違いありません。


自ら魚市場に行くことで

肩星鰯のような魚を

仕入れることが出来るのは

料理人として

有難いことですし

その美味しさを伝え続けます。


「定休日だけど

ランチだけ営業したんだよね。

お疲れ様🐡」 by ふぐとらちゃん

真鰯(まいわし)と肩星鰯(かたぼしいわし)

Vol.4064

いらっしゃいませ


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今日(6月25日)は

マイナー鰯の

肩星鰯(かたぼしいわし)について

お話しします。


今朝、沼津魚市場に行くと



北海道産の真鰯(まいわし)と


鳥取県境港産の真鰯が

入荷しており


【鰯の丸煮】に仕込むため


鳥取産の方を


2ケース仕入れることにしました。


そんな今日ですが

私用のため

お休みさせて頂いたので

仕入れはこれだけです。


そのため、早めに帰ろうと思ったものの

魚市場に来た以上

色々と物色しないわけにはいきません。


岸壁では

伊豆七島産の

黄肌鮪(きはだまぐろ)の 水揚げと


その競りの準備をしており

アフター画像は

こんな風に。


先程の漁船の並びでは


沼津市西浦(にしうら)の定置網で

水揚げされた魚の仕分けの最中で

手前の彼の姿勢を見ると

足腰を

かなり鍛え上げているのは

間違いないでしょう。

往年のスポーツ選手の中に

家業の漁業を手伝うことで

足腰を鍛えたという話を

聞いたことがありますが

こういうことのはずです。 


定置網漁ですので

色んな魚が水揚げされ


この中に

肩星鰯(かたぼしいわし)なる鰯が

ありました。 


この肩星鰯なる鰯は

未利用魚に近い存在です。


一度だけ仕入れたことがあり

詳しいことはこちらを👇 


その時よりも前から

気になっていた魚ですが

今日は時間の都合で断念。


今日のサイズは

真鰯とほぼ同じサイズなので

気になって仕方がありませんでした。

まぁ、いつか仕入れてみるので

その時にお話しします。


【佳肴 季凛】に戻ったら

すべき仕込みは真鰯のみ。


真鰯を見たミニふぐ曰く

「おはよう、親方🐡

休みなのに大変だね。」

「そうだよ。

早めに終われるよう

手伝ってくれる?」

「・・・・・。」


下処理を終えた真鰯を


水洗いしてくれるのは

いつものように

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。


身を終えたら


焼いてから出汁を取るため

頭も水洗い。


水洗いした身のうち

10本程度を

酢〆にするため

10本程度

三枚に卸したら

塩をあてておきました。


「いつもよりも

塩の量が少なくね」

と訊かれたので


「よく気付いたね。

今日のは

明日のランチの予約で使うからだよ。」


「どういうこと?」

「なめろうって料理を知ってる?」

「聞いたことはあるけど・・・。」

「簡単に言うと

たたきだよ。」

「アジのたたきのたたき?」


「そうだよ。

なめろうは

元々が漁師料理で

味噌を加えるから


薄めの塩にして

酢に漬けるっていうよりも

洗うっていうか

酢にくぐらせる感じかな。」

「へぇ~。」

「なめろうにするから

骨も抜かずに、このまま。」


「そうなんだぁ。」


その後

胆のうの痕を取り

最終チェックの水洗いをしてもらったら


このまま冷蔵庫へ。 


包丁を砥ぎ終えたら

片付タイム。


自分がコールドテーブル(冷蔵庫)で


真由美さんが

カウンター周りを掃除していると


//

お片付け~ お片付け~♬

さぁさ、二人で

お片付け・・・♬

\\


さらに

側溝の掃除をし

洗い物を終えたら

変則的な休日出勤が無事終了。


「明日は、お昼だけ営業するんだって。

それじゃ、また🐡」 by 熱血君

自家製アイスをチョイスした時のあんちょこ

Vol.4063

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今日(6月24日)は

選んでもらったアイスを

間違いなくお出しするための

あんちょこについてお話しします。




「この間、書いてあったけど

ランチでも夜でも

アイスを選んでもらっているんでしょ?」

と、ミニふぐ。



「そうだよ。

仕込みの都合や

人数によっては

選べない時もあるけど

多い時で3種類。

この日は

桃、小豆、チョコミントだったよ。」


「で、今日は何なの?」

「今日は

苺が2人で、チョコミントが1人の

グループがいたよ。」

「こういう時って

どうやって出すの?」


「こんな風に

座席ごとに

チェックをするんだよ。」

「あぁ、なるほどね~。

これなら

誰が何を注文したか

分かるもんね。」


「メモ通りに用意して

あとは、真由美さんや

ホールスタッフが

出してくれるだけだよ。」

※真由美さんとは

女将兼愛妻(!?)のことです


「こうしておけば

その注文を取った人でも

間違いなく出すことが

出来るもんね。」


「注文を訊いておきながら

『苺のアイスの方は?』

って言うのは

お客さんにしてみれば

『はぁ!?』ってなるしね。」

「そうだよ、そうだよ。」

「人間のやることだから

ミスは避けられないけど

避ける工夫は必要だしね。」

「工夫って言えば

『人生三種の神器は

努力、忍耐、工夫』って

親方は言ってるよね。」

「そうだよ。

人の話を聞いていないようで

聞いているんだね。」

「一応ね・・・。」  


「チョコミントのアイスって言えば

今日も仕込んでいたよね。

この前、書いてあったけど

今回は本番なの?」

この前とは

こちらのブログです

「そうだよ。

マクロビオティック的

チョコミントのアイスだよ。」

「へぇ~。

ってことは

罪悪感ゼロのアイス?」

「もちろん。」

「いいじゃん、いいじゃん!」

「チョコミントの後も

マクロビ系のアイスを作るって

言ってたような・・・。」

「言ったよ。」

「何、何?」

「それは

ひみつのアッコちゃん♬」

「わっ、THE昭和!」

「昭和で、悪うござんしたねぇ。(笑)」

「昭和が人気だから

いいんじゃね。」


スイーツの類は

色んな意味で

罪悪感があるのですが

食べ物である以上

どこまで行っても

美味しくて

身体に優しくなくてはなりません。 

そういう料理を作るため

努力と工夫を

惜しむわけにはいかないのです。


「お中元の時季なんだねぇ。

それじゃ、また明日♬」

京都には縁もゆかり無いけど、西京焼(西京漬)&鱧(はも)を推す理由

Vol.4062

いらっしゃいませ


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天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

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今日(6月23日)は

についてお話しします。


今朝、沼津魚市場に着き

最初に向かったのが

活魚売場でした。

向かった理由は

昨日キープしてお3本の鱧の状態が気になるからです。


昨日の3本の鱧とはこちら👇



中を確認すると

3本全てスイスイ。


3本の安否確認を終えたら

こちらの売場へ。



こちらで仕入れたのは


【西京漬】用のサーモンで



サーモンは

このような大きいスチロールから

小分けされるので

勘八(カンパチ)の箱に入っています。

加熱調理する【西京漬】ですが

鮮度の確認をしなくてはなりません。

最終的に選んだのは

4,6キロのものでした。


再び、活魚売場に行き

鱧を

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1943-1.jpg

持ち帰る準備が出来たら

いざ、出発。 


『佳肴 季凛』に戻ると

ふぐとらちゃんが

やって来て

「おはよう、親方🐡

活きてるねぇ。」

と、声を掛けてきました。 

「おはよう🐡

3本全部、水槽に入れておくから

離れていてね。」 


「はぁ~い♬」


3本のうち2本を取り出すと

嚙み合っていましたが

放し飼いにしておき

残りの1本は

取り出しやすいように

籠の中の鳥ならぬ、鱧状態。

サーモンを見ると



「ハモだけじゃなくて

西京漬とか西京焼

京都をイメージするけど

親方は京都で修行していたの?」


と、ふぐとらちゃんが

訊いてきました。


「していないよ。

京都なんて

後にも先にも

1回も行ったことないよ。」

「え゛っ!?」

「修学旅行とかでも?」

「無いよ。

正確に言えば

降りたことがあるけど

一度だけ。」

「何、それ?」

「名古屋の予備校にいた時

名古屋から京都まで

日帰りで

大学入試を受けに行ったことが

あるだけだよ。」

「それじゃ

京都観光どころじゃないね。」

「で、その試験は?」

「見事に

桜 花びら散るイラスト透過背景なし無料 フリー - 無料イラスト画像

桜散る・・・😢」 


「あぁ・・・。」

「まぁね。そんなことより

鱧と西京焼だけど

自分が料理の道に転がった頃には

どっちも、全国区的なものだったよ。」

「そうなんだぁ。」


「料理の道のスタートは

東京の鮨屋だったけど

2軒目の和食の店は

鱧も西京焼も

普通に使っていたよ。


鱧は夏場だけなんだけど

西京焼は一年を通して

出していたよ。

魚は銀鱈だけだったけどね。」

「そこでハモと西京焼に

目覚めたの?」

「目覚めたってほどじゃないけど

その美味しさを知ったのは

事実だよ。」

「へぇ~。」

「鱧だけじゃなく

和食材って

そもそも淡泊な味わいなものが多いから

何度か食べていくうちに

その美味しさが分かるんだよ。」

「一度じゃ、分かんないものなの?」

「美味しいことは感じても

どう美味しいのか

分からないんだよね。」

「そんなに奥深いものなの?」


「うん、深いね。

その典型が、ふぐ(とらふぐ)。


ふぐ刺なんて、ぽん酢の味しかしないって

最初は思っていたけど

そうじゃないんだよ。

歯応えの中に旨味があるのが分かるのは

何度か食べてからだったしね。」


「ふぅ~ん。

じゃ、西京焼は?」


「西京焼は

濃厚な味付だから

そんなことはないよ。

たださぁ、最初は甘い味噌に

漬け込んだ焼魚としか

思っていなかったけど

西京味噌っていう調味料と

素材の魚が合わさることで

素材が料理に変わるってことに

気付いたんだよね。」


「そんなに変わるものなの?」



「変わるね。

特に、銀鱈みたいに

脂が強い魚は

塩焼みたいなものだと

くどくて食べられないしね。


味噌に漬け込んで

クセを抑えて

食べやすくするんだよ。


それこそが、料理の根本だね。」


「なるほどね~。」



「そもそも

日本料理に限ったことじゃないけど

“鳴くよ(794)うぐいす平安京”の

794年から

“嫌だろうな(1867)大政奉還”の

1867年まで


1000年も日本の首都で

日本文化の発祥地だから

京都=日本なんだよね。」


「そう考えると、当然のことなんだね。」


「良きも悪きも

京文化は日本文化ってこと。

そんなことよりも

美味しい和食を作ることが

一番大事なんだよ。」

「なるほどねぇ~。」


サーモンは

👇の流れで

①鱗(うろこ)を取る



②水洗いしたのち


③卸す


④切身にする

👆ギフト&単品用 

👆お弁当用 

⑤西京味噌と共に真空パック

※西京味噌は

有機JAS認証済のものを

ベースにしたお手製のものです


そして、鱧は

夕方になったら

水槽から取り出し


締めてから

締めてから


卸したのち

骨切りをし


お客様が見えたら

落としに仕立て


鱸(すずき)、〆鰯(しめいわし)

湯葉と共に

『鱧料理』のコースの刺身で

お出ししました。


西京焼や鱧に限らず

本場がどこであるかは

問う必要はありません。


問うべきは

その料理が

美味しいかどうかのみで

そここそが

自分が西京焼と鱧を

推す理由なのです。


さらにさらに

静岡県富士市のような地方でも

本物を召し上がって頂くだけでなく


自分の料理の柱である

マクロビオティック(玄米菜食)を取り入れた

“身体に優しい、美味しい日本料理”の魅力を

伝える努力を怠るわけにはいきません。


「明後日は私用で

お休みなんだって

じゃ、また🐡」 by ミニふぐ 

3本キープした鱧(はも)

Vol.4061

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月22日)は

明日の【鱧料理】の

コース用にキープした鱧(はも)について

お話しします。 


今朝も、沼津魚市場の活魚売場から

仕入れが始まりました。

生簀には

熱海・網代(あじろ)産の鱧が

うじゃうじゃ。

この量ですので

余程のことが無い限り

売り切れることはないものの

明日の『鱧料理』の予約用に

明日まで

3本キープしておきました。

ちなみに

こちらが

当店の『鱧料理』です👆


その後、隣では

新口の鱧を仕分け始めており

“頭隠して尻隠さず”くらいに

うじゃうじゃ。 


そうこうすると

今度は山口産の鱧が入荷し

その仕分けを始めました。

ここまでになると

活魚売場というより

鱧売場状態です。

活かしで送られて来ても

途中で、“万事休す”となるものも

出てしまいます。

そういう鱧のことを

落ち鱧と呼んでおり

1本仕入れることにしました。 

競りでは

地物の鱸(すずき)を仕入れ


活かしたまま

持ち帰ることにしました。 


【佳肴 季凛】に戻ると


熱血君がやって来て

「親方、おはよう🐡

おっ、活きてるじゃん。」

と、声を掛けてきました。 


「おはよう🐡

今日も張り切っていくよ~。」

と、返すと

「おっ

鈴木さんじゃん🐟」


「その鈴木じゃなくて

鱸だよ。」

「その漢字

難しくね。」

「難しいけど

献立に書く時は

漢字が基本だからねぇ~。」

「あの札みたいに

スズキじゃ、駄目なの?」

「駄目じゃないけど

カタカナだと

もろに魚だし

図鑑じゃないからね。」

「だから、親方は

漢字か平仮名で

書くんだぁ。」


「そういうこと。

スズキの刺身だと

美味しそうには感じないじゃん。

活字じゃ分かんないから

手書きにしたけど

どう?」


「そんな感じだね。

これって、親方が書いたの?」

「そうだけど、どうして?」

「やっぱり、漢字だと

和食っぽく見えるよね。

意外と、字が上手じゃね?」

「意外とって・・・。

引っ掛かるなぁ。(笑)」

「気のせい、気のせい♬」


鱸は

活〆にして

神経を抜いたら

三枚に卸し、冷蔵庫へ。


鱧は


卸したら


骨切りをしようとすると



熱血君がやって来て


「よっ、仕事人

必殺仕事人|Apple TV

♬  パラパ〜

パパパパ・・・

パラパ〜  ♬


これがやりたかったんだよぉ。

骨切りには

欠かせないっしょ。」

「まぁね。

昨日の3本もあるんだけど

どうする?」


「どうもこうも

もう一回いくよ!

♬  パラパ〜パパパパ…パラパ〜  ♬」


「どうも有難うございます。(笑)

お陰さんで

気分良く

骨切りが出来たよ。」

「そりゃ、良かった!

またのご指名

心よりお待ちしています。」

「・・・・・。」


とりあえず

明日の【鱧料理】用の

鱧も確保できたのですが


【鱧料理】のページにもあるように

【鱧料理】については

前もってのお問い合わせ

ご予約を宜しくお願いします。

というのも

お客様のご要望に応じて

コース内容の仕立て方を変えるためです。

具体的に言うと

鱧の代名詞というか

マストアイテムの“落とし”の有無が

一番のポイントです。

鱧(はも)の肝と鱧笛(はもぶえ)のたまり煮 | もっと美味しいお話し|佳肴 季凛

というのも

自分は活きた鱧でしか

仕立てないからです。


そのため、今日のように

前もって確保しておいたり

土曜日のような休市日に

キープした鱧を

取りに行くこともあります。

特殊な魚ゆえ

ご理解のほど

くれぐれも宜しくお願いします。


「明日の器出しもOK!

それじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん 

小さめの活かしの鱧(はも)

Vol.4060

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月21日)は

活かしの鱧(はも)について

お話しします。 


沼津魚市場で

必ず立ち寄るのが

活魚売場です。


必ずとあるように

仕入れるものが

あってもなくても

立ち寄ります。

さらに言うと

一番最初に寄る確率

90%以上。


特に、この時季は

鱧の入荷状況を

確認しなくてはならないので

マストです。 

生簀を確認すると

この3マスのうち

両隣に鱧が入っていました。


今朝の鱧は

熱海・網代(あじろ)産ですので 

地元産ということになりますが

網代以外に入荷してくる産地は

山口、大分、和歌山などです。


また、今日は

豊洲などの中央市場が休みなので

他所の産地からの入荷が無かったので


この中から

大きめのものを選り

活かしたまま

持ち帰ることにしました。 


【佳肴 季凛】に戻ると


「お帰り~&おはよう、親方🐡

水曜日だけにスイスイ!」と

ミニふぐ。

「おはよう🐡

今から締めるから

離れていてね。」

「はぁ~い♬」 


腕に巻き付き

噛まれないようにするため

頭の付根を掴みます。

掴んでいる辺りには

心臓があるので

動きが鈍くなるからです。 

頭の付根に包丁を入れたら

脊髄に針金を通し


神経を抜いたら

血抜きのため、海水へ。 

しばらくしたら

ぬめりを取るのですが

この役目は

ほぼほぼ

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。 


ぬめりを取り終え

手直しをし

はらわたを抜いたら

卸すのですが

この鱧を見ると


「こうしちゃうと

強面のハモとは思えないねぇ。」

「獰猛な性格なのが

分かんなくなっちゃうよ。」


卸し終えたら

冷蔵庫にしまおうとすると


「今日は、骨切りをしないの?」

訊かれました。


「今日はしないよ。」

「どうしてなの?」

「この後


さばふぐと


鯵(あじ)を

卸さなくちゃならないからだよ。」

「そっかぁ~。

何かつまんないなぁ~。」

「また見せてあげるから

いいじゃん。」

「そうだね。

一つ訊いていい、親方?」

「仕事しながらでも

いいかい?」

「うん♬

親方って

サバフグとかアジもだけど

細かい魚の仕込みの方が

好きそうなんだけど・・・。」

「よく気付いたじゃん。」

「やっぱりね。

でも、どうしてなの?」

「料理の世界に転がった始まりが

鮨屋だったからだよ。」

「鮨屋と細かい魚・・・?」

「鮨屋は

小肌(こはだ)、穴子、貝類とか

細かい仕込みが多いからだよ。」

「へぇ~。」


「鯵と小肌を酢で締める時

鯵は背開き、小肌は腹開き

っていう風に違いがあるし

貝類は剥き方、開き方、火の入れ方とか

それぞれに違いがあるんだよ。」


「へぇ~。」

「だから、細かい仕込みをするのが

苦にならないんだよ。」

「そうなんだぁ。

『三つ子の魂百まで』だね。」

「気の利いたこと

知ってるじゃん。」

「包丁を使うのは

自分だけど

真由美さんが

手伝ってくれるのも

マジで助かるんだよ。」

「真由美さん

親方が感謝しているよ。」



「はいよぉ~♬」

と、真由美さん。



鱧のあらを見ると

「今日は

出汁を取るのに

焼かないの?」と、訊いてきました。 


「卸したばかりだと

身がそっくり返っちゃうし

旨味も出ないから

明日まで、このままだよ。」

「そうなんだぁ。

ただ焼けば

いいんじゃないんだね。」

「そうだよ。

自分が気に入って仕入れた魚だし

最後まで使い切らないとね。」

「魚も漁師も

喜ぶんじゃね?」

「そうだよ。

どんな食材も

命あるものだから

粗末には出来ないよ。」

「親方に卸してもらえる魚たちは

絶対に喜ぶから

美味しい料理に変わってくれるのは

間違いないね。」

「そのためには

手抜きは出来ないよ。」

「👏👏👏」


明日の鱧の入荷は分かりませんが

あれば、500gくらいのものを

仕入れてくる予定です。


ということで

早めに寝ないと・・・。



「明日は、苺のアイスを仕込むんだね。

じゃ、また🐡」  by 熱血君

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