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もっとおいしいお話し

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『西京漬』用のサーモンと銀鱈

料理が好きで、料理人になって3分の1世紀にして、誰が呼んだか熱血料理人。

日々の様子や料理への想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3431回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

今朝、沼津魚市場に着き、

構内をひととおり物色したのち、

『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)の仕入先の問屋の売場に行くと、

二つの山が、

ありました。

サーモンなのに、

カンパチと書かれているのは、サーモンは1ケースに4~5本入った状態で入荷し、それを1本ずつ秤にかけ、発泡スチロールに仕分けて、売場に並べているからです。

“外人さん”ということもあり、入荷してくる日が決まっているので、今日のものは、昨日以前のものゆえ、鮮度を確認するまでもなく、口頭で尋ねたところ、パスしました。

というよりも、「季凛さんは、そもそもの入荷日を知っているから、そんなこと訊かないでよ~。」と言われる始末。

『西京漬』=西京焼ゆえ、加熱するからと言っても、鮮度の確認は不可欠であるのは、言うまでもありません。

次に向かったのが、

冷凍ものを扱う売場で、扉が開放なのは、

冷凍庫が万事休したのことで、自分も経験があるのですが、色んな意味で堪(こた)えること、この上ありません。

そんな状況ゆえ、売場に並べた商品も最少限でしたが、売場の先には、

既に注文しておいた銀鱈(カナダ産)が用意されており、銀鱈は、

サーモン同様、『西京漬』に仕込みます。

冷凍庫の不具合もあり、魚市場の従業員も忙(せわ)しなかったので、

軽トラに積んだら、魚市場での仕入れは終了。

魚市場の後に向かったのが、

車で15分ほどにある食遊市場で、

明日をもって、所謂(いわゆる)“解禁”となるので、いつも以上に、野菜や調味料などを調達し、

本日の仕入れが、完全終了し、《佳肴 季凛》に戻ったら、

銀鱈は、

冷凍庫へ。

また、明日からの“解除”のための仕込みをすることにし、仕込みが多いこともあり、今日はお休みさせて頂き、お断りしてしまったお客様には、この場を借りて、改めてお詫びさせて頂きます。

最初に、 蒸物の鰯つみれ錦糸蒸しを仕込んだら、

SNSやブログにも登場している“茄子のオランダ煮大作戦”(その14)の主役たる茄子が届き、

その仕込みを始めることにし、

茄子を拭いてくれているのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

“茄子のオランダ煮大作戦”は、

最終的には、このようになったのですが、油で揚げてから仕込むので、

フライヤーの汚れが気になりつつあったので、油を漉して、

フライヤーーの掃除をすることにしました。

その後、お弁当の料理に取り掛かり、

今日の西京焼は、鰆(さわら)の西京焼で、仕上った料理を盛り付けてくれたのは、

いつものように真由美さんで、そのお弁当が、

こちらです。

その後、仕込みを再開することにし、

お新香(キャベツ、人参、サラダ大根、胡瓜)にはじまり、

刺身のつま(大根、人参、胡瓜、紅芯大根、アーリーレッド)や、

オリジナル料理の一つのサラダ素麺の野菜などを仕込み、サラダ素麺の野菜に入っているのは、みょうが、長ねぎ、アーリーレッド、人参、ピーマン(赤、緑)、パプリカ、紫キャベツです。

明日から“解除”ということになりますが、これまで同様、自分の仕事を粛々とこなすのみで、明日も、魚市場と食遊市場に仕入れに行ってきます。

長月末の『西京漬』

料理が好きで、料理人になって3分の1世紀にして、誰が呼んだか熱血料理人。

日々の様子や料理への想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3430回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

昨日の夕方、

『西京漬』の御注文を頂いたこともあり、仕込みをする前に、

化粧箱の準備をし、

冷凍庫から鯖(ノルウェー産)を出し、20分ほど風をあてたら、

腹骨の一部をすき取りました。

このようにするのは、胆のうの跡が残っていることがあり、胆のうは苦玉とも呼ばれているので、その部分を口にすると、著しく味を損ねるからです。

腹骨をすき取ったら、

上(かみ)と下(しも)に包丁したら、脱水シートに挟み冷蔵庫へしまっておきました。

一方、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

送り状などの確認をしたら、

『西京漬』に使うための袋の準備をしてくれました。

そんな様子を尻目に、自分は、

御注文を頂いた『西京漬』を箱詰し、御覧のように、銀鱈(カナダ産)とサーモン(ノルウェー産)が各4枚、合計8枚入の結構な豪華版で、2種4入と呼んでいるものです。

こういう豪華な『西京漬』を包装している時の真由美さんの常套句が、「うちみたいな4人家族には、ピッタリだよね。専従者割引で、売ってくれます?」ですが、聞かぬふりをするのは、言うまでもありません。

そんな常套句を言いながら、

真由美さんは、発送の準備をしてくれ、

カチカチの状態で発送したいので、

養生して、冷凍庫にしまったら、冷蔵庫から鯖を出し、

有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、真空パックして、冷蔵庫へ。

また、明日の夕方に、お弁当の御注文を頂いているので、

その仕込みをし、明日の焼物は、

鰆(さわら)の西京焼ですので、串を打っておきました。

月末は所謂(いわゆる)締めということもあり、仕入れを控えたくなるのですが、『西京漬』に仕込んだ魚の在庫が心許ないので、明日は、沼津魚市場へ行くので、この辺りで・・・。

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ざっくり10キロ、3キロ上がりの栗の皮剥き

料理が好きで、料理人になって3分の1世紀にして、誰が呼んだか熱血料理人。

日々の様子や料理への想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3429回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

今日のお弁当は、

サーモンの西京焼や玉子焼などが入った定番のもので、

御飯は、

栗御飯で、

先日頂いた10キロUPの栗を使いました。

ということで、今回のお話しは、栗の皮剥きについてで、栗を剥いたのは、一昨日の日曜日のことで、その日は、

栗同様、

頂き物の茄子としし唐の “茄子のオランダ煮大作戦”(Part XIII)を決行し、思い出すだけでも、いやはや・・・。

栗は、

汚れを落とすため、

数回、水洗いしたら、

剥きやすくするため、40~50程度のぬるま湯につけておき、この間に、

“茄子のオランダ煮大作戦”(Part XIII)を決行しておき、ボスキャラ退治に成功!

そして、ラスボスとの戦闘を始めたのは、

9時半で、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんとの2対1ゆえ、昼前までにはクリア出来る予定でした。

予定が未定になるとは、ゆめゆめ思わず、クリアしたものの、10キロの栗ながらも、そのクリアも、がっくり・・・。

先ずは、

天地(頭と下部)を落し、この段階では、ラスボスの脅威というか気配は伺えず、数が多いゆえ、黙々と仕事をし、注意しなくてはならないのは、力を入れて、滑らないようにすることです。

天地を落とした栗は、

真由美さんが、

鬼皮(おにかわ)と呼ばれる硬い皮と鬼皮の下の茶色の皮の渋皮(しぶかわ)の一部だけを、

包丁の根元を使いながら、剥いてくれました。

この時に大事なのは、剥きづらいからといって、その都度、包丁だったり、素手で剥いたりして、そのまま包丁の柄を触ると、柄が汚れてしまいます。

ですので、数を多くこなす仕事の場合、ひとたび包丁を握ったら、右手はそのままで、左手で食材を掴むという流れが必要です。

柄や手を洗ったりすると、仕事に遅れが生じてしまうだけでなく、単純な作業を多くする時は、物の配置には注意が必要で、こういう段取りを見れば、調理する人のキャリアが分かり、基本は侮(あなど)ることは出来ません。

渋皮だけにしたら、

ただただ剥くのみで、ちょっとやそっとでは数が減らず、

2時間経っても、

この状態。

また、この日は日曜日だったこともあり、2人の娘達と共に、水入りということで、昼ごはんを食べることにし、

頂き物の野菜を天ぷらにして、天ざるうどんにしました。

野菜は、茄子、蓮根、椎茸、パプリカ、しし唐で、こういう頂きものの恩恵に預かれるのも、地方ならではのことです。

水入りを挟んだら、

今日のお弁当の栗御飯にするため、

栗と、

油揚げを煮含めたりと他の仕事をしながら、

剥き終え、

ざるに上げ、

クッション用の水と栗を袋に入れ、時計を見ると、

3時前。

延べにして5時間半、水入りを考えると、実質4時間半ということになり、仮に、栗の皮剥きだけだったら、それでも4時間ということになるかもしれません。

仕上った栗は、

4パックで、1パックに約600グラム入っており、1パックで1升炊ける分量で、このまま冷凍庫へ。

今日のお弁当用の分を入れると、剥き上がった栗は、合計で約3キロで、ざっくり10キロ以上のものが、3キロとなると、あまりの歩留まりの悪さにがっくり・・・。

栗そのものが安くはない食材であるだけでなく、歩留まり、手間を考えると、否応でも高くついてしまうことを、改めて感じました。

ただ、こんな経験が出来たのも、かの疫病による厄介な状況があったからで、「災い転じて福となす」とは、よく言ったもので、生涯勉強を肝に命じ、日々の仕事に臨みます。

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お弁当の準備の後に、庭の手入れ

料理が好きゆえに料理人となり、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いを、『佳肴 季凛』の店主兼熱血料理人の志村弘信が、3428回目の今日も、認(したた)めさせて頂きます。

定休日の今日は、明日のお弁当の焼物のサーモンの『西京漬』に串を打っておいただけでなく、

昼ごはんのおかずとして、

銀鱈の切り落しの『西京漬』にも、

串を打ち、冷蔵庫へ。

その後、煮物の青味(あおみ)に使う隠元(いんげん)を包丁し、

『西京漬』同様、冷蔵庫にしまったら、

米を研ぎ、

玉子焼用の鍋などの道具類を準備し、その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

個室でお弁当の折を並べてくれていました。

仕込みは終わったものの、暑くはない陽気だったので、

庭いじりをすることにし、庭いじりは料理とは異なり、真由美さんが親方ですので、彼女の指示に従っての作業です。

砂利は、

雑草が生えないようにするために敷き、

ここには、どくだみが生えており、先日、

真由美さんが悪戦苦闘の末、取り除いていました。

少し前のテレビ番組で見ていたら、どくだみは広範囲にわたって根が広がり、葉と根をむしる程度では、何ら効果が無く、それこそ、雑草の典型のような生命力の持ち主なのです。

砂利を敷いたら、

春に備えて、

球根を植えることにし、

チューリップにはじまり、

水仙(すいせん)、

2種類の百合(ゆり)を植えました。

百合と言えば、

料理人の自分にとっては、食材としての百合根で、

植物としての百合の根は、初めて見るもので、勉強になりました。

こちらの庭を終えたら、

建物の南側の庭というか花壇も手入れし、最後に、

どちらも、

水やりをし、終了しました。

基本的に、夫婦2人で仕事をしていることもあり、庭いじりや外周りの仕事となると、先延ばしになったり、手薄になりがちですが、これも大事な仕事です。

同じく、掃除や片付というのは、地味で面倒な仕事ですが、どんな仕事でも基本中の基本ですので、怠るわけにはいきません。

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お弁当用の折のみ

料理が好きゆえに料理人となり、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いを、『佳肴 季凛』の店主兼熱血料理人の志村弘信が、3427回目の今日も、認(したた)めさせて頂きます。

今朝の沼津魚市場は、

地元の戸田のトロール漁と呼ばれる底引き網漁で水揚げされた魚介類をはじめ、

地物の太刀魚(たちうお)の水揚げや、

金目鯛だけでなく、その隣の売場では、

東伊豆の定置網の仕分けもしていました。

こんな状況でありながらも、仕入れた魚というより、魚を仕入れないつもりで、魚市場に来たのは、明後日のお弁当用の折を調達のためで、構内を一回りし、向かったのが、

折屋で、折屋とは、消耗品全般、器などを扱う包装資材店で、時には道具屋とも呼ばれています。

こちらで、

予め注文しておいたお弁当用の折を調達し、『佳肴 季凛』に戻りました。

そもそも、魚を仕入れなかったのは、

“茄子のオランダ煮大作戦”(Part XIII)と、

10キロ超の栗の皮剥きをしなくてはならなかったからで、ちなみに、どちらも頂きものです。

ボスキャラの茄子も、

ラスボスの栗も、

倒したものの、今日の仕込みの中での最弱キャラのお弁当の煮物なども倒したので、

仕込みの一部も残ってはいるものの、今日の仕込みはクリアしたようなものです。

栗の皮剥きは、かなり手強く、その格闘ぶりについては、別の機会にお話しするので、しばしお待ち下さい。

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しし唐入の茄子のオランダ煮大作戦

料理が好きで料理人になり、3分の1世紀が経ち、誰が名付けたのか、熱血料理人。

3426回目の今日も、 日本料理店『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が 、料理への想いや日々の出来事を認(したため)させて頂きます。

この一ヶ月半に渡って決行している“茄子のオランダ煮大作戦”の主役の茄子を、

今日も頂いたので、明日決行することにし、

布巾で汚れを、

落としておきました。

また、一昨日、

しし唐をもらったのですが、このしし唐は、 実家の裏にある田んぼを挟み、30メートル離れているところに住んでいる後輩が、趣味で作ったものです。

大小まちまちということもあり、このしし唐も件の“大作戦”に参加させるため、茄子同様、

布巾で汚れを落とし、

大きさを揃え、

串を打っておきました。

“茄子のオランダ煮大作戦”は、基本的にお客様へのおまけアイテムですので、

ご自身のSNSに投稿されることもいらっしゃり、

これらの投稿だけでも、

十分に、

楽しむことが出来るのですが、

殆どの方が、

丸ごと召し上がっているので、最近では差し上げる時に、「丸ごと食べるのが、最近のトレンドのようですよ。」と、伝えています。

ところで、明日は“茄子のオランダ煮大作戦”がメインの仕込みの予定でしたが、夕方になり、

先程のしし唐をくれた後輩が栗をくれたので、その皮剥きをするのですが、

1キロ分だけ量ると、

栗だけに、

ざっくり、

10キロありました。

ここまでの量は、未体験ゾーンですので、どれくらい時間がかかるのか、想像もつきませんが、昨今の状況ゆえ、時間無制限のチャレンジに挑みます。

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借り物の快気祝のはんこ

料理が好きで料理人になり、3分の1世紀が経ち、誰が名付けたのか、熱血料理人。

3425回目の今日も、 日本料理店『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が 、料理への想いや日々の出来事を認(したため)させて頂きます。

昨日発送した【西京漬】は、

御礼用と、

快気祝用のものでしたので、

その熨斗のシールを貼り、肝心の中身は、

“2種5入”と呼んでいる銀鱈とサーモンが各5枚入ったものでした。

ところで、ギフトに欠かせない熨斗と言えば、最も使うのが、

お歳暮で、次いで、

お中元です。

他には、

誕生日用、

「ほんの気持ちです」という寸志的な文言が書かれたものもあります。

また、包装資材店に行くと、様々な形のシールが並んでおり、買物に行くと、すべき買物よりも、それらを眺めている時間の方が長くなることもしばしばです。

ネットでの買物も便利と言えば便利ですが、実際の店舗に並んでいるものを手に取り、見比べることにはかないません。

昨日の2つは、熨斗だけのシールに、

はんこを押したもので、はんこは、

これらのセットで、内祝のはんこだけは、

別に購入したもので、商売をやっていると、祝儀や不祝儀を素通り出来ないケースもあり、必需品でもあります。

この中には無かった快気祝のはんこですが、

実は購入したり、もらったものではなく、

借りてきたものでした。

借り物とは言っても、知人などではなく、たまたま立ち寄った文具店で貸してくれたのです。

借りてきたのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、ここからのお話しは、真由美さんから伝え聞いたものになります。

一昨日(22日)、快気祝用のシールを購入するため、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが包装資材店に行ったところ、ありませんでした。

その後、帰り際に目に留まった文具店に立ち寄り、 快気祝のシールかはんこのことを尋ねたら、そこの御主人が、「シールやはんこの在庫は無いけど、これで良ければ、貸してあげるけど、どうですか?」と言ってくれたのです。

そんなことを言われれば、驚くのは言うまでもありません。

「いいんですか?それで良ければ、こちらは有り難いんですけど・・・。使ったら、明日(23日)には返しに来ますね。」と、真由美さん。

「いや、明日は、店が休みだから、金曜日にでも構わないですよ。無地の熨斗があるなら、何枚か押しておくと、都合がいいですからね。」と御主人。

そして、真由美さんは、「今回は貸してもらいますけど、こちらも必要な時があるから、1つ注文して下さい。」と言うと、さらに驚きの返答です。

「また、必要な時があれば、貸してあげますから、その必要はないですよ。高い物ではないけど、そんなに使う回数が多いはんこではないですしね。」

無理強いをして注文することを諦めただけでなく、ただ驚くばかりで、近いうちに買うべき消耗品のことも、頭の中から雲散霧消の真由美さん。

「それでしたら、遠慮無く貸して頂きますね。金曜日に、寄らせてもらいます。」と伝え、文具店を後にし、【佳肴 季凛】に戻り、事の顛末を聞き、自分も驚きました。

さらに言うと、その斜め前がはんこ屋だったので、文具店に無ければ、はんこ屋に寄ることも出来、そこなら、文具店よりも、取り扱っている可能性も高かったはずで、偶然にも、帰り道を普段とは違う道にしたことが、幸いしたのです。

そして、今日の午後、 はんこを貸してくれた文具店に行き、色々なお話しをし、新たな縁を作ることが出来ました。

全国各地で、郊外に大型のショッピングモールが作られ、駅前はいわゆるシャッター通りと化し、こちらの文具店のある地域も、然りです。

長きに渡って、地域に根ざし、その過程で、商売人としてのあるべき姿を持ち続けていることは、個人で商売を営む自分にとっても、大いに参考になりました。

先程お話ししたように、ネットでの買物にはメリットがあり、時代の流れゆえ、それはそれで、利用すべきものです。

ただ、人は人と繋がってこそで、文具店の御主人のように、いたずらに利益を求めることなく、他人を思いやる気持ちを忘れることなく、日々の仕事に臨みます。

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朝のうちに、『西京漬』の発送と仕込みの準備

料理が好きで料理人になり、3分の1世紀が経ち、誰が名付けたのか、熱血料理人。

3424回目の今日も、 日本料理店『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が 、料理への想いや日々の出来事を認(したため)させて頂きます。

今日は朝一番で、昨日箱詰めし、

冷凍しておいた『西京漬』を、発送するための準備をしました。

御覧のように、銀鱈とサーモンが各5枚ずつ入っており、当店では、“2種5入”と呼んでいる豪華版の『西京漬』です。

朝一番で準備をしたのは、日曜日や祝日は、集荷の時間が早いからで、今日の祝日は、

秋分の日にして、お彼岸の中日ということで

先ずは、それらしい写真を・・・。

どちらも【佳肴 季凛】の玄関前の彼岸花(ひがんばな)ですが、最初の方は、紫陽花(あじさい)の鉢に植えてあるもので、次の彼岸花は、

薄(すすき)の鉢に植えてあり、

薄のジャングルをかき分けて進むと、

一番の見頃となっており、薄の穂も、

近いうちに、薄らしい感じになりそうです。

お話しを戻すことにし、 今日の『西京漬』は、

快気祝と、

御礼のお品として、

ご注文を頂いたものです。

同じお客様からのご注文でしたが、間違いのないように包装し、

包装してくれるのは、いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんでした。

最初の『西京漬』は、受け取られる方に直接届くので、

送り状を貼っただけでしたが、もう一つの『西京漬』は、

受け取られた方が、別の方にお持ちになるので、袋も同梱しておき、包装紙には、

要冷凍のシールも貼っておき、冷凍庫へ。

その後、

明日の『西京漬』の仕込みのため、袋を用意したり、

有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌を練っておき、

午前中のうちに、発送することが出来ました。

熨斗や発送の仕方に関しては、可能な限り、対応させて頂いておりますので、御注文の際に、お気軽にお申し付け下さい。

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真空パックして、冷凍した剥き栗(むきぐり)

料理が好きで料理人になり、3分の1世紀が経ち、誰が名付けたのか、熱血料理人。

3423回目の今日も、 日本料理店『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が 、料理への想いや日々の出来事を認(したため)させて頂きます。

先日のお話しのように、商売をやっていると、有り難いことに色んなものを頂く機会があり、昨日は、

栗を頂きました。

すぐに使う必要もないので、剥いてから、真空パックして、冷凍することにし、

洗ったら、

剥きやすくするため、

やや熱めのお湯(60~70度)に、30分程度浸けてから、

天地(先端と下)を落としたのですが、お湯に浸け、いくらか剥きやすくはなっているものの、形もいびつであるだけでなく、皮も硬いので、注意が必要です。

全て天地を落としたら、

鬼皮(表面の硬い皮)を剥きながら、

一緒に渋皮(表皮と実の間の皮)を剥いたら、

包丁を使い、

鬼皮だけ剥くのですが、包丁を使うので、先程同様、注意が必要なのは、言うまでもありません。

ここまでやったら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの出番で、

普段から自分の手元をしてくれているとは言っても、包丁仕事となると、素人イ以上玄人はだし未満ですので、

手直しが必要です。

というよりも、必要以上に包丁を入れられると、かえってロスを産むので、出来そうもないことは、やらないように伝えています。

ただ、時に伝え忘れ、聞き逃しもあり、結果として、言った言わない、言われた言われていないの不協和音を生じることもあるので、基本的に出来そうもない仕事は、スルーするのが、仕事の上での不文律です。

そんなことはさておき、

手直しをしたら、

水洗いし、

ざるに上げ、

予定通り、真空パックして、冷凍庫へ。

栗だけだと不揃いゆえ、冷凍しておくと、袋が破損する可能性もあり、真空パックした意味がないので、

クッションとして、水も入れておきました。

今回の栗は、栗御飯に仕立てるのですが、ご存じのように、栗は安くはない食材ゆえ、先日のお弁当のように、

簡単に使うことは出来ません。

実を言うと、今日の栗同様、その時の栗も頂きもので、こんなことが為せるのも、地方ならではのことですし、栗は、下さった常連さんの庭になっていたものです。

しかも、その方が自ら持参して下さり、かの疫病ゆえ、リモートだことのテレだことの言われますが、やはり、人は人あってこそ。

田舎には田舎なりのスタイルがあり、それも宜し。

便利が第一義、結構、結構。ただ、不便は知恵と工夫を磨く源で、自ら人生三種の神器と呼ぶ「努力、忍耐、工夫」無くして、前に進めません。

例の三種の神器に近いのが不器用で、その四天王を駆使し、これからも厨房に立ちます。

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早朝から揚場

料理が好きで料理人になり、3分の1世紀が経ち、誰が名付けたのか、熱血料理人。

3422回目の今日も、 日本料理店『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が 、料理への想いや日々の出来事を認(したため)させて頂きます。

仕入先の沼津魚市場に行く時は、4時前後に起き、それ以外の日は、5時~6時の間に目が覚めてしまい、再び寝ることが難しいので、そのまま起きることもしばしばです。

さらに、何となく仕事を始めたりすることもありますが、今朝は、5時に目覚ましをセットしたものの、4時半過ぎに目が覚めました。

5時にセットしたのは、娘達のお弁当の揚物というか、油で揚げてから作る料理があり、その仕事を女将兼愛妻(!?)の真由美さんに頼まれたからです。

厨房に行ったのは、

5時過ぎで、こういうことが為せるのも、店舗兼住宅ならではのことで、既に真由美さんがフライヤーの火を点けてあり、

じゃが芋、茄子、ピーマンを揚げたら、2階へ。

厨房に戻った自分は、漂白剤に浸けておいたまな板を洗い、仕事を始める準備をすることにし、娘達のお弁当は、

こんな感じに仕上りました。

ちなみに、魚市場に行かない時には、娘達のお弁当を、自分のInstagramに投稿してあるので、

よろしければ、お立ち寄り下さい。

ところで、8月の半ばから続いている“茄子のオランダ煮大作戦”ですが、昨日も、

茄子を頂き、さらに昨日は、

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ピーマンも頂いたので、“茄子のオランダ煮大作戦” (Part Ⅻ)は、ピーマン付となりました。

“茄子のオランダ煮大作戦”は、お客様に差し上げているのですが、最近のトレンドとしては、長いまま、箸で切りながら食べることらしく、色こそSNS映えはしないものの、味としては、かなり好評で、嬉しい限りでなりません。

仕事を始めるには、少し早かったものの、茄子を揚げたら、フライヤーの掃除もしたかったので、仕込みを始めることにしました。

茄子は、

へたを取ったら、

切り込みを入れ、ピーマンは、

半分に包丁したら、種を取っておきました。

出汁を引くなど、他の仕込みをしていると、真由美さんも早めに仕事を始めてくれたので、

茄子を揚げてもらいました。

真由美さんの様子を見ながら、

揚げた茄子を鍋で軽く煮たら、

受けを並べたバットに茄子を乗せ、余分な油と水分が落ちたら、

バットに移しておきました。

“茄子のオランダ煮大作戦”は、おまけアイテムですので、仕込みの方法を多少変えてあり、通常の仕込み方は、こちらです。

油で揚げた茄子を全て煮たら、

ピーマンを揚げたのですが、

揚げるというよりも、

中華料理で言うところの油通しに近い感じで、ピーマンは、

氷水をあてて、冷ましておいた出汁に入れ、

ピーマンも冷めたら、

茄子のバットに移しておきました。

早朝から、揚場で仕事をしていたので、揚物気分になっており、茄子とピーマンに海老と下足(げそ)を加え、

昼ごはんのおかず用として、天ぷらにしました。

すべき揚物を済ましたら、

油を漉し、

フライヤーの掃除をすることにしました。

フライヤーを洗ってくれたのは、

真由美さんで、

最終確認をするのは自分で、油汚れの洗剤を使ってはいても、あえて素手なのは、素手でないと確認しづらいからです。

さらに言うと、面の皮同様、手の皮も厚いので、その辺りは、さほど心配はありません!?(笑)

お湯で流し、拭き上げたら、

しばらくの間、乾かしておきました。

フライヤーそのものの掃除は、ここで終わっても、

厨房の側溝の掃除も不可欠で、時と場合にもよりますが、

カウンター内のそれも、ついでにすることもあり、今日も然りでした。

これで終わりとはいかないのが、フライヤーの掃除で、

漉した油を、

フライヤーに戻した後の洗い物も、

厄介で、言うなれば、フライヤー掃除のボスキャラです。

また、今日は、

時間に余裕があったので、洗い場の側溝の掃除もすることが出来、一新した気分でランチの営業に臨み、

が終わったら、予定通り、天ぷら定食@賄いを堪能したのでした。

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