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もっとおいしいお話し

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天然というより、野生の超特大すっぽん(静岡県沼津産)は、まるでガメラ 



天然と野生は

同義語かもしれませんが

今日は

天然と言うよりも

野生と言った方が

相応しい食材に

出会いました 



2024年10月25日

Vol.4518



いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ

西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の

店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます




今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

ふぐとらちゃんが

やって来ました



「おはよう、親方🐡

色々と仕入れて来たね」


「おはよう🐡


少量多品種って

感じだね」

と、自分 



「インスタって

こういう使い方が

出来るんだね」





ちなみに

こちらが

自分のInstagramです




「頭とSNSは

使い様ってことかな www」


「何だかなぁ~


異常にデカいけど

これって

スッポン?」




「そうだよ」


「っていうか


3,9kgって・・・!?」



「3,9キロだよ

ちょっと重いけど


ほら♬」


「ほらって

その満面の笑みは

何なの?」




「いやぁ

自分史上最大の

すっぽんだからね


ツーショット写真を

撮らないわけには

いかないでしょ」


「遊びじゃなんだから

もう親方って・・・

それにしても

ガメラだね」



「あはは・・・

すっぽんに

限ったことじゃないけど

デカい魚は

このワイルド感が

溜まんないんだよね」



「スッポンって

魚なの?」


「魚じゃないけど

魚市場にあるから

魚みたいなもんじゃん」


「そっかぁ~

ワイルドってことは

天然のスッポンなんでしょ?」



「そうだよ

ここまでデカいと

天然って言うよりも

野生って

言った方が

いいかもね」



「野生かぁ

確かに、そうかもね

で、このスッポンは

どこ産なの?」



「狩野川のだよ」

狩野川とは

静岡県沼津市内を

流れる川で

全国的にも珍しく

市街地を流れる

一級河川でもあります 


また、鮎(あゆ)の友釣りの

発祥地です


「ここまで

デカいと

狩野川の主じゃね?」



「そうかもね

こんなに大きくなるまで

いたのには

びっくりだね」


「ここまで

大きくなるのに

どれくらい

かかるものなの?」



「Google先生に

訊いてみたら

5キロになるのに

50年とか

書いてあったよ」


「3,9ってことは

39歳!?」

「まぁ、単純に言えば

そうなるかもしれないけど

自分よりも

先輩だね」


「はぁ~っ

アラフィフの親方よりも

ひと回りも後輩じゃん

さば読むどころの

話じゃないじゃのに~」


「まぁまぁ

でさぁ

今朝の市場には

この3,9を入れて

8ハイの

天然のすっぽんが

入荷していたんだよ」


「天然じゃなくて

野生じゃね?」

「そうだったねwww

で、これらが

今朝の8ハイ👇



①3,9キロ🐢



②3,0キロ🐢



③3,2キロ🐢



④2,0キロ🐢



⑤2,6キロ🐢



⑥2,7キロ🐢



⑦1,8キロ🐢



⑧800グラム🐢


この800が

標準サイズなんだけど


3キロオーバーが

3ハイもいることだって

驚きだよ」



「親方のが

一番デカいじゃん!」



「そうだよ


だから

GETした時は

ほら

これ見よがしに

ビクトリーラン・・・♬」




「ビクトリーラン・・・♬って

やっぱ楽しみ過ぎ~」


「だから言ってんじゃん

このワイルド感に

痺れるんだよ」


「でも、スッポンって

どうやって獲るの?」


「すっぽんだけを狙う

釣りもあるけど

これからの時季は

ズガニの籠にかかるものも

多いんだよ」



「ズガニって?」


「藻屑蟹(もくずがに)

のことだよ

上海蟹の仲間だよ」



「上海蟹かぁ

あれも、秋が時季だよね

でも、中国産を嫌う人は

多いけど

上海蟹のファンって

多くね?」



「多いね

日本人の七不思議かも・・・!?」 



「でも、ズガニを獲る籠って

大きいものなの?」



「そんなには

大きくないよ

たださぁ

こんなすっぽんが

入っていたら

ビックリするよね」



「間違いないね

このスッポンも

鍋にするの?」


「もちろん

ともかく

すっぽんは鍋に限るね」


「すぐに仕込むの?」




「いや、どんな状態か

分かんないから



泥抜きをしてからだね」


「こんな風にしていたら


愛情が沸いて

ペットにしちゃうんじゃね?」



「それはないけど


ざるだけだと

押しのけちゃう

かもしれないから

こうしておかないとね」


「これなら

平気だね


それにしても

夏場から

天然のスッポンを

よく仕入れているよね?」



「そうだね

寒くなると

すっぽんのコース

予約が入ってくるけど


すっぽんのコースは

すっぽんONLYの

すっぽん尽くしだから

個人的には

すっぽん鍋を入れた

【特別会席】みたいな方が

断然オススメだね」


「そうなんだぁ」



「ともかく、すっぽんは

鍋だよ、鍋!」



「そこまで言うなら

食べるしかないじゃん!」


「熱烈歓迎で

お待ちしています🙇」



ズガニの入荷が

増えて来ると

その“連れ”として

すっぽんも入荷してくることも

珍しくありません 


この際

自分史上最大の

4キロ越えのすっぽんが

入荷していたら

仕入れる予定です




「今日は

テイクアウトの

海老フライの注文が

あったんだね

んまそう・・・🤤」

by ミニふぐちゃん



⭐⭐ コエタス ⭐⭐


当店のお取り寄せや 

通販の商品などを

召し上がった方々が 

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています

ご興味、ご関心のある方は

御覧ください

釣り針を飲み込んだ天然のすっぽん



天然のすっぽんは

釣り針を

飲み込んでいることもあるので

卸す時には

細心の注意が必要です 



2024年10月20日

Vol.4515




いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ

西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の

店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます




「おはよう、親方

これも

天然のすっぽん?」



と、熱血君 



「おはよう🐡

そうだよ

昨日、沼津の知り合いから

仕入れて来たんだけど


笑えるのが

もう1パイいたんだけど

逃げちゃったらしいんだよ」

と、自分


「え゛~っ

で、どうなったの?」



「無事に戻って来た

らしいんだけど



これこれ👆」 




「すっぽんって

自分の家が分かるの!?」






「一週間かそこらで

自分の家の場所を

覚えるとは思えないけど

よっぽど居心地が

良かったんだろうね」


「逃げたはいいけど

周りに水が無かったから

戻って来たとか・・・」


「それもあるかもね

一応、亀だからね」 


「ところで、口から

糸みたなものが

出ているけど・・・」





「釣り糸だよ」



「ってことは

釣り針を

飲み込んでいるの?」


「そうだよ」


「そんなこと聞いたら

二次性徴 声変わり | イラストほけんしつ

急に喉の辺りに

違和感が・・・」



「周りの空気に

すぐに流されるんだねwww」


「そうやって

いじるのは良くないよ

嫌われても

知らないからね」


「はいはい

それはそれとして

これから卸すから

離れていてね」


「はぁ~い」 





すっぽんを卸す時は

仰向けにして

首を使って

起き上ろうとしたら

一気に首を掴んで

付根に包丁を入れて

締めます



最近では

気にならなくなりましたが

覚えたての頃は

すっぽんが目をつむる様子に

心苦しさを感じたものです 




「とらあえず

卸し終えたんだね

締めた直後は

かなりグロかったね」


「なんだかんだ言っても

四つ足だから

そうなるよ」






「頭が無いけど・・・」



「釣り針を

飲み込んでいるから

釣り糸を手繰って

針が掛かっている場所を

探るから

緊張しちゃうよ」



「そのまま

お客さんが食べちゃったら

事件になっちゃうもんね」 



「多分、このすっぽんが

飲み込んだ針は

喉にあるんだけど

凄いのになると

釣り針が肩の辺りに

引っ掛かっていることも

あるんだよ」



「口から飲み込んだ針が

肩にあるって

信じられないよ」



「これまでにも

何度か見たことあるよ」


「マジなの?」


「マジだよ」



「言われてみれば

あんだけの数の

天然のすっぽんを

卸していれば

不思議じゃないけど

そういう経験があるなんて

すっぽん博士に

なれるんじゃね?(笑)」



「そんなことはないけど

自分の推測だと

喉から気管支に入って

動いているうちに

肩までたどり着いて

そのまま

引っ掛かった状態

って感じかな」 


「どうなんだろうね

そういうのを

研究している人って

いないのかな」



「養殖が一般的だから

いるんだろうけど

色々と調べてみたら

生態に関しては

謎がかなり多いらしいよ」


「へぇ~

この際

天然のすっぽんの

研究者になるのは

どう?

あっ、ついでに

天然のとらふぐもセットでも

いいんじゃね?」


「どっちも

食材としての研究は

するけど

生き物としての

研究はパスで・・・」


「そうは言っても

ここまで調べるのも

なかなかだと思うけどね(笑)」 


「別のレアケースだと

釣り針が2つ

あったこともあるよ

その時は

喉と肩だったけどね」



「ヤバっ

すっぽんは痛みを

感じないのかね~」 


「それもまた

謎だね」




その後

釣り針は

喉から

出て来ました



なお、喉全体の写真は

グロいので

一部のみです



その後

卸したすっぽんは

湯通しをして

薄皮を剥くことにしました



薄皮の下処理が

すっぽんの仕込みの中で

もっとも

手が掛かるものですので


こういう時は

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんの出番です





「真由美さんも

手慣れたもんだね」



「卸すことは出来ないけど

皮剥きは

私の役目だからね

だから

卸したすっぽんの数だけ

皮剥きをしているよ」


「すっぽんの皮剥きをする

日本料理店の女将さんなんて

そうそういないんじゃね?」


「どうなんだろうね~」



真由美さんが剥いた後に

自分が手直しをし


すっぽんの仕込みが

終わりました 





「これも

すっぽん鍋になるの?」 


「そうだよ

すっぽんは

出汁に美味しさがあるからね

っていうか

すっぽんは

鍋一択だよ」


「そこまで言う

美味しさって

どんなものなの?」



「他の食材には無い

唯一無二の美味しさだよ

『すっぽんは

何に似ているの?』って

訊かれることがあるけど

答は

ただの一つで

すっぽんの味だよ」


「そっかぁ~」


すっぽんほど

見た目と美味しさに

ギャップがある食材は

他にはありません


しかも、日本料理の中では

美食中の美食です


卸し方だけでなく

仕込み方と

全てが他の食材とは

異なります 



さらには

すっぽん料理の技法は

奥深く

長い伝統に

支えられているものです 


すっぽん料理に限らず

日本料理の伝統を受け継ぎ

後世に伝えることを

肝に銘じながら

日々の仕事に

臨み続けます




「ランチの西京焼が

んまそう~🤤

そんじゃ、また🐡」



⭐⭐ コエタス ⭐⭐

当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が 

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ご興味、ご関心のある方は

御覧ください 

天然のすっぽん鍋メインの【特別会席】


今夜の【特別会席】は

天然のすっぽんで

仕立てたすっぽん鍋を

メインにしたものでした



2024年10月7日

Vol.4505




いらっしゃいませ


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“身体に優しい

美味しい日本料理”

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天然のとらふぐ

西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の

店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます 





「おはよう、親方🐡

伊勢海老とアワビを

仕入れて来た

ってことは

【特別会席】の予約が

入っているの?」



と、ミニふぐちゃんが

訊いてきました


「おはよう🐡

Bolas Bilhetes Bingo Com Números PNG , Bola, Jogos, Bingo Imagem PNG e ...


BINGO!


ほらね」



と、答えると


「おぉ~!

でもさぁ

今日って

定休日じゃね?」

と、訊いてきました


「そうなんだけど

早めに予約を

もらえれば

休みでも

OKだよ」



「そうなんだぁ

ランチでも?」


「人数にも

よるんだけどね」


「ふぅ~ん

【特別会席】ってことは

今日のメインは?」



「すっぽん鍋だよ


秋からの【特別会席】は

ふぐちりか

すっぽん鍋を

メインにすることが

多いんだけどね」


「天ってあるけど

天然のすっぽん

ってこと?」 


「そうだよ

8月から

時々、仕込んでいたからね」


「そうだったよね

天然のすっぽん

って、どうなの?」



「どうもこうも

美味しいの一言に

尽きるね」

「わぁ~

どんな献立

なんだろう・・・♬」 


ということで

今夜の【特別会席】の献立

について

お話しします 


◆先付(さきづけ)

 南京豆腐


南瓜で作った豆腐です


◆揚物①

 鮑(あわび)の天ぷら


台にしてあるのは

ズッキーニの天ぷらで


鮑の天ぷらに添えるのは

鮑の肝醤油です




「肝醤油が

この料理の肝なんだよね」



「そうだよ

上手いこと言うね

鮑の天ぷらを

座布団の替わりにして

あげたいけど

人数分しか

仕入れて来ていないから

残念だけど、無しね」


「ありゃりゃ・・・」


◆刺身

 ふぐ刺


ふぐは遠州灘産の

天然のとらふぐです



◆揚物②

 とらふぐ(天然)の唐揚げ



◆鍋

 すっぽん鍋

 
すっぽん鍋は

出汁の美味しさを

味わって頂くため

あえて

余分な具材を

入れないようにしています 


入っているのは

焼ねぎ、とうふ

くずきりです 



◆焼物

 伊勢海老の具足焼



◆酢の物

 国産牛のローストビーフ



掛かっているのは

オリジナルの

【野菜感溢れるドレッシング】です

野菜感溢れるドレッシング




◆食事 

 すっぽん雑炊



雑炊は

すっぽん鍋の土鍋を

下げて来てから

その出汁で

作ります

作っている間に


茶碗と

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0378.jpg


お新香を

お出ししました


キムチを添えてあるのは

味変のためです 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0380.jpg


また、茶碗の

ふぐのイラストは

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが

描いたものです


◆デザート

 シャインマスカットのアイス



以上が

今夜の【特別会席】の

献立でした



「ねぇ、親方

鰻の蒲焼と


低温調理した

ふぐ刺のことを


忘れているよ」



「そうだったね」


鰻の蒲焼は

海老、蟹(かに)などの

甲殻類NGのお客様に


低温調理の

ふぐ刺は

生ものNGのお客様に

お出ししました 


ランチ、夕席に限らず

苦手な食材がある場合

ご予約の際に

可能な限り

対応させて頂きますので

お気軽にお申し付け下さい 




「明日は

バスが来るんだね

そんじゃ、また🚌」

by ふぐとらちゃん





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天然のすっぽんが飲み込んだ釣針の在処(ありか) 


天然のすっぽんは 

釣針を飲み込んでいる

こともあり

時には

その釣針が

予想だにしない所から

見つかることもあります


2024年9月18日 




いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし


魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

【佳肴 季凛】の

店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG8016.jpg



すっぽんは

仰向けの状態になると

首を使って

起き上ろうとする

習性があります



なので

卸す時は

まな板の端に置き

首を出したら

掴んで

付根に包丁を入れ

締めます



この2ハイの

すっぽんは

先日仕入れた

ジャンボサイズの

天然ものです👇


片方は

簡単に首を出したので

締めることが出来たのですが



もう片方は

なかなか首を

出さないので


上から水を

掛けることにしました



「こんなことで

首を出すの?」



と、ふぐとらちゃん


「そのまま待つよりは

すんなり出すことが

あるんだよ」

と、答えました 


「こんな方法

どこで教わったの?」


「何年か前に

天然のすっぽんを

卸した時に

偶然、知ったんだよ


これこれ👆


「何だかんだ言っても

あんだけ沢山の

すっぽんを卸していれば

こんなことも

覚えちゃうんだねぇ」


「まぁね」



なかなか首を

出さないので

最初の1パイを

卸したら

薄皮を取るための

霜降り(湯通し)を

しておきました




薄皮を取ってくれるのは

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんです


合間を見ながら

水をかけるのですが

首を出す気配は

一切ありません 



出したかと思えば

引っ込めるし


掴もうと思えば

噛み付こうとするので


仕事が進ません



そして

この瞬間を逃さずに

掴んでから

締めることが

出来ました 



2ハイとも

釣針を飲み込んでいたので

卸す時は

細心の注意が

欠かせません 



釣られたのが

一週間前であるにも

関わらず


何食わぬ顔でいる

すっぽんの

生命力というか

図太さには

脱帽するのみ




卸ている時に

肩(前腕)に

釣針が

引っ掛かっていました 


これまでにも

こういうケースを

見たことがあるのですが


見る度に思うのは

どういう経路で

口から飲み込んだものが

肩に辿り着いたのか

解せません 


そして

もう片方も

釣り糸が

口から出ていたので

釣り針が残っている可能性を

確認していました


が、こちらは

卸している時に

釣り糸が切れたのが

分かったのですが

釣り針の在り処を

気にしながら

卸し終えました


不安を感じながら

薄皮を取り

水洗いをしている時に

ついに発見!



釣り針が残っていたのは

頭に近い

腹側の身でした



 
「口から飲み込んだ

わけだから

食道とか胃腸に 

残っているなら

理解出来るんだけど

お腹や肩の辺りで

見つかるなんて

かなりヤバくね?」




「ヤバいよ

もし気付かないで

調理して

お客さんが

食べちゃったら

って思うと

Sad Face Clipart Black and White Free - Clipart World



恐ろし過ぎて・・・」 


「そうだよね~

喉に刺さった魚の骨

なんて言うけど

こんだけの数の

天然のすっぽんを

卸している親方には

すっぽんが飲み込んだ釣針

の方が合うかもね」 


「なんだかなぁ~」



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG8051.jpg



薄皮を剥き終えた

すっぽんは

鍋用に出汁を取るため

このまま冷蔵庫へ



すぐに仕込まないのは

活きた状態の身よりも

しばらく置いた方が

旨味が出るからです


しかも、2キロオーバーの

ジャンボサイズなので

濃厚な出汁が

取れます



すっぽんと言うと

ゲテモノ、キワモノ

のイメージがありますが

その美味しさは

他の食材には無い

唯一無二のものです 


また、日本料理だけでなく

中華料理

フランス料理でも

使われており

やはり

スープで食べられています 


それこそ

洋の東西を問わない

美味しさですが


気になるのは

その卸し方と

仕込み方です 



日本料理以外の

料理人で

すっぽんを卸している方が

いらっしゃいましたら

繋がって頂けたら

幸いです





「今日は

廃食用油の回収日

だったんだね

そんじゃ、また明日🐡」

by ミニふぐちゃん


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ジャンボサイズのすっぽん(天然)のお腹から出て来たのは、ジャンボタニシの蓋


天然のすっぽんは

泥抜きしていると

色んなものを

吐き出します


今朝仕入れた

ジャンボサイズの

すっぽんのお腹から

出て来たものとは・・・



2024年9月16日


いらっしゃいませ


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支えてくれる漁師の

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「おはよう、親方🐡

このすっぽん

デカくね?」


と、ミニふぐちゃん 



「おはよう🐡

デカいよ

2キロオーバー

じゃないかなぁ」

と言うと


「じゃないかなぁ

って

随分いい加減な

言い方じゃね?」


「だって

市場で仕入れた

すっぽんじゃないからね」



沼津魚市場に限らず

魚市場は

単価×目方で

取引されるのが

一般的です 



「どういうこと?」


「前にも

仕入れたことがある

知り合いから

仕入れたんだけど

これも藤枝産だよ」


藤枝とは

静岡県中部地方の

市の名前です 



こちらが

前に仕入れた

すっぽんです




「でも、どうして

2キロ越えって

分かるの?」



「3はいで

6キロ越えっていうのを

投稿していたからだよ」



「どんな写真?」


「この写真だよ

カメの画像のようです


重なっているから

2はいにしか

見えないけどね


給湯器、、「6.10 6.10k」というテキストの画像のようです


一番小さい1,5キロのが

行先が決まっちゃって

残りの2ハイが

残ったから

2キロオーバー

っていうわけなんだよ」


「1,5キロも

大きいけど

2キロオーバーは

特大じゃん」


「普通に出回る

養殖ものが

1キロ前後で

その倍だからね」


「ジャンボすっぽんを

受け取った時の様子は

どうだったの?」




「どうもこうも

ないんだけど

こんだけデカいと

違うんだぁ

みたいなところが

あったよ」


「どんなとこ?」


「まぁ、今から

話すよ」



「わぁ~い♬」






取り出した後の

水槽を見ると



沢山のタニシの蓋があり

すっぽんが

吐き出したものです

ジャンボサイズが

3ハイですので

食べる量も

当然、特盛!




そもそも

このタニシは

田んぼの稲を

食べてしまう

南米原産の

スクリミリンゴガイ

という外来種で


ジャンボタニシと

呼ばれています 



元々、食用として

輸入されたのですが

野生化して

稲を食害するため

防除対象にして

厄介者なのです




熱中症対策用に

凍らせた

ペットボトルを入れ

持って来ました



一週間以上

泥抜きをしたとのことですが



明日か明後日まで

“飼って”おくことにしました 


泥抜きとは

体内の不純物や

泥を体内から

排出させるための

プロセスです





「このすっぽんは

何に仕込むの?」


「そりゃあ

鍋だよ、鍋!

すっぽんの味を

楽しむには

鍋一択!

あの出汁は

他の食材には

無いものだからねぇ」


「デカいと

大味にならないの?」



「ならないよ

基本的に、食材は

デカいものに

限るからね

このサイズで

しかも2ハイで

取れる出汁なんて

考えるだけでも

・・・・🤤」



「そんなに

凄いんだぁ~」


「まぁね」



卸すのは

明後日(水曜日)で

鍋に仕込むのは

その明くるの予定です 


すっぽんに限らず

ジャンボサイズの食材は

そのワイルド感が

たまりません 


しかも

天然ものとなれば

尚更なのです 




「明日は 

十五夜なんだぁ~

そんじゃ、また🐡」

 by ミニふぐちゃん



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通販の商品などを

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定休日に、すっぽん(天然)の甲羅干し


天然のすっぽんは 

卸すまでに

数日間

泥抜きをしなくては

なりません


その間に

天気が良い日には

甲羅干しもします


2024年8月26日



いらっしゃいませ


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を信条とし


魚菜食文化でもある

和食文化を支えてくれる

漁師の代弁者として

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志村弘信が

今日も認(したた)めます 



「おはよう、親方🐡

まさかのまさかだけど

定休日だからって

ここで

水浴びをする

んじゃないよね?」


と、熱血君


「そんなことする

わけないじゃん!

いくら暑くても

まだ頭は

平気だよwww」

と、言うと



「そうだよねぇ

でも、でも・・・!?」


「こんだけの水に


凍らせた

ペットボトルを

入れただけじゃ


わかんないもんね」


「そうだよ」


「とりあえず

中に入ってごらん」


「うん」


「このすっぽんを



バケツに移したら


外へ連れて来て


ほい!」


「すっぽんの

プールじゃん!」


「プールっていうか

甲羅干しを

するんだよ」



「甲羅干し?」


「簡単に言えば

日光浴なんだけどね

主に6つの理由が

あるんだよ👇」



①体温調節

 変温動物ゆえ

 太陽光で体温調節をして

 血液の循環を

 良くするため


寄生虫などの除去

 紫外線の殺菌作用で

 様々な寄生虫から

 身を守るため


③皮膚病の予防

 皮膚を乾燥させ

 菌を死滅させるため


④甲羅の病気予防

 太陽光を浴びて

 紫外線の照射と

 栄養素を吸収するため


⑤藻類の繁殖予防

 紫外線不足により

 藻類が生えにくくするため


⑥栄養素を吸収

 カルシウムの

 吸収促進のために

 ビタミンD3を補うため


ってことだよ」



「でも、これって

人間にも

当てはまんじゃね?」


「そうだね

ただ、①~⑥は

自然界の話だけど


近いうち

すっぽん鍋用に

卸すことを

前提にしているから

自分がやっている

甲羅干しは

②と④だね」



「ここまで

やるってことは

ペット状態じゃん!」


「そうかもね」

「じゃあ

卸すなんて

出来ないんじゃね?」



「う~ん

それは

全くないよ


殺生、要は

命をもらって

料理に仕立てて

命の源に変えるのが

料理人の仕事だからね


その命を

粗末にしなければ

問題ないと思うよ」


「そうなんだぁ」


「そもそも

食事の前の

いただきます、って

どういう意味か

知ってる?」


「・・・・・」


「食事のために

命を提供してくれた

食材に対しての

命頂きます

なんだよ」



「そうなんだぁ」



「人間に限らず

生き物って

他者の命の上に

自らの命があるわけだから

どんな食材でも

粗末には

出来ないんんだよ」



「うんうん

それだったら

フードロス防止なんて

言っていながら

食品の大量廃棄って

おかしくね?」



「あぁ、それこそ

笑うほど

おかしいね

米を含めて

あんだけの惣菜を

捨てていながら

米不足だからって

米を買い求めるのは

考えられないね」



「そうだよね

何でもかんでも

捨てないで

二次利用

三次利用している

親方にしてみれば

あり得ないでしょ?」


「あり得ないね

あんなのは

悪魔に魂を売らなきゃ

出来ないことだよ

惣菜の製造や

販売に関しては

一定の基準を

設けるべきだよね

そりゃあ

売る側が

損をするだけだから

他人に言われる

筋合いは無いって

言うかもしれないけど

ゴミの問題もあるし

食料に関する事は

国家の基本政策だから

自分勝手なことを

するわけにはいかないよ」



「その通りだよね

こういう話題になると

親方は熱くなるから

この辺にしておこうよ」


「そうだね

で、すっぽんね

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG8667-1.jpg


お~っと

逃げ出すところだったよ

あっ、こっちも」



「ヤバいよ ヤバいよ


逃げちゃいそうだよ」


「だから

今から

網を乗せておくんだよ


水が温まって

万事休す

じゃ困るから

ペット氷も

乗せておかないとね」



「ここまで

やっていれば

やっぱり

ペットじゃん!」



「まぁ、それだけ

卸す日まで

大事に大事に

愛情を注ぐんだよ

そうすれば

ストレスも溜まらないから

きっと美味しい出汁を

出してくれると思うよ」


「そっかぁ~

こういう愛の形も💝

ありなんだね」


「料理は愛情だからね」


すっぽんに限らず

命ある食材を

粗末にすることなく

料理に仕立てるのが

料理人の使命です


それを忘れることなく

日々の仕事に

臨みます 







「昨日のクサヤモロは

何に仕込むのかなぁ

そんじゃ、また明日🐡」

by ふぐとらちゃん



⭐⭐ コエタス ⭐⭐

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天然のすっぽんのお腹から出て来たのは、虫の羽や殻


今日は

天然のすっぽんが

届き

先日仕入れた

2ハイと合わせて

合計3ハイとなりました


2024年8月24日






いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ

西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の

店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます 



「ねぇ、親方

バットに入っている

ゴミみたいなのは

なんなの?」


と、熱血君



「ゴミって言えば

ゴミなんだけど

すっぽんが

自分の胃袋から

吐き出したものだよ」

と、答えました  


「で、何を吐き出したの?」 



「見た感じ

虫の羽とか

胴体の一部だね」


「虫は何なの?」



「水生昆虫だと

思うんだけど

羽がある感じからして

ヤゴのような気がするなぁ」



「ヤゴ!?

変わった名前の

虫だねぇ」


「とんぼの幼虫で

成虫になる前は

水の中で

生活しているんだよ」


「へぇ~

子供の頃

川遊びで培っただけの

ことはあるね」



「とんぼ(蜻蛉)って

縁起が良いって

言われているのは

知っている?」


「初耳学だよ」



「別名

勝ち虫とも

言われているんだけど

前にしか飛べずに

後退しないことから

不退転の精神を

表すものとして

縁起物として

武士に喜ばれていたんだよ」


「前向きあるのみかぁ

恰好いいなぁ~

じゃ、親方好みじゃん!」



「そうだね

かなり前だけど

こんなものも

真由美さんと

お揃いでもらったんだよ」


真由美さんとは

女将兼愛妻(!?)のことです



「普段使っている

やつじゃん!



二人共

前向きだから

それこそ

とんぼだね♬」 




「まぁまぁ

とんぼはさておき

ほら、新しい子が来たよ」




「追加のすっぽんじゃん!」



取り出したすっぽんが

こちらです



「おっ、男の子だ」




「よく分かったじゃん!」



「だって

出るものが

出ているからね」


「BINGO!

よく覚えたね~」



「こんだけ

すっぽんのことを

書いているんだもん

嫌でも

覚えちゃうよ」


「まぁね♬」 



“転校生”のすっぽんも

“在校生”同様

泥抜きをすることにしました


“在校生”とは

先日仕入れた

静岡県藤枝産の2ハイで


先程の羽と殻を

吐き出した主です


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG8594.jpg




泥抜きには

先程のように

お腹に残っている物を

吐き出させるのと

淡水臭さを抜く意味が

あります



「今日のすっぽんは

どうしたの?」


「常連さんの友達が

獲って来たものだよ

山梨県の身延(みのぶ)町で

獲れたんだって」

「棲んでいる所で

味も違うの?」



「食べているものが

違うから

そりゃ違うでしょ


たださぁ

そこまでの違いを

調べたことが無いけどね

まぁ、どっちにしても

言えるのが

天然のすっぽんの

美味しさは

養殖とは

別ものだよ」


「そんなに違うんだぁ」



「すっぽんは

鍋に限るんだけど

その出汁に

美味しさがあるから

すっぽんスープを飲めば

一目(いちもく)ならぬ

一口(ひとくち)瞭然だよ」


「わぁ~

で、いつ仕込むの?」


「木曜日に卸して 

金曜日か土曜日に

仕込むよ」





「3ハイ分の

天然のすっぽんの

出汁かぁ~

楽しみだね」



「そうなんだけど

予め仕込んで

ストックしておいた

出汁も加えるから

かなり濃厚な出汁が

出来るはずだよ」 



「聞いているだけでも

よだれが洪水状態・・・🤤」




ただ、すっぽんは

その姿から

キワモノ、ゲテモノ

のイメージがありますが

その美味しさは

他の食材には無い

唯一無二の味わいにして

丁寧に

仕込んだすっぽんの出汁は

濃厚でいながらも

上品そのものです


すっぽんは

養殖ものが基本で

一年を通じて

楽しむことが出来ます



一方、天然ものは

冬眠するので

春から秋までしか

出回りません 


そういう意味では

“今が旬”の食材です 


自然の恵みを

料理の中に

表現出来るのが

日本料理の素晴らしさで

その感覚を忘れることなく

伝え続けます 



「明日は

バスが来るんだぁ

頑張ってね

そんじゃ、また🚌」


by ふぐとらちゃん



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ミニと標準サイズの天然のすっぽん(静岡県藤枝産)


先日同様

今日仕入れたすっぽんも

天然ものでした

天然ものですので

大きさも

様々です



2024年8月22日




いらっしゃいませ


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店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます 





「おはよう、親方🐡

すっぽんを仕入れて

来たんだね」

と、熱血君 




「おはよう🐡

そうだよ」

と、返しました 



「大きさが

違うってことは

今日のも

天然?」


「そうだよ

昨日の時点で

どんなのか

分かっていたんだけどね」


「ってことは

この間と

同じ人から

仕入れたの?」


この間の

すっぽんについては

こちらを👇




「そうだよ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-35.png

だから

こんなやり取りを

したんだよ

その後に

Facebookの投稿を

確認すると


こんな投稿」


「じゃあ

予定通りの入荷だったんだね」

「そうそう」



そして

今朝の沼津魚市場です



売場に

すっぽん登場!


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG8166.jpg


1パイずつ

秤にかけられていきました



逃げ出さないよう

網が乗せられています 


メッセージでは

5ハイでしたが

8ハイ全て入荷し

それぞれの目方は

以下の通りです



0,4キロ、0,8キロ


0,9キロ




1,3キロ、0,6キロ 




0,7キロが3ハイ 


競りが始まり


その結果



0,4キロと0,9キロの

2ハイをGET 

0,9キロと0,4キロなので

それこそ

親亀と子亀です 


養殖のすっぽんは

1キロ前後なので

0,9は標準で

0,4はミニ

ということになります 


また、泥抜きは済んでいる

とのことですが


すぐには

卸さないので

泥抜きをすることにしました



シンクに水を入れると

ぬるかったので



氷を入れました


温度を計ることは

しませんが

ひんやりして

気持ちいいくらいの

温度にします



シンクに入れると

すっぽんが

気持ち良さそうに

スイスイ


「気持ち良さそう~♬」




「しかも

氷を入れたざるを

かぶせておけば

冷たい水が

適度に落ちるから

便利じゃん」





「この間も

そうだったけど

色々と考えるんだねぇ

泥抜きってことは

途中で水も替えるんでしょ?」


「もちろんだよ

すっぽんを

ざるに入れている間に


シンクを洗えば

済むから

楽じゃん」


「よく考えるね」


「人生の三種の神器は

努力、忍耐、工夫だから

それを駆使しないとね」



「👏👏👏」


この間の

すっぽんの時は

丸いざるだったけど


これだと

浅いから

すぐに逃げちゃうからね」


「そうだよね

でも、カメだから

逃げ足は

のろいんでしょ?」



「いやいや

天然のすっぽんは

速いんだよ

さすがに

犬や猫はかなわないけど

亀とは言えない速さだよ」


「そうなの!?」

「機会があれば

見せてあげるよ」


「わぁ~い♬」


4、5日は

ペット状態にしておき

その後

卸す予定です


その時

すっぽんは

食材に変わります 





「今日の昼ごはんの

アオアジの叩き丼

んまそうだったね~🤤

そんじゃ、また明日」

by ミニふぐちゃん




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鍋用に下拵えをした泥抜き済みのすっぽん(天然) 


泥抜きを終えた

天然のすっぽんを

鍋用に

下拵えをしました



2024年8月14日 


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG7173.jpg


いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ

西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の

店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます 



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG7278.jpg



先日仕入れた

静岡県藤枝産の

天然のすっぽんです




まな板に乗せると




熱血君が

やって来ました




「まな板に乗せた

ってことは

卸すんだよね?」


「そうだよ」



「どうして

仰向けにするの?」



「仰向けにすると

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG7287.jpg


首を使って

起き上ろうとする習性が

あるんだけど


その時に

首を掴(つか)んで

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG7289.jpg


首の付根に

包丁を入れ

締めるんだよ」



「おっ

掴むチャンスじゃん!」


間髪入れずに

掴み

一気に締めました


なお、あまりにも

グロテスクなので

写真はありません 



「やぁ~、確かに

凄かったね

それこそ

事件だよ、事件」


「まぁね

四つ足だから

かなりリアルだしね」



「爪も鋭いよね」


「そうだよ

天然は養殖の

倍くらいの大きさだし

腕の力も強いよ


だから、首を掴む時は

こっちも

本気だよ」 


「親方も

かなり真剣な

表情だったもん」 



卸し終えたすっぽんです



「卵があるってことは

メスだったんだね」





「っていうか


甲羅の尻尾が

出ていないから

見た目で

分かるんだけどね」




「殻付きの卵ってことは

産卵が近い

ってことなの?」


「夏場が

産卵の時季なんだけど

年に2~3回くらい

産卵するらしいよ」


「へぇ~

で、どれくらいで

孵化するの?」


「2か月くらい

なんだって」


「詳しいじゃん!」



「すっぽんの味とか

調理の仕方には

まぁ~ったく

関係ないけど

訊かれても

困らないように

調べておいたんだよ」 



「熱心だね!」



「まぁ~ね

今日の卵の数は

大小50個くらいあったけど

少ない時で10個

多いと50個も

産むんだって」


「50匹のスッポンかぁ・・・

何か凄過ぎだね

そんなに

うじゃうじゃしていたら

逃げたくなるよ」




「あはは・・・

でも、すっぽんは

臆病だから

向かって来ることは

無いから

大丈夫だよ」



「そうなの!?

噛み付いたら

雷が鳴るまで

離さない

って言われているから

獰猛かと

思ったよ」



「確かに

そうだよね

これから

お湯に落として

皮を剥くから

離れてくれる?」





「その前に

もう一つ

訊きたいんだけど・・・」



「何を訊きたいの?」



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG7313.jpg



「バットの中にあるのは

全部食べられるんでしょ?」


「そうだけど・・・」


「食べられない部分

ってあるの?」



「食べられるけど

使わないのが

胆のうだよ」


「苦いもんね

でも

薬になりそうだね」


「あとは

これだよ

分かる?」 



「水みたいだけど・・・」



「泥抜きしていた時に

飲んだ水なんだろうけど

おしっこだよ」



「そりゃ、無理だよ

臭いの?」


「しっかりと

においがするから

破かないように

注意して

外さなきゃならないんだよ」



「そりゃそうだよね」


「中身のおしっこも

使えないけど

当然、膀胱(ぼうこう)も

使わないよ

っていうか

きれいにしても

こんな袋みたいじゃ

何だか

よく分かんないしね」



「ほぼほぼ全部

食べられるってことは

凄いよね」


「そうなんだよ」 



湯通しをしたら

薄皮を剥きます


女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが

剥いたら


自分が手直しをし

下処理が終わりました






「ここまでになると

ちゃんとした

食材って感じだよね」




「そうだね」

「すっぽん鍋に

仕込むんでしょ?」


「そうだよ

すっぽんの美味しさを

味わうなら

鍋一択だね


それに、天然は

生食NGだから

活血(いきち)も

使わないんだよ」 


「天然ってことは

出汁の出方も

違うの?」



「そりゃ、違うよ

上品で濃厚な

美味しさは

他の食材には

無いからね」


「何に似ているの?」



「似ているものは無いよ

ただただ

すっぽんの味


唯一無二にして

天下無双!



とらふぐ、鱧(はも)と

同じなんだけど

すっぽんは

他の食材には

代えられないんだよ


しかも、仕込みも

特殊だから

これらが出来るようになれば

和食の中では

免許皆伝とも

言われているんだよ」



「へぇ~

親方、やっぱ

スっゲ~じゃん!」



「恐縮でございます♬」 


「今日

すっぽん鍋に

仕込むの?」



「いや

今日はまだ

卸したばかりで

身が活きているから

明後日かな

その方が

旨味が増すからね」


「ってことは

天然の旨さが

倍増じゃん!」



「倍じゃなくて

2乗かな・・・!?」


「わぁ~🤤

普通に

すっぽん鍋にして

お客さんには

出すの?」




「ちょっと

考えることが

あるんだよね~」



「なんなのぉ~?」


「今の時季の食材と

合わせて

バージョンアップ

させようと

思っているんだよ」



「ムムム・・・」


「まぁまぁ

御覧(ごろう)じろ

ってことで・・・」



「引っ張るなぁ~www」



すっぽん鍋に仕込むのは

明後日で

それを

料理としての

すっぽん鍋として

お出しするのは

さらに

その後になります 


こういうワクワクするような

食材を仕込むことが

出来るのは

料理人として

最大の喜びです 

命あるものを

頂く以上

どんな食材も

ぞんざいには出来ません 


食材に対しては

常に真摯に

向き合うことを

忘れるわけには

いかないのです 






「明日は

お弁当の注文が

あるんだね

そんじゃ、また🍱」

by ふぐとらちゃん



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暑さ対策をしながら、天然のすっぽん(静岡県藤枝産)の泥抜き


今日は、久々に

天然のすっぽんを

仕入れたのですが

天然ですので

泥抜きを

しなくてはなりません


この暑さですので

ちょっとした

工夫も必要なんです



2024年8月9日 



いらっしゃいませ


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美味しい日本料理”

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志村弘信が

今日も認(したた)めます 





「おはよう、親方🐡

このスッポンって

いつものと

違うんじゃね?」

と、熱血君


「おはよう🐡

鋭いじゃん!

どの辺が違う

と、思う?」

と、訊き返しました


「色と大きさかなぁ~」


「BINGO!

天然だから

緑がかった感じだし



普段仕入れている

養殖ものが

1キロ前後だから

それに比べて

500グラムくらい

大きいね」


「ってことは

1,5倍じゃん!

このすっぽんも

沼津の魚市場で

仕入れて来たの?」


「いや違うんだよ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0903.jpg



Facebook友達から

仕入れたんだよ」




「ってことは

専門の人なの?」


「いや、素人なんだけど

海、川問わず

釣りに行っているよ

少し前では

天然の鰻を

釣りに行ってたんだけど

このところ

イマイチだから

すっぽんに鞍替えしたんだって」



「へぇ~

天然のうなぎかぁ」




「鰻は殆どが

養殖だからね

この時季は

時々、沼津の魚市場にも

入荷しているけど

目が飛び出るくらいの

値段だよ」

「それって

どれくらいなの?」


「キロ単価で

1諭吉改め

1栄一に迫る感じだよ」



「ってことは

1匹いくらなの?」


「うな重とか

うな丼のサイズが

200~250グラムだから

あのサイズで

2英世改め

2柴三郎だね」


「ひゃ~

でも、それって

仕入れ値でしょ?」


「そうだよ」


「うなぎ屋で食べたら

一人前が

1一葉改め

1梅子じゃ

食べられないじゃん・・・ 😱 」

「たまに

競りの様子を見るけど

恐ろしい限りだよ」


「はぁ~ 😵  

すっぽんは

これから卸すの?」

「いや、しばらく

泥抜きを

しなちゃならないから

卸すのは

しばらく先だよ」



「泥抜きって?」


「お腹を空っぽにして

💩も出たりするし

淡水臭さを

抜くんだよ



まぁ、さすがに

飲み込んでいる

釣り針は

出て来ないだろうけど・・・」


「ヤバっ!

これって

痛くないのかなぁ

で、泥抜きって

どうやってやるの?」



「シンクに

水を入れておくんだけど


この時季だから


ざるに氷を入れて

溶ければ

冷水が落ちるから

温度が上がらないように

なるじゃん


途中、シンクの水温を

確認して

ぬるくなっていたら

氷を足しながら

様子を見るんだよ」



「そうだよね

あんまりにも

温度が上がったら

シンクで

すっぽん鍋が

出来ちゃうもんね www


なんだかんだ言っても

生き物はたいへんだねぇ」


夜になり

シンクの中を見て


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1228-1.jpg


すっぽんが吐き出したと

思しきものを

取り出しました



「こんなのが

出て来たんだぁ~

何だか分かる?」



「これは

虫の殻で


こっちは


田螺(タニシ)と

川蜷(カワニナ)の

蓋だと思うよ」



「タニシとカワニナって

何なの?」



「淡水に棲む

貝類だよ」


「その口振りだと

知っているの?」



「そりゃ知っているさぁ

子供の頃

よく見たもん

実家は富士宮の上野

って所で

周りは

山、川、田んぼの

それこそ田舎ってやつ

虫も沢山いたし

夏になると

山には

カブトムシとかクワガタ


川には

魚を取りに行ったよ」



「へぇ~

親方にも

そんな時季も

あったんだぁ~」



「今思い出したんだけど

田螺はタニシだけど

カワニナは

ゴーニャーって

呼んでたよ」 


「変わった呼び名だね」


「記憶では

そうなんだけど

気になって

探してみたら


やっぱり、ほら👆」


「マジだ!」


ちなみに

このサイトは

魚介類のバイブルとも言える

【ぼうずコンニャク】

に載っていたものです



“すっぽん問屋”の

Facebook友達によれば

カメ、テキストの画像のようです


既に3日ぐらいは

泥抜きをしている

とのことでした




👆も

👇も



“すっぽん問屋”さんが

Facebookに投稿した動画ですが

公開設定によるため

クリックまたは

タップしても

御覧なれないかも

しれないので

その際には・・・🙇



天然であれ

養殖であれ

すっぽんの美味しさは

出汁(だし)にあります


しかも、その味わいは

他の食材には無い

唯一無二のもので

その真価を問うには

鍋一択しかありません  


勿論、このすっぽんも

鍋に仕込むのですが


田螺、川蜷を

好んでいたとするなら

味の期待値が

上がりました   


そのためには

もうしばらく

泥抜きをする予定です




「今朝は魚市場で

朝獲れのアジを

仕入れたんだね

そんじゃ、また明日🐡」





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