暑さ対策をしながら、天然のすっぽん(静岡県藤枝産)の泥抜き
今日は、久々に
天然のすっぽんを
仕入れたのですが
天然ですので
泥抜きを
しなくてはなりません
この暑さですので
ちょっとした
工夫も必要なんです
2024年8月9日
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
「おはよう、親方🐡
このスッポンって
いつものと
違うんじゃね?」
と、熱血君
「おはよう🐡
鋭いじゃん!
どの辺が違う
と、思う?」
と、訊き返しました
「色と大きさかなぁ~」
「BINGO!
天然だから
緑がかった感じだし
普段仕入れている
養殖ものが
1キロ前後だから
それに比べて
500グラムくらい
大きいね」
「ってことは
1,5倍じゃん!
このすっぽんも
沼津の魚市場で
仕入れて来たの?」
「いや違うんだよ
Facebook友達から
仕入れたんだよ」
「ってことは
専門の人なの?」
「いや、素人なんだけど
海、川問わず
釣りに行っているよ
少し前では
天然の鰻を
釣りに行ってたんだけど
このところ
イマイチだから
すっぽんに鞍替えしたんだって」
「へぇ~
天然のうなぎかぁ」
「鰻は殆どが
養殖だからね
この時季は
時々、沼津の魚市場にも
入荷しているけど
目が飛び出るくらいの
値段だよ」
「それって
どれくらいなの?」
「キロ単価で
1諭吉改め
1栄一に迫る感じだよ」
「ってことは
1匹いくらなの?」
「うな重とか
うな丼のサイズが
200~250グラムだから
あのサイズで
2英世改め
2柴三郎だね」
「ひゃ~
でも、それって
仕入れ値でしょ?」
「そうだよ」
「うなぎ屋で食べたら
一人前が
1一葉改め
1梅子じゃ
食べられないじゃん・・・ 😱 」
「たまに
競りの様子を見るけど
恐ろしい限りだよ」
「はぁ~ 😵
すっぽんは
これから卸すの?」
「いや、しばらく
泥抜きを
しなちゃならないから
卸すのは
しばらく先だよ」
「泥抜きって?」
「お腹を空っぽにして
💩も出たりするし
淡水臭さを
抜くんだよ
まぁ、さすがに
飲み込んでいる
釣り針は
出て来ないだろうけど・・・」
「ヤバっ!
これって
痛くないのかなぁ
で、泥抜きって
どうやってやるの?」
「シンクに
水を入れておくんだけど
この時季だから
ざるに氷を入れて
溶ければ
冷水が落ちるから
温度が上がらないように
なるじゃん
途中、シンクの水温を
確認して
ぬるくなっていたら
氷を足しながら
様子を見るんだよ」
「そうだよね
あんまりにも
温度が上がったら
シンクで
すっぽん鍋が
出来ちゃうもんね www
なんだかんだ言っても
生き物はたいへんだねぇ」
夜になり
シンクの中を見て
すっぽんが吐き出したと
思しきものを
取り出しました
「こんなのが
出て来たんだぁ~
何だか分かる?」
「これは
虫の殻で
こっちは
田螺(タニシ)と
川蜷(カワニナ)の
蓋だと思うよ」
「タニシとカワニナって
何なの?」
「淡水に棲む
貝類だよ」
「その口振りだと
知っているの?」
「そりゃ知っているさぁ
子供の頃
よく見たもん
実家は富士宮の上野
って所で
周りは
山、川、田んぼの
それこそ田舎ってやつ
虫も沢山いたし
夏になると
山には
カブトムシとかクワガタ
川には
魚を取りに行ったよ」
「へぇ~
親方にも
そんな時季も
あったんだぁ~」
「今思い出したんだけど
田螺はタニシだけど
カワニナは
ゴーニャーって
呼んでたよ」
「変わった呼び名だね」
「記憶では
そうなんだけど
気になって
探してみたら
やっぱり、ほら👆」
「マジだ!」
ちなみに
このサイトは
魚介類のバイブルとも言える
に載っていたものです
“すっぽん問屋”の
Facebook友達によれば
既に3日ぐらいは
泥抜きをしている
とのことでした
👆も
👇も
“すっぽん問屋”さんが
Facebookに投稿した動画ですが
公開設定によるため
クリックまたは
タップしても
御覧なれないかも
しれないので
その際には・・・🙇
天然であれ
養殖であれ
すっぽんの美味しさは
出汁(だし)にあります
しかも、その味わいは
他の食材には無い
唯一無二のもので
その真価を問うには
鍋一択しかありません
勿論、このすっぽんも
鍋に仕込むのですが
田螺、川蜷を
好んでいたとするなら
味の期待値が
上がりました
そのためには
もうしばらく
泥抜きをする予定です
「今朝は魚市場で
朝獲れのアジを
仕入れたんだね
そんじゃ、また明日🐡」
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
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