満月が近いので、休み前に鯵(あじ)の仕入れ
定休日前の仕入れは
控え目にすることが
多いのですが
今日は、いつもとは違う
仕入れでした
2026年3月1日
Vol.4849

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます

今朝、沼津魚市場で
仕入れた鯵(アジ)は

沼津港か近い志下(しげ)の
小型旋網(まきあみ)船
毘沙門丸が
水揚げしたものです

水揚げ直後なので
死後硬直前のものを選び
計量後

えらを抜き
ほぼほぼの活〆状態にした
朝獲れの
鮮度バリバリの鯵です

水洗いを終え

水気をふき取り
冷蔵庫へしまおうとすると

ふぐゑびすさんが
訊いてきました
「ねぇ、親方
休み前なのに
数、多くね?」
「多いと言えば
多いけど
明日、鯵みたいな小物が
あるとは
分からないからだよ」
「あるか、ないかは
行ってみなきゃ
分からないじゃん」
「そうなんだけど
無い可能性が
高そうなんだよ

最初の方の
この写真を見てごらん」
「見たけど・・・」
「分からないみたいだから
近付けるね

ちょっと
手ブレしているけど」
「・・・・・」
「真ん中のこれは

分かるよね?」
「月じゃん
しかも、満月じゃね?」
「満月は

明後日だけど

94,9%だから
ほぼ満月だね」
「満月とアジが
どう関係あるの?」
「水産業界では
満月の日のことを
お月さんって
呼んでいるんだけど
その近辺は
潮の満ち引きの関係で
魚が獲れにくくなるから
月休みとか言って
漁に出ないんだよ」
「へぇ~」
「しかも、火曜日が
休市日だから
このままにしておいて
酢締めにするには
問題ないからね」
「晴とか雨の天気以外にも
月の状態まで
考えておかなきゃ
ならないなんて
たいへんじゃん」
「あと、天気でも
風のことも
頭に入れる必要があるけど
そこまでは・・・」
「そうは言っても
知りたがりの親方だから
近い将来
覚えるんじゃね?」
「無きにしも非(あら)ず
かもね・・・(笑)」
今のやり取りでは
ありませんが
これらの気象条件を
全て把握しなくてはならないのが
漁師の仕事です
しかも、海は
簡単には
アクセス出来ない場所で
そこは、命の危険と
隣合わせと言っても
過言ではありません
知り合いの漁師に
「今では、海でも
色んな情報を得ることが
出来るようになったのが
非常に便利だ」
と、言われたことがあります
そのような条件の下で
仕事をする漁師には
ただ脱帽するのみ
しかも、彼らは
食の最前線にいるだけでなく
魚菜食文化の
日本料理を支えてくれる
最大の功労者で
それを知ったのも
自ら、沼津魚市場に出向き
多くの漁師と
懇意になれたからです
だからこそ
漁師の応援団にして
代弁者として
自分は声を
出し続け
それを使命として
日々の仕事に
臨み続けます
















皆既月食が見られず 残念でした。
先日は依怙贔屓ありがとうございました。
毎回 知らない、聞いたこともない美味しいお魚も楽しいです。
また、近々伺います。
追伸:美味しい美味しいプレゼントをありがとうございました。メッセージカードも付いていて 嬉しゅうございましたとお伝えください。