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もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ

想定外の脂乗りだった地物の狭腰(サゴシ)


一般的に

魚は大きくなるにつれ

脂が乗るもので

鰆(さわら)も

その一つですが

時には

例外というか

想定外のこともあります



2025年10月31日

Vol.4754





いらっしゃいませ



マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 





今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

熱血君が

やって来ました



「おはよう、親方🐡

トラフグとサワラを

仕入れて来たんだね」





「おはよう🐡

鰆(サワラ)っていうか

狭腰(サゴシ)だね」

と、自分


「サゴシって?




「鰆の若魚のことを

サゴシとか

サゴチって言うんだよ」


「へぇ~

どうして、サゴシなの?」



「さっき漢字で書いたけど

狭い腰

要は身体の幅が

狭いからだよ


ついでに言うと

サワラは

狭い腹が転じて

サワラになったんだよ」



「へぇ~

単純なんだね」



「そもそも魚なんて

見た目で

名前が決まった

ようなもんだよ

今どきの人間様みたいに

キラキラネームにしたら

混乱しまくりで

厄介じゃん

ただ、魚の場合

ローカルネームが多いけどね」


「ローカルネームかぁ

そういうのも

あるんだね」


「ローカルネームは

地方の数だけあるから

キリがない世界だよ


それはそれとして

色々見ていたら

50センチ以下のを

サゴシって呼ぶ

みたいなことを

書いてあってけど

水産業界って

長さよりも目方で

サイズを表すから

50センチとか

言われても

ピンと来ないんだよ」



「そうなんだぁ

じゃあ、このサゴシの

目方は?」



「1,3キロで

今朝、地元の

旋網船(まきあみせん)が

水揚げしていた魚だよ




漁師が仕分けしている横で

良さげなものを

ジ~ッと観察していて


すかさず


このサゴシをGET!」



「どうして

これなの?」



「死後硬直するか

しないか

だったからだよ」


秤に掛けたら


えらを抜き

氷締めにしておき


冷やし込んでいる間に

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4713.jpg

静岡県遠州灘産の

とらふぐを活〆にし


サゴシと共に

冷やし込んだのち

市場を後にしました



狭腰を卸すと

乳白色の身をしており


この乳白色こそ

脂が乗っているし証です 



狭腰で 

ここまで脂が乗っているのは

非常に珍しく


というよりも

自分にとっては

初めてのことでした


今月の1日に

仕入れた狭腰が

標準的な脂の乗りで




詳しいことは

こちらを👇


「今、読んで

思い出したけど


確かに違うよね」


「まぁ、サゴシっていうか

サワラは

これから

水温が低くなると

脂が乗るから

ビックリするようなこと

でもないけど

こういうケースは

嬉しいね」 



「良かったじゃん

で、今日のトラフグのことで

話したいことは

あったの?」



「実は

ぜ~んぜん無し(笑)」



卸した狭腰の

尾に近い部分は

お弁当の西京焼行きで


アラは焼いてから

出汁を取るため


水洗いをしておきました


水洗いと言えば

とらふぐも

卸した後


いつも通りの

仕込みをすると


「何だかんだ言っても

少しは話したいんだね」



「まぁ、うちの店の

推しの魚というか

料理だからね」


「そうだね」



今日のサゴシに限らず

水揚げ直後の魚こそ

漁港が併設されている

沼津魚市場の

最大のメリットでもあります


そういう恩恵を

ただ受けるだけでなく

魚菜食文化の

日本料理の魅力と共に

それを支えてくれる

漁師の代弁者として

声を出し続ける使命を

全うするため

全身全霊を傾け

続けていきます



「明日は

法事の予約が

あるんだね

そんじゃ、また🐡」 

by ミニふぐちゃん

織部(おりべ)の器に、地物のシブワこと、平宗田(ヒラソウダ)


常連さんの器に

刺身を盛付けて

差し上げたのですが

その器は

柄(がら)、形とも

素晴らしいものでした



2025年10月30日

Vol.4754



いらっしゃいませ



マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 




「ねぇ、親方

かなり高そうな器だけど

こんなのあったの?」



と、ふぐのぼり君が

訊いてきました




「うちのじゃなくて

常連さんの器なんだけど

かなり値段のはずだよ

織部(おりべ)の柄で

形も扇型だしね」 

と、自分



「借りて来たの?」


「っていうか

今日の夕飯に

刺身をプレゼントするから

持って来て

もらったんだよ


その時、作家物

って言ってから

かなりの値段だね」


「いくらくらい

するのかなぁ」



「常連さんも

知り合いの料理屋さんが

閉める時に

もらったんだって

器好きの常連さんだけあって

目が高いよ

1渋沢は

クリアするはずだね」


「ヤバっ!

でも、親方も仕事柄

目が高いんでしょ?」



「まぁ、一応ね

それを感じるのは

器屋とかに行った時


良さそうな器を見た後に

裏を見て

値段が高いと

安心するんだよね」



「どういうこと?」




「良さそうなものが

高いって判断出来れば

自分の目が

枯れていないこと

になるからね」」



「そっかぁ

良さそうだと思って

値段を見て

安っ!ってなれば

ブッブゥ~だしね」



「そうなんだよ」



「これまでに

そういうことある?」


「お陰様で

ありません」


「おぉ~

素晴らしい👏」

こんなやり取りをしながら

盛付けたのは



シブワこと

平宗田(ヒラソウダ)と

酢で締めた

丸鯵(マルアジ)の

二種盛りでした



おかずとは言え

このような器に

盛付けると

いつもと違う気分に

浸ることが出来

常連さんに

感謝感謝



平宗田は

今朝、沼津魚市場で

仕入れたのですが


地元・西浦の定置網漁の

朝獲れの魚で


この中から

良さげなものを選びました


秤に掛けたら

血抜きのため

えらを外したので


ほぼ活〆状態です



三枚に卸し



背と腹の節(ふし)に分け

皮に包丁目を入れたら




バーナーでFIRE🔥




この時季の平宗田は

脂が乗っているので

炙ると

赤くパチパチするのです


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4657.jpg


炙ったら

粗熱を取るため

身を返し

このまま冷蔵庫へ



鮮度バリバリの

地物ゆえ

今日のランチメニューでも


お出ししました 
 


平宗田に限らず

仲間の丸宗田(マルソウダ)は

宗田鰹(ソウダガツオ)として

一括りにされますが


どちらも

味と値段が

比例しない魚の

一つでもあります


今日のように

鮮度が良ければ

その味わいは

別格ですし


この時季の平宗田は

脂が乗り

舌触りも柔らかいので

⭐5つの評価に

値します 


こういう魚を

仕入れることが出来るのも

沼津という産地の

最大のメリットにして


何だかんだ言っても

鮮度に勝るものは

ありません


さらに言うと

こういう魚を

獲って来てくれる漁師には

頭が下がる思いです


常連さんの器に

引っ張られて


織部の器に


平宗田を盛付けちゃいました



「マジ、ヤバっ!

超んまそぉ~🤤」 


「間違いなく

美味しいはずだね」



おかずでも

こんな風に盛付けると

テンションは

上がりまくります


日本料理の中にあって

鮮度を味わう刺身は

華とも言われるように

他所の国の

料理文化には無い

特別なジャンルです


何度もお話ししているように

魚菜食文化である

日本料理文化を

支えてくれるのは

漁師達です


漁師の代弁者として

その魅力を

現世代だけでなく

次世代の人達に

伝える使命を胸に

日々、厨房に立ち続けるのです


自分の使命なのです




/ /

3日の月曜日は

夜だけ

営業するんだって

皆さん

お待ちしていま~す🐡

\ \

by 熱血君

もちもちフグ


新しいふぐsが

やって来たのですが

その名は

もちもちフグ!



2025年10月29日

 Vol.4753



いらっしゃいませ

マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 





「ねぇ、親方

この子達は

何物なの?


ぜ~んぜん

しゃべんないよ」



と、ゆるキャラ達が

訊いてきました



「ぬいぐるみだからねぇ

一昨日、個展に行ったら

PLUSROSEさんに

もらったんだよ」


と、自分


「ってことは

僕達のお母さんじゃん

色んなフグを

見つけて来るよねぇ」


「そうだよ


この間はこれだしね👆




ふぐのお母さんなのは

これらを持って来て

くれたからで



このふぐのぬいぐるみは

S!L STYLE

(シルスタイル)という

シリーズのものです


Ⅰではなく

!となっていますが

誤植ではありません



タグを開くと


フグの生態について


書かれており



S!L STYLE

(シルスタイル)

ついても書かれています 



これを言い換えると

ふぐを身近に感じて

知るきっかけに

なって欲しい

という自分の考えと

ほぼほぼ同じです




「これって

親方の場合

ブログとか

SNSになるんじゃね?」



「そうだね

ふぐだけじゃなく

敷居が高いとか

堅苦しいと

思われがちな日本料理を

身近なものに

感じて欲しいから

声を出し続けているのは

間違いないからね


今日は

ゆるめの話にしようと

思っていたけど


このタグのせいで

つい語っちゃったよ」



「親方らしくて

いいんじゃね🐡」




この後

もちもちフグは

“癒しのふぐギャラリー”

の一角に


「みんな仲良くしてね♬」


/ /

ねぇ、親方

今、何か聞こえたよね?

\ \



「えっ

何のこと?」



「もちもちフグちゃん達が

『仲良くしてね♬』

って、言ってたような・・・」


「気のせいだよ

気のせい」


「そうかなぁ~」


「そんなことないよ

仲良くしてね♬」


「もしのもしの

もしかして・・・」

「聞こえたでしょ?」


「う~ん・・・」

事の真偽はともかく

まん丸という

愛くるしい姿を

しながらも


その味は

日本料理の中でも

最上位のものです


そのギャップにこそ

ふぐの魅力があり

そこにハマり

“ふぐに魅せられし料理人”

になってしまったのです 






「天気が良いから

ふぐのひれ干し日和だね

そんじゃ、また明日🐡」



by ふぐのぼり君

ロザフィ®の師弟展 by PLUSROSE & covapple



【佳肴 季凛】の

常連さんにして

ふぐsのお母さんこと

PLUSROSEの深沢さんと

お弟子さんのcovappleさんの

個展に行って来ました


2025年10月28日

 Vol.4752




いらっしゃいませ



マクロビオティック

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“身体に優しい

美味しい日本料理”

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魚菜食文化でもある

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日本料理店【佳肴 季凛】の 

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今日も認(したた)めます 




/ /

僕達ふぐsの

お母さんの個展に行ったんだぁ

親方だけ

ずっりぃ~

いいなぁ

\ \


と、ゆるキャラ達から

のブーイングの嵐


ちなみに

ふぐsとは

彼らです


「全員連れて行くのも

たいへんだし

誰を選ぶかでも

厄介だから

断腸の思いにして

心を鬼にして

一人で行って来たんだよ」

と、伝えると


「確かに、そうだよね

で、どうだったの?」

と、とりあえず

納得していました



「まぁ、今から

話してあげるよ」


「わぁ~い♬」




個展が開かれていたのは

富士宮市の老舗パン屋

江戸屋・城北店の

一角にある

ギャラリーです



入口には


個展のタイトル

師弟展のボードが

ありました





師弟展とは


紙で作る薔薇の

アクセサリーのロザフィ®

の師匠である

【PLUSROSE】の

深沢ひろみさん


covappleさんの

コラボの展示会です


中に入り

最初に目にしたのが

こちらの作品で


昨年のコンクールで

最優秀賞を受賞したものです




アトリエなどで

何度も見たことがありますが

改めて👏👏👏



販売されているものや

展示のみの作品などを

見たのですが

お二人の作品の

あまりの良さに

写真を撮るのを

忘れてしまいました 


そして、帰り際に

深沢さんから

もらったのが


ふぐのぬいぐるみでした



【佳肴 季凛】に戻ると

ゆるキャラ達曰く



「肝心のロザフィの写真が

ほぼ無いじゃん


こっちの方に

気を取られていたんじゃね?」



「・・・・・」


「花より団子

って言うけど

やっぱり、親方の場合

薔薇🌹より河豚🐡

だね(笑)」


「こればかりはねぇ・・・」


今回の展示会は

今日で終わりですが


【PLUSROSE】さんは

雑貨屋さん

営んでいるので





ご興味、ご関心のある方は

是非、お出掛け下さい



「明日のブログは

あのフグだね」



ということで

また、明日

活〆のとらふぐ&ほぼ活〆の丸鯵(まるあじ)


二週連続で

休日出勤となった

今日の仕入れは

とらふぐと

丸鯵(まるあじ)でした



2025年10月27日

 Vol.4751





いらっしゃいませ



マクロビオティック

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美味しい日本料理”

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店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 


今朝、沼津魚市場から

戻って来たのは

6時前でした




「おはよう、親方🐡

普段より

早くね?」


と、ふぐとらちゃん



「おはよう🐡

定休日だから

どんどん終わらせたいからね」

と、返しました 


「お疲れ様~」


「いやいや

これから仕込みだから

お疲れ様は

それからだよ」



「そっかぁ

休日出勤ってことは

二週連続じゃね?」



「そうだよ


そん時も

ふぐとらちゃんと

話しをしたじゃん

「そうだそうだ

で、今日も

トラフグを仕入れたの?」



「そうだよ🥰


あとは


丸鯵(マルアジ)だよ」




「トラフグは

いつもみたいに

親方宛てに

届いた遠州灘産の

天然ものなの?」


「そうだよ


車に積んで

売場に行って


生存確認をしたら


とりあえず

生簀に入れといてんだよ」



「で、マルアジは?」


「この後

外港(がいこう)に行ったら



地元の旋網船

(まきあみせん)が

水揚げをしていて

こも

この中から

自分好みの丸鯵を

選んで


売場に戻って


秤にかけたら

速攻でえらを抜いて

冷やしこんだんだよ」



「活〆(いけじめ)

みたいじゃん」


「死後硬直の

直前、直後の魚だから

ほぼほぼ活〆

って感じだね」


「で、トラフグは?」


「とらふぐは

生簀から出したら


頭の付根に

包丁を入れて



すぐに、口ばしの先端を

切り落としたら

速攻で

冷やし込んでおいてから


冷やし過ぎない程度で

取り出して

持ち帰って来たんだよ」


「どうして

マルアジは

海水のままだったの?」


「丸鯵みたいな小魚は

鮮度が落ちやすいからだよ」



「へぇ~」



その後

頭を落とし

はらわたを抜いといたら


じゃ~ん真打登場!

ってことで

萌え燃え・・・💖」


「キタ━(゚∀゚)━!

ふぐ好きの親方の

座右の銘じゃん!」



「まぁ

聖なる儀式だよ

ぎ🐡し🐡き」



「あはは・・・」



そうこうしていると

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが

丸鯵の水洗いを

始めてくれました




「おはよう、真由美さん♬

休みなのに


たいへんじゃね?」




「おはよう♬

基本2個1で

やっているから

こういう時もあるし


休日出勤手当で

明日の娘弁当を

作ってくれるから

それで相殺かな」



「親方のお弁当かぁ

ってことは

揚物入りじゃね?」



「天丼だって」


「裏山C~🤤」




丸鯵を終えたら


真由美さんは

ボスキャラの

とらふぐの水洗いの

ステージに



実は、この後

真由美さんは

出掛けたので

ここからは

完全なる独り仕事となり


黙々とこなし

休日出勤が終了


その後、自分が出掛け

その間に

真由美さんが

まな板周りの掃除を

してくれ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4526.jpg



出掛けた先は

常連さんの個展でした




/ /

常連さんっていうか

僕達ふぐsの

お母さんじゃん!

親方だけ

ずっりぃ~🐡

\ \

と、ゆるきゃら達からの

ブーイングの嵐・・・

刺身の三種盛りに、天然とらふぐ


ふぐ刺=薄造り

ですが

三種盛り用の

刺身に引いてみました 

2025年10月26日

 Vol.4750





いらっしゃいませ



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基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

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支えてくれる漁師の

代弁者として

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日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 







昨日の法事の

御席の献立を見た

ミニふぐちゃん曰く

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4333.jpg



「刺身が三種盛りなのに

ふぐって

どういうこと?」



「そうだよ

葱を巻いたものを

盛付けてあるんだけど


これが、献立ね」

と、自分 


「ねぎを巻いてあるって

どんな風に?」



「柵(さく)のとらふぐを

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4306.jpg


薄造りの時よりも

厚く引いて


葱を巻き

盛付けたら


スライスした

すだちを添えると


こんな感じになったんだよ」




「おぉ~

これはいいじゃん」




「すだちを添えれば

ぽん酢の必要も無いし

他の2つの刺身のために

ぽん酢を出しちゃうと

勘八(カンパチ)とかも

ぽん酢をつけちゃう

お客さんもいるから

こうしてるんだよ」



「そうだよね

言われても

つい忘れちゃうもんね

こういう刺身が

出せるのも

超絶一押しの季凛らしくて

いいんじゃね?」


「そうだね」



そんな今日の

法事料理の献立は

以下の通りです



先付(さきづけ」①

 南京豆腐


南京豆腐とは

かぼちゃで作った

豆腐のことです



◆先付②

 尾赤鰘(オアカムロ)の

 南蛮漬



揚物

 水魳(ミズカマス)のフライ




◆小鍋

 鰻(うなぎ)鍋


鰻鍋は

予めセットしてあります 



刺身

 三種盛り



つけ醤油と共に

漬物を


お出ししました



◆食事

 昆布御飯


通常、会席料理では

食事(ご飯もの)は

最後にお出しするのですが


お昼の会席料理

ということで

途中でお出ししました 



◆焼物

 鰤(ぶり)の西京焼



◆蒸し物

 鱧(はも)しんじょう蒸し




デザート

 ココナッツミルクのアイス



今回の刺身は

三種盛りという

オーソドックスな

刺身でしたが



ご予算に応じて

三種盛りの刺身を


ふぐ刺に

変更することも

可能です


お値段も上がるのは

言うまでもありません


法事の御席は

ご年配の方が多いので

最近では

量よりも質を求める方も

多いのが、実情です

法要料理に限らず

ご予算、ご要望に応じて

可能な限り

対応させて頂きますので

お気軽に

お問い合わせ下さい








「今日は、ブリとサバを 

【西京漬】に

仕込んだんだね

そんじゃ、また明日🐡」


by ふぐとらちゃん

ふぐ料理のハーフコースを、バージョンアップ


夕べの会席料理は

ふぐ料理のハーフコースを

バージョンアップした

コースを

御用意しました 




2025年10月25日

 Vol.4749





いらっしゃいませ



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(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

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日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 




「ふぐの唐揚げ

ってことは

分かるんだけど


とらふぐじゃないよね?」


と、熱血君が

訊いてきました


「よく分かったじゃん」

と、自分


「でも、何フグなのか

分かんないよ」



「もしこれで

分かったら

素人レベルを超えているね


このふぐは

さばふぐだよ」




「さばふぐは

ふぐ料理のコースには

使わないのは

知っているけど

今夜のコースは

どんなのなの?」




「ふぐのハーフコースを

バージョンアップした

会席料理だよ」


「そんなのも

ありなの?」


「もちろん!」



こちらが


こちらが

当店のふぐ料理です


「ってことは

昨日の献立のことを

話してくれるってこと?」


「そうだよ」


「わぁ~い♬」





◆先付①

 南京豆腐


南京豆腐とは

かぼちゃで作った

豆腐のことです



◆先付②

 鰯つみれ錦糸蒸し



先付なのに

蒸し物をお出しするのは

ふぐちりを

御用意するまでに

多少の時間が掛かり

冷たい料理が続くのを

避けるためです



刺身

 ふぐ刺



ふぐは遠州灘産の

とらふぐ(天然)です 



◆揚物

 さばふぐの唐揚げ


ふぐ料理のコースは

天然のとらふぐのみで

仕立てるのですが


ハーフコースの献立には

唐揚げが

入っていません



ただ、今夜のコースは

ハーフコースを

バージョンアップしただけでなく


ご予算の都合で

とらふぐではなく

さばふぐの唐揚げを

御用意しました 




◆鍋

 ふぐちり


ふぐちりは

厨房で温めてから


お出しています




◆焼物

 鰤(ぶり)の西京焼






◆食事

 ふぐ雑炊


雑炊は

ふぐちりの土鍋を下げ

その出汁で仕立てます



作っている間に


茶碗と


お新香を


お出しします


茶碗のふぐのイラストは

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが描いたもので

なので、茶碗は

当店オリジナルのものです 



また、お新香のキムチは

味変用に

添えてあります




◆デザート

 オーガニックココアと

 バナナのアイス 



「季凛の推しの

ふぐ料理と西京焼が


一つのコースで

食べられるなんて

超いいじゃん!」



「そう言ってくれると

嬉しいねぇ

最近は、勧める前に

お客さんの方から

西京焼とふぐ料理の両方を

献立に入れてくれるよう

言われることが

殆どだよ」




「こんだけ

ブログやらSNSで

フグを仕入れたとか

【西京漬】を発送したとかの

投稿を見たら

どっちも食べないわけに

いかないんじゃん」 


「ん~、そうかもね」 


「しれ~っと

商売上手じゃね」


「ポーカーフェイスで

商売なんて

まだまだだよ」



今回お話しした献立は

お客様のご要望をベースに

御用意したものです


献立の内容については

可能な限り

対応させて

頂いておりますので


お気軽に

お問い合わせ下さい





「今日は

法事の予約が

あったんだね

そんじゃ、また🐡」



by ミニふぐちゃん

今季初点火の薪ストーブ


昨日、今日で

一気に寒さを感じたので

今シーズン初めて

薪ストーブの火を

点けました 



2025年10月24日

 Vol.4748





いらっしゃいませ



マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 



「ねぇ、親方

いつになったら

薪ストーブを使うの?」


と、ふぐのぼり君


「今日みたいな

寒い日だよ」

と、答えました 



「わぁ~い♬」


「どうして

そんなに喜ぶの?」



「だってさぁ

僕がここに来たのが

4月の最初の頃で

薪ストーブを

使ったのを

見たことがないからだよ」



「そっかぁ

でも、今夜は

寒いから使うよ」


「わぁ~い

早く点けてよ」



「実は

今シーズン初だよ」


「初点火の日に

見られるなんて

ついているよ」



「初めて点ける日に

ツイてるなんて

面白いこと言うじゃん」



「・・・・・

一気に寒さが

増したから

早く点けてよ」



「そんなに

寒さを感じた?

昭和と令和の違いって

こんなとこにも

あるんだね」



「かもね(笑)」



バーナーで

一気にFIREすると

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4268.jpg



メラメラと

燃え始めました



「おぉ、暖か~

それに

見ているだけでも

癒されるよ

薪ストーブって

こんなにも

いいもんなんだぁ」


「ピザも焼けるし

焼芋も出来るよ」



「ピザ🍕に焼芋🍠

それに暖まるなんて

薪ストーブって

オオタニさんみたいな

二刀流じゃん!」


「今度、タイミングが合えば

作ってあげるよ」


「わぁ~い♬」



ついこの前まで

季節外れの暑さとか

真夏日なんてことを

見聞きしていましたが


知らず知らずのうちに

季節は移ろい

冬も間近です




「初とか冬って言えば

今季初の牡蛎フライを

おかずにしたんだぁ

裏山C~🤤」



by 熱血君 




⭐⭐ コエタス ⭐

当店謹製の『西京漬』などの

お取り寄せや

通販の商品を

召し上がった方々が 

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています


ご興味、ご関心のある方は

御覧ください

ぷにぷに鮮魚のとらふぐ


これまでに

いろんな作り物の

とらふぐを見ましたが

先日もらったものは

触り心地は

不思議なものでした



2025年10月23日


 Vol.4747 




いらっしゃいませ



マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 




「ねぇ、親方

トラフグって

こんなに膨らむもんなの?」


と、ミニふぐちゃんが

訊いてきました



「そうだよ

これなんて、どう?」


と、自分


「それこそ、風船じゃん」


「自分宛に

市場(沼津魚市場)に

届いたのを


開けた時


1本だけ

膨らんでいたんだけど


籠に移したら

連鎖反応で

殆どが膨らみ

始めたんだよ


そのあと


締めてから

血抜きするのに

冷やし込んだら


1本は隠れて

見えないけど

8本全部が

風船状態だったんだよ」


「こんなこと

あるんだね」


「膨らむ習性があっても

全部が全部なんて

初めて見るかもね



だから

良い事があるかもね」


「マジ!?」


卸そうとすると


「さすがに

この時点では

膨らんでいないね」


「まぁ、締めてから

2時間は経っているからね

それでも

死後硬直していないから

魚によっては

動くんだよ」


「へぇ~

フグって、凄いね



それはそうと

このフグ

超リアルなんだけど

どうしたの?」



「君達だけじゃなく


ふぐsのお母さんの

【PLUS ROSE】の

深沢ひろみさんが


クレーンゲームで

ゲットして

持って来てくれたんだよ」


「もしかして

フグを狙ったとか・・・?」


「そうなんだよ」


「あはは・・・

あの人らしいじゃん」


「これだけじゃなく


鯛(タイ)も

釣れちゃったんだって」


「笑える~

ガチャガチャとか

クレーンゲームの景品って

シリーズ化されている

みたいだけど

これには

名前があるの?」


「ぷにぷに鮮魚

って書いてあって


しかも、第15弾

ってことは

かなりのロングセラー

だと思うよ」


「マジ、ヤバっ」


その名の通り

触ると

ぷにぷにしているだけでなく


リアルとらふぐよりも

リアル感があるので

かえって

作り物感が

出ているような・・・




卸したとらふぐは

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが

水洗いしてくれたのち


自分が手直しをする

いつも通りの流れで


拭き上げ

無事、終了し

ランチの営業の

準備を始めると



/ /

ちょっと

待ったぁ~

\ \




「どうしたの

そんなに大声を

出して・・・?」




「明日(24日)から

【PLUS ROSE】さんの

個展の師弟展が

始まるのを

お知らせしなきゃ

なんないじゃん!」



「そうだったね

失礼しました」




師弟展とは

師匠の【PLUS ROSE】さん

と、弟子の【covapple 】さん

との


ロザフィ®のコラボ展示会で
こちらがロザフィです



/ /

みなさん、是非

お出掛け下さい🌹

\ \




“ふぐに魅せられし料理人”の 

自分にとっては

ふぐに関するものは

コレクションと

化しています 



今朝のような

ふぐ風船のような

ユーモラスな姿形は

していても


その味は

美食中の美食にして

日本料理の華とも

言えます



その魅力を伝えるための

努力を惜しむわけには

いきません






「今朝は

かなり寒かったけど

そろそろ

薪ストーブの出番だね

そんじゃ、また🐡」


by ふぐのぼり君

活〆のとらふぐ(天然)と、血抜きをしていないとらふぐの違い


今日仕入れた

とらふぐ(天然)は

活きたまま

送られて来るのですが

残念なことに

死んでしまうものもいます


同じとらふぐでも

活きたものと

死んでしまってものとの

見た目の違いとは・・・



  2025年10月20日


 Vol.4744 







いらっしゃいませ



マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます 





「おはよう、親方🐡

今日って

休みじゃね?」



と、ふぐとらちゃんが

訊いてきました


「おはよう🐡

明日は市場が

休みだから


仕入れに

行って来たんだよ」


と、自分


市場とは

沼津魚市場のことです



「それはそれは

お疲れ様~

で、何を仕入れて来たの?」



「とらふぐに


須満(スマ)と


尾赤鰘(オアカムロ)で


尾赤鰘は

手前の小さいのだよ」


「トラフグと

オアカムロは

知っているけど

スマって・・・?」

「鰹の仲間だよ」


「もしかして

初めてじゃね?」




「そうなんだよ(その1)」



「こういうオアカムロの

小さいのも

初めて見る

感じだけど・・・」



「そうなんだよ(その2)」


「じゃあ

話し甲斐が

あるんじゃね?」



「そうなんだよ(その3)」」



「ってことは

三部作?」



「BINGO!」


「分かってはいるけど

どこから

話してくれるの?」


「そりゃあ

と・ら・ふ・ぐ

でしょ?」


「ふぐ命の親方だから

想定内なんだけど

何か特別な

話題があるの?」




「もちろん!」



ということで

三部作の最初は

とらふぐからです




沼津魚市場に

自分宛に届いていた

静岡県遠州灘産の

とらふぐ(天然)です



構内の売場に行き

中から取り出すと


1本万事休す



これ以外は

活きていたので


その場で

締めてから

持ち帰ることにしました



くちばしの所に

切れ込みが入っているのは

締めた時に

興奮して

お互いが噛み合わないように

するためです




卸したら


女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが

水洗いした後


自分が手直しをし


拭き上げてもらい


とらふぐの仕込みが

終わりました





とらふぐは

皮も食べられるフグなので

水に浸けておき


下処理は

明日することにしました



というのは

なめたれと呼ばれる

粘膜を取るのですが

活きたものだと

取り除くのに

手間が掛かるからです 




粘膜は

このようになっており

この皮は

活きていた

とらふぐの皮です


一方、死んでしまっていた

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG3999.jpg


とらふぐの皮が

こちらです



「どうして

こんなに違うの?」


「死んじゃった

ってことは

血抜きが

されていないからだよ


身を見てごらん



角度を変えれば

分かりやすいかな


手前の身は

赤っぽいでしょ」


「うん

血抜きはされていなくても

鮮度は同じだから

普通には使えるの?」


「刺身に出来ないことも

ないけど

きれいな薄造りには

ならないね

こういう場合は

唐揚げとか

ふぐちり用で



今日は

ふぐちり用に

包丁しておいたよ」


「加熱すれば

平気なの?」


「ちゃんと下処理を

しているから

問題ないよ」



「そうなんだぁ」


今更ですが

当店のふぐ料理

全て、天然のとらふぐで

仕立てています



産地は、時季によって

様々ですが

これから春先までは

静岡県遠州灘産のものが

殆どです



そして

“ふぐに魅せられし料理人”

の自分にとっても

天然とらふぐの時季同様

トップシーズンにして

この時季は

“ふぐに萌え燃え・・・💖”



「明日は

三部作の第二段の

オアカムロだね」


ということで

今日はここまで・・・

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