貰い物の黄目近(キメジ)は、えら&腹わた抜き
今朝は、沼津魚市場で
漁師から
黄目近(キメジ)を
貰っちゃいました
2026年6月25日
Vol.4913(仮)

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「おはよう、親方🐡
キメジを2本も
仕入れたってことは
沢山あって
超破格値だったとか・・・?」
と、ふぐゑびすさんが
訊いてきました
「おはよう🐡
沢山はあったけど

貰ったから
値段のことは
全然分かんないよ」
と、自分
「え゛~っ!?」
「このキメジをくれたのは

幸福丸っていう
宮崎の漁師なんだけど

この船だけで
2,3トンの水揚げが
あったんだよ」
「2,3トンって
どんだけ~!?」
「どんだけっていうか
仮にこのサイズのキメジなら
約1,000本だけど
キハダ、小(こ)キワもあるから
本数としては
100とかじゃないかな」
キハダとは
黄肌鮪(キハダマグロ)のことで
30キロ以上のものを指し
それ以下のものが
小キワで
さらに小さいのが
キメジで
沼津に限らず
静岡県では
茶っ葉(チャッパ)とも
呼ばれています
「あのホワイトボードの数字を
計算すると
かなりの目方じゃね?」
「6杯(ぱい)で
1,0トン、500キロ
350キロ、550キロ
700キロ、2,3トンだから
5,4トン
ってことだね」
「超ヤバっ・・・💦
6パイって言ったけど
漁船って
1隻、2隻じゃないの?」
「そうとも言うけど
漁師達は
1パイ、2ハイだね」
「へぇ~」

売場に並べている様子を
上から見ると
こんな様子です
「こんな風だったんだぁ

それはそうと
このキメジ
お腹に穴が開いているけど
なんでなの?」
「いやいや

抜き
って言って

腹わた、えらを抜いた状態のもので
釣りあげた直後に
こうやるから
鮮度が落ちにくいんだよ」
「スゲェじゃん」
「ただ、抜きだと
その分の目方がないから
売主の漁師としては
不都合なんだけど
こういう下処理がされていれば
使う側としては
鮮度が長持ちするから
嬉しいんだよ」
「良い魚なら
また買うんじゃね?」
「そうだよ
その場のお金を取るか
後々、長続きする商売を取るか
そこは何とも言えないけどね」
「難しいねぇ」
ちなみに、腹わた、えらが
入っている状態なものは
持ちと呼ばれています

抜きの場合
血抜きがされているので
中骨に金串を刺しても

血が、殆ど出ません

皮に包丁目を入れ

バーナーでFIRE🔥

炙り終えたら
皮目を下に、冷蔵庫へ

2本のうちの1本の片身も
冷蔵庫にしまいましたが

キッチンペーパーに
くるんだ片身を見たふぐゑびすさんが
訊いてきました

「これは
どうするの?」
「最近、仲良くなった
沼津の居酒屋の親方に
あげるんだよ」
「超いいじゃん!」
「こんなにあっても
使い切れないし
さっきの分は
いつもみたいに
常連さんにあげるんだよ
自分が貰った幸せの
お裾分けだよ」
「超々いいじゃん!」

近所の常連さんは
自宅も知っているので
器を借りてきて

盛付けました
また、ちょっと離れた
常連さんには

使い捨てのトレイに
盛付けました
「どっちも

んまそぉ~

親方っちの分は
無いの?」
「あるよ

おかず用の器に

盛付けたよ」
「いつもより

少なくね?」
「残りの半身も
常連さんにあげるんだけど
そん時に
手くずも出て
それをおかずにするから
いいんだよ」
「二日連荘で
刺身なんて
羨ましぃ・・・🤤
でも、今日だけじゃなく
どうして
親方は、大勢の漁師から
親方は魚を貰えるの?」
「どうもこうも
ニコニコしていて
海の神様が
降りて来るからかもね!!?」
「そんなわけないじゃん!」
「漁師あっての魚菜食文化の
日本料理だし
その支えが漁師で
漁師の応援団である以上
ブログやSNSの文章だけじゃなく
自分が作ったおかずで
彼らを応援していることが
周り回って
返って来ているかもしれないね
だから、漁師の仕事を
道楽や趣味の延長だと
思っていたら
バチが当たるよ
あんな苛酷な仕事をするなんて
普通じゃ出来ないからね」
「そっかぁ
どんな仕事も
遊びの延長じゃないもんね」
幸福丸という漁師からもらった
文字通りの幸福を
多くの人に繋げれば
いつか、良い風が吹くだろうし
もらう喜びとあげる喜び
を大切にするのが
自分の流儀にして
幸せの循環のハブ(中心)
になれることこそが
魚市場に通い続けている
オーナーシェフの醍醐味にして
早起きは三文の得どころか
無限のプライスレスなのです
マグロ漁師から貰った黄目近(キメジ)&鱪(シイラ)
2026年6月7日
Vol.4909

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます
今朝、沼津魚市場から戻ると
ふぐとらちゃんが
やって訊いてきました

「おはよう、親方🐡
小さいのは
マグロっぽいけど
デカいのは

「デカいのは、鱪で
小さいのは、黄目近だよ」
と、答えると
「魚へんに暑いなんて
魚がいるんだぁ
で、何て読むの?」
「シイラで
黄目近は、キメジで
黄肌鮪(キハダマグロ)の
子供だよ」
「魚へんに暑い
ってことは
暑くなる
これからの時季が
旬なの?」
「そうだね
キメジは
春先くらいから
お盆過ぎまで
水揚げがあるけど
今年は、去年よりも
遅めだね」
「キメジを仕入れているのは
時々見るけど
シイラは初めてじゃね?」
「そうなんだけど
今日は、両方共
漁師から貰ったんだよ」
「え゛~っ
どういうこと?」
「これをくれたのは

下田・須崎の
すさき丸の親方で

『季凛さん
いつも色々としてもらっているから
おかずにして下さい!』
って言われて
出されたんだよ

もらったはいいんだけど
売場の担当者に
これを見せておかないとね」
「どうして
そんなことを言うの?」
「こんな量の魚を
持っていたら

???って思うのが
普通の話じゃん」
「そうだよね」
「すさき丸の親方から
もらった
って言えば
承知するからね」
「そっかぁ
そういうマナーは
大事だよね
どっちも
おかずなの?」
「そうだね
あとは、誕生日が近い
常連さん行きだよ」
「おぉ~

こんなにデカいけど
シイラって
普通に卸せるの?」
「そうだよ

鱪は鱗(うろこ)が
細かいから
包丁を使って
鱗を取るんだよ
すき引きって
言うんだけどね」
「こんなに綺麗に
取れるんだぁ
凄っ!」
片方の鱗を取り終え
身を返すと

真ん中の部分に
キズがありました

ヤバいくらいの
傷じゃん!
これじゃ、売物に
ならないんじゃね?」
「ならないこともないんだけど
ちゃんとしたものだと
もらう方としても
恐縮しちゃうから
こういうキズモノの方が
そんなに気を使わなくても
平気なのは、助かるよ」
「そうなんだぁ」

卸した黄目近は

皮に包丁目を入れたら

バーナーで炙り
たたきにしました
一方、鱪の方は
卸したら

キズの部分だけ
包丁したのですが
思いの外、キズは小さく
妙に得した気分でしたので

「なんかツイてね?」
「そうだね」

鱪はフライなどの
揚物に出来るように
柵(さく)にしておきました

「こんだけの量で
揚物にしたら
かなりの量じゃね?」
「そうだよ

だから、これを
きえいさんにあげることにしたよ」
きえいさんとは
沼津の居酒屋さんです
「いいじゃん、いいじゃん!」
予想外の豊漁”でしたので
黄目近をメインに
鱪、〆鯵(しめあじ)を追加して

ランチに見えた常連さんに
差し上げただけでなく

自分達の夕飯用に
黄目近の刺身を
作りました

頭、中骨などの
アラの部分は
出汁を取るため
焼いておきました

「刺身にしたり
知り合いにあげたりするだけでも
十分な使い方なのに
アラも使い切るなんて
魚達も嬉しいだろうし
それを獲って来た漁師さんも
嬉しいんじゃね」
「命ある魚を
命を懸けて
獲りに行ってくれる
漁師がいてこそ
料理が作れるんだから
自分もそれに応える義務が
あるからね」
「親方、ヤバっ!
いつもみたいに
熱くなって来たじゃん」
「そりゃ、そうでしょ
いつも言ってるように
魚菜食文化の日本料理を支えてくれる
漁師の応援団っていうか
代弁者だからね
声を出し続けるのが
自分の使命で
命を使うのが
使命なんだから
魚の命
命懸けの漁師
自分の使命が
三位一体になるんだよ
どう、完璧でしょ?」
「恐れ入ったよ
親方の熱さには・・・
って言うかさぁ
魚へんに暑いのが
鱪(しいら)だけに
もろにBINGOだね」
「うまいこと、言うね」
「じゃあ、商品は
キメジの刺身と
シイラのフライで・・・🤤
あざ~っす!」
魚へんに暑いのは
鱪(シイラ)で
もうすぐ暑い夏がやって来ますが
熱血料理人の自分の熱さは
季節を問うことはありません
最後になっちゃいましたが
すさき丸の親方
今日は、どうも
有難うございました!

ということで
すさき丸のインスタです👆
遊漁船もやっているので
釣り好きの方は是非!
貰い物のチャッパと金目鯛を、夕飯に
沼津魚市場には
魚を仕入れるために
行っているのですが
それ以上に
人として
大切なものを
手に入れることが出来るのです
2026年5月8日
Vol.4889

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を支えてくれる
漁師の代弁者として
静岡県富士市の日本料理店
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認め(したため)ます

「この刺身とフライは
何なの?」
と、ふぐのぽり君が
訊いてきました
「チャッパの刺身と

金目鯛のフライなんだけど

今夜の夕飯だよ」
と、答えると
「マジで、ヤバ過ぎ~
っていうか
裏山Cィ~🤤
で、チャッパって・・・?」
「チャッパって
黄目近(キメジ)より
小さい魚のことで
静岡県内の
ローカルネームらしいよ」
「お茶どころの静岡だけに
チャッパとか?」
「そこまでは
分かんないなぁ」
「じゃあ、キメジは?」
「黄肌鮪(キハダマグロ)の
子供のことだよ」
「こんなの夕飯のおかずに
しちゃって
いいの?」
「いいさぁ

チャッパも

キンメも

漁師に
『おかずにして下さい!』
って、強~く言われたから
その通りに
したまでだよ」
「何だかなぁ
この様子だと
二人の漁師から
もらったってこと?」
「そうだよ」
「へぇ~

で、こっちの刺身は
何なの?」
「こっちは
常連さんの誕プレだよ」
「マジ!?」
「嘘を言っても
しょうがないじゃん
写真を撮り忘れたけど
鯖(サバ)のフライも
セットで渡したよ」
「ヤバっ!
これはこれで
裏山し過ぎる・・・🤤」
「他の言い方、無いの?」
「まぁまぁ
その辺は・・・
でもさぁ
もらえるってことは
仲がいいからなんでしょ?」
「そりゃ、そうだよ」
「仲良くなる
きっかけって?」
「きっかけ?
何となく声を掛けるんだよ
市場だから
おはようって言えば
それで通じるじゃん
使ったことがある魚を
持って来た漁師なら
尚更だしね
良さそうなものを見極めて
仕入れるから
良ければ
そこから話が始まって
こういう時代だから
SNSで繋がったり
ブログで書けば
仲良くなるのは
ごく普通の流れだしね」
「なるほど~
IT板前の本領
発揮じゃん!」
「仲良くなれば
自分が欲しい魚を
融通してくれるし
自分が知らない世界を
教えてくれるから
悪いことは
何一つないからね
何度も言ってるけど
漁師いてこその
魚菜食文化の日本料理だよ
漁師の仕事ほど
苛酷なものはないし
お金を積まれても
出来ないからね
いろんな意味で
漁師には頭が上がらないけど
こうやって
ブログで書いていれば
誰かしらに
漁業の大変さが伝わるだろうし
結果的に
それが日本料理の
魅力になって
巡り巡って
漁師の応援になれば
これ以上の喜びは
無いよね」
「キタ~!゜∀゜~!
お得意のセリフじゃん

身の行先は分かったけど
頭とか骨は
どうするの?」
「アラの部分も
綺麗に下処理して

出汁を取るため
焼くんだよ」
「捨てるとこないじゃん!」
「そうだよ
捨てるのは
内臓とか鱗(うろこ)ぐらいだね
ここに
マクロビの一物全体の
考えがあるんだよ
命を懸けて
命あるものを
獲って来てくれるんだから
粗末にする理由は
1ミリもないね」
「素晴らし過ぎる
👏👏👏」
良い魚を見極めるために
魚市場へ行くのは
料理人としての
初歩の初歩
それ以上に
人としての縁を紡ぐことが
一番尊いのです

「魚市場に
ブダイとタカノハダイを
キープしてあるんだね
そんじゃ、また明日🐡」
by 熱血君
本鮪(まぐろ)など、生の鮪を滅多に使わなくなった理由
日本料理の華と言えば
刺身です
刺身と言えば
多くの人が
鮪(まぐろ)と答え
さらに、鮪の中でも
王様的なのが
本鮪です
以前は、よく使っていた
生の本鮪を使わなくなってから
かなりの時間が経ちましたが
今日、久々に
使いました
2026年3月31日
Vol.4867

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
志村弘信が認(したた)めます
今朝、沼津魚市場から戻ると
ふぐのぼり君が
やってきました

「おはよう、親方🐡
この中身は・・・?」
「おはよう🐡
生の本鮪だよ」
「生の本マグロって
大間が有名だけど
これは、どこ産?」
「沼津産だよ
っていうか
正確な言い方をすると
漁場、要は
獲れた場所が
伊豆七島方面で
水揚げ地が
沼津なんだけどね」
「へぇ~
そう言えば
刺身にマグロを
使っているのを
殆ど見たことがないけど・・・」
「目近鮪(メジマグロ)とか
黄目近(キメジ)みたいなのは
使うけど
成魚の鮪は
種類に関係なく
もう何年も
使っていないよ」
メジマグロとは
本鮪の幼魚で
キメジとは
黄肌鮪(キハダマグロ)の
それです
「使っていない
ってことは
使っていたこともあるの?」
「あるよ
だから


「今、読んだら
前には
豊洲とか築地から
仕入れていたんだね」
「あと、川崎の北部市場からも
仕入れていたよ」
「仕入れ先は国内でも
産地は
日本国内だけじゃなく
海外の産地も
あったんだね」
「そうだよ」
「で、今日のは
沼津で仕入れたの?」
「いや、仲良くしている
問屋の仲買人さんから
もらったんだよ

だから、仕入れたわけ
じゃないんだよ」
「もらいもの
ってことは
どんな状態か
分かんないの?」
「脂は薄いって
言われたけど
開けてみないと
分かんないね」
「早く見ようよ
気になるじゃん」
ということで
袋から出すと
こんな感じでした

「背の真ん中より
下の部分なんだけど
元の魚体そのものが
脂が薄いから
真っ赤っかだね」
「それこそ

THE赤身
って感じじゃん」
「そうだよ
個人的には
こういうのが好きだから
嬉しいし
脂が無いから
色変わりも遅いよ」
「遅いってことは
どれくらい
色持ちがいいの?」
「この感じだと
土曜日か日曜日くらいまでは
変わらないはずだよ」
「そんなに
持つんだぁ」
「魚自体も
昨日、水揚げされたばかりで
新しいからね

上の部分と

下の部分に分けると

中の部分と
外側の部分の色が
違うでしょ?」
ちなみに、上の部分を
天(てん)パネと呼び
このように
切り分けることを
天パネを取るとか
天をはねると
言います
「バッチリ分かるね」
「新しいと
芯の部分は
空気に触れると
色が出るんだよ」
「へぇ~
それはそれとして
マグロ=刺身なのに
どうして
親方は使わなくなったの?」
「色んな漁師と知り合いになって
色んな魚をもらったり
知らない魚を
仕入れるようになって
仕入れては使う
使っては仕入れるの
サイクルを早めたら
地物の良さを
再認識したんだよ」
「それだから
この何年か
珍しい魚が
ブログとかSNSに
出て来るように
なったんだね」

その後、血合いと

血合いと
皮を外し

皮は、焼いてから
出汁を取るのに使い

血合いは
開いてから
日本酒と醤油を同割にしたものに
漬け込んだのち

軽く干してから
焼き

濃厚な美味しさを
堪能しました
生の本鮪の美味しさは
文句のつけようが
ありません
ただ、沼津魚市場で
水揚げされたり
近隣から入荷する地物は
鮮度という
時空を超えたものゆえ
その魅力を知った以上
自分にとっては
王様と言える生の本鮪も
脇役にしか過ぎないのです
沼津魚市場で、三重県熊野のマグロ漁師と話してみた
昨日、沼津魚市場で
本鮪(ホンマグロ)の
水揚げをしていた漁師とは
ちょっとした
繋がりがあったのです
その繋がりとは・・・
2026年3月21日
Vol.4859

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます
「ねぇ、親方🐡

昨日のブログの最後に
書いてあったけど
三重のマグロ漁師が
知り合いの知り合い
だったんでしょ?」
「そうそう

声を掛けた時
もしのもしかして
と思ったら
まさかのまさか
だったんだよ
まぁ、聞いてよ」
「超気になる
楽しみ~♬」

昨日の沼津魚市場には
2隻のマグロ船が
入荷していました
政漁丸(せいりょうまる)は

いろいろと
可愛がってもらっています
もう1隻は
正丸(まさまる)で
初めて見る名前でしたので
声を掛けることにしました

御覧のように
三重県の漁船でした
ここ2、3年は
三重から
天然のとらふぐを
直接仕入れることは
していませんが
付き合いのある魚屋さんが
二人いるので
馴染みのある県なのです
ちなみに、一人は
伊勢志摩の安乗(あのり)で
もう一人は
熊野の魚屋さんです

船の横には
熊野灘と書かれており
眺めていると

親方と乗子(のりこ)が
中から出て来ました
乗子とは
船員のことです

売場の担当者と
話を終えたので
声を掛けることにしました
「おはようございます
親方は
三重のどこから
来たんですか?」
「熊野ですよ」
「熊野なら
長宗(ながそう)商店の
長野淳さんって
知ってます?」
「もちろん
知ってますよ」
「マジで!?
ここ何年かは
トラフグを仕入れては
いないけど
他の魚も
仕入れたりもしていますよ
うちの店にも
2回来てくれたし」
「え゛~っ
沼津で長野さんの
お客さんに会うとは
思いもしませんでしたよ」
「自分もですよ
今日は、本鮪(ホンマグロ)を
持って来たけど
別の時季には
他の魚もやるんでしょ?」
「キハダ(黄肌鮪)やったり
前には、トラフグも
やっていましたよ」
「ってことは
もしかして
うちにも
親方のトラフグが来ていたかも・・・」
「ですよね
でも、この何年か
海水温が上がったせいなのか
トラフグの漁場(ぎょば)も
北にずれたみたいで
少なくなったから
今はやっていませんよ」
「そうなんだぁ
長野さんも
同じようなことを
言ってましたよ」
「あと、自分は
遊漁船(ゆうぎょせん)も
やっていますよ」
「そうなんだぁ」
遊漁船とは
釣り船のことで

市場から戻り
色々と探してみたら
辿り着きました👇
その後
売場には
正丸の本鮪が並べられ

1本が
125,0キロで

もう1本が

140.0キロでした
また、市場での写真を
長野さんに送ると



案の定の返信でした👇

「超ビックリ!

世間って
狭いんだね」
「そうだよ
少し前には
浜松・舞阪の漁師が
本鮪を持って来た時に
同じようなことが
あったんだよ」
「ヤバっ!
このままだと
全国の漁師と
知り合いになるんじゃね?」
「沼津に来る他所の漁師は
九州、紀州が多いから
全国ってことはないけど
そういう縁は
大事にしたいよね」
「そうだけど
親方みたいな人って
沼津の市場にいるの?」
「多分、いないね
さっきみたいに
市場の担当者は
当たり前のことだけど
仕入れに来る人では
見たことないもん」
「仕入れに来る人?」
「仕入れをするのは
問屋、量販店
魚屋、飲食店の
4タイプで
自分みたいな飲食店は
1割ぐらいの少数派だね」
「ってことは
超レア種じゃん
親方は!」
「魚や生き物じゃないのに
種って・・・」
「市場だから
種でもいいんじゃね?」
「まぁね」
自分にとって
沼津魚市場は
仕入れ先であるだけでなく
多くの漁師との
交流の場でもあります
その交流場は
魚菜食文化の日本料理を
支えてくれる当事者の
声を聞くことが出来る
現場なのです
当事者の声を聞くことで
水産業の現状を知り
漁師の応援団であるだけでなく
彼らの代弁者として
声を出し続けるのが
自分の使命以外の
何物ではありません

「今日は
こんだけの鱧を
蒸し物に仕込んだね
そんじゃ、また明日」
by 熱血君
お裾分けを頂戴した生の本鮪(ほんまぐろ)
ここ最近
沼津魚市場で
本鮪(ほんまぐろ)が
水揚げされています
デカすぎるので
自分には
手が出せない魚ですが
運良く、そのご相伴に
預かることが出来ました
2026年2月16日
Vol.4837

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます

「まぐろの刺身が
超んまそぉ~
なんだけど
この盛付けだと
お客さん用じゃないよね?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきました
「おかず用なんだけど
それだけじゃなく
ブログとかSNS用も
兼ねているから
日本料理らしい盛付に
してみたんだよ」
と、自分
「マグロって
あんまり使わないよね」
「そうだね
もう5、6年くらい
使っていないよ」
「それまでは
使っていたの?」
「豊洲に移ったけど
その前の築地とか
川崎の北部市場から
生のマグロ類を
仕入れていたよ
もう5、6年経つかなぁ」
「刺身って言えば
まぐろじゃね?」
「そうなんだけど
コロナで
世の中の流れが変わったから
市場での仕入れの
スタイルも変えて
地物の魚を使うように
なったからだよ
で、市場に行く回数も
増えたら
漁師や仲買人との会話も
同じように増えて
それだけじゃなく
仲が良くなった人も
大勢になって
おかずとかを
あげていたら
自分も色々と
貰うようになったんだよ」
「わらしべ長者
みたいじゃね」
「それに近いね
で、この鮪は
うちの窓口とは違う
問屋の仲買人から
もらったんだよ」
「おぉ~
で、このマグロは
何マグロなの?」
「本鮪だけど

尻尾の部分だから

こんな形をしていたよ」
「これで
何キロくらい?」
「量る必要もないけど
1キロちょっとかな」
「でも、生のホンマグロで
1キロだったら
これだけでも
20万円じゃん!」
「もしかして
初競りの5億円の
マグロのこと・・・?」
「そうだよ
違うの?」
「違うも何も
あれはアレだからね」
「アレね・・・
あの値段でないにしても
本マグロって
沼津でも獲れるの?」
「獲れるっていうか
水揚げがあるんだよ

貰った尻尾は
金曜日の本鮪の
どれかなんだけど

三重、和歌山の漁師が
伊豆七島方面で
釣ってきた魚で
漁場から近いのが
沼津だから
沼津で水揚げするんだよ」
「へぇ~」
尻尾の部分は
筋っぽいので
煮るか、焼くかの
加熱調理をすることが
多いのですが
鮮度も良いので
刺身にすることにしました

身

皮

骨に分けたら
皮と骨に残っている身を
スプーンで

こそげ取ったら

筋を取り除きました

これが
いわゆる、すき身で

このように
盛付けました

骨だけでなく

皮も

筋の部分は焼いておき
これらは出汁用です
「刺身にして
食べられる部分は
少ないけど

アラの部分も使うってことは
ほぼ100%
食べてたのと同じじゃね?」
「そうだね
マクロビオティック
(玄米菜食)の
一物全体
(いちぶつぜんたい)の考えを
実践しているだけだよ」
「ここまで使ってくれたら
漁師も嬉しいだろし
仲買人さんも
嬉しいだろうね」
「どんな食材も
命あるものだから
どんなことがあっても
粗末にするわけには
いかないんだよ」
「刺身だけじゃなく
骨、皮、筋も
使いこなすなんて
ヤバ過ぎ~!
仲買人さんからのお裾分けが
親方の手に掛かったら
強烈なキラーパスに
変わったんじゃね」
「ただのおかず程度の
使いにくい部分で
終わらせるか
決定的なシュートに
出来るかどうかは
料理人の技次第だからね
出汁まで取って
最後まで本鮪の味を
引き出すのが
自分流に一物全体で
マクロビベースの
身体に優しい
美味しい日本料理の
真骨頂なんだよ」
「親方、間違いなく
MVPじゃね🏆」
漁師がいてこそ
魚菜食文化の
日本料理が成り立つ以上
漁師の代弁者として
声を出し続けるのが
自分の使命に
他なりません

「この準備ってことは
ふぐかな・・・
そんじゃ、また明日🐡」
by ふぐとらちゃん
春立ち、紀州のマグロ船の入港す
ホームグランドの
沼津魚市場には
地元の漁船だけでなく
他所の漁船も
入港して来ます
そんな漁船が
水揚げする魚とは・・・
2026年2月14日
Vol.4835

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます
「ねぇ、親方🐡

昨日のFacebookに
アップした写真の
大きい魚は
マグロでしょ?」
と、ふぐのぼり君が
訊いてきました
「あっ、これね

そうだよ

この位置からの方が

分かりやすいかな?」
「デカっ!
何マグロなの?」
「本鮪(ほんまぐろ)だよ

全部で
11本だね」
「ってことはだよ・・・

お正月の初競りで
1本が5億円だったから
55億ってこと!?」
「え゛っ
アレはアレにしても
話半分どころか
それこそ桁違いだよ」
「そうだよねぇ~(笑)
沼津辺りにも
マグロ漁師が
いるってことなの?」
「沼津にはいないけど
南伊豆の下田の
須崎(すざき)にはいて
沼津の市場にも
持って来るよ」
「で、昨日のは
そこの漁師なの?」
「いや、他所だよ」
「他所って?」
「三重、和歌山の
紀州だよ

昨日はいなかったけど
宮崎、鹿児島からも
来るよ」
「そんな遠くから
来るんだぁ」
「毎年、春先になると
伊豆七島で操業して
沼津で水揚げするんだよ」
「ってことは
旅に出ているの?」
「そうだよ
紀州ぐらいの漁師なら
途中で戻ることも
あるようだけど
宮崎とか鹿児島の
九州のマグロ漁師は
3、4カ月くらい
こっち方面にいて
県内の焼津で
燃料や食料を積んで
漁に出るんだって」
「へぇ~
誰に訊いたの?」
「漁師に決まってるじゃん
AI先生は
知らないはずだね(笑)

って書いている以上
訊いてみるんだよ」
「いきなり
訊いちゃうの?」
「そうだよ
知らないことは
気にならない?」
「そりゃ、そうだけど
僕には無理だな
どうやって、訊くの?」
「どうもこうも
『○○(地名)から
来ているなんて
お疲れ様です』
って感じだけど
訊き方のハウツーが
他にもあるの?」
「まぁ、無いけど・・・
親方の言う通りだね」
「特に、三重だと
とらふぐの仕入れ先で
知っている魚屋も
何人かいるから
『三重なんだぁ
時季になると
三重の熊野とか
安乗(あのり)から
とらふぐを仕入れているんだよ』
って言うと
話も盛り上がるよ」
「フレンドリーっていうか
馴れ馴れしいっていうか
僕には無理ゲーだよ」
「商売やっていれば
初対面の人なんて
当たり前に来るわけだから
そう思えば
ぜ~んぜん気にならないよ」
「恐れ入ったよ」
「昨日の漁師で
話したことがあるのは
恵丸(めぐみまる)の親方で

普通に声を掛けて
おかずを渡したよ」
「おかずって?」
「賄いのカレーとか
フレークとか
色々だよ
漁に出れば
その合間に
食事時間だから
どうしても
簡単なものに
なっちゃうじゃん
漁師ファンを自称する以上
食料補給で応援するのが
手っ取り早いじゃん」
「へぇ~
魚市場で
そんな付き合いをする人って
いるの?」
「あんまりいないと思うよ
普通の話
売場に並んでいる魚にしか
関心を持たないのが
普通だろうし
何年か前までは
自分もそうだったからね」
「最初から
突撃隊じゃなかったんだね」
「そりゃそうさ
通う回数が増えてくると
同じ漁師なのに
一日違うだけでも
獲れる魚が変わることに
気付き始めたんだよ
その漁師がいれば
声を掛けるようになったのが
最初かな」
「なるほどね」
「そもそも
飽きっぽい性分だから
とっかえひっかえ
魚を仕入れたいんだよ」
「それなら
いつでも新しい魚だもんね」
「何だかんだ言っても
鮮度には
かなうものがないからね」
「確かに、時間だけは
どうにもならないもんね」
「仕入れる=買う
っていうのも
応援だけど
そうじゃないのも
ありだし
漁港がある地方だからこそ
そういう変わりもんの
料理人がいても
いいんじゃないの!?」
「やっぱ
変わってるわ」
「あはは・・・」
立春を過ぎ
暦の上でも
春になったものの
2月半ばゆえ
冬そのものです
獲れる魚だけでなく
それを獲る漁師の動きでも
季節を感じることが出来るのも
魚市場の面白さでもあります
春本番ともなると
黄肌鮪(きはだまぐろ)の
水揚げも増えて来ますが
今年の春は
どうなることでしょう

「今夜のふぐ刺も
んまそぉ~🤤
そんじゃ、また明日🐡」
by 熱血君
真空調理で仕込んだ本鮪(ホンマグロ)の心臓
希少部位の
本鮪の心臓を
ただ焼いたり
煮たりでは
面白味に欠けるので
真空調理で
仕込んでみました
2026年1月22日
Vol.4814

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
認めます

昨日お話しした
生の本鮪の心臓です

ということで
本題に入る前に
昨日のブログを読んで
予習をお願いします

「ねぇ、親方
本マグロの心臓って
こんな風になったんだぁ
魚の内臓には見えないよ」
と、ミニふぐちゃん
「そうだよ
器と盛付け次第で
料理は変わるものだからね」
と、言うと
「そうだよねぇ
でも、どんな風に
料理したの?
見た目は良くても
仕込み方がNGなら
肝心の味が
台無しだもんね」
「そりゃそうだよ」
「で、どんな風に
仕込んだの?」
「真空調理だよ
ただ、焼いたり
煮たりじゃ
ありふれているからね」
「真空調理って
時々、やっているよね
それなら完全に
プロの料理じゃん
早く話してよ」
「はいよ~」
真空調理とは
食材と調味液を
専用の袋に入れて
真空パックし
95度以下の低温で
ゆっくり加熱する調理法です

一番大きな塊を
包丁したら

血抜きのため
時折、揉みながら
水に晒します

水から上げ

この二つは

水洗いする程度です

フライパンを熱し
油を入れ
煙が出て来たら

表面を炒めました

3つの部位全て

同様です

表面を焼いたら
氷水に落とし
粗熱を取りました
冷めたら
取り出し

調味料と共に
真空パック
調味料は
日本酒、こいくち醤油
みりんを
同割にしたものです
これを
スチコンこと
スチームコンベクション
オーブンに入れ

70度で30分間
加熱します

袋から取り出すと

こんな感じです
部位ごとに

包丁し

盛付け

薬味は練り辛子です
下味もついているので
つけだれ等は
用意してありません

「で、どんな味なの?」
「心臓だから
焼肉屋とか串焼屋にある
ハツと同じような
食感だよ」
「魚なのに
肉と変わんないの?」
「強いて言えば
鮪の方は
生臭みを感じるかな」
「へぇ~
昨日遊びとか
言ってたけど
お客さんには
出さないんでしょ?」
「あくまでも
遊びとして作ったから
おかずだね
おかずで食べない分は
常連さんへの
おまけアイテムだよ」
「これしか無いってことは
早いもの勝ち?」
「そうだよ
150キロオーバーで
600グラムしか取れない
超レア食材だよ」
「じゃあ
急がないとね」
「そうだね(笑)」
本鮪の心臓のような
レア食材をGet出来るのも
沼津魚市場が
漁港を併設しているからで
そういうメリットを
最大限に活かし
魚菜食文化の日本料理を
支えてくれる
漁師の代弁者として
声を出し続けるのが
自分の使命に他なりません

「夕飯のフライが
んまそぉ~🤤
そんじゃ、また明日」
by ふぐとらちゃん
宮崎の漁師から貰った生の本鮪(ホンマグロ)の心臓
ホームグランドの
沼津魚市場に来る漁師の中には
地元や伊豆方面だけでなく
九州や紀伊半島の
漁師もいます
今朝は、半年ぶりくらいに
宮崎の漁師が
来ていました
2026年1月21日
Vol.4813

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
認めます

今朝、沼津魚市場から
戻って来ると
ミニふぐちゃんが
やって来ました

「おはよう、親方🐡
袋に入っているのは
何なの?」
「1、2の3で

ジャ~ン

ってことで
なんでしょう?」
と、自分
「もしかして
心臓!?」
「ピンポ~ン!」
「心臓だけでも
買えるものなの?」
「売っているのを
見たことはあるけど

この心臓は
宮崎の漁師にもらったんだよ」
「スゴっ!」
本マグロの心臓をくれた
漁師の船は

宮崎の幸福丸です
例年、春から
お盆くらいまで
伊豆七島方面で
黄肌鮪(キハダマグロ)の漁を
行っており
その時季は
和歌山、三重の漁師も
操業しています

また、今日水揚げしていたのは
同じ宮崎の福一丸も
水揚げをしていました

幸福丸が4本で

福一丸が5本でした

ちなみに
久義丸は西伊豆・戸田(へだ)の
漁師です
「そう言えばさぁ
宮崎の漁師の両方から
去年、キメジとか
たまに貰っていたような・・・」
「そうだよ
タイミングが合った時に
おかずをあげたりしたら
行ったり来たりの
関係になったんだよ」
「じゃ、友達じゃん!」
「そうなんだけど
自分が使う魚でも
使わない魚でも
漁師いてこその
魚菜食文化の
日本料理なわけだから
自分が出来ることで
漁師を応援したいからだよ」
「それこそ
ファンじゃん!」
「それだから
漁師の代弁者って
言ったり
書いているじゃん」
「なるほどねぇ

さっきの写真の
本マグロの心臓だから
デカいよね」
「魚そのものが
150~200キロだからね

心臓だけでも

700グラム弱だからね」
「マジ、ヤバっ!
で、これって
どうするの?」
「遊ぶ!」
「食べ物で
遊んじゃいけません
って、子供の頃
言われなかった?」
「あはは・・・
そうじゃなくて
創意工夫をして
楽しむってことだよ」
「そりゃ
そうだよねぇ」

名前は分かりませんが
白い部分を外し

本体と思しき
大きい部分と

フニャフニャした
柔らかい部分に分けたら

串に刺し

焼きました

「これじゃ
ごくごく普通の
本鮪の心臓の串焼じゃね?」
「マグロ類だけじゃなく
魚の心臓は食べたことあるし
予想通りの味で
ただの串焼
こんなんじゃ
遊びのうちにはならないから
本当の遊びは
これからだよ」
「おぉ~
早く本題に
行こうよ」
「まぁまぁ
細工は流々
仕上げは御覧じろ
ってことで
続きは明日ね」
「チェっ!(笑)」
沼津魚市場で、漁師から貰った黄目近(キメジ)&鰹(カツオ)
今朝は沼津魚市場で
宮崎の漁師から
黄目近(キメジ)を
また、和歌山の漁師から
鰹を貰っちゃいました
2025年7月4日
Vol.4657

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「ねぇ、親方
刺身がいっぱいあるけど
これって・・・?」
と、ふぐのぼり君が
訊いてきました
「あっ、これね
常連さんの今夜の夕飯だよ」
と、自分
「こういう注文も
貰うんだね」
「いや、貰うは貰うでも
今朝、市場で
漁師に貰ったんだよ」
市場とは
ホームグランドの
沼津魚市場のことです
「え゛~っ
また、貰ったの?」
「そうだよ
普段の行いが良い子は
神様が見ているからね~
ってことで

こんな感じに
用意したんだよ」
「自分で
そういうことを
いうかねぁ
で、この刺身の魚は
何なの?」
「黄肌鮪(キハダマグロ)の幼魚で
黄近目(キメジ)
っていうんだよ

宮崎の漁師に

半身(はんみ)を
貰ったんだよ」
「半身ってことは
大きかったの?」
「そうだね
ザックリ言うと
丸で7~8キロくらいは
あると思うよ」
「へぇ~」
「実はさぁ
これだけじゃなく

和歌山の漁師からは

鰹(かつお)を
貰ったんだよ」
「超ヤバくね!?」
「だ~か~ら
これで
普段の行いが
どんだけ良いのか
分かったでしょ?」
「・・・・・
くやしいけど
認めるしかないかぁ~」
「何か言った(笑)?」
「いや~別に・・・
で、カツオは
どうなったの?」
「ONLY 鰹の
刺身ってことで

うちの夕飯だよ」
「ヤバ過ぎ~
でも、どうして
常連さんの分には
カツオが無いの?」
「鰹を盛付けると
生姜も薬味に
添えなくちゃならないし
『山葵と生姜を使い分けるよう』
に言うのも
気が引けるからだよ」
「そうだよね
自分ちで
小皿を二つ用意するのって
やらないと
思うもん」
「だから
黄目近だけに
したんだよ」
「たださぁ
親方って
カツオ命💖だから
独り占めしたかったのが
本音でしょ
実は・・・(笑)?」
「それについては
所管外ゆえ
発言を控えさせて
頂きます」
「選挙が始まったから
そういう風に
逃げるんだぁ(笑)」
エナジーチャージをした後は
お中元用の『西京漬』の
仕事に取り掛かりました

今朝仕入れたサーモンと

鰤(ぶり)を
真空パックしたら

発送の準備をしました

「お疲れ様~♬
エナジーチャージのおかげで
仕事が捗ったねぇ~」
「そうだね
明日は市場が
休みだから
それだけでも
お気楽、極楽だよ」
明日は、休市日なので
魚GET!
はありませんが
自ら、魚市場に行き
そこで、縁を紡ぐことが
出来るのは
非常に有難いことです
そういう縁を
大事するのは勿論のこと
漁師の代弁者として
日本料理という
魚菜食文化の魅力を
自分の使命として
伝え続けていきます

「今年は月下美人は
咲きそうもない感じだね
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん















