三重県熊野産のジャンボちゃんこと超特大とらふぐ&鬢長鮪(びんちょうまぐろ)
今朝、沼津魚市場に着き、一番最初に向かった売場が、
こちらで、普段なら、活魚売場に行くのですが、この売場に行ったのは、
三重県熊野から、
4,5キロのジャンボちゃんこと超特大のとらふぐ(天然)と、
鬢長鮪(びんちょうまぐろ)が届くことになっていたからで、ジャンボちゃんとは、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、天然のとらふぐへの想いを込めて、独断で付けた呼び名で、ジャンボちゃんの規定は、4キロ以上です。
実は、鬢長鮪は、ジャンボちゃんのおまけで、ジャンボちゃんは、定置網で水揚げされたもので、活かしのものでしたが、
仕入先の問屋さんの判断で、
締めてから、送られて来ました。
また、この時季、熊野の定置網で水揚げされる魚で多いのが、
真鯛(まだい)や、
鰤(ぶり)で、ジャンボちゃんは、これらと共に、水揚げされました。
おまけということで、鬢長鮪のお話しは明日以降にし、ひととおりの仕入れを終え、【佳肴 季凛】に戻ったら、
ジャンボちゃんである以上、ツーショットは欠かせず、気分は萌え燃え・・・❤
ジャンボちゃんに限らず、天然であれ、養殖であれ、
とらふぐを卸す場合、
最初にくちばしを切り落とすのですが、ふぐ毒はテトロドトキシンと呼ばれ、その意味は、4枚の歯を持つ魚で、
その通り、このように4つの歯があります。
卸すと、気になるのが、
オスの生殖腺の白子の有無ですが、案の定、
真子と呼ばれる卵巣で、案の定とお話ししたのは、ジャンボちゃんの殆どはメスで、メスが多いのは、とらふぐの場合、オスとメスで成長の速度に違いがあるかです。
また、真子に限らず、食べると痺れてしまうのが、白子以外の内臓で、中でも肝臓は、
「一口なら・・・。」という考えで食し、命を落とした方が多いのは、よく分かります。
卸したジャンボちゃんは、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしてくれ、
自分が手直しをし、
洗い終えたら、
拭き上げ、
三枚に卸したら、
晒に包んでおきました。
最後に、
まな板周りや、
床掃除などをし、ランチの営業に備えたのでした。
ところで、第1木曜日ということで、
今日は、月1恒例のローカルFM局の電話インタビューがあり、旬の魚についてお話し、ジャンボちゃんを取り上げました。
先程お話したように、ジャンボちゃんは、標準和名(正式名)ではないのですが、天然とらふぐへの想いを込め、番組内でも、その名を使い、いつも以上に、熱く語ってしまい、過去5年の中で、もっとも充実したコーナーだったような気がします。
ちなみに、4月は、今日のジャンボちゃんのおまけだった鬢長鮪で、これはこれで面白いお話しが出来そうです。
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