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もっとおいしいお話し

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『野菜感溢れるドレッシング』付の20種類の食材入りのお持ち帰り(テイクアウト)の生野菜

昨日は、お弁当のご注文を頂き、追加料理として、

お持ち帰り(テイクアウト)の生野菜を御用意し、この折には、20種類の野菜と食材が入っており、今日のお話しは、この生野菜についてです。

日本料理店である以上、「切れ味も味の一つ」と思っている以上、丁寧というよりも、基本的な下拵えは欠かせず、丁寧というよりも、と書いたのは、お金を頂く以上、全てが丁寧でなくてはならず、手抜きは味を落とす以外の何物でもありません。

先程、20種類とお話ししましたが、野菜は18種類で、これらが晒す前の野菜で、

順を追って、お話しさせて頂きます。

日本人にとっての生野菜の基本が繊切りキャベツである以上、

キャベツは多くしないと、はじまりません。

刺身に添えられるのが大根のつまですが、生野菜というか野菜サラダ用ですので、

細めの箸程度に包丁しておき、この並びにある野菜は、

アーリーレッド(赤玉ねぎ)、茗荷(みょうが)で、大根の下が、

パプリカ、ラレシです。

キャベツの左隣の並びが、

レッドキャベツと人参で、人参は大根と同じような丈と太さにしてあり、人参の下が、

茗荷は茗荷でも茗荷竹で、茗荷竹とは、茗荷の茎を軟白栽培したもので、春から夏にかけて、刺身の妻にする野菜で、他の用途もありますが、典型的な和食材の一つとも言えます。

茗荷竹の下がピーマン(赤、青)で、これらで12種類になり、ようやく半分を超えました。

そして、これらとは別に、

レタス、

ルビー貝割を用意し、御覧のように赤い茎の貝割大根で、ここまでの14種類をボウルに入れたら、

軽く混ぜ合わせ、

水を注いだら、ざっくり混ぜ合わせ、

ざるに上げること2、3回。

この作業を行うことで、野菜のあくが回らず、日持ちもしやすくなり、その後、しばらくの間、

水にさらしてから、

水切りをするため、上げておきます。

十分に水が切れたら、冒頭の写真のように、

折に盛り付けたのですが、生野菜の上に、ミニトマト、胡瓜、スナップエンドウ、スティックセニョール(茎ブロッコリー)、紅蓼をあしらい、これで野菜だけで18種類となり、胡瓜の切り方は、その形から、水玉胡瓜と呼ばれており、主に刺身のあしらいに使われています。

そして、残りの2種類の若布と海藻クリスタルあしらい、全部で20種類となり、海藻クリスタルとは商品名で、海藻の成分の一つのアルギン酸ナトリウムで作られた海藻のようなもので、プチプチとした食感が特徴で、食べたことがある方もいらっしゃるかと思います。

そして、蓋をし、

当店のオリジナルドレッシングの『野菜感溢れるドレッシング』と共に、

お客様にお渡ししました。

以前にも、お持ち帰りの生野菜を御用意したことがあり、

その時も『野菜感溢れるドレッシング』付きで、全部で16種類でしたが、『野菜感溢れるドレッシング』に含まれる野菜や果物で、生野菜に入っていないもののレモン、柚子、りんご、にんにくを加えると、この時で20種類、今日で24種類となります。

お持ち帰りの生野菜は、仕入れる野菜の数も多いことから、前もっての御注文となっており、ご希望の野菜を入れることも可能ですので、詳細については、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

次回は、5月6日(木)の予定です。

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放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

ハムカツ入りのお子様用のお弁当

今日は、お弁当のご注文を頂いていたので、お弁当の仕上げから、一日が始まり、出汁を引くなど、普段の段取りをしながら、

煮物(人参、牛蒡、さつま揚げ、蒟蒻)に始まり、

さばふぐの唐揚げ、鯵の新挽(しんびき)揚げといった揚物を仕上げ、

玉子焼、当店のお弁当の定番の焼物の西京焼を仕上げ、今日は、サーモンの西京焼でした。

盛り付けるのは、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、色違いの容器は、お子様用のお弁当のもので、お子様用の揚物は、

海老フライとハムカツにし、大人用のお弁当は、

このように、

仕上り、一方のお子様用のお弁当は、

このように仕上りました。

御飯は、白御飯の上に、

韓国海苔と市販のふりかけを乗せ、真ん中のますには、

海老フライとハムカツを盛り付け、その隣には、

サーモンの西京焼、鶏肉の照焼、玉子焼を盛り付けてあり、お子様用ということもあり、サーモンは、

必ず、骨の無い尾の部分を使うことにしており、お子様が召し上がる以上、不都合が生じないようにするためなのは、言うまでもありません。

今日のお弁当を召し上がったお子様は、小学校入学前ということでしたので、このようなお弁当でしたが、先日御用意したお弁当は、小学生のお子様だったこともあり、

このような内容のお弁当でした。

お子様の年齢、アレルギー、食物の好みなどに応じて、可能な限り対応させて頂いておりますので、お気軽にお申し付け下さい。

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当店のお取り寄せ商品などを召し上がった方々が、

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逆ルートで、休市日の仕入れ

今日(4月28日)は、

沼津魚市場が、

休みだったのですが、すっぽん(佐賀産)を2はい注文してあったので、仕入れというか、受取りに行って来ました。

休市日ですので、普段よりも遅めに出掛けただけでなく、魚市場に行く前に、食遊市場に野菜などを仕入れるため、東名を使い、沼津で降り、

ぐるめ街道を下る普段とは逆ルートで、

食遊市場に着き、開店時間の6時前ということもあり、

シャッターが閉まっている店もある中で、

野菜や食材を仕入れ、食遊市場を後にし、魚市場方面へ。

方面とお話ししたのは、魚市場近郊にある折屋に寄るからで、折屋とは包装資材店のことで、

折屋の工場というか作業場で、

『西京漬』用の化粧箱を受取り、魚市場へ向かったのですが、近郊ゆえ、車で数分足らずですので、

沼津魚市場に通う人達にとっては、簡単に言えば、どこそこ魚市場という扱いであるのは、言うまでもありません。

休市日なのに開いているのは、こちらの問屋は、川崎北部市場の支店ということもあり、荷物が届くからで、日本全国、魚市場の暦は共通ではなく、暦のずれによる仕入れも可能なのです。

注文しておいたすっぽんは、

入口付近にあったので、すぐに見つかり、

中を確認し、

仕入れは終了。

ちなみに、この問屋だけが休日出勤で、

荷物の仕分けに追われていました。

『佳肴 季凛』に戻ったら、

すっぽんを入れ替え、

仕入れて来た野菜をしまい、変則的な仕入れが終わり、仕込みを始めたのでした。

変則的と言えば、月曜日が定休日の当店ですが、

5月3日は、ランチ、夕席とも通常通り営業しておりますので、皆様の御来店、心よりお待ちしております。

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運送会社を代えて、発送したギフト用の『西京漬』

休み明けの今日は、

ルーチンの段取りをしながら、冷凍庫から明日、

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『西京漬』に仕込む銀鱈(カナダ産)、

箱詰めする銀鱈の『西京漬』、そして、

発送するギフト用の『西京漬』を出したのですが、実は、この『西京漬』は、離島に送ることもあり、普段利用している飛脚のマークの運送会社では届かないことが分かり、一旦発送したものの、戻って来たものです。

そのため、

黒い猫の運送会社で発送することになり、送り状を書き換えて、冷凍庫にしまっておきました。

その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

明日の銀鱈用の真空パックの袋を準備したり、送り状の宛名書きを始めたりしてくれ、一方の自分は、

先程の銀鱈とサーモンの『西京漬』を、

ギフト用に箱詰めし、3つのうち2つは、

それぞれが5枚ずつ入っているもの(2種5入)で、残りは、

同じく3枚ずつ入っているもの(2種3入)で、内祝の熨斗を貼った蓋をし、

ランチの営業前までに、

包装し、

冷凍庫へ。

その後、ランチの営業の合間を見ながら、

明後日のお弁当の焼物のサーモンの西京漬に串を打ったりし、ランチの営業後の仕込みも終わったので、

黒い猫の運送会社の営業所に出向き、発送したのですが、今回の一件で分かったのが、北海道や九州方面の遠方や、本州などの離島の場合、こちらの方が、安い送料で送ることが可能ということでした。

基本的に、飛脚のマークの運送会社で送るのですが、ご要望があれば、変更も可能ですので、お気軽にお申し付け下さい。

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北海道・今金産の極太のグリーンアスパラガスの天ぷら

沼津魚市場の帰りに立ち寄ることが多いのが、

車で15分ほどにある食遊市場で、 野菜を主に、様々な食材を仕入れています。

八百屋は2軒あるのですが、入荷状況や使い勝手に応じて、仕入れるものを選んでており、メインの八百屋が、

『八百はら商店』で、

日々インスタグラムで目新しい野菜や果物を紹介しており、自分にとっては、要チェックのSNSの一つです。

ただ、チェックはしても、実物を見る楽しみに勝るものはなく、そこで気に入ったものを選(よ)るのが生甲斐ですので、それこそ“早起きは三文の得”以外の何ものでもありません。

先日寄った時、目に留まったのがグリーンアスパラガスで、

この写真は、

『八百はら商店』のインスタグラムに投稿されていたものです。

ただ、値段を見た時に、目を疑ったのですが、料理人の勘が働き、仕入れることにし、この日の仕入れは、

これらで、グリーンアスパラガスに限らず、野菜の保存方法の鉄則は、

生えている状態が基本ですので、

縦長の箱に入れ、

冷気があたると、乾いてしまうので封をし、冷蔵庫へ。

そして、このグリーンアスパラガスは天ぷらに仕立てるために仕入れたのですが、どれくらい極太かというと、

当社比ならぬ500円玉=ワンコイン比で、

ほぼ同じにして、

直径3センチ。

グリーンアスパラガスは、穂先にたっぷりのルチンが含まれ、豊富なたんぱく質、カロチン、繊維質などの栄養素も含まれています。

産地の北海道・今金町を流れる後志利別川は、国土交通省が選ぶ“水質日本一”に全国で最も多く選ばれている美しい川で、 北海道今金町のアスパラガスは、この川を水源として育ち、寒い冬、雪の下でじっくりと養分や糖分を根に蓄えながら過ごすので、春に甘くて太いアスパラが育つと言われています。

雪解け水をたっぷり吸ったアスパラは、瑞々しく柔らかく、寒暖差のある地形のおかげでより甘味を感じることが出来るとのことで、これらの説明は、『八百はら商店』のインスタグラムの引用です。

また、今金町は、

北海道の南西部に位置しており、隣町は、往年の喜劇俳優の由利徹氏のギャグ「オシャ、マンベ」で有名な長万部(おしゃまんべ)町です。

天ぷらにする場合、

根元の先端を切り落としたら、

皮を剥いた時点で、

味見をしたら、とうもろこしのような甘さで、揚げた時の味が期待してなりませんでした。

3等分したら、

竹串に刺し、

打粉をし、

衣にくぐらせたら、

油で揚げ、串を抜き、

半分に包丁して、粗塩を添え、盛り付けます。

お出しする前に、先程の生の切り落しだけでなく、天ぷらでも試食したのですが、全ての点において、通常のグリーアスパラガスを凌ぐもので、まさに、King of グリーンアスパラガスとしか言い様がありません。

さらに凌ぐのが値段で、1本あたりが通常のものと変わらず、1袋4本入でしたので、1野口英世ということになりますし、値段に違わぬ味わいだけは、断言出来ます。

そんな値段ですので、いたずらに仕入れるわけにはいきませんが、機会があれば、是非召し上がって欲しい限りでなりません。

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銀鱈(ぎんだら)の西京焼入りのワンプレートディナー

定休日前の今日のような日曜日に、沼津魚市場に仕入れに行くことは少ないのですが、

zoutousaikyou.jpg

ギフトやお取り寄せ用の『西京漬』の御注文が重なり、在庫だけで対応するのは、心許なかったので、

仕入れに行ってきました。

仕入れるべき魚は、『西京漬』用のノルウェー産のサーモン(5,8キロ)だけでしたが、

魚市場に来た以上、ひととおりの物色をしたものの、自分好みの魚がなく、胸をなで下ろす気分で、魚市場を後にしたのでした。

仮に、自分好みの魚があっても、仕入れる予定は無く、その理由は、定休日前ということと、夕方上がりのお弁当のご注文があったからです。

『佳肴 季凛』に戻ったら、ルーチンの段取りを終えたら、サーモンの下拵えに取り掛かり、

サーモンは鱗が細かいので、包丁で鱗を取り除き、この方法をすき引きと呼んでおり、鰤(ぶり)や平目(ひらめ)なども同様です。

頭を落とし、水洗いしたら、

卸し、

残りの片身は、

身割れさせないように、

まな板ごと移動して、

卸します。

腹骨を取り除いたら、

切身にし、

全部で32切あり、サーモンは5~6キロの魚で、1本で30切というのが、自分の目安で、部位にもよりますが、1切が100グラムで、100グラムだと、通常スーパーで売られている塩鮭の切身が80グラム前後ですので、食べ応えが十分な大きさです。

その後、お手製の西京味噌と共に、

専用の袋に入れたら、ひとまず冷蔵庫へ。

隣では、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

まな板周りと、

カウンター内の掃除を始めてくれ、

ランチの営業の合間を見ながら、真空パックしておきました。

先程お話ししたように、今日は夕方上がりのお弁当のご注文を頂いていたので、

12時半ラストオーダーにして、1時閉店とさせて頂き、御来店されたお客様をお断りしてしまい、この場を借りて、お詫びさせて頂きます。

お客様もお帰りになったので、

カウンターに折を並べ、

料理を仕上げたら、

真由美さんが盛り付けてくれ、

このように、

仕上りました。

夕方上がりということもあり、

娘達の夕飯は、お弁当の余りのものをプレートに盛り付け、

煮物(人参、牛蒡、つくね、白滝、隠元)、

口取(銀鱈の西京焼、海老の酒煮、玉子焼)で、口取(くちとり)は、山海の料理を少しずつ盛り付けた料理のことです。

手前の仕切りに、

鶏肉の照焼、御飯を盛り付け、

御飯は、マクロビオティック(玄米菜食)を基本に据えている当店のマストアイテムの一つの雑穀御飯で、無農薬の玄米をベースに、押麦、黒米、ひよこ豆、小豆、あわ、ひえ、きびの8種類が入っています。

夕方上がりのお弁当だったこともあり、娘達の夕飯を作る手間がなくなったので、助かりました。

普段は、自分か真由美さんのどちらかが作り、順番制でもなく、手が空いている方が作るのが、不文律となっていますが、同じ職場ですので、作れない時は、出来合の惣菜を買い求めることもあり、普段食べる機会が少ないものを食べることが出来る娘達は、意外と楽しいようです。

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葉血引(ハチビキ)の西京漬

ホームグランドの沼津魚市場は、土曜日の今日が定休日ですが、今回のお話しは、昨日の仕入れと仕込みについてです。

仕入れるものがあろうと無かろうと、

一番最初に向かう活魚売場は、

まさに、

活魚フェア状態。

そんな活魚売場に比例して、

どこそこの売場も、

魚がてんこ盛りで、

どこそこの売場で、

セリの時間も迫っているので、その仕分けに追われていました。

そんな中、

この売場で、

地物の葉血引(ハチビキ)が入荷しており、

5,0キロ(2本入)をセリ落としてもらうことが出来たのですが、あれだけ魚が入荷があったにもかかわらず、予想に反して、いつも以上の高値で、魚の世界ではよくあることです。

また、普段なら知り合いと分けるのですが、それも不可能でしたので、これまでやろうと思っていたことを決行することにし、魚市場から帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻り、普段の段取りを終えたら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに鱗を取ってもらったら、

自分が手直しをし、頭を落としてから、水洗いし、

卸したのですが、

刺身用として仕入れたので、

半身だけは、骨付のままで、キッチンペーパーに包んでから、弱めの真空包装をし、

氷詰めにしておき、3つの半身のうち2つは、

柵取りをし、

炙った時に、縮まぬよう、皮目に包丁を入れ、

バーナーで炙ったら、

皮目を下にし、余熱が取れたら、キッチンペーパーに包み、冷蔵庫へ。

そして、最後の半身は、

切身にし、

血合い骨、かまのあらの部分も、

お手製の西京味噌と共に、

ギフト用やお取り寄せ用の『西京漬』同様、

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真空パックしておきました。

実は、葉血引のかまは、以前、『葉血引(はちびき)のかまの西京漬』としてお話ししたことがあり、その後に焼き上がったもの、つまり葉血引のかまの西京焼を投稿する予定でしたが、投稿せず仕舞いになっています。

ということで、宿題が2つに増えてしまい、今度は、忘れずに投稿するので、その仕上がりを、しばしお待ち下さい。

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有機JAS認証の西京味噌の受取とギフト用の『西京漬』の発送

“渡りに船”とはよく言ったもので、今日は、有機JAS認証の西京味噌が届き、

その入れ違いで、

zoutousaikyou.jpg

ギフト用の『西京漬』を発送しました。

冷凍のギフトやお取り寄せの商品は、発送日の前日よりも前に冷凍しておくのですが、今日の場合、

週明けに仕込んだ銀鱈(カナダ産)とサーモン(ノルウェー産)が、ちょうど仕上ったので、

昨日の時点で箱詰めし、これまた、“渡りに船”。

その内容は、

銀鱈とサーモンの各5枚入(2種5入)と、

それらの各3枚入(2種3入)でした。

箱詰めをした後は、

女将件愛妻(!?)の真由美さんに任せ、

自分は在庫を確認し、

銀鱈、サーモン同様、今日仕上った鯖(ノルウェー産)だけでなく、

ギフト用の『西京漬』も冷凍庫へしまっておきました。

一人仕事ゆえというか、真由美さんとの2個1での仕事ですので、御注文が重なった場合、お待ち頂くこともございますので、その際には、御理解頂けると幸いです。

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特大の天然とらふぐ&超特大の蛸(たこ)

沼津魚市場に着くと、仕入れるものがあろうと無かろうと、十中八九、一番最初に向かうのが、

活魚売場で、今朝も然りでした。

生簀を覗くと、

福島県産のとらふぐ(天然)が2本入荷しており、

それぞれの目方は3,4キロと、

2,7キロで、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、天然のとらふぐへの想いを込めて、BIGちゃんと呼んでいる特大サイズのもので、BIGちゃんは、2,5キロ以上4キロ未満のものです。

ちなみに、4キロ以上のものがジャンボちゃんで、0,6キロ以上2,5キロ未満のものが並とらで、0,5キロ以下のものがチビとらで、これら全ても、自分が名付けたもので、一般的な呼び名かどうかは知る由もありません。

他の売場に行く前に、仲買人と作戦を立て、セリに臨むと、

2,7キロの方を、その前には、

愛知県産の蛸(たこ)もセリ落としてもらうことが出来、

目方は、

4,2キロで、一般的な蛸のサイズは、1~2キロですので、規格外の超特大で、ここまで大きいサイズの蛸を仕入れたのは初めてのことです。

そして、

蛸の発泡スチロールにとらふぐを入れ、持ち帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ったら、

とらふぐを取り出し、

その姿に萌え燃え・・・❤となるや否や、

締め、

放血のため、海水へ。

次なる蛸も締め、

折角ですので、

異種格闘技戦の仕切りを模したのですが、どちらも虫の息とは言え、息を吹き返すと、一大事ですので、蛸は、

ボウルに入れておき、

とらふぐの下拵えから始めることにし、 蛸が入ったボウルには、

大根卸しと、

炭酸を入れておき、このようにするのは、ぬめりを取るためで、それについては、『真空調理で仕込む蛸(たこ)・前編』としてお話ししたことがあるので、そちらをお読み下さい。

蛸の仕込みの下準備を終えたら、

とらふぐを卸すと、

オスでした。

魚体の割に小さいのは、春先の産卵のため、活躍した白子(精巣)だからで、包丁すると、

白子特有の柔らかみを帯びた感はないものの、次世代を育む、旬の保存の労に感謝し、その美食は、次世代に託せば、良いだけのことです。

卸し終えた後の水洗いは、

いつものように、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、

自分が手直しをし、

とらふぐの仕込みが終わり、隣では、

真由美さんが、まな板周りの掃除を始めてくれ、自分は、蛸のぬめり取りをすることにしたのですが、如何せん大きすぎるので、

頭と足を切り分け、

二人でぬめり取りを始めたのですが、このようにするのは初めてのことで、これも4キロオーバーゆえのことです。

ぬめりを取ったら、

きれいに水洗いしたら、

足を並べ、

根元と先端を切り落とし、包丁の長さが9寸(約27センチ)ですので、

大体の長さがお分かり頂けると思います。

この後、軽く下茹でしてから、真空調理で仕込んだのですが、その仕込み方は、『真空調理で仕込む蛸(たこ)・後編』でお話ししているので、そちらをお読み下さい。

仕上った蛸は、

一気に冷まし、

そのまま冷凍しておきました。

急な御予約や天候不順に備えての冷凍保存で、 冷凍しても、歯応えと旨味は変わることはありません。

大きいからと言って大味ということは全くありませんし、むしろ大きい方が、旨味が強く、魚、肉、野菜を含め、一部の食材を除き、基本的に食材は大きい方が、味が良いもので、先程のBIGちゃんこと、特大ふぐも然りです。

また、大きい食材、中でも天然の魚の場合、更にワイルド感が増し、料理人魂が燃え盛りますし、中でも、超特大とらふぐのジャンボちゃんは、

燃え盛る前に、萌え燃え・・・❤

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のびふぐ 

今夜は、バージョンアップしたふぐ料理の御予約を頂いたのですが、バージョンアップには様々なバージョンがあるのですが、今夜の場合、

ふぐ刺を増量し、ふぐの唐揚は、

“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、その想いを込めて名付けたジャンボちゃんこと、4キロオーバーの超特大の天然とらふぐのかまの部分と、

うぐいすと呼ばれ、尻びれを動かす筋肉の部分を、

薄口醤油と日本酒を同割にしたものに漬けてから、片栗粉をつけて揚げ、低めの温度でじっくり火を通し、揚げ揚がる頃に温度を上げ、カラっと仕上げています。

ふぐちりは、見た目に特段の違いはありませんが、

あらを増量してあるだけでなく、ジャンボちゃんのあらを使っているので、

〆の雑炊の味わいが深くなるのは、言うまでありません。

今更ですが、今夜に限らず、当店のふぐ料理でお出ししているふぐは、全て天然のとらふぐで、今夜の場合、刺身は三重県安乗(あのり)産で、唐揚とちりは三重県熊野産と静岡県舞阪産でした。

ところで、ここ最近、ふぐについてお話ししているのが、

これらで、

自分にとっては、これはこれで、楽しい限りで、折角の機会なので、

今夜のふぐ刺とツーショットを決めたのですが、色が不自然なのは、

照明の都合によるもので、昨日から、

このふぐも飾り、

のびふぐなる名前です。

のびふぐだけに、

ふーぐと書いてあるだけでなく、

伸び、もう片身には、

漢字で河豚と書かれ、もちろん、

伸びます。

ちなみに、のびふぐは、

定休日だった一昨日の昼間、

沼津方面に行く用があり、

そのついでに立ち寄った際、土産物屋で、

購入したのですが、昼間に来ることは殆どないので、

ホームグランドも言うべき場所でありながらも、

仕入れに来る早朝とは別世界で、それこそビフォア・アフター。

そして、のびふぐも加わり、

癒やしのふぐ空間のとらふぐ達は、

全部で9本となり、

フェイクとらふぐだけに、有毒なのか無毒なのかはさておき、不可食ゆえ、未来永劫、萌え燃え・・・❤だと思うと、それだけでも癒やされます。

癒やしのふぐ空間のとらふぐ達は、常連さんの手作りですが、のびふぐのような既製品も、自分のコレクションで増やし続け、最後には、フェイクとらふぐのブリーダーを目指しているので、乞うご期待!

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