休日出勤のご褒美は、マグロ漁師からの鰹(かつお)
定休日でしたが
休市日前ということで
沼津魚市場に
仕入れに行って来たら
ご褒美があり
そのお裾分けも出来ました
2026年8月3日
Vol.4935

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「おぉ~、カツオの刺身が
いっぱいじゃん!」
と、ふぐのぽり君
「そうだよ

これが、志村家用で

この鰹と

眼鯵(メアジ)の叩きが
常連さんち用で

こも鰹と眼鯵のも
常連さんのだよ」
と、言うと
「今日みたいに
常連さんちにあげる時って
市場で魚を貰った時だよね?」
と、訊かれました
今更ですが
市場とは
沼津魚市場のことです
「そうだよ

宮崎のマグロ船の福一丸の
親方に貰ったんだよ

鰹の他には
黄肌鮪(キハダマグロ)の内臓と

アラとか
刺身用の塊も貰ったんだけど

頭の部分とか
塊は、知り合いの居酒屋さんとか
常連さんに
そのまま、あげちゃったんだよ」
「親方、太っ腹!」
「福一丸だけに
福のお裾分けだし
何だかんだ言っても
鮮度が良い魚には
敵わないからね
特に、商売をやっている人には
仕入れコストの
お助けになるからね」
「そうだよねぇ
メアジは
誰から貰ったの?」
「眼鯵は
ちゃんと仕入れたんだよ

水揚げ直後で
死後硬直前だったから

速攻でえらを抜いて
ほぼ活〆状態にして来たけどね」
「鮮度バリバリじゃん!」
魚市場に通うのは
魚を仕入れるという
一番の目的がありますが
そこで出会う人達と繋がることで
常連さんにも
福のお裾分けが出来るのです
漁師が命掛けで獲った魚を
常連さんの食卓や
仲間の店に繋ぎ
本物の味として喜んでもらい
皆で喜びを分かち合うことで
休日出勤のご褒美は
何物にも代え難い
最高の御馳走になり
魚菜食文化でもある
日本料理を支えてくれる漁師の
代弁者を謳う自分の使命が
完結するのです
静岡県由比産のごちゃまぜセットの中身は、全12種類
昨日、沼津魚市場で
仕入れた魚は
何と、?種類
その内容にして
?の数字は
果たして・・・
2026年7月31日
Vol.4934

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます
昨日、沼津魚市場から戻ると
ふぐゑびすさんが
やって来ました

「おはよう、親方🐡
色んな種類の魚があるけど
何なの?」
「由比(ゆい)の
ごちゃ混ぜセットだよ

市場にある時
こんな感じだったんだよ」
「確かに、ごちゃ混ぜだね」
「眺めていたら

荷主の由比の魚屋さんが
『季凛さん好みだと思うけど
どう?』
って言うから
魚を選ぼうとしたら
『どうせなら
全部やって欲しいんだけど・・・』
ってことで
仕入れたんだよ」
「で、その中身は?」
「まぁ、慌てなさんな
今話すから」
「はぁ~い♬」

籠に開けて

魚ごとに
並べていきました
①鯥(ムツ)

②真鯵(マアジ)

③春子(カスゴ)

生物学的には
真鯛(マダイ)ですが
水産業界では
真鯛の稚魚のことを
春子と呼んでいます
④ 魴鮄(ホウボウ)

⑤水魳(ミズカマス)

標準和名は
大和魳(ヤマトカマス)です
⑥肩星鰯(カタボシイワシ)

⑦丸鯵(マルアジ)

沼津魚市場では
青鯵(アオアジ)と
呼ばれています
⑧眼鯵(メアジ)

⑨貝割(カイワリ)

⑩鯣烏賊(スルメイカ)

⑪胡麻鯖(ゴマサバ)

⑫草紙剥(ソウシハギ)

草紙剥は
皮剥(カワハギ)の仲間で
食べられるのですが
内臓にパリトキシンという
有毒物質を持つ個体がいるため
内臓を食べることは
出来ません

「カワハギとか
ウマヅラハギの肝が
美味しいだけに
要注意だね」
これだけの種類があると
使い道は色々です

カタボシイワシ、カスゴ
カイワリは
マアジ、マルアジ、メアジは
叩きにして

昼ごはんのおかずでしたが

アジの叩きを
オンザライスのトッピングにして
食べようとすると

「どうせなら
最初から
オンザライスにすれば
いいんじゃね?」
「そうなんだけど
ご飯を食べ過ぎちゃうから
別盛にしたんだよ」
「なるほどねぇ
こんだけ鮮度が良ければ
当然だよね」
そして、夜には

同じくアジ類だけでなく
水カマスも
フライにしただけでなく
スルメイカを天ぷらにしました

「刺身もいいけど
揚物も、んまそぉ・・・🤤」
また、揚物ついでに
仕込んだのが

ゴマサバ、ムツ、ソウシハギの
南蛮漬でした

「こんだけ使い道があれば
ごちゃ混ぜでも
問題ないじゃん
気になるのが
水カマスが市場にあった時よりも
出番が少なくね?」
「鋭い!
よく気付いたじゃん

水カマスもホウボウも
知り合いの居酒屋さんに
分けてあげたんだよ」
「そういう使い道も
あるんだぁ」
水揚げ地こそ
沼津ではなく
由比ですが
ごちゃ混ぜセットに出会えるのも
漁港が併設されている
沼津魚市場のメリットの一つ
でもあります
また、その日ごとに
違った魚に出会えるのも
産地ならではのことです
その恩恵を与えてくれるのは
魚菜食文化という
日本料理文化を支えてくれる
多くの漁師達で
彼らの代弁者として
声を出し続けるのが
自分の使命なのは
言うまでもありません

「明日から
8月だから
月も替わって
さらなるツキがアップだね🐡」
by ふぐとらちゃん
夕べも、今夜も鰹(かつお)
2026年7月17日
Vol.4931

「昨日の夕飯も

今日の夕飯もカツオなのは
いいけど

マジで、親方は
カツオが好きなんだね」
「そうだよ
ありとあらゆる食べ物の中で
一番好きなのが
鰹だね

今日のは
色変わりしちゃっているけど

昨日のは
ザ・鰹だね!」
「マジ、んまそぉ・・・🤤」
「実はさぁ

この鰹は魚市場で
宮崎の漁師に
もらったもので

この人が
福一丸っていうマグロ船の
親方なんだよ」
今更ですが
魚市場とは
沼津魚市場のことです
「ニコニコスマイルが
いいじゃん!」
「実はさぁ
この親方の叔母さんって
季凛にも
何度か来てくれたことがあって
昨日は
その叔母さん用の魚も
持って来てあげたんだよ」
「宮崎の漁師の親方が
季凛のお客さんなんて
メッチャ奇遇じゃん」
「最初に聞いた時は
ビックリしたんだけど
先週は定休日と重なったから
その叔母さんのところまで
魚を届けたんだよ」
「親方、親切じゃね?」
「まぁね
出来る事は
やってあげた方が
いいんだよ
人付き合いとして
大事だからね」
「そうだよねぇ」
「で、今日は
鰹だけじゃなく

黄肌鮪(キハダマグロ)の塊も
二つもらって
店に戻るまでに
常連さんにあげて来たんだよ」
「カツオ、キハダマグロなんて

ヤバっ」
「もっと言うと

昨日の黄目近(キメジ)も
もらいもので
宮崎のマグロ漁師に
貰ったんだよ

これは昨日のうちに
何人かの常連さんちの夕飯用に
刺身を作って
差し上げたんだけどね」
「羨ましい・・・🤤

キメジって
キハダマグロの幼魚だよね?」
「そうそう
バタバタしていて
写真は無いんだけどね」
「ランチタイムが
バタバタしていりゃ
無理だよね~」
前にもお話ししたように
貰う喜びの源泉は
あげる喜びにして
あげる喜びのそれは
貰う喜びでも
あるのです
ただ、仕入れるべき魚
を仕入れるだけでなく
こういう人との繋がりの
恩恵に与(あずか)ることが出来ることも
魚市場の魅力でもあり
その根本である漁師は
魚菜食文化を支えてくれるキーマンに
他なりません
彼らの代弁者として
その魅力を伝えるのが
自分の使命なのです

「市場も連休なんだね
そんじゃ、また🐡」
by ふぐとらちゃん
貰い物の黄目近(キメジ)は、えら&腹わた抜き
今朝は、沼津魚市場で
漁師から
黄目近(キメジ)を
貰っちゃいました
2026年6月25日
Vol.4913(仮)

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「おはよう、親方🐡
キメジを2本も
仕入れたってことは
沢山あって
超破格値だったとか・・・?」
と、ふぐゑびすさんが
訊いてきました
「おはよう🐡
沢山はあったけど

貰ったから
値段のことは
全然分かんないよ」
と、自分
「え゛~っ!?」
「このキメジをくれたのは

幸福丸っていう
宮崎の漁師なんだけど

この船だけで
2,3トンの水揚げが
あったんだよ」
「2,3トンって
どんだけ~!?」
「どんだけっていうか
仮にこのサイズのキメジなら
約1,000本だけど
キハダ、小(こ)キワもあるから
本数としては
100とかじゃないかな」
キハダとは
黄肌鮪(キハダマグロ)のことで
30キロ以上のものを指し
それ以下のものが
小キワで
さらに小さいのが
キメジで
沼津に限らず
静岡県では
茶っ葉(チャッパ)とも
呼ばれています
「あのホワイトボードの数字を
計算すると
かなりの目方じゃね?」
「6杯(ぱい)で
1,0トン、500キロ
350キロ、550キロ
700キロ、2,3トンだから
5,4トン
ってことだね」
「超ヤバっ・・・💦
6パイって言ったけど
漁船って
1隻、2隻じゃないの?」
「そうとも言うけど
漁師達は
1パイ、2ハイだね」
「へぇ~」

売場に並べている様子を
上から見ると
こんな様子です
「こんな風だったんだぁ

それはそうと
このキメジ
お腹に穴が開いているけど
なんでなの?」
「いやいや

抜き
って言って

腹わた、えらを抜いた状態のもので
釣りあげた直後に
こうやるから
鮮度が落ちにくいんだよ」
「スゲェじゃん」
「ただ、抜きだと
その分の目方がないから
売主の漁師としては
不都合なんだけど
こういう下処理がされていれば
使う側としては
鮮度が長持ちするから
嬉しいんだよ」
「良い魚なら
また買うんじゃね?」
「そうだよ
その場のお金を取るか
後々、長続きする商売を取るか
そこは何とも言えないけどね」
「難しいねぇ」
ちなみに、腹わた、えらが
入っている状態なものは
持ちと呼ばれています

抜きの場合
血抜きがされているので
中骨に金串を刺しても

血が、殆ど出ません

皮に包丁目を入れ

バーナーでFIRE🔥

炙り終えたら
皮目を下に、冷蔵庫へ

2本のうちの1本の片身も
冷蔵庫にしまいましたが

キッチンペーパーに
くるんだ片身を見たふぐゑびすさんが
訊いてきました

「これは
どうするの?」
「最近、仲良くなった
沼津の居酒屋の親方に
あげるんだよ」
「超いいじゃん!」
「こんなにあっても
使い切れないし
さっきの分は
いつもみたいに
常連さんにあげるんだよ
自分が貰った幸せの
お裾分けだよ」
「超々いいじゃん!」

近所の常連さんは
自宅も知っているので
器を借りてきて

盛付けました
また、ちょっと離れた
常連さんには

使い捨てのトレイに
盛付けました
「どっちも

んまそぉ~

親方っちの分は
無いの?」
「あるよ

おかず用の器に

盛付けたよ」
「いつもより

少なくね?」
「残りの半身も
常連さんにあげるんだけど
そん時に
手くずも出て
それをおかずにするから
いいんだよ」
「二日連荘で
刺身なんて
羨ましぃ・・・🤤
でも、今日だけじゃなく
どうして
親方は、大勢の漁師から
親方は魚を貰えるの?」
「どうもこうも
ニコニコしていて
海の神様が
降りて来るからかもね!!?」
「そんなわけないじゃん!」
「漁師あっての魚菜食文化の
日本料理だし
その支えが漁師で
漁師の応援団である以上
ブログやSNSの文章だけじゃなく
自分が作ったおかずで
彼らを応援していることが
周り回って
返って来ているかもしれないね
だから、漁師の仕事を
道楽や趣味の延長だと
思っていたら
バチが当たるよ
あんな苛酷な仕事をするなんて
普通じゃ出来ないからね」
「そっかぁ
どんな仕事も
遊びの延長じゃないもんね」
幸福丸という漁師からもらった
文字通りの幸福を
多くの人に繋げれば
いつか、良い風が吹くだろうし
もらう喜びとあげる喜び
を大切にするのが
自分の流儀にして
幸せの循環のハブ(中心)
になれることこそが
魚市場に通い続けている
オーナーシェフの醍醐味にして
早起きは三文の得どころか
無限のプライスレスなのです
マグロ漁師から貰った黄目近(キメジ)&鱪(シイラ)
2026年6月7日
Vol.4909

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます
今朝、沼津魚市場から戻ると
ふぐとらちゃんが
やって訊いてきました

「おはよう、親方🐡
小さいのは
マグロっぽいけど
デカいのは

「デカいのは、鱪で
小さいのは、黄目近だよ」
と、答えると
「魚へんに暑いなんて
魚がいるんだぁ
で、何て読むの?」
「シイラで
黄目近は、キメジで
黄肌鮪(キハダマグロ)の
子供だよ」
「魚へんに暑い
ってことは
暑くなる
これからの時季が
旬なの?」
「そうだね
キメジは
春先くらいから
お盆過ぎまで
水揚げがあるけど
今年は、去年よりも
遅めだね」
「キメジを仕入れているのは
時々見るけど
シイラは初めてじゃね?」
「そうなんだけど
今日は、両方共
漁師から貰ったんだよ」
「え゛~っ
どういうこと?」
「これをくれたのは

下田・須崎の
すさき丸の親方で

『季凛さん
いつも色々としてもらっているから
おかずにして下さい!』
って言われて
出されたんだよ

もらったはいいんだけど
売場の担当者に
これを見せておかないとね」
「どうして
そんなことを言うの?」
「こんな量の魚を
持っていたら

???って思うのが
普通の話じゃん」
「そうだよね」
「すさき丸の親方から
もらった
って言えば
承知するからね」
「そっかぁ
そういうマナーは
大事だよね
どっちも
おかずなの?」
「そうだね
あとは、誕生日が近い
常連さん行きだよ」
「おぉ~

こんなにデカいけど
シイラって
普通に卸せるの?」
「そうだよ

鱪は鱗(うろこ)が
細かいから
包丁を使って
鱗を取るんだよ
すき引きって
言うんだけどね」
「こんなに綺麗に
取れるんだぁ
凄っ!」
片方の鱗を取り終え
身を返すと

真ん中の部分に
キズがありました

ヤバいくらいの
傷じゃん!
これじゃ、売物に
ならないんじゃね?」
「ならないこともないんだけど
ちゃんとしたものだと
もらう方としても
恐縮しちゃうから
こういうキズモノの方が
そんなに気を使わなくても
平気なのは、助かるよ」
「そうなんだぁ」

卸した黄目近は

皮に包丁目を入れたら

バーナーで炙り
たたきにしました
一方、鱪の方は
卸したら

キズの部分だけ
包丁したのですが
思いの外、キズは小さく
妙に得した気分でしたので

「なんかツイてね?」
「そうだね」

鱪はフライなどの
揚物に出来るように
柵(さく)にしておきました

「こんだけの量で
揚物にしたら
かなりの量じゃね?」
「そうだよ

だから、これを
きえいさんにあげることにしたよ」
きえいさんとは
沼津の居酒屋さんです
「いいじゃん、いいじゃん!」
予想外の豊漁”でしたので
黄目近をメインに
鱪、〆鯵(しめあじ)を追加して

ランチに見えた常連さんに
差し上げただけでなく

自分達の夕飯用に
黄目近の刺身を
作りました

頭、中骨などの
アラの部分は
出汁を取るため
焼いておきました

「刺身にしたり
知り合いにあげたりするだけでも
十分な使い方なのに
アラも使い切るなんて
魚達も嬉しいだろうし
それを獲って来た漁師さんも
嬉しいんじゃね」
「命ある魚を
命を懸けて
獲りに行ってくれる
漁師がいてこそ
料理が作れるんだから
自分もそれに応える義務が
あるからね」
「親方、ヤバっ!
いつもみたいに
熱くなって来たじゃん」
「そりゃ、そうでしょ
いつも言ってるように
魚菜食文化の日本料理を支えてくれる
漁師の応援団っていうか
代弁者だからね
声を出し続けるのが
自分の使命で
命を使うのが
使命なんだから
魚の命
命懸けの漁師
自分の使命が
三位一体になるんだよ
どう、完璧でしょ?」
「恐れ入ったよ
親方の熱さには・・・
って言うかさぁ
魚へんに暑いのが
鱪(しいら)だけに
もろにBINGOだね」
「うまいこと、言うね」
「じゃあ、商品は
キメジの刺身と
シイラのフライで・・・🤤
あざ~っす!」
魚へんに暑いのは
鱪(シイラ)で
もうすぐ暑い夏がやって来ますが
熱血料理人の自分の熱さは
季節を問うことはありません
最後になっちゃいましたが
すさき丸の親方
今日は、どうも
有難うございました!

ということで
すさき丸のインスタです👆
遊漁船もやっているので
釣り好きの方は是非!
貰い物のチャッパと金目鯛を、夕飯に
沼津魚市場には
魚を仕入れるために
行っているのですが
それ以上に
人として
大切なものを
手に入れることが出来るのです
2026年5月8日
Vol.4889

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を支えてくれる
漁師の代弁者として
静岡県富士市の日本料理店
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認め(したため)ます

「この刺身とフライは
何なの?」
と、ふぐのぽり君が
訊いてきました
「チャッパの刺身と

金目鯛のフライなんだけど

今夜の夕飯だよ」
と、答えると
「マジで、ヤバ過ぎ~
っていうか
裏山Cィ~🤤
で、チャッパって・・・?」
「チャッパって
黄目近(キメジ)より
小さい魚のことで
静岡県内の
ローカルネームらしいよ」
「お茶どころの静岡だけに
チャッパとか?」
「そこまでは
分かんないなぁ」
「じゃあ、キメジは?」
「黄肌鮪(キハダマグロ)の
子供のことだよ」
「こんなの夕飯のおかずに
しちゃって
いいの?」
「いいさぁ

チャッパも

キンメも

漁師に
『おかずにして下さい!』
って、強~く言われたから
その通りに
したまでだよ」
「何だかなぁ
この様子だと
二人の漁師から
もらったってこと?」
「そうだよ」
「へぇ~

で、こっちの刺身は
何なの?」
「こっちは
常連さんの誕プレだよ」
「マジ!?」
「嘘を言っても
しょうがないじゃん
写真を撮り忘れたけど
鯖(サバ)のフライも
セットで渡したよ」
「ヤバっ!
これはこれで
裏山し過ぎる・・・🤤」
「他の言い方、無いの?」
「まぁまぁ
その辺は・・・
でもさぁ
もらえるってことは
仲がいいからなんでしょ?」
「そりゃ、そうだよ」
「仲良くなる
きっかけって?」
「きっかけ?
何となく声を掛けるんだよ
市場だから
おはようって言えば
それで通じるじゃん
使ったことがある魚を
持って来た漁師なら
尚更だしね
良さそうなものを見極めて
仕入れるから
良ければ
そこから話が始まって
こういう時代だから
SNSで繋がったり
ブログで書けば
仲良くなるのは
ごく普通の流れだしね」
「なるほど~
IT板前の本領
発揮じゃん!」
「仲良くなれば
自分が欲しい魚を
融通してくれるし
自分が知らない世界を
教えてくれるから
悪いことは
何一つないからね
何度も言ってるけど
漁師いてこその
魚菜食文化の日本料理だよ
漁師の仕事ほど
苛酷なものはないし
お金を積まれても
出来ないからね
いろんな意味で
漁師には頭が上がらないけど
こうやって
ブログで書いていれば
誰かしらに
漁業の大変さが伝わるだろうし
結果的に
それが日本料理の
魅力になって
巡り巡って
漁師の応援になれば
これ以上の喜びは
無いよね」
「キタ~!゜∀゜~!
お得意のセリフじゃん

身の行先は分かったけど
頭とか骨は
どうするの?」
「アラの部分も
綺麗に下処理して

出汁を取るため
焼くんだよ」
「捨てるとこないじゃん!」
「そうだよ
捨てるのは
内臓とか鱗(うろこ)ぐらいだね
ここに
マクロビの一物全体の
考えがあるんだよ
命を懸けて
命あるものを
獲って来てくれるんだから
粗末にする理由は
1ミリもないね」
「素晴らし過ぎる
👏👏👏」
良い魚を見極めるために
魚市場へ行くのは
料理人としての
初歩の初歩
それ以上に
人としての縁を紡ぐことが
一番尊いのです

「魚市場に
ブダイとタカノハダイを
キープしてあるんだね
そんじゃ、また明日🐡」
by 熱血君
脂乗り乗りのアカゼこと、鰘(ムロアジ)
漁港がある沼津魚市場ゆえ
流通量が少ない魚を
目にすることも
珍しくありません
そんな今朝仕入れた魚も然りで
さらに珍しかったのが
予想以上の脂の乗り具合でした
2026年4月24日
Vol.4876

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

今朝、沼津魚市場で
仕入れてきた魚を見ると
熱血君が訊いてきました

「おはよう、親方🐡
サバサイズの
アジみたいなのは・・・?」
「おはよう🐡
沼津辺りじゃ
アカゼっていうんだけど

正式には
鰘(ムロアジ)で
大型の旋網船(まきあみせん)が
水揚げした地物だよ

こんな感じに並んでいて
サンプルを見たら

脂乗り乗りだったから

大きめのところを

フライングゲットさせて
もらったんだよ」
「おぉ~!
で、背中は赤くないけど
どうして、アカゼなの?」
「何でだろうねぇ」
「知りたがりの親方だから
探し当てたと思ってたけど
分かんないんだぁ」
「AIに訊いたけど
それらしい回答もないんだよ」
「そうなんだぁ」
「たださぁ
背は赤くないけど

尾鰭(おびれ)の下側は
赤いんだよ」
「尾と背じゃ
真反対だから
どうやっても
話が合わないよね」
「そんなに追求しなくても
いいと思うけど・・・」
「そうだね
でも、これまでにも
使ったことあるんでしょ?」
「あるけど
ともかく、市場で見た
脂乗りに
一目ぼれだよ」
「早く卸そうよ」
「まぁまぁ」
ということで
卸すと

サンプル通り
身は脂乗り乗り

「これなら
もっと仕入れても
良かったんじゃね?」
「まぁね

他の魚もあったから
こんだけにしたんだよ」
「で、何に使うの?」
「ふっふっふ・・・😎」
「その笑いは
もしのもしかして・・・」
ということで
この脂の乗りを
味わないわけには
いきません

血合い骨を抜き
下(しも)の方の皮を引くと
ピカピカの皮をしており

包丁し

紅蓼(べにたで)、ねぎ
大葉を合わせ
天に生姜をあしらいました

「あの笑いは
やっぱり・・・」
「まぁね」
ということで
食レポです
脂は乗っていても
しつこさは一切ありません
ムロアジは干物などの
加工品として
流通することが多い魚で
鮮魚、つまり
そのままの魚で
味わうことが出来るのは
産地周辺の限られた地域です
沼津は漁港が併設されている
魚市場ですので
こういう恩恵に
預かることが出来
その担い手が
漁師なのは言うまでもありません
消費地では
味わないような魚を
味わえるのは
地方の特権で
鮮度という時空を超えたものは
何物にも
替えることは出来ないのです
そして、彼らの代弁者として
声を出し続けるのが
料理人の自分の使命に
他なりません
金目鯛(キンメダイ)のフライが、最強にフワフワな理由
昨日、沼津魚市場で
漁師から貰った金目鯛は
予定通り
フライにしました
2026年3月3日
Vol.4851

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます
「ねぇ、親方

このフライの量
ヤバくね?」
と、ふぐとらちゃん
「そう!?

今日の夕飯だけど・・・」
と、返しました
「まぁ、4人で
食べるから
この量なのは
分かるんだけど
この中に
昨日のキンメダイも
あるんでしょ?」
「そうだよ

これね👆」
「キンメの他は
何なの?」
「沢山あるのが
ヒレカツで

その下に隠れているのが
フライドポテトだよ

たださぁ、揚物は
ついつい
多めになっちゃうんだよ」
「何となく
分かるけど
予定通りの
キンメだね」
「まぁね
折角だから
器に盛り付けたよ

たださぁ
こうも大きいと
生野菜も隠れちゃうし
彩りのミニトマトも無いから
見栄えも悪いけどね
味は文句無しだよ」
「悪いけど
親方にしては
盛付けが
ちょっとつまんなくね」
「そこは
おかずってことで
いいにして」
「昨日のブログに
キンメのフライが
フワフワって書いてあったけど
どうして、なの?」
「科学的な根拠があるし
魚の中でも
最強レベルなんだよ
今、話すけど」
「わぁ~
最強かぁ・・・♬」
その前に

金目鯛のフライが
フワフワな理由は
以下の3つです
①多脂魚でありながら
身質が柔らかい
深海魚の金目鯛は
水圧に耐えるため
体に沢山の脂があるものの
水分含有量も適度にあるため
加熱すると脂が溶け出し
バリアのようになって
蒸された状態になるため
②コラーゲンの恩恵
コラーゲンを多く
含んでいるので
加熱されると
コラーゲンがゼラチン化し
それが脂と混ざり合うことで
口の中でとろけるような
独特の質感を生むため
③パン粉との食感の違い
サクサクの衣と脂と水分の
ギャップの違いで
よりフワフワを
感じるため
「へぇ~
科学的な理由があるんだね
なんだか
NHKのEテレを
見ているみたい」
「Eテレかぁ
つい、教育テレビ
って言っちゃうんだよ」
「あはは
さすが、昭和生まれ!」
料理は科学と
呼ばれるように
読んで字の如く
理屈を料(はかる)のが
料理なのです
休日出勤手当は、貰い物の金目鯛
定休日ですが
休市日前なので
今朝は仕入れに
行って来ました
そんな今日は
幸運にも
休日出勤手当付きでした
2026年3月2日
Vol.4850

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます

「おはよう、親方🐡
キンメダイを仕入れるなんて
珍しくね?」
と、ふぐとらちゃん
「おはよう🐡
仕入れたんじゃねなくて

公好丸の親方から
もらったんだよ

南伊豆の金目鯛専門の漁師で
これまでにも
キンメだけじゃなく
目鯛(メダイ)も
もらったことがあるよ」
と、返すと
「え゛~っ
何度もなんて
身内とか!?」
と、訊いてきました
「漁師の応援団兼
代弁者だけど
身内に漁師なんて
誰もいないよ
もらったこともあるけど
ちゃんと
仕入れたこともあるよ」
「ってことは
ただの知り合い?」
「簡単に言えば
そうなんだけど
市場で何となく
話しているうちに
仲良くなって
おかずをあげたり
何だかんだしていたら
仲良くなったんだよ」
「そんな風に
仲良くなれるものなの?」
「そもそも
市場へ来るのは
仕入れが目的だから
ある漁師の魚を
仕入れて
それが良かったら
『この間の魚
良かったよ』
で、話が始まるんだけどね
思うけど・・・」
「っていうか
漁師の名前まで
気にして
仕入れているの?」
「気にするっていうか
その都度、頭に入れているよ」
「そんな人、いるの?」
「いないかもね
まぁ、このキンメの
公好丸の親方の奥さんとも
よく話すよ
今日は来ていなかったけど
漁師メシのことで
盛り上がったこともあるよ」
「料理で盛り上がるなんて
親方らしいじゃん
で、どんな料理」
「キンメはフライが
美味しいってことを
教わったよ」
「金目鯛のフライ
そんなのあるの?」
「そりゃ、どんな食材だって
パン粉をつけて、揚げれば
フライじゃん」
「まぁ、そうだけど・・・
で、やったことあるの?」
「あるよ
魚なんだけど
異次元の美味しさだったよ

これが、その時のブログだよ👆
脂が乗る魚だから
揚げると
フワフワなんだよ」
「今、読んだけど
ここに写っているのが
漁師の奥さん?」
「そうそう」
「優しそうな人じゃん♬
油で揚げるのに
脂があるとか
無いとかなんて
関係ないんじゃね?」
「そう思うでしょ
理屈は分からないけど
また、食べたいなぁ」
「ってことは
このキンメは
フライになるの?」
「・・・・・😎」
「ズ~ルっ!
今度は、どうして
フワフワになるかも
書いた方がいいんじゃね」
「チッ!
貰い物の方が
高くついちゃうよ」
「えへへ・・・」
その後、水洗いをし

頭も焼いてから
出汁を取るので

水洗いをしておきました」
「身は身で
しっかり使うし

アラもアラで
しっかり使うなんて

漁師の親方も
苦労して
獲ってきた甲斐が
あるよね」
「だ~か~ら
何度も、漁師の応援団
って
言ってるじゃん
漁師がいてこその
魚菜食文化の
日本料理だからね」
「そうだったね
たいへん失礼しました!」
魚に限らず
農水産物は
生産者あってこそ
味わうことが出来る素材で
命を懸けて
獲りに行ったり
作ったものです
しかも、自然という
強者(つわもの)を
相手にしている以上
並々ならぬ
精神力が必要ゆえ
生産者には
ただただ
頭が下げるしかありません
命懸けで
命あるものを
我々の命に替えることを
生業とした以上
それを突き詰めるのが
自分の使命なのです
初めて作ったパエリアで、気付いたこと
料理人生活も
3分の1世紀以上
経ちましたが
作ったことがない料理は
沢山あります
そんな初体験のパエリアを
次女の誕生日ディナーに
作りました
2026年2月13日
Vol.4834

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます

「ねぇ、親方🐡
これって・・・?」
と、ふぐゑびすさんが
訊いてきました

「見ての通り
パエリアだよ」
と、自分
「パエリアを
お客さんに出したの?」
「出すも出さないも
料理人人生
3分の1世紀にして
初めて作ったんだよ
だから、初めて」
「え゛~っ
どうして
パエリアなんて
作ったの?」
「真萌子(まほこ)の
誕生日ディナー用に
作ったんだよ」

「まほこちゃんは
イベント続きで
いいじゃん♬
パエリアパンが
あるってことは
何度か作ったことあるの?」
「いや、初めて」
「初めてなのに
ここまで出来るの?」
「ジャンルは違っても
食べたこともあるし
ネットを見れば
どうにでもなるからね」
「まぁ、確かに
肝心の味は?」
「端っこを味見したけど
まずまずだよ
たださぁ
米=ご飯の考えが
ガラリと変わったよ」
「どういうこと?」
「パエリアは
ご飯ものじゃなく
米料理ってことだよ」
「分かるような
分からないような・・・」
「ご飯って
主食でしょ
米料理って言うと
魚料理、肉料理みたいに
料理の1カテゴリー
ってことだよ」
「なるほどねぇ」
「少なくとも
作った時に
炊くっていう感覚は
なかったからね」
「それじゃあ
考えが変わるわけだよね」
「そういう意味じゃ
楽しかったよ」
「パエリアパンがあるけど
これは、どうしたの?」
「前に食べた時に
作ってみたくて
買ったんだけど
買ったのが
4、5年前で
やっと、デビューしたよ」
「料理なら
すぐに試さないと
気が済まない親方にしては
珍しくね?」
「そうかもね」
「まずまずの出来って
言い方だと
また作るの?」
「そうだね」
「今日のとは
違う食材を使うの?」
「そりゃ、そうでしょ
この時季だよ
アレしかないでしょ
アレだよ・・・😎」
「その不敵な様子だと
もしのもしかして・・・」
「まぁまぁ
出来た時まで
待っててよ」
「チィッ」
先程のやり取りにも
あるように
パエリアが
ご飯ではなく
米料理ということが
何よりの発見でした
実は、もう一つの発見が
あったのです
それは
ぱえりあ
と入力すると
予測変換として
パエリアの絵文字が
出ることです
ということは
パエリアなるもの
かなりの認知度があると
言わざるを得ません
多種多様な料理が
日本の食文化や
日本人の食生活に
入ってくることは
大いに結構ですが
これにより
日本料理文化の存在が
薄くならないよう
その魅力を伝えることが
自分の使命なのです

「今夜はフライじゃん
パエリアもいいけど
これもいいなぁ~🤤
そんじゃ、また明日🐡」
by ふぐのぼり君
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