『ぽん酢』用の柚香(ゆこう)、橙(だいだい)、香母酢(かぼす)
Vol.4147
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月16日)は

『ぽん酢』用の柑橘について
お話しします。
今朝のことです。
食器洗浄機の機嫌が思わしくなかったので
女将兼愛妻(!?)の真由美さんと

朝から奮闘するも
機嫌も直り、ひと安心しました。

「おはよう🐡
問題なくて
良かったよね~。」
と、ふぐとらちゃん。
「そうだよ。
こんな三連休の時に
どうにもこうにもならなくると
色々と厄介だからね。」
「どこが悪かったの?」
「機嫌!」
「すぐに、そういう言い方をするよね
親方は・・・。」
「そう!?
水位センサーが汚れていたから
その掃除をしたんだよ。」
「時々、出るエラー表示でしょ?」
「水が抜けたりする時も
出るんだけど
何度もそうなったから
焦ったんだよ。」
「そうなんだぁ~。」
「そうだよ。
じゃ、始めるよ。」
前置きはさておき
ここから本題です。

今日、宅配便で届いたのが

瓶詰のゆこう酢と

生のかぼすです。
「ゆこうって

初めて聞くけど・・・。」
「普通の人には珍しいかもしれないね。
徳島名産の柑橘(かんきつ)で
柚子(ゆず)と橙(だいだい)の
いいとこ取りみたいなものだよ。」
「へぇ~。」
「柚子みたいに香りが強いんだよ。」
「徳島ってスダチも有名だよね。」
「そうだよ。
詳しいじゃん。」
「えへへ・・・。」
「じゃ、かぼすとの違いは分かる?」
「・・・・・。」
「かぼすは、大分が名産で
実が大きいのが特徴だよ。」
「ふぅ~ん。
味の違いは?」
「すだちは酢橘って書くように
酸っぱいんだけど
元々、酢を断つくらいに酢っぱいが
語源なんだよ。」
「単純っていうか
分かりやすいっていうか・・・。(笑)」
「かぼすは
当て字で香母酢って書くんだけど
香りが強いのが特徴だね。
臭橙とも書くけど
臭いって字は
どうも好きになれないんだよね。」
「何となく、分かるなぁ。」
「どっちも『ぽん酢』を仕込むのに
使うんだけど

かぼすは
『いいちこ』っていう麦焼酎のメーカーが
酒屋を通じて
毎年、送ってくれるんだよ。」
「いいじゃん!」
「普段の行いが良い人には
ご褒美があるんだよねぇ。」
「自分で言うかなぁ。」
「何か言った?」
「いや、気のせいじゃね。」
かぼすは絞らなくてはならないのですが

きれいに洗ってから
拭き

ざるに上げ

乾かしておきました。
乾かしておくのは
水分があると
カビが生えたり
腐敗する場合があるからです。
また、橙(だいだい)も
柚香を同じ徳島県の業者から仕入れるのですが
欠品中ということで

橙の果汁で有名なメーカーの
『岸田ポン酢』を使うことにしました。

「これと
今までのとは違うの?」
「これまでのは
生搾り果汁だから
味がいいんだよ。
でも、欠品中だから
しょうがないよ。
これも、味がいいし
これまでにも使ったことがあるから
心配ないよ。」
「それなら、いいけどね。」
ちなみに、当店の『ぽん酢』は

👆をクリック、タップしても
ご購入は出来ませんので
あしからず。
柚香(ゆこう)と橙(だいだい)は
元々、注文しておき
来週あたりに仕込む予定でしたが
香母酢(かぼす)が届いたことで
予定が早まったので

天然のとらふぐのひれも
炙っておきました。
天然のとらふぐ漁も
もうじき解禁となり
秋の訪れも
すぐそこです。
「明日は法事の御席があるんだね。

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください。
2023.9.16|ぽん酢 ふぐ 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
ふぐのイラスト付のポーセラーツの平皿
Vol.4138
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月7日)は

ふぐのイラスト付きの
ポーセラーツの器について
お話しします。
昨日のことです。

当店の“癒しのふぐギャラリー”のふぐッズだけでなく

オリジナルグッズを作って下さっている
【PLUSROSE】さんから

👆のメッセージ@Facebookが届き

こんなやり取りを。
そして、今日の夕方
届いたのが

こちらのポーセラーツの器で
ポーセラーツとは
白い陶磁器に
転写紙や専用の絵の具で
オリジナルの器を作るハンドクラフトのことです。

器を見た熱血君曰く
「一枚しかないってことは
もしかして・・・?」
「そうだよ。
基本的に賄い用。」
「やっぱりね。
でも、器は色々あるのに
どうして?」
「店用の器でもいいんだけど
新しい器って
ついつい欲しくなるじゃん。」
「そういうものなんだぁ~。」
「で、萌え燃えしちゃうんでしょ?」
「あはは・・・🐡」
器の周りには

カラフルなふぐのイラストがあしらわれ

これまで同様

イラストは

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
描いたものです。
「デザイン、器の形って
どうやって決めているの?」
「この前のサラダボウルもだけど
サイズと形を伝えると
【PLUSROSE】さんが
見つけてくれるんだよ。」
ちなみに

この間のサラダボウルについては

こちらを👆
「親方のためにだけ
器を取り寄せるの?」
「それは無いよ。
半分お遊びだから
手持ちのもので
お願いしているよ。」
「趣味と本業を兼ねて
遊ぶんだぁ。」
「まぁ~ね。」
「そう言えば
親方って
趣味っていう趣味あった?」
「特にないけど
食べ歩きとか・・・。」
「それも本業繋がりじゃね。」
「そうだね。
料理が好きで
料理人になったんだから
それはそれでいいんじゃない。」
「ふぅ~ん。」
「ただ、店をやるっていうのは
趣味の延長にはならないのが
難しいところだよ。」
「やっぱりね。」
「ただ、やる以上は
色んな意味で本気だけど
その中に
面白味がないと
続けるのは難しいよ。」
「そうなんだぁ。」
「日本料理って
敷居が高いとか
堅苦しいイメージが
あるみたいなんだよね。」
「えっ、そうなの?」
「だから
こういう器を使うことで
軽いイメージを持って欲しいんだよね。」
「よくよく考えると
分かるような気がするな。
親方や真由美さんといると
そう感じないけど・・・。」
「変に軽いのは
良くないけど
良い意味での軽さって
今の時代、大事だと思うよね。」
「そうだよねぇ。
で、この器はいつデビューするの?」
「そんなの分かんないよ。
おかずっていうか
賄い用だし・・・。
まぁ、インスタで
投稿するだろうから
楽しみにしていてよ。」
「はぁ~い♬」
ふぐのイラスト付の器は
自家用、店用を合わせると
なんだかんだで
100枚以上あるはずで
その数、現在完了進行形にして
じわじわ右肩上がり中。
「今日はバスが来たんだね。

お疲れ様~🐡」 by ふぐとらちゃん
ふぐの器で、お子様料理
Vol.4133
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月2日)は

今日のお子様料理について
お話しします。

今日は、法事の御席があり
ひと通りの準備が整うと

熱血君がやって来ました。
「おはよう、親方🐡」
「おはよう🐡」
「この席は
チビッ子の?」
「そうだよ。」
「ってことは
お子様料理を用意するんでしょ?」
「そうだよ。
今日のは
鮪の刺身付だよ。」
「わぁ~、僕も
マグロ好き・・・🥰」
「こんな感じだよ。

ほら。」

「んまそう~。
筋もない赤身で
ザ・まぐろの刺身って感じだね。」
「そうだよ。
市場で仕入れて来るんだけどね。
こういう部分のがあるんだよ。」
「いいなぁ
今度食べたいなぁ。」
「お手伝いしてくれたらね。」
「ギクっ・・・💦」
器は

ふぐのイラスト付きの
オリジナルのもので
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
描いたものです。
「その前に
水を撒くから
手伝ってくれる?」
「はぁ~い♬」

水を撒き終えると

「あとはお客さんが来るのを
待つだけだね。
(まぐろGET出来るかな・・・。)」
「そうだね。
中に入るよ。」
「うん♬」
お客様を待つばかりだったのですが
デザートの苺のアイスを
ディッシャーで抜いていないことに気付き

抜いていると

「気付いて良かったね🍨
赤だったり
ピンクだったりしているのは
どうしてなの?」
「仕上がる直前に
苺そのものを
混ぜているからだよ。」
「へぇ~。
こういう感じだと
素材感あって
いいじゃん、いいじゃん🍓」
「自然な感じだしね。」
「で、お子様料理も
苺のアイスなの?」
「そうだよ。
大体のチビッ子は
苺が好きだからね。」
「僕も🍓好きだよ😋
それにしても
んまそうだね。」
「そうなんだぁ~。
お寺から電話があったから
バタバタするから
離れていてね。」
「はぁ~い。
アイスは食べさせてもらえると
思ったのにぃ~。
残念。」
「なんか言った?」
「いやぁ~、別に・・・。
刺身もアイスも
ダメだったかぁ。」
お客様がご来店されたら
これまた

ふぐのイラスト付の器に

おにぎりを盛付けました。
おにぎりは
白御飯に海苔を巻いただけでの
シンプルなものです。
グリンリーフを敷き

海老フライ、鶏の唐揚げ
ミニトマトを盛付けたら

出来上がりです。

\\ んまそう~! //
最後に

デザートをお出しし
こちらの器は

ふぐそのものです。

「こんな器も
持っているんだぁ。」
「ゆるキャラっぽいのもだけど
気になる器があると
つい買っちゃうんだよね。」
「そうなの!?」
「たださぁ
数を揃えるのは大変だから
殆どが1個だけ。」
「1個だけじゃ
使い勝手が悪いんじゃね?」
「そうなんだけど
おひとりのお客さんに使えるから
それなりに重宝しているんだよ。」
「へぇ~。」
「気に入った器を手に取って
値段を見た時
それなりの値段だと
安心するんだよ。」
「どういうこと?」
「自分の目が枯れていないってことだからね。
手に取った器が
安いものだったら・・・?」
「見る目が無い
ってことじゃん!」
「そういうこと。」
「それにしても
器の良し悪しは別にしても
ふぐ好きは
ふぐッズを集めないと気が済まないのは
恐れ入るよ。」
「そうだね🐡」
お子様料理の基本は
こちらになりますが

要予約の料理ですので
ご要望に応じて
色々と御用意が可能です。
なので、基本以外のお子様料理は

色々と載っているので
御覧ください。
「敬老の日の『西京漬』じゃん。

そんじゃ、また明日🐡」 by ミニふぐちゃん
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを召し上がった方々が

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ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
8月のふぐの日に、4129(良いふぐ)回の更新
Vol.4129
いらっしゃいませ
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“身体に優しい美味しい日本料理”
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天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。

//
8月29日のふぐの日に
4129回目の更新だから
良いふぐ日和だね🐡
\\
と、『佳肴 季凛』のゆるキャラ一同。
偶然が重なったとは言え
“ふぐに魅せれられし料理人”の自分としては
嬉しいものです。
「携帯番号は

090-7315-4129で

語呂は
“何と最高 良いふぐ”
なんだよね、親方🐡」
と、ミニふぐちゃん。
「そうだよ。
全くの偶然だけどね。」
「え゛っ、ふぐの日に
4129回も偶然なのに・・・。
自分で取ったんじゃないの?」
「ふぐ免許を取る前だもん
偶然も偶然。
ただ、ふぐ免許を取る前は
良い肉って言ってたけどね。」
「ふぐの神様が
降りて来たってこと?」
「そうなるかな。」
「初めて会った人に
携帯の番号と語呂を言うと
ビックリするよ。」
「そりゃ、そうでしょ。」
「で、良いふぐって言えば

僕達も良いふぐ🐡で
いいのかなぁ~。」
「まぁ、少なくとも
いたずらをしたりしないし
ブログのお手伝いをしてくれるから
良いふぐにはなると思うよ。」
「わぁ~い、良かった😊」
こうして
8月の“ふぐの日”にして
4129回目の更新の一日が
始まったのでした。
「香典返し用の【西京漬】じゃん。

そんじゃ、また🐡」 by 熱血君
当店のお取り寄せや
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敬老の日用の【西京漬】の熨斗
Vol.4126
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今日(8月26日)は

敬老の日用の【西京漬】の熨斗について
お話しします。
「今日は

バスツアーのお客さんが来たんだよねぇ。

8月も終わりが近いし
秋になると
バスの予約が多いんでしょ?」
と、ふぐとらちゃん。
「そうだね。
席が空いていても
バスのお客さんを
優先しなくちゃならないから

断るようになっちゃうんだよね。
だから

今日みたいに頼むよ 。」
「了解♬
そう言えば

ここ最近の【西京漬】には

珍しい熨斗を貼っているけど

これって

敬老の日バージョンなの?」
「そうだよ。」
「色々替えてあるけど
これって、親方の趣味?」
「趣味っていうか
アイデアって
言って欲しいんだけど・・・。」
「失礼しました。(笑)」
「オンラインショップのページにもあるけど

色々と要望があるよ。」
「どんな風に?」
「敬老の日は、その他にあたるんだけど
要望欄に、軽い感じにして欲しいとか
書いてあるよ。」
「へぇ~。」
「あと、電話とかでの注文だと
自分の方から訊いたりもするけどね。」
「そうなんだぁ~。」
「あと、敬老の日用の注文って
意外とその日っていうのが
少ないんだよ。」
「だから、その日よりも
早い注文なんだね。」
「そうかもね。
たださぁ、敬老の日って
何年か前までは
9月15日だったけど
今は第3月曜日なんだよ。」
「初耳学!
そもそも、年によって
日が違うのは変じゃね。」
「そりゃ、変に決まっているじゃん。
誕生日を年によって
替えるのと同じだからね。」
「もっと言えば
気分で替えるのもあり?」
「ありかどうかは
分かんないけど
自分なんて
毎日生まれ変わったつもりだから
毎日がリフレッシュされているよ。」
「あはは・・・、親方らしいね。」
先程お話ししたように
【西京漬】に限らず
オンラインショップの商品の
熨斗対応に関しては
可能な限り
対応させて頂いておりますので
お気軽にお問い合わせ下さい。
「明日はお弁当があるんだね。

そんじゃ、また🐡」 by 熱血君
静岡県沼津産のとらふぐ×真ふぐの交雑ふぐ(ハイブリッドふぐ)
Vol.4125
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(8月25日)は

とらふぐと真ふぐの交雑ふぐについて
お話しします。

「ねぇねぇ、親方
フグの写真があって
やり取りをしているけど、何なの?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきたので
「あっ、これね。
交雑ふぐとか
ハイブリットふぐって
知ってる?」
と、逆に訊いてみると
「聞いたことはあるけど
詳しいことは
よく分かんない。」
「交雑ふぐとか
ハイブリットふぐって
親のふぐが違う種類から
生まれたふぐのことだよ。」
「ハーフってこと?」
「そうだね。
これまでにも何度も見たことがあるし
ブログにも書いたことがあるよ。」
「へぇ~。
そんなフグまで書いちゃう親方って・・・。」
「“ふぐに魅せられし料理人”ですからねぇ。」
「ほぉ~。」
「そう言えばさぁ
何年か前に
交雑ふぐのことで
テレビにも出たことがあるよ。

ほら!」
「わぁ~、親方じゃん!」
「そんでもって

これが、その時のブログ👆 」
「全国区!?」
「そうだよ。」
「へぇ~。
で、今日のやり取りについて
話してよ。」
「そうだったね。
そっちを話さないとね。

その前に
市場時間に時計の針を戻すよ。」
「うん♬」
今朝の沼津魚市場の活魚売場です。

活魚売場には
仕入れるものがあってもなくても
立ち寄ります。
生簀を覗いていくと

地物の漁船の魚が入荷しており
その中に

フグ(0,7 ①)と書かれた札。
どんなふぐでも
パスは出来ない性分ですので
確認すると

天然のとらふぐのような・・・。
ただ、斑点と皮の色が薄い感じがしたので
手に取ると

背と腹の部分に
黄色い線がありました。
さらにさらに
この時、背にも腹にも
棘(とげ)が無いことが判明。
ということで
とらふぐではありません。
また、黄色い線は

真ふぐの特徴のひとつで
真ふぐには
棘はありません。
ということで
とらふぐと真ふぐの交雑
という仮説に至りました。
交雑ふぐの場合
“親ふぐの共通可食部位であれば食用可能”
という厚生労働省の通達がありますが
親ふぐを正確に判別するのは
難しいので
種類不明のふぐとして
食用不可とすべきという考えもあります。
自分も

全くもっての御意。
なので、売場担当者に
このことを伝えると

売場から撤収。
という顛末で
【佳肴 季凛】に戻ったら

Facebook友達にメッセージ。

トラとは、トラフグのことで
マとは、マフグのことです。

やり取りは

さらに続くも

と、このようなメッセージ。
訂正はさておき
話を戻します。

ゴマとは、ゴマフグ
ショウサイとは、ショウサイフグのことです。
こうして

ようやく終了。
こちらのFacebook友達は
水産大学校の准教授(水産科学)で
魚類の進化と種分化の専門家です。
魚類の進化と種分化・・・・・。
残念ながら、自分は全く分かりません。
ただ、高橋さんによれば
トゲウオという小魚で
交雑を介した多様性の進化を
研究してきました。
下関に来てから
特産のフグを研究するようになりました。
とのことです。

「 高橋さんみたいな人と
知り合いになれるのも
時代なんだねぇ。
それにしても、親方って・・・?」
「ただのふぐマニア!?」
「あはは・・・。」
先日のお話しのように

変わり種のふぐに限らず
色んな魚の変わり種に出会えるのは
沼津魚市場のように
漁港が併設されている魚市場に
自ら出向いているからです。
そういう産地ならではの恩恵を
受けることが出来るのは
有難い限りでなりません。
こればかりは
日本だけでなく
世界中から魚が集まる豊洲では
出来ないことです。
そのメリットを最大限に活用し
本当の魚の美味しさを伝える努力を
惜しむわけにはいきません。
「明日は
バスが来るんだね🚌

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

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ご興味、ご関心がある方は
是非、御覧下さい。
バージョンアップした鱧メインの【特別会席】
Vol.4124
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天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(8月24日)は

昨日の『特別会席』の献立について
お話しします。

「ねぇ、親方
こういう熨斗ってことは
敬老の日用の【西京漬】ってこと?」
「少し早いけど
そうだよ。」
※こちらが、【西京漬】👇

「どうして、そんなことが分かるの?」
「オンラインショップのページに

こういう欄があるんだよ。」
「へぇ~。
便利じゃん。
それはそうと
今日は昨日の【特別会席】のことを
話してくれるんでしょ?」
「そうそう。
昨日話したように
伊勢海老と鱧(はも)が
献立に入っているよ。」
「そばで色々と見ていたけど

おぉ~って感じだったよ。
ねぇ、早く話して~。」
「はいはい。
先付(さきづけ)から
順を追って話していくね。」
「はぁ~い♬」
その前に

◆先付(さきづけ)
もろこし豆腐

◆刺身(その1)
ふぐ刺

※遠州灘産のとらふぐ(天然)
◆揚物
鱧とズッキーニの天ぷら

◆小鍋
鱧しゃぶ

小鍋に入っているのは

玉ねぎ、えのき、人参
くずきり、豆腐です。
お出しする時は

出汁をはって、お出しします。
出汁は、鱧のあらを焼いてから
長時間かけて煮出したものです。
日本酒、薄口醤油、塩、みりんで
味を調えてあります。
◆刺身(その2)
鱧の落とし

梅肉醤油を

添えてあります。
鱧を落としに仕立てる場合

鱧は、直前に卸したものです。
それを
お客様がお見えになったら

落としに

仕立てます。
このままにしておくのは
冷やし過ぎてしまうと
皮のゼラチン質が固まってしまい
ガムを食べているように
なってしまうからです。
また、時間が経つと
パサパサした食感になってしまうのも
直前に仕立てる理由でもあります。
こうするのは
味を落とさないためであるだけでなく
自分が魚市場に出向いて
仕入れた素材である以上
ぞんざいには出来ないからです。
さらにさらに
鱧の美味しさは
誰もが認めるところですが
意外にも
美味しい鱧を食べたことがない方も多くいて
鱧ファンの自分としては
納得がいきません。
なので、出来る限りのことを
尽くしたいのです。
◆焼物
伊勢海老の具足焼

具足とは
簡単な鎧兜(よろいかぶと)とのことで
甲殻類の殻を
具足に例えているので
このように呼んでいます。
◆蒸し物
鱧しんじょう蒸し

生クリームが入っているので
ふんわりとした食感が
持ち味です。
◆食事
鱧茶漬

出汁は、鱧しゃぶ同様のものですが
薄めの味にしてあります。
照焼にした鱧のお茶漬で

また、器は

当店オリジナルのもので
イラストは
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
描いたものです。
◆デザート
チョコミントのアイスか
苺のアイスを

選んで頂きました。

「改めて見ると
この献立はかなり豪華だよね。」
「豪華だよ。
伊勢海老が入ると
かなりグレードアップするしね。」
「うんうん♬」
鱧が主役で
天然のとらふぐ、伊勢海老が脇役となるのは
夏だからこそです。
時季により
主役が交替するのは
日本料理ならではの魅力で
さらに言うと
自分が名付けたとは言え
季凛の語源の
『季(き)を尊(たっと)び 凛とす』
※意味 時季の食材の良さを重んじ
気を引き締めて
料理を仕立てる
に恥じることのないような料理を
仕立てるべく努力を
怠るわけにはいきません。
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は
是非、御覧下さい。
センニンフグのような、クマサカフグのような・・・
Vol.4117
いらっしゃいませ
基本に据えた
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今日(8月17日)は

センニンフグのような
クマサカフグのようなフグについて
お話しします。

「親方、これって
センニンフグのような
クマサカフグのような・・・。」
と、ミニふぐちゃん。
「どっちにしても
食べられないフグだよね。
ただ、市場で訊かれた時
センニンフグって言ったんだけど
どうやら、違ったみたい。」
と、自分。
「どういうこと?」
「最後まで読めば分かるから
まぁ、読んでみてよ。」
「はぁ~い。」
ということで
とりあえずは
センニンフグという前提で
お話しします。
「何で、センニンフグって言うの?」
と、ミニふぐちゃんに訊くと
「千人分の毒があるって
海の中で
噂されていたよ。」
という答え。
「そうなの。
ただ、漢字で書くと
仙人河豚だけど・・・。」
「見た目とか・・・。
細長い姿をしていて

仙人の髭に
似ているからかなぁ。」
「そんな感じで
いいと思うよ。」
「でも、このフグが
売場に並んでいたのは
どうしてなの?」
「まぁ、その様子を話すから

市場時間に戻すよ。」
「ほぉ~い、了解🐡」
今朝の沼津魚市場も
相も変わらず

3日連続で

どこそこの売場

ガラ~ン・・・💦
ご多分に漏れず

地物の売場も然りでした。
地物の売場とは
沼津近郊
及び、西伊豆や南伊豆の
漁師が水揚げする魚が
中心に並びます。
ところで

昨日、こちらの売場に行くと

「季凛さん

このフグって
何フグなの?」
と、訊かれました
「センニンフグっぽいけど
どっちにしても
食べられないフグだから
並べるわけにはいかないよ。」
「そうなの!?」
なので、売場担当者に伝え
撤収。
という顛末でした。

「親方、さっきの質問だけど・・・?」
「あんまり見ないフグで
漁師とか市場の職員も
知らないからだと思うよ。」
「そうなんだぁ。」
「ふぐ免許の試験を受けると
ふぐの判別っていうのがあって
食べられるふぐと
食べられないふぐの名前を書いたり
○×をつける試験があるんだよ。
どっちか忘れたけど・・・。」
「忘れたって・・・?」
「忘れたんだけど
実物を見せられたのは
覚えているよ。」
「どんなフグがいたの?」
「忘れたけど
センニンフグもあったような・・・。」
「へぇ~。
こういう時のために
食べられないフグでも
使い道があるじゃん。」
「そうなんだよ。
だから、こういうフグは
ふぐ免許の試験の管轄部署に
送るってことを
聞いたことがあるよ。」
「へぇ~。」
「(ふぐの)判別に出るフグの定番が
シマフグだよ。」
「シマフグは
この黄色いひれが目立つし

フグの仲間で
一番わかりやすいもん。」
「そうだよね。」
「で、市場のフグは
どうなったの?」
「今朝、訊いたら
処分したって。」
「ふ~ん。
でも、親方みたいに
ふぐの免許を持っている人がいればいいけど
そうじゃないと
ヤバいんじゃね?」
「ただ、自分だって
約20種類の
食べられるフグについては
分かってはいても
そうじゃないフグってなると
完全には分かんないからね。
だから、そういうフグは
並べないように
言うけどね。」
「そうだよね。
何かあったら
ヤバいもんね。」
「そうだよ。
沼津の市場は
漁港である以上
色んな意味で
勉強は必要だね。」
「じゃあ、もっと勉強して
色々教えてよ。
魚そのものだけじゃなく
美味しく食べられる方法もね。
っていうか、それが一番だね。」
「はいはい、かしこまりました。」
センニンフグに限らず
免許の無い方のフグの調理だけは
どんなことがあっても
くれぐれも
おやめください。
と、ここで終わるつもりでしたが

このブログをFacebookに投稿したら
魚に詳しいFB友達から
「クマサカフグのような?」
というコメントをもらいました。
その後

どうやら
クマサカフグと思しきフグ
であるような・・・。
先程お話したように
センニンフグにせよ
クマサカフグにせよ
どっちも食用不可のフグなので
問題はなかったものの
まだまだ、自分の勉強不足を
痛感せざるを得ませんでした。
「こういうことだったんだぁ~。」
「そうそう🐡」
「でも、良かったじゃん。
それにしても
クマサカフグも見たことがあるって
何だかんだ言っても
“ふぐに魅せられし料理人”だね。」
「そうだね。
まだまだ色んなふぐに
会わないとね・・・🐡」
何はともあれ、まだまだ未熟ゆえ
大いに精進の余地あり。
その気持ちを忘れることなく
日々の仕事に
臨み続けます。
「暑過ぎるから
ひんやり画像でも・・・。

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん
『炙りひれ』の発送
Vol.4101
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(8月1日)は

『炙りひれ』の包装について
お話しします。

「てんこ盛りのひれじゃん、親方🐡」
と、ミニふぐちゃん。

「そうだよ。
これから
詰めてから発送するんだけど
手伝ってくれるかなぁ~。」

「猫の手ならぬ
僕達ふぐの手も
借りたいってことなの?」
「あはは、うまいこと言うね。

山田く~ん
座布団あげて~!」
「わぁ~い。」
筒形のケースに

乾燥剤を入れたら
『炙りひれ』を詰め

蓋をし
テープで止めたら

ラベルのシールを貼りました。

「いいじゃん、いいじゃん!
金色のテープだから
高級感があるよね。」

リーフレットと共に

袋に入れると

「おっ、写ってる写ってる♬」
「そうだねぇ。」

この後
クッションを詰め
発送の準備が完了。
「この『炙りひれ』は

どこに行くの?」
「色々だよ。
自分も行ったことがない県とか・・・。」
「へぇ~
何だか旅行気分だね。」
「じゃあ、お客さんの
ところに着いたら
美味しいひれ酒が出来るように
コピーちゃん達に
言っておいてよ。」
「もちろん🐡

ほぼほぼ暗記状態だよ。」
「そうだったね。
じゃあ、大丈夫だね。」
「うんうん♬」
そんな今日
先日撮影した写真が載ったページの
たたき台が出来上がって来ました👇

公開後は👆のページだけでなく

今と同じく
ふぐ料理のページからでも

ご注文が可能になります。
熱燗でも冷酒でも
天然とらふぐのひれの味を
ご家庭で
ご堪能下さい。
「今日で4101回ってことは
【ふぐの日】の29日が
4129=良いふぐ!

真面目に更新してもらわないと・・・🐡」
by 熱血君
熱燗バージョンと冷酒バージョンのひれ酒の撮影
Vol.4097
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(7月28日)は

『炙りひれ』のページ用の
ひれ酒の熱燗と冷酒の
写真撮影の様子について
お話しします。

「親方、こんな器
あったっけ~。」
と、ミニふぐちゃん。
「あったけど
何故か使っていなかっただよ。」
と、返しました。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが
このふぐのイラストを描いたのは
女将兼愛妻(!?)の真由美さんで
当店のオリジナルグッズにも

描かれています。

「そうなんだぁ~。
で、これから何をするの?」
「これから、撮影。」
「何の?」
「何って
『炙りひれ』を販売し始めたのを
知っているでしょ?」
「うんうん。」

『炙りひれ』というのは
ひれ酒用に
天日で干してから炙った
天然のとらふぐのひれのことです。
「今のところ

ふぐ料理のページにあるんだけど

折角だから
独立させることにしたんだよ。」
「へぇ~、出世したんだぁ!」
「で

これが叩き台👆」
「これなら

いつでも公開出来んじゃね?」
「たださぁ
肝心のひれ酒の写真のうち

熱燗の方は
フリー素材だし
冷酒の方は
イマイチにもならないから
撮ることにしたんだよ。」
「そうなんだぁ~。
でもさぁ
撮っていなかったっけ?」
「あぁ、この時ね👇

この時は
『炙りひれ』だけだったんだよ。
『西京漬』のページもリニューアルしたから
ついでに『炙りひれ』のページも
ってなったわけ。」
「そういうことね。」
「そろそろ始めるから
離れて
見ていてね。」
「はぁ~い♬」
撮影の前にカメラマンが
ホームページの制作会社に電話をして

写真のサイズなどを確認。
「どうして
親方がしないの?」
「こういうのは
プロ同士に任せておいた方がうまくいくし
自分は作ったり
アイデアを言うだけにしているんだよ。」
「あぁ、そういうことね。」
自分がすべき準備は
器に『炙りひれ』をいれる程度で

一方のカメラマンは

諸々の準備を始め

配置

光の加減の確認。

「ただ撮れば
いいんじゃないんだねぇ~。」
「そうそう
そこが一番のポイントだし
どんなものでも
プロの仕事は
腕が良いところにきて
道具もいいから
黙っていても
良いものが出来るんだよ。」

「なるほどね~。」
熱燗から撮ったのですが
熱々の湯気が必要ということで

熱湯を注ぎ
蓋をしたら

シャッターチャンスを逃すことなく
連写の嵐。
熱燗が終わったら
冷酒を撮ることに。

同じテーブルだと
質感が同じになるというので

台を使うだけでなく
光の加減を調節するため
スチロールをセット。
『炙りひれ』と空のグラスを置き

熱燗同様
諸々のチェック。

「ここまでするんだぁ。
やっぱり
プロの仕事は違うね~。」
「だから、プロなの!」
「失礼しました。
料理もおんなじことが言えるよね。」
「ご理解、有難うございます!(笑)」
熱燗も

冷酒も

無事に撮影が終わり

それぞれ

無事に収まるのを待つのみです。
公開まで
しばしお待ち下さい。
「29日の明日は
月1のふぐの日だね。

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん