シェアした千葉県銚子産の目近鮪(めじまぐろ)
生涯一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3571回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今朝、
沼津魚市場に行くと、
千葉県銚子産の目近鮪(めじまぐろ)が、
入荷していました。
4キロ、2本入で、鮮度を確認するため、
えらを確認すると、鮮度も良かったので、仕入れる前に、懇意にしている沼津市大岡の居酒屋【きえい】さんの御主人に電話をし、魚の状態を伝えると、「それなら、分けましょう。」と快諾。
ということで、仕入れることにしたのですが、【きえい】さんは、魚市場に来れないとのことでしたので、
野菜や食材の仕入先の食遊市場の後に、
立寄り、
納品しました。
【佳肴 季凛】に戻り、
めじ鮪を取り出すと、2キロ前後のものとは言えども、
なかなかの状態で、骨付の半身は、
キッチンペーパーに包み、
弱めの真空パックをして、氷詰めし、冷蔵庫へ。
卸した身は、背と腹に柵取りしたのち、皮目に切り込みを入れたら、
氷を敷いたバットに乗せ、
バーナーで炙ったら、皮目を下にし、粗熱が取れたら、
血合を外し、血合は、
濃口醤油と日本酒を同割したものに、
30分ほど漬け込んだら、
天日で干し、血合の醤油干しは、おまけアイテムの一つでもあります。
頭などのあらの部分は、
出汁を取るため、焼いておき、この出汁は、一番出汁を取った後の鰹節、宗田節、昆布、干し椎茸の足と、野菜の皮などを、煮立たせることなく、長時間かけて、煮出したもので、一番出汁の引き方については、こちらをお読み下さい。
めじ鮪は、ランチタイムに、
めじ鮪のカルパッチョとして、お出ししたり、ランチタイムが終わったら、昼ごはんとして、
クオリティ・チェック。
めじ鮪だけでなく、
酢締めにした似鱚(ニギス)も、
盛付てあります。
似鱚は、沼津市戸田(へだ)のトロール漁で水揚げされる深海魚の一つで、
【きえい】さんに、納品の際のお駄賃として、貰ったもので、一緒に入っているのは、同じくトロール漁で水揚げされた髭長海老(ヒゲナガエビ)で、沼津では、本海老(ホンエビ)と呼ばれています。
2キロ前後の小さめのめじ鮪でしたが、程良い脂も感じられました。
ケース単位で仕入れるのが、基本の魚市場ですが、今朝のような仕入れが出来るのは、お互い都合が良く、【きえい】さんからの誘いも受けることも、珍しくありません。
こういう関係が作れるのも、魚市場に行くメリットで、「袖振り合うも、多少の縁」という諺もあるように、人との縁を大切にしていきたいものです。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
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