無農薬・有機栽培のコシヒカリの玄米(新潟県魚沼産)
マクロビオティックを基本に据えた食生活をしているだけでなく、マクロビオティックの考えを採り入れた“身体に優しい、美味しい日本料理”が自分の料理のスタイルでもあるので、主食は、
雑穀御飯で、雑穀御飯には、玄米、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きびが入っています。
普段つかっている玄米は、
熊本県産のにこまるという品種で、無農薬・有機栽培のものです。
ところで、先日出掛けた先で、
新潟県魚沼産の無農薬・有機栽培のコシヒカリがあったので、
買ってみることにしました。
これまでに、色んな銘柄の玄米を食べてきたのですが、コシヒカリを目にするのは久し振りのことでしたので、玄米だけで炊き、試食をすることにし、その炊き方について、お話ししてみます。
袋から、
取り出し、玄米は白米のように、研ぐ必要はないので、2,3回軽く洗ってから、
すぐに炊くことは出来ないので、このまま、冷蔵庫にしまっておきました。
炊く時は、
ザルに上げ、
土鍋に移し、
玄米の1,5倍の水を入れ、
強火で加熱します。
程なくすると、
沸いてきますが、このままの火加減で炊き続け、
水分が見えなくなり、パチパチと音がしてきたら、
蓋をし、
外火だけにし、弱火にします。
このまま7~8分炊き、火を止め、
10分程蒸らしたら、
炊き上がりです。
コシヒカリ特有の粘りと甘味が何とも言えず、そのままでも十分美味しいのですが、
おにぎりにして、塩も振らずに、海苔を巻くと、その美味しさは、そのまま以上で、”Simple is best.”そのものです。
玄米というと、パサパサしていて、食べにくいと思われがちですが、このように炊けば、その美味しさを感じることが出来るはずです。
また、玄米の栄養価については、広く知られており、その特筆すべき栄養成分は、食物繊維、フィチン酸、ビタミンB1の3つです。
玄米は、白米と比較して多くの食物繊維を含んでおり、食物繊維は腸内の老廃物を体外へ排出する役割や糖質吸収抑制、コレステロールの低下作用などがあるので、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防に効果的とされています。
フィチン酸は、玄米の糖の部分に含まれ、血栓症の予防、高カルシウム尿症の予防、貧血予防、血行不良を改善する効果があるとされています。
そして、ビタミンB1は、水溶性のビタミンB群の一種で、神経機能を正常に保ったり、疲労回復を促進する効果があるとされていますが、ビタミンB群は肉や野菜からも摂取することが出来ます。
ただ、玄米は籾(もみ)や糠(ぬか)に農薬がたまりやすいので、今回のように、無農薬なものでなくてはなりません。
また、玄米は優れものですが、100%ということはなく、足りない栄養成分もあるので、それを補いながら、バランスの良い食事を取るのが、一番大事だと思います。
どんな素材でも、ちゃんと料理をすれば、美味しくなるものですので、機会があれば、是非試して頂きたいものです。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、
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