カンパチの幼魚
昨日の沼津魚市場の、活魚売場の様子です。
このように、カンパチの入荷が沢山ありました。カンパチとは、言っていますが、大きさは、一本あたり、1キロから1,5キロくらいです。
また、カンパチと言えば、養殖魚の代表的な魚です。ちなみに、養殖できる魚介類は、タコ、イカ以外とも聞いたことがあります。実際、ふぐ、鯛をはじめ、こんな魚までというくらいまで、養殖の技術は発展しています。
お話しをカンパチに戻します。このくらいの大きさのカンパチのことを、”汐子(しょっこ)”といいます。
ところで、カンパチの名前の由来は、この姿をご覧いただければ、お分かり
になると思います。
頭の部分に”八(はち)”の字を思わせる模様があります。これにちなんで、カンパチなのです。大体の魚の名前の由来は、こんな風に、単純なものです。
ところで、肝心の味ですが、小さいからと言って、旨味が欠けることは、決してありません。養殖のカンパチ(大きさで言えば、4キロ位)に比べれば、汐子のほうが、美味しいですし、もっと言えば、脂臭くありません。
この違いが、天然ものと養殖ものの決定的な違いです。どんな魚にも、当てはまります。ただ、これから旬を迎えるふぐは、脂が乗る魚ではないのですが、やはり旨味の差が歴然としています。
”佳肴 季凛”では、基本的に天然ものの魚しか使いません。唯一の例外が、”自家製スモークサーモン”に使うサーモンだけです。
本来ならば、汐子の刺身の写真を載せるのですが、おかげさまで、完売してしまったので、今回はご勘弁下さい。次回の入荷まで、お待ち下さい。
志村
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