神津島産の葉血引(はちびき)
今朝、
沼津魚市場に行くと、
伊豆七島の一つ神津島産の葉血引(はちびき)が、2本入で3ケース並んでいました。
それぞれの目方は、
左から、
5,1キロ、5,2キロ、
5,3キロと、ノギスで測ったような並びで、6本の各々が2,5キロ前後ということになり、目測でもお分かり頂けると思います。
自分の入り用は1本で、思案していたところ、懇意にしている沼津市の居酒屋『きえい』さんの御主人が現れ、「季凛さん、1本ずつ分けましょうか?」と、声を掛けてくれ、「是非、是非!」ということで、作戦会議を立て、セリに臨むことにしました。
また、都合が良いのは、『きえい』さんと自分は、同じ仲買人を窓口にしているので、分け合っても支障が少なく、これまでにも色んな魚をシェアしたことがあり、言うなれば、シェア魚ということになります。
そして、セリの結果、
狙い通り、◎の本命、5,1キロをGET!
本命ゆえ、最高値なのは言うまでもなく、どうしても欲しい時は、強気でいくのがセリです。
ただ、セリは様々な要件が重なるので、いたずらな高値でセリ落とすと、後々、良からぬこともあり、一筋縄ではいかない部分もあるのが難しいところでもあります。
その後、
それぞれを秤にかけると、
ほぼ同じ目方にして、それぞれの状態も変わらないこともあり、
お互い主張することなく、分け合いました。
今朝の葉血引は、週末用に仕入れたので、今日は卸さず、
下処理を終えたら、
キッチンペーパーで包み、軽めの真空パックをした後、
氷詰めにしておきました。
ここ数年の間、言われている熟成なるものは、不可解な部分が多く、合点出来ない自分ゆえ、この作業が熟成なのかは分かりませんが、あくまで、鮮度を保持するためでしかありません。
というのも、魚というか、天然の鮮魚の水揚げ、入荷は、その時次第ゆえ、約束が出来ないだけでなく、お客様の状況などの諸々の条件を考えなくてはならないからです。
何はともあれ、今朝の葉血引を仕入れたことで、とりあえず、ひと安心しましたが、明日は明日で、別の仕入れをするので、夜更かしは出来ないので、この辺りで・・・。
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