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2009年最後の大間の鮪

昨日(12月27日)で、不肖・志村は、39歳になりました。自分としては、来年には不惑を迎えるのが、何となく腑に落ちない気もしますし、もっと言うと、まだ30歳手前のつもりでいるのですが・・・。
また、子供の頃は、クリスマスと誕生日が一緒にされるので、何だか凄く損をしたような気がしていました。というより、プレゼントは一つしかもらえなかったので、損をしていました。
そんな誕生日の次の日に、入荷したのが、
s-画像 975.jpg
“大間の鮪”です。今年最後のです。
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ちなみに、今回の鮪は、延縄で獲られたものです。
ところで、この暮れになって、鮪の仕入れの値段が、徐々に上がってきたのですが、ここに来て、一気に値段が上がってしまいました。
そんな昨日の電話でのやりとりです。相手は、東京・築地の鮪屋の社長です。
「(鮪)あります?」
「あるんだけど・・・。高いっすよ。」
「先週、聞いていたから、覚悟はしているけど、いくら?」
「○○(円)。」
「・・・・・。」言葉を失いました。
「どうします?その値段、うちのセリ値。はっきり言って、赤字です。」
いつもは強気の社長も、昨日ばかりは、トーンダウンですし、とてつもなく高いのです。悩みましたが、覚悟は決めていましたし、こうなってもいいように、夜の街に繰り出すこともなく、また余分な仕入れもせず、虎の子のお金を少しでも貯めておいたので、
「いいよ。でも使い切りたいから、ともかく小さくしてよ。」
「はい、分かりました。さすが、季凛さんというより、“熱血料理人”。じゃ、やらしてもらいます。あと、来年もお願いします。」
「こちらこそ。」
といった感じのやりとりでした。
その値段ですが、それこそけた違いで、0(ゼロ)が一個多いのでは、と思うほどです。


s-画像 977.jpg
これが、その納品書です。一から十まで、もっと言えば、千までお話ししたい自分ですが、あえて単価は、隠します。
お客様にお出しするために、仕入れたのですから、当然値段を決めなくてはなりません。コース料理に関しては、全く問題ないのですが、というより、ないわけではありませんし、ないという自己暗示をかけました。
特に、悩んだのが、単品の値段です。そのため、何度も電卓を叩きました。単品ものは、その日ごと、“お品書き”に書くのですが、今日の値段がこちらです。
s-画像 978.jpg
中トロが、一人前、14,000円で、赤身が同じく8,800円です。ちなみに、どちらも7切れです。一切れ当たりとなると・・・。
あとは、もうお任せします。
あまりにも、高いので、今回は、
s-画像 976.jpg
こんな風にも、書くことにしました。
こうやってお話ししている自分が言うのもなんですが、間違っても単品では注文しないで下さい。
コース料理(ランチの“凛”、夜の会席料理(夕席)の刺身、ふぐコースの先付)で、召し上がれますし、これらの料理のお値段は変わらないので、どうぞご安心下さい。
年内は、30日まで営業しております。“大間の鮪”と共に、お待ちしております。
今年の誕生日プレゼントは、なんだか凄い物のような気がしてなりません。“大間の鮪”ではなく、勿論その請求書です。
でも、これ以上のプレゼントは言うまでもありません。そうです。お客様の「美味しい。」の一言です。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
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  店主 志村     
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