『総合的な学習の時間(総合)』の授業当日
定休日の今日は、5時過ぎに、
厨房に行き、
煮物や、
海老の酒煮を仕込んだり、
サーモンの西京漬に串を打ったりと、明日のお弁当の準備をしました。
その後、昨日お話ししたように、娘が通う小学校に向かうと、担任の先生と、下の娘ともう一人の生徒が、
迎えてくれました。 その後、向かった先は、
『総合的な学習の時間(総合)』の授業を行う家庭科室でした。
今日の授業と、その主旨を先生が伝えると、授業が開始し、出汁を取るための準備をしたり、この職業を選び、現在に至るまでの流れをお話ししていると、45分という授業時間は、あっという間でした。
2時間目は、別の授業ということで、自分は、家庭科室に残り、
玉子焼を焼くガス台の使い勝手を確認するため、
試しに焼いてみたところ、大どんでん返しが、待っていました。
家庭科室にあるガス台は、
AIとまではいかなくても、センサー付の賢い代物で、鍋が熱くなり過ぎると、センサーが感知して、自動的に、火力が落ちてしまい、上手く焼けそうにないことが分かったので、急遽、【佳肴 季凛】に戻り、
卓上コンロを、持って来ました。
センサー付ですので、火災などの事故防止にはなるのは確かで、便利なことは、大いに結構ですが、便利になるというのは、どういうものかと、考えざるを得ませんでしたし、改めて、自分が、アナログ人間であることを、確認しました。
2時間目の授業が終わり、生徒達は、
白衣を着て、教室に戻ってきました。
程なくすると、自分が説明しながら、
出汁を取り、味噌汁を作り終えたら、
試食すると、思いの外、美味しかったようで、あちこちで歓声があがりました。
ちなみに、味噌は、
先生の指導の下、生徒達が、『総合』の授業で、作ったものです。
この他には、桂剥きをして、刺身のつまを作ったり、玉子焼の実演をしたところ、生徒達自らが拍手をしてくれましたのですが、実演中は、それこそ、固唾をのんで、見てくれていました。
それを見た先生は、「皆さんが、自然と拍手をしたのは、志村さんがやってくれたことが、本物だからこそ、自然と、拍手が出たんですよ。」と、言ってくれたことは、何よりの賞賛でしたし、丁寧な仕事は、世代を通じても、分かってもらえるというこも分かり、地道な仕事の大切を、感じました。
そうこうしていると、授業時間も、終わりが近づき、
道具や器を洗い、
♫お片付け~
お片付け~
さぁさ みんなで お片付け~♫
そして、チャイムが鳴り、先生から、身の丈以上のお言葉を頂き、生徒達からの「ありがとうございました。」の声に、お互いおじぎをして、授業は終わりました。
自分としては、予想以上の反応だったのが、何よりも嬉しく、引き受けた甲斐があったのですが、気になるのは、娘の反応で、帰って来た時、「みんな、喜んでくれたよ。」と、言ってくれました。
自分には、その一言だけでしたが、後で、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、「友達に、『お父さんって、すごいよね。だれが、ご飯を作ってくれるの?いいなぁ~。』って、言われたけど、お父さんには、ないしょにしておいてね。あと、どうなるか心配していたけど、ミスもしなくて、良かったよ。」と、言っていたそうです。
自分が一番心配していたのが、娘に恥をかかせたくないことでしたが、この一言で、杞憂に終わり、それが何よりでした。
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